レジン充填とハイブリッドセラミックインレー。間接法と直接法の違いとは
相談者:
りっきいさん (40歳:男性)
投稿日時:2015-08-08 23:06:48
ハイブリットセラミックスをダイレクトボンディングのように盛り付けて修復することはできないのでしょうか。
以前、前歯の縁の虫歯をレジン充填で治療したのですが、黒っぽく変色してきて、今度は自費のダイレクトボンディング処置を受けようと思ったのですが、ハイブリットセラミックならよりよい状態を維持できるような気がしまして。
あと、小臼歯の窪んだ部分(縁のほう)に小さな虫歯があり、今まで治療してかなったのですが、これは同様に治療できないものか。
ちょっと混同してて意味錯乱してると思いますが、できればハイブリットセラミックの利点を活用できればと思い、質問させてください。
以前、前歯の縁の虫歯をレジン充填で治療したのですが、黒っぽく変色してきて、今度は自費のダイレクトボンディング処置を受けようと思ったのですが、ハイブリットセラミックならよりよい状態を維持できるような気がしまして。
あと、小臼歯の窪んだ部分(縁のほう)に小さな虫歯があり、今まで治療してかなったのですが、これは同様に治療できないものか。
ちょっと混同してて意味錯乱してると思いますが、できればハイブリットセラミックの利点を活用できればと思い、質問させてください。
相談者からの返信
相談者:
りっきいさん
返信日時:2015-08-08 23:17:08
レジンのダイレクトボンディングは歯を削る量が少ないところが自分の希望の一つですが、ハイブリットセラミックインレーにするとそれが増えると聞いて、迷っています。
でも後者の利点を活用したいし迷っています。
でも後者の利点を活用したいし迷っています。
回答1
回答日時:2015-08-08 23:32:53
ハイブリッドセラミックは、よく言う”レジン”と同じものと考えて頂いて大丈夫ですよ。
コンポジットレジン(レジンという基質?プラスチック?にガラス等の粉=フィラーを混ぜて物性を改善している材料)と言うのが一番広いものを含む呼称で、レジンの中に、材質的な意味合いでハイブリッドセラミック(セラミックのフィラーを混ぜたレジン)という名前があります。
それで、それを直接口腔内で接着・盛り付けする技法をダイレクトボンディング(直接法)と言って、型とりをして通常技工士さんが技工所で作る方法を間接法と言います。 インレーやクラウンのケースでは一般的ですね。
で今回のりっきいさんのお悩みについては、間接法で行うメリットは少ないと思いますよ。
間接法で行うなら全体を削って被せた方がまだ綺麗になると思いますが、細かい点を言えばレジンは(他の材料もですが)扱いが難しく、色や強度の面での”劣化”がセラミックに較べると顕著なので、材料云々よりは腕の良い先生を探す方が近道だろうと思います。
コンポジットレジン(レジンという基質?プラスチック?にガラス等の粉=フィラーを混ぜて物性を改善している材料)と言うのが一番広いものを含む呼称で、レジンの中に、材質的な意味合いでハイブリッドセラミック(セラミックのフィラーを混ぜたレジン)という名前があります。
それで、それを直接口腔内で接着・盛り付けする技法をダイレクトボンディング(直接法)と言って、型とりをして通常技工士さんが技工所で作る方法を間接法と言います。 インレーやクラウンのケースでは一般的ですね。
で今回のりっきいさんのお悩みについては、間接法で行うメリットは少ないと思いますよ。
間接法で行うなら全体を削って被せた方がまだ綺麗になると思いますが、細かい点を言えばレジンは(他の材料もですが)扱いが難しく、色や強度の面での”劣化”がセラミックに較べると顕著なので、材料云々よりは腕の良い先生を探す方が近道だろうと思います。
回答2
回答日時:2015-08-08 23:36:45
>レジンのダイレクトボンディングは歯を削る量が少ないところが自分の希望の一つですが、ハイブリットセラミックインレーにするとそれが増えると聞いて、迷っています。
>でも後者の利点を活用したいし迷っています。
これは直接法と間接法の差ですね。
>でも後者の利点を活用したいし迷っています。
これは直接法と間接法の差ですね。
相談者からの返信
相談者:
りっきいさん
返信日時:2015-08-09 00:15:12
渡辺先生、素人にも解りやすい解説をありがとうございます。
先生の解説で細かい修復にはダイレクトのほうがいいなと思いました。
どちらもしても自費診療になるのですが、ハイブリットインレーのほうが費用面でたまたま低価格でという事情もあります。
そのくらい自費のダイレクトボンディングは高額なのがネックになっているのですが、自費のダイレクトボンディングで使うレジンの品質は、保険のコンポジットレジンよりそんなに材質による品質の差があるのでしょうか?
ちょっと理解が難しく悩ましい限りです。
先生の解説で細かい修復にはダイレクトのほうがいいなと思いました。
どちらもしても自費診療になるのですが、ハイブリットインレーのほうが費用面でたまたま低価格でという事情もあります。
そのくらい自費のダイレクトボンディングは高額なのがネックになっているのですが、自費のダイレクトボンディングで使うレジンの品質は、保険のコンポジットレジンよりそんなに材質による品質の差があるのでしょうか?
ちょっと理解が難しく悩ましい限りです。
回答3
回答日時:2015-08-09 01:44:40
理解して頂けたようで良かったです。
ハイブリッドインレーは好きな先生もいらっしゃいますが、自分はあんなものは・・と思っています。
自分の歯だったらお金を貰っても嫌ですね。
自費治療は白い材料を使うことが多くなると思うのですが、白い材料(レジンやセラミック)は、作り方や扱い方がデリケートですから、手間を省いて安くしているような自費治療は正直怖い、というのが個人的な意見です。
自費のレジンについては認可だけの違いですので、物性としては保険のものと変わらないですよ。
メーカーによってはパッケージだけ変えてるところもあると聞きますが、保険の認可というのが日本国内だけの話ですから、そんなものだと思います。
フィラーがセラミックの方がいいということも特にありません。
ダイレクトボンディングは狭いところで作る粘土細工の様なものですから、材料の要素よりも術者の方が問題だと思います。
ボトルシップみたいな感じでしょうか。
逆に間接法なら術者間の差がそこまで顕著には出にくいというのがメリットともいえますね。
ハイブリッドインレーは好きな先生もいらっしゃいますが、自分はあんなものは・・と思っています。
自分の歯だったらお金を貰っても嫌ですね。
自費治療は白い材料を使うことが多くなると思うのですが、白い材料(レジンやセラミック)は、作り方や扱い方がデリケートですから、手間を省いて安くしているような自費治療は正直怖い、というのが個人的な意見です。
自費のレジンについては認可だけの違いですので、物性としては保険のものと変わらないですよ。
メーカーによってはパッケージだけ変えてるところもあると聞きますが、保険の認可というのが日本国内だけの話ですから、そんなものだと思います。
フィラーがセラミックの方がいいということも特にありません。
ダイレクトボンディングは狭いところで作る粘土細工の様なものですから、材料の要素よりも術者の方が問題だと思います。
ボトルシップみたいな感じでしょうか。
逆に間接法なら術者間の差がそこまで顕著には出にくいというのがメリットともいえますね。
相談者からの返信
相談者:
りっきいさん
返信日時:2015-08-11 00:12:17
タイトル | レジン充填とハイブリッドセラミックインレー。間接法と直接法の違いとは |
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質問者 | りっきいさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) ハイブリッドセラミックインレー |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。