神経近くまで虫歯を削った歯に痛みがあったが急に軽快しました
相談者:
ままさん02さん (47歳:女性)
投稿日時:2015-08-07 17:12:12
6月末に神経近くまで歯を削ってから、歯に痛みが出ました。
1週間後に歯髄の検査をしてもらったところ、電気反応があって打診痛はなく、冷たいものは大丈夫でしたが、熱いもので痛みを感じました(痛みは長引かず、すぐおさまりました)。
消炎セメントを詰めてもらって様子を見てきましたが、7月下旬まで歯の痛みは横ばいか、あるいは少し強くなってきたかなと感じておりました。
夕食時に痛み止めを飲んでも夜に寝苦しかった日もあり、そんな時は冷やすと少し軽快するように感じました。
ところが、その後、急に歯の痛みが軽快しました。(ただし、ずっと「うずうず」した感じはあり、それが強まると「痛い」と感じることもあります。)
そして、熱いものでも痛みを感じなくなりました。(熱いものはずっと避けてきたので、いつから痛みを感じなくなったかはわかりませんが・・・。)
歯髄が死にかけているのかなと思ったのですが、電気をあてると反応があります。(どちらかと言えば反応は早いほうでした。)
打診痛はありません。
熱いもので痛みを感じなくなってきたというのは、歯髄が回復してきていると解釈してもよいのでしょうか。
歯髄が回復するチャンスがあるならなるべく歯髄を残したいですが、抜髄するなら早くした方がリスクが低いかと思います。
抜髄を決めるタイミングについては、医師に相談しても「患者本人が耐えられるかどうか」を基準にしておられるようで、悩んでおります。
今ぐらいの症状なら耐えられると思いますが、何カ月も何年も歯を使えない(安静にしていなければならない)のなら、生活に支障が出てしまいます。
普通に歯を使っても歯髄が生き残り、ほぼ元通りに歯を使える可能性はあるでしょうか。
お忙しいなか大変恐縮ですが、ご意見をいただけると大変ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
1週間後に歯髄の検査をしてもらったところ、電気反応があって打診痛はなく、冷たいものは大丈夫でしたが、熱いもので痛みを感じました(痛みは長引かず、すぐおさまりました)。
消炎セメントを詰めてもらって様子を見てきましたが、7月下旬まで歯の痛みは横ばいか、あるいは少し強くなってきたかなと感じておりました。
夕食時に痛み止めを飲んでも夜に寝苦しかった日もあり、そんな時は冷やすと少し軽快するように感じました。
ところが、その後、急に歯の痛みが軽快しました。(ただし、ずっと「うずうず」した感じはあり、それが強まると「痛い」と感じることもあります。)
そして、熱いものでも痛みを感じなくなりました。(熱いものはずっと避けてきたので、いつから痛みを感じなくなったかはわかりませんが・・・。)
歯髄が死にかけているのかなと思ったのですが、電気をあてると反応があります。(どちらかと言えば反応は早いほうでした。)
打診痛はありません。
熱いもので痛みを感じなくなってきたというのは、歯髄が回復してきていると解釈してもよいのでしょうか。
歯髄が回復するチャンスがあるならなるべく歯髄を残したいですが、抜髄するなら早くした方がリスクが低いかと思います。
抜髄を決めるタイミングについては、医師に相談しても「患者本人が耐えられるかどうか」を基準にしておられるようで、悩んでおります。
今ぐらいの症状なら耐えられると思いますが、何カ月も何年も歯を使えない(安静にしていなければならない)のなら、生活に支障が出てしまいます。
普通に歯を使っても歯髄が生き残り、ほぼ元通りに歯を使える可能性はあるでしょうか。
お忙しいなか大変恐縮ですが、ご意見をいただけると大変ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-08-08 09:20:53
しばらく様子を見るしかなさそうです。
歯髄炎一歩手前の状態が治りつつあるのか、歯髄壊死になり始めたのか、経過を見ないと診断できないことがあります。
唯一考えられるのは、割りばしのようなものを咬んでもらって、痛みがあるか・違和感があるかで早期に可能性を探れるのですが、月単位で様子を見て、レントゲンなどを参考に(歯髄壊死になると根尖部に透過像が出る)様子を見るしかないです。
診断は経過を見なければつかないことがままあることを承知ください。
歯髄炎一歩手前の状態が治りつつあるのか、歯髄壊死になり始めたのか、経過を見ないと診断できないことがあります。
唯一考えられるのは、割りばしのようなものを咬んでもらって、痛みがあるか・違和感があるかで早期に可能性を探れるのですが、月単位で様子を見て、レントゲンなどを参考に(歯髄壊死になると根尖部に透過像が出る)様子を見るしかないです。
診断は経過を見なければつかないことがままあることを承知ください。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-08-08 09:24:46
担当の先生がどのような薬を使ってどのような処置をされたのかが解りませんので、何とも言えませんが、僕は歯髄覆罩をした場合には「最長3カ月様子を見て、痛みなどが続いていたら歯髄反応があったとしても抜髄(回復の見込みは無い)」と伝えます。
ただ、僕はマイクロスコープを見ながらMTA直接覆罩を行うようになって10年近いですが、1カ月以上も不快症状が続いたと言う経験はありません。
ただ、僕はマイクロスコープを見ながらMTA直接覆罩を行うようになって10年近いですが、1カ月以上も不快症状が続いたと言う経験はありません。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2015-08-08 09:32:28
現状ですと、松山先生の
>月単位で様子を見て、レントゲンなどを参考に(歯髄壊死になると根尖部に透過像が出る)様子を見るしかないです。
ただし、レントゲンで悪くなってきているのが判断できる時期になると同時に根管治療の成功率も下がってしまい、結局神経を残すことを重視し過ぎてしまったが為に抜歯のリスクが上がることもあります。
私も、治療後に
・ズキズキ痛む
・温かい物を飲んだと気にズキズキ痛む
・1か月近くその歯に違和感がある
であれば速やかに抜髄処置に入ります。
歯を残す為に処置することを私は重視します。
この辺りはデジタルな指標はなく、先生毎に基準が違うので知れば知るほど患者さんは迷ってしまう部分だと思います。
>月単位で様子を見て、レントゲンなどを参考に(歯髄壊死になると根尖部に透過像が出る)様子を見るしかないです。
ただし、レントゲンで悪くなってきているのが判断できる時期になると同時に根管治療の成功率も下がってしまい、結局神経を残すことを重視し過ぎてしまったが為に抜歯のリスクが上がることもあります。
私も、治療後に
・ズキズキ痛む
・温かい物を飲んだと気にズキズキ痛む
・1か月近くその歯に違和感がある
であれば速やかに抜髄処置に入ります。
歯を残す為に処置することを私は重視します。
この辺りはデジタルな指標はなく、先生毎に基準が違うので知れば知るほど患者さんは迷ってしまう部分だと思います。
相談者からの返信
相談者:
ままさん02さん
返信日時:2015-08-10 00:12:16
松山先生、櫻井先生、井野先生、お忙しい中ご回答いただき、ありがとうございました!
歯髄の状態を診断するには、経過を見るしかないのですね。
割り箸を噛んでみましたが、今のところ痛みや違和感はないようです。
ただ、その後、(体調によって?)冷水がしみたり、また「うずうず」が強くなって痛みのように感じることはありました。
先生方が抜髄を決断される時の具体的な基準やこれまでに診察された患者さんの例なども示していただき、大変参考になりました。
(井野先生の挙げられている3つの基準は、「どれか一つでも当てはまる場合」と解釈いたしましたが、よろしいでしょうか。)
歯髄は残せるなら残したいですが、根管治療の成功率が下がって抜歯のリスクが上がるのは怖いですので、なるべく早く決断したいと思います。
どうもありがとうございます!!!
歯髄の状態を診断するには、経過を見るしかないのですね。
割り箸を噛んでみましたが、今のところ痛みや違和感はないようです。
ただ、その後、(体調によって?)冷水がしみたり、また「うずうず」が強くなって痛みのように感じることはありました。
先生方が抜髄を決断される時の具体的な基準やこれまでに診察された患者さんの例なども示していただき、大変参考になりました。
(井野先生の挙げられている3つの基準は、「どれか一つでも当てはまる場合」と解釈いたしましたが、よろしいでしょうか。)
歯髄は残せるなら残したいですが、根管治療の成功率が下がって抜歯のリスクが上がるのは怖いですので、なるべく早く決断したいと思います。
どうもありがとうございます!!!
タイトル | 神経近くまで虫歯を削った歯に痛みがあったが急に軽快しました |
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質問者 | ままさん02さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み むし歯 治療後の痛み |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。