歯質が少ないのにペーストでのレジンコアにされショックと不安

相談者: mi4_jfさん (22歳:女性)
投稿日時:2015-10-09 15:27:10
感染根管の治療で先日RCFが終わり、コアを立てました。
ファイバーポストのコアを希望してたのですが、先生がいきなりレジンコアで立てていてグラスファイバーのコアを使ってもらえませんでした。

他の似たような相談を見たところ歯が多く残っていればレジンコアでも問題ないとの回答が多かったですが、私はもともと大きな虫歯から感染し膿が溜まり根治することになってしまいました。
レントゲンでも膿を持っていた根の先の骨が溶けています。
こんな状態でレジンコアで破損の確率は上がらないのでしょうか?


レジンはクリアフィルのフォトコアのペーストを使っていましたが、普通フローで充填するものではないのでしょうか?

ペーストだと気泡など隙間が出来十分な充填でできないのではないのでしょうか?
とても不安です。
セレッククラウンをかぶせる予定です。


もうやり直しはしないほうがいいと思いますが、先生から穴が大きく歯がほどんど残っていないと言われたのにレジンコアにされていてとてもショックで不安です。
この治療でも大丈夫なのでしょうか?
回答お願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-10-09 15:51:27
どうなのでしょうか?
担当医は、レジンコアで心配がないと判断され、ふだんから慣れた(経験豊富な)やり方で処置された・・と予測はされます。

実際に診ない限り、それ以上のことは判りません。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-10-09 17:19:15
>こんな状態でレジンコアで破損の確率は上がらないのでしょうか?

根尖の状態とレジンコア破損に関係は無いと思います。


>普通フローで充填するものではないのでしょうか?

普通が分かりませんが、状況に応じて判断するとしか言えません。


>ペーストだと気泡など隙間が出来十分な充填でできないのではないのでしょうか?

分かりません。
同一術者ならそれほど違いが出るとは思いません。
材料より技術の差が大きいような気がします。



>レジンコアにされていてとてもショックで不安です。

色々回答しましたが、不信感は解消されないと思います。


この治療の結果が出るのは数年先かもしれませんが・・・

それだけ専門的知識を持っていて思い通りの治療を希望するなら、そういう医院を探した方が良いと思いますよ。

この先の治療の全てに不満を感じると思います。


特に
グラスファイバーのコアを使ってもらえませんでした。

使わなかった理由を質問してみて、納得できなければ転院してください。


ご参考まで・・・

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-10-09 18:54:16
ちょうど来週、国内5メーカーの開発者の方たちと一緒に勉強会を開くので、自分がレジンコアの部分のプレゼンをすることになってるのですが・・ タイムリーですね。

でも結論から言えば、グラスファイバーの有無やフローレジンかペーストレジンかの差よりも残存歯質が少ないことと、術者の技量(ここでは分かりません)の方が遥かにリスク要因と言えると思います。

それぐらい、大差は出ないと考えられますよ。



どの方法、材料にも利点欠点ありますからなんとも言えませんが、安心して貰うために今回の利点ばかりを挙げると、

・グラスファイバーを入れた場合、グラスファイバーが光を当てる時に邪魔するためにレジンがしっかりと固まらないおそれがある。
・グラスファイバーを入れた場合、グラスファイバーとレジンの接着の不安
・フローレジンよりもペーストレジンの方が重合収縮が小さいので、そういう意味での隙間や応力の残存は起きにくい
・フローレジンよりも硬い
・光さえきちんと当てられれば、一般的なコア用レジンよりもしっかりと固まる=物性が高い(硬い)
・間接法に較べて接着面の汚染、接着不良のリスクが少ない

といったところでしょうか。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mi4_jfさん
返信日時:2015-10-09 20:48:49
先生方ご回答ありがとうございます。

特に渡辺先生、安心点を教えてくださり、少し心が楽になりました。


一つ追加の質問なのですが、ペーストレジンは硬いとおっしゃっていましたが、コアは硬いと良くないのではないのでしょうか?
そのため、金属コアはあまり優れないということを耳にしました。

その点レジンや特にファイバーポストはしなるということで歯の根からの破損を軽減してくれるということをネットで読みました。
ペーストレジンはしなる役目もあるのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-10-09 22:47:14
ペーストレジンとフローレジンの差は微妙〜な差です。
どっちにしても少し軟らかすぎるかも知れません。

といってしなると言っても、本当にしなるとしたら、どこかの接着界面で壊れるはずですよね。。

観察出来るか出来ないかのごく僅かな動きだと思います。

それとファイバーポストを入れることで補強になるのかは、テクニカルエラーも増えるのでそれほどアテにならない気もします。

レジンコアファイバーポストコアともに、やや脆く、壊れる時は大抵歯頸部で、横に折れます。
限界値は低いですが再治療のチャンスが得られる、という見方が出来ます。



一方でメタルコアは確かに硬すぎますが、その分限界値が僅かにたかく、その限界を超えて壊れる様な時にはおそらく歯根を縦に割って致命傷になります。

ですので、残存歯質もないし再治療もまず考えられない、もう後がない様な歯根の場合には案外メタルコアの方がいいのかも?とも考えられます。



色々な視点で色々な考え方が出来ると思いますよ。
材料の選択については先生にまかせて下さい。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mi4_jfさん
返信日時:2015-10-10 00:33:45
そうでしたか。
渡辺先生は他の回答でも95%レジンのみの(ポストなし)コアで治療するといっていましたが、私の場合、遠心、頬側、舌側のみで全て1mmほどしかありません。

右上6番なので大きな力が加わると思うのですが、この場合でもポストなしのレジンコアでも十分だと思いますか?
先生はペーストレジンを3回ぐらいに分けて充填していましたが、これは良いことでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-10-10 09:12:40
>この場合でもポストなしのレジンコアでも十分だと思いますか?

実際に拝見しないと何とも言えませんが、担当の先生が充分だと判断されているのであれば大丈夫なのではないかと思います。


>先生はペーストレジンを3回ぐらいに分けて充填していましたが、これは良いことでしょうか?

重合深度、重合収縮を配慮されたとても丁寧な操作だと思います。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-10-11 00:38:12
櫻井先生に同じです。

残存歯質量(フェルール)については、理想的にはレジンコアファイバーポストコアの場合でも全周で高さ・幅ともに1mm以上とは言われますが、1面程度不足するのが通常ですし、3面で確保が出来るなら当院でもクラウンレングスニングまではなかなか提案しないと思います。




タイトル 歯質が少ないのにペーストでのレジンコアにされショックと不安
質問者 mi4_jfさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジンコア(プラスチックの土台)
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
回答者




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