ブリッジを支える歯、再根管治療か抜歯か (海外)

相談者: Cariesさん (41歳:女性)
投稿日時:2015-08-14 16:17:58
ヨーロッパ在住のものです。
タイトルの通り、左上7番の歯を根管再治療するか、抜歯をするかで悩んでいます。


数年前に長期滞在していた当地で6番を抜歯後、5-7番で支えるブリッジをつけました。
実は現在のブリッジは(同じ箇所で)3つ目になるものです。


これまでの経緯は以下になります。

-最初(5,6年前): 5・7番ともに神経を残したままブリッジ装着。
海外で治療。

-2つ目(約3年前): ブリッジの装着感が悪く、歯の痛みを感じたのでブリッジを作り直し。
日本で治療。
セラミックのブリッジは自費

-3つ目(約1年前): 7番の痛みが続くのでブリッジを外し、根管治療
5番の神経は残したまま。
ブリッジも作り直し。
日本(上記と同じ医院)で治療。


その後海外に移住し、日本へは1,2年に一度帰国する程度です。
当然日本の健康保険は使えません。
当地では全て自費診療です。



最後の治療(3度目のブリッジ装着)後、何度か痛みを感じることはあったものの、抗生物質を飲むとおさまることがほとんどでした。
が、数週間前から7番の歯がものを噛めないほどになり、抗生物質を飲んでもあまり効果がみられません。

レントゲンを撮ったところ、7番の根元周辺に黒い影が見られ、根管治療が不完全であったための感染だろう、と診断されました。


治療法としては次の3つのオプションを提示されています。

@ 5・6の間でブリッジを切断。
5はそのままで6・7(または6のみ)インプラント

A 5・6の間でブリッジを切断。
5はそのままで7の再根管治療を試みる。
うまくいけば6のみインプラント、7にはクラウンをかぶせる。

B ブリッジを装着したまま穴を開けて7番の再根管治療を試みる。うまくいけばブリッジの穴を塞ぎ、そのまま使用。失敗したら、@同様の措置。


これまで4件の医院で相談しましたが、いずれの歯科医も@を強く勧めてきました。
理由は、「再建感治療がうまくいく可能性はかなり低く、たとえ今回うまくいっても、近い将来必ず問題が生じる。最初からインプラントにした方が、身体的・経済的痛みが少なくて済むから」とのことです。


確かに根管治療は1度しかしていないものの、ブリッジは2回も付け替えているため、元の歯はかなり疲弊しているものと思われます。

再根管治療が難しいというのは理解できます。
しかも全て自費診療となるので、再根管治療+クラウンでも料金はインプラントの3分の1ほどはかかります。
失敗したら、その費用は無駄になります。

ただ、日本のお医者さんには「抜歯はほかに手段がなくなった時の最後の手段です」と言われ続けてきたので、安易に抜歯してインプラント、というのには抵抗を感じるのです。


日本に一時帰国して、ブリッジを装着してもらったお医者さんに再根管治療をお願いしようかとも考えましたが、どのくらい時間を要するかわからない上、健康保険の適用がないと治療費も高額になると思います。
(実際、自費診療での再根管治療+クラウンで、いくらくらいかかるものでしょうか?)

インプラントに関しては今後のメンテナンスのこともあるので、当地で行うことになると思います。



ちなみに、今現在痛みは我慢できる程度ですが、感染拡大を防ぐために抗生物質を飲んでいます。
もし薬で痛みが治まり、感染の黒い影が縮小すれば、またしばらく(いたみが再発するまで)放置も可能でしょうか。
それならば、数ヶ月後に短期の一時帰国をする時、日本の歯医者さんに診察だけでもしてもらうことができます。


長文となりましたが、このような状況で即治療を開始するとなった場合@ABのどの治療法がお勧めか、アドバイスをいただけると幸いです。

また、日本で自費で再根管治療+被せ物をした場合の費用の目安を教えていただけますでしょうか。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-08-14 17:16:51
海外での歯科トラブルは何かと大変かと思います。

>実際、自費診療での再根管治療クラウンで、いくらくらいかかるものでしょうか?

自費根管治療の費用は各院さんによって様々です。
(2万円くらいから20万円くらいまで)

クラウンも材質によって様々です。
(5万円くらいから20万円くらいまで)

かかられている歯医者さんで確認される事をお勧めいたします。


個人的には根管治療専門医に自費で根管治療をしてもらい(10〜20万円くらい)、クラウンはハイブリッドセラミックスくらいの長期予後がを見るための仮り歯(5万円くらい)で1年くらい様子を見て、1年後のレントゲンでAになればいいなぁと言う感じです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Cariesさん
返信日時:2015-08-14 19:22:06
櫻井先生

早速のご回答をありがとうございました。
やはり(再)根管治療を試すべきとお考えなのですね。


こちらの歯科医からは「再根管治療は難しいし時間もかけるので、できればやりたくない」という印象を受けます。
日本のようにできるだけ抜歯は避ける、という方針の先生は少ないようです。

ただ、今後もこちらで暮らしていくとなると、現地の医療に頼って行かざるを得ないので、悩むところです。


とりあえず日本でかかっていた医院に連絡をとってみます。
料金や所要時間を考慮したうえで、治療の場所や方法を決めていきたいと思います。


それにしても、オプションBのブリッジの上から穴を開けて再根管治療をするという方法はかなり複雑なのではないかと思うのですが。
日本ではよく行われる治療法なのですか?こちらの先生は「成功率は極端に低い」とかなり消極的でした。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-08-15 09:28:55
>それにしても、オプションBのブリッジの上から穴を開けて再根管治療をするという方法はかなり複雑なのではないかと思うのですが。日本ではよく行われる治療法なのですか?

どうでしょう?
日本ではと言うより、個人的にはクラウンを壊さずに根管治療を行う事は比較的良く行う方法ではありますが…。

中の土台が金属だったり、根っこの形が難しそうだった場合にはクラウンを壊して根管治療を行います。

ただ、ブリッジの場合、ラバーダムが上手くかけられなかったり、(6番部への)インプラントの併用を考えたりするので、壊して行う事が多いです。



>こちらの先生は「成功率は極端に低い」とかなり消極的でした。

難易度は上がりますが、成功率はたいして変わらないと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Cariesさん
返信日時:2015-08-15 13:10:29
再度のご回答をありがとうございました。

Bのブリッジに穴を開けて再根管治療もあり得そうだということで、また迷いが出てきてしまいました。


>中の土台が金属だったり、根っこの形が難しそうだった場合にはクラウンを壊して根管治療を行います。

添付でレントゲン写真をお送りしますので、ご覧いただけますでしょうか。

ネジのようなものが見えます。
それに写真では見えませんが、自分の歯がかなり削られているので、さらに金属の土台のようなものをたてていたような気もします。
(治療してくれた日本の先生と連絡がとれるまで、確認ができませんが。)

このようなケースではやはりブリッジをはずして治療したほうが安全でしょうか。


また、痛みと感染箇所(黒い影の部分?)の縮小を期待して現在抗生物質を飲んでいます。
痛みはだいぶおさまってきました。

感染箇所も縮小するようならば、治療を先延ばしにすることも可能でしょうか。
抜歯を選択にした場合、少しでも遅らせたいというのが正直な気持ちです。


何度もお手数おかけして申し訳有りませんが、お答えをお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-08-15 14:49:42
んん…

どうでしょう?

できるかできないかは担当の歯科医次第という感じではないでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Cariesさん
返信日時:2015-08-19 16:41:09
日本でかかっていた歯科医院の先生に相談し、近々帰国することを決めました。

ご自分の目で見てみないとなんとも言えないそうですが、抜歯を避けられるよう、再根幹治療を試みようとのことです。
日本滞在の期間がかぎられているので、やむを得ず抜歯→インプラントとなった場合は居住地(ヨーロッパ)に戻ってからということになると思います。


その際に疑問や迷いが生じたら、あらためてご相談させていただきます。
櫻井先生、ありがとうございました。



タイトル ブリッジを支える歯、再根管治療か抜歯か (海外)
質問者 Cariesさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
ブリッジ治療法
海外その他
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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