左下4番の歯根嚢胞。乳児を抱え自費の根管治療の費用もネックに

相談者: rin03さん (26歳:女性)
投稿日時:2015-11-09 01:51:29
初めまして。
左下4番に歯根嚢胞があり、根管治療をしなければなりません。
4年前に一度同じ箇所を歯科Aにて治療していただき、再発しました。
痛みはまだなく、レントゲンを撮った際に発覚しました。

歯科Aは実費でマイクロスコープラバーダムMTAなどを使用し、仮の詰め物も細菌を食い止めるものを使ってくれるそうです。
以前の治療のときはマイクロスコープなどを導入する前で、保険での治療をしてもらいました。
実費なので被せ物なども入れ、総額で20万弱になります。

根管治療は日本の保険制度だと赤字になり、良い機械や時間をかけられないことは調べてわかりました。
ただ今は授乳が必要な乳児がいる身なので、大金がかかることが不安で色々と調べたところ、少し遠くになりますが保険でもマイクロスコープとラバーダムを使用している歯科Bを見つけました。

根管治療においてはマイクロスコープとラバーダム以外にも、実費の際に使用していただける薬剤や仮の詰め物も重要になるのでしょうか?
歯が薄くなっているため、また再発して治療となり、抜歯になるのが怖く、なんとか今回の治療で終わらせたいと思っています。

それと、歯科Aでレントゲンを見ながら、

「薬が奥まで入っていないから恐らく根が分かれていて奥に入りにくい。」

と言われました。
この場合マイクロスコープだとよく見えて奥まで治療ができるのでしょうか?
マイクロスコープ無しの保険治療でも再発しない方もいるのに4年で再発というのは、再発しやすい(保険治療だと限界がある複雑な根っこ)ということでしょうか?
実費だと何かしなる道具?薬剤?を使うから、それも併せて奥までの治療が可能と言っていた気がします。
あやふやですみません。

もう一つ、もしも歯科Bに行く場合、レントゲンを撮らずに治療をしてもらうというのは可能なのでしょうか?
初めて行く歯科では必ずレントゲン撮影が必要になりますか?

色々と調べているうちに何が正解かわからなくなってしまったので、ご助言いただければと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-11-09 08:35:45
rin03 さん、こんにちは。

>実費の際に使用していただける薬剤や仮の詰め物も重要になるのでしょうか?

何を用いるということだけではなく、どう使うかということも重要になるかと思います。


>この場合マイクロスコープだとよく見えて奥まで治療ができるのでしょうか?

拡大することで、確かに精度は向上するかと思いますが、尖端までとなると、術者の腕によることの要素が大きいかと思います。


>初めて行く歯科では必ずレントゲン撮影が必要になりますか?

何も情報が無いのに根管治療を開始するのは、自動車専用道路に自転車で迷い込むようなものかと思います。

必要と判断されただけ撮っていただきましょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-11-09 09:28:28
過去のものを検索してもらえば同じような質問はたくさん出てきますよ。


>4年前に一度同じ箇所を歯科Aにて治療していただき、再発しました。

再根管治療はどんなに上手な先生が行っても成功率が100%になることは残念ながらありません。

海外の専門医の成功率で80%ぐらいです。

一方日本の統計では成功率40%ぐらいとあります。


>歯科Aは実費でマイクロスコープラバーダムMTAなどを使用し、仮の詰め物も細菌を食い止めるものを使ってくれるそうです。

>少し遠くになりますが保険でもマイクロスコープとラバーダムを使用している歯科Bを見つけました。


保険医療機関(保険証を提示した場合)であれば、今の所自費での根管治療は黒寄りのグレーゾーンです。

ある県の技官の先生(保険のルール解釈をする人)などは、自費の根管治療を行うのであれば初診から全て自費治療になるとおっしゃる先生もいます。

また歯科A、歯科Bどちらが上手か分かりませんが、自費で治療を行えばある程度時間の確保はしてもらえると思います。

rin03さんが今後もA歯科医院で治療を希望するのであればA歯科医院の方がいいと思います。

また保険医療機関であれば保険治療の範囲内でとお願いすれば保険治療での治療は保険医の義務で行ってくれるので、金額的に難しいのであれば保険治療を希望してください。
(ただ、ラバーダム、マイクロは使用してくれないかもしれません)
 

>この場合マイクロスコープだとよく見えて奥まで治療ができるのでしょうか?

裸眼では見えない単位まで見ることができます。

ただし悪さをしているのは「細菌」でありその単位までは見ることができません。
また神経は迷路のような形状をしており、細い道などは顕微鏡でも見ることができません。

また見えたからといってそこが綺麗に治療できるかというのも術者の腕次第で別問題です。

ですので、器材というのは成功に向けての補助的なものであり道具で治療の質は決まりません。

ただし、私は根管治療において顕微鏡はマストアイテムだと思っています。

この辺りは先生の考え方次第で必要だと思えば使うでしょうし、必要なく治療できると思う先生であればなしで治療するでしょう。


1つの歯科医院で金額の違いにより2つの治療基準があることが患者さんを迷わせる原因になっているのだと思います。
(本来の医療はシングルスタンダードであるべきです)


因みになんですが、
ラバーダム1枚20円〜200円
MTAは1歯ので必要量 3,000円〜5,000円ぐらい 
マイクロは初期投資で100万〜800万
CBCT 1,000万〜2,000万

やり直しの治療であればマイクロスコープはあった方がいいとおもいますが、再々根管治療であれば成功率は専門医レベルで70%ぐらいだと思います。

根管治療で器材・器具と同じぐらい大切なものは術者の知識と経験です。

ラバーダム、CBCT、マイクロスコープを駆使すれば誰もが専門医レベルで治療が行える訳ではありません。

そういった面から言えば、設備だけではなく知識にも精通した歯内療法だけを専門にしている歯科医院の方がいいと思います。
(大都市にしかありませんが^^;)


また私の好きなブキャナン先生(世界的に有名な専門医)は
「専門医と言っても能力のある先生と能力のない先生がいる」
とおっしゃられていたのが印象的です。

ですので、
はっきり言ってしまえばどの先生がいいのかは分かりません。

rin03さんが費用面含め納得できる歯科医院で治療を受けらるのが理想です。

ただし、保険治療では費用が安すぎるために理想的なことは行えない現実があることは知っておかれてください。


推測するに次回の治療で打ち止めになる気もしますのでよく考えて結論を出してください。
(根管治療はだいたい3回目で治療が打ち止めで次は抜歯になることが多いです)

おだいじに

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-11-09 09:44:41
根管治療においてはマイクロスコープラバーダム以外にも、実費の際に使用していただける薬剤や仮の詰め物も重要になるのでしょうか?

お二人の先生方の書かれているように「道具による違い」よりも「テクニックの差」「コンセプトの差」の方が重要だと思います。

結論から言えば井野先生が書かれているように

「はっきり言ってしまえばどの先生がいいのかは分かりません。」

です。



>なんとか今回の治療で終わらせたいと思っています。

でしょうね。
であれば「より確実」と思われる先生に託すしか無いように思います。


>この場合マイクロスコープだとよく見えて奥まで治療ができるのでしょうか?

何とも言えません。
ストレートな根管であればマイクロスコープを使えば奥まで良く見えます。
しかし、途中で曲がっているような根管であればマイクロスコープを使っても良くは見えません。
「ココから先はテクニック次第」と言う事になると思います。


>再発しやすい(保険治療だと限界がある複雑な根っこ)ということでしょうか?

その可能性はあるかもしれません。


>もしも歯科Bに行く場合、レントゲンを撮らずに治療をしてもらうというのは可能なのでしょうか?初めて行く歯科では必ずレントゲン撮影が必要になりますか?

必ず必要と言うわけではないと思います。
しかし、担当医が必要だと判断された場合には再撮影してもらった方がよろしいかと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rin03さん
返信日時:2015-11-09 11:22:57
>小林先生
早速のご返信ありがとうございます。
そうですね。
器材ではなく何事も術者の腕次第ですものね。

術者の腕はやってもらわない限り判断が難しくて、もうなりたくないと思えば思うほど悩んでしまいます。
レントゲンは必要と言われれば必要なだけ撮っていただきます。
ありがとうございました。


>井野先生
色々な質問や回答を見ているうちに混乱してしまい、相談させていただきました。
他の相談サイトで先生の病院で根管治療してもらいよくなった方がおり、子どもが手を離れていれば遠くても通いたいくらいでした。お返事貰えて嬉しいです。

歯科Bでは必要であれば保険実費関係なくマイクロスコープラバーダムを使用するというようです。

調べるとマイクロスコープやラバーダムを保険でやるのは構わないが採算がとれないからほとんどの所では実費でしか使用しない。
ただしMTAを使用するとMTAは保険適応外のため必ず実費になる。
というように理解しておりましたが、保険でのマイクロスコープとラバーダムのみの使用でもあまり良くないことなのでしょうか?

それと、根管治療について調べるとマイクロスコープやラバーダムの重要性についてはたくさん出てくるのですが、MTAや仮詰め物についてはあまり出てきません。
MTAは保険適応外とのことですが、根管治療においてどれくらい重要なのでしょうか。
重ねての質問をしてしまいすみません。

先生のおっしゃる通り、一つの歯科で保険実費の選択肢があり余計に迷ってしまいました。
自分が働きに出れる身であれば迷わず実費を選ぶのですが、乳児がおり暫くは働けないと思うと色々考えてしまって。


↓歯科Aについて

○近所のため子どもが小さいうちや、治療後のメンテナンスなどに通いやすい
○全ての親不知も先生に抜いてもらっており、基本的には先生のことを信用している
○実費治療の場合初回で1時間半(その後は1時間)とってくれる
△保険での治療とはいえ再発
△マイクロスコープを導入してから数年しか経っていない(歯科Bでは長年マイクロを使用しており認定医だということがホームページに記載されていました)
△信用しているが根管治療となると他に得意な歯科があるのか?


以上のことで、もう再発は嫌だ!という気持ちから迷いが生じてしまいました。
本当にどの先生がいいのか、素人からすると余計に判断が難しく迷ってしまいますね。
根管治療が3回で打ち止めの場合が多いと知れてよかったです。
そのことも踏まえて考えたいと思います。
詳しいご回答感謝します。


>櫻井先生
ご回答ありがとうございます。

そうですよね。テクニック次第ですよね。
本当にもう再発したくないのでより確実そうな先生に治療をしてもらいたいのですが、判断が難しく迷ってしまいます。
井野先生への返信で迷っている理由を書きましたので、もしまたご助言があればお願いしたいと思います。

お忙しいところすみませんがよろしくお願い致します。
レントゲンは必要であれば何枚でも撮ってもらおうと思います。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-11-09 11:59:26
下顎4番で根が分かれているケースは非常に難しいことがあります。
歯科、B歯科でそれに対応可能かどうか等はまったく判断出来ません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rin03さん
返信日時:2015-11-09 12:12:39
>藤森先生
ご回答ありがとうございます。
非常に難しいことがあるんですね。
対応可能かは歯科医師もやってみないとわからない部分もあるでしょうから、どちらにしろお金をかけてでもたくさん時間をとってもらえるところの方が良さそうですね。

それと、治療してみて根が二つや三つに分かれている場合、プラス一根管ごとに3万円かかるそうですが(元の根管治療は7万円ほどです)、根管治療というのは一つの歯の根っこでも分かれている本数ごとにプラスでお金がかかるものなのでしょうか?

歯医者によって様々だとは思いますが、ご参考までにどういった場合が多いのか、どなたかお教えいただければと思います。
重ねての質問ばかりで申し訳ありませんが、どうかよろしくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-11-09 12:32:33
他の先生方のコメントの通りですが、他に分かりやすそうな部分について補足します。

根管治療=根管の中のお掃除 ですから、井野先生がコメントされた様に特別な道具も、あればあった方がやはり良いですし、技術も非常に重要です。

もう一つ、道具の他にも客観的に分かりやすいのは作業時間の点が挙げられると思います。

当然ながら消毒というのは時間をかける方がうまく行きやすいですから、道具(ラバーダムマイクロスコープ)の他にも時間も聞いてみると良いのではないでしょうか?
自費專門の当院だと1回あたりが60〜90分が標準ですが、保険の医院で、保険の点数だけで採算性を考えれば10分前後ぐらいにたぶんなると思いますよ。
歯科医院の場合、採算を考えれば設備投資よりも断然、タイムチャージの方がコストに直結する部分です。
(根管治療の場合で注意が必要なのは、ラバーダムをしないで長時間治療されると根管内の細菌感染のリスクは高まる可能性がありますので、ラバーダムは必須で考えた方がいいと思います)



つまり@特別な道具+A技術+B時間の3要素で捉える感じですね。
当然全部が揃うのがベストですが、客観的に分かる部分と分からない部分もありますし、あくまでも確率の問題ですから、費用対効果なども考え妥協出来る部分は妥協されれば良いのではないでしょうか。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-11-09 13:04:38
>調べるとマイクロスコープラバーダム保険でやるのは構わないが採算がとれないからほとんどの所では実費でしか使用しない。
>ただしMTAを使用するとMTAは保険適応外のため必ず実費になる

ですね。


>保険でのマイクロスコープとラバーダムのみの使用でもあまり良くないことなのでしょうか?

そんなことはありません。

ようは先生の腕次第です、保険治療でも上手な先生はおられます。

ただ一般の人ではなかなか見つけられないと思います。

歯内療法学会の専門医も参考になるかもしれません。
http://www.jea.gr.jp/kaiin/senmoni.shtml


昨今の根管治療ブームで自費で根管治療を行う歯科医院も増えてきてはいますが、根管治療は設備さえ整えればすぐに治療技術・スキルの上がる分野の治療ではありません。
(先日来院された患者さんは何件か専門医という歯科医院に行かれ「にわか歯内療法専門医が多すぎると怒っている人もいました」)


その点、歯内療法学会の専門医は最低5年以上学会に所属など昔から根管治療に力を入れている歯科医院であることは言えます。

ただ、歯内療法学会の専門医は海外のような大学を出てから専門のプログラムを受けた先生とは違い、学会が認めているだけの先生になります。 
マイクロやラバーダムを使用していない先生もおられます。



>MTAや仮詰め物についてはあまり出てきません。
>MTAは保険適応外とのことですが、根管治療においてどれくらい重要なのでしょうか。

MTAは直接覆髄や歯に穴が開いていたりしたパフォレーションに抜群の効果を出します。

ただ通常の根管治療においては私は必要性を感じません。
(今回の歯を見て診ないと必要かどうかは判断できませんが・・・)


保険医であれば根管治療の中で自費材料を使用しないと自費治療を行えないので治療の中で何らか保険外材料を使用する必要があるのでそうおっしゃられたのではないでしょうか。

保険治療の良い処は世界一の費用対効果だと思いますが、結局今のニーズと制度がマッチしていないので悪くなった歯を残したいというニーズが保険治療の費用では難しい現実はあると思います。


歯科Bでは必要であれば保険実費関係なくマイクロスコープやラバーダムを使用するというようです。

顕微鏡を使用し始めてまだ10年の私が言うのもなんですが、マイクロスコープは診療で使用している時間に比例してスキルが上がると感じています。

つまり、自費治療が入った日にたまにしか使わない先生は何年経過しても、見るだけで使いこなす領域には入れないと感じます。

B先生のように自費だろうが、保険だろうが毎回使う先生の方がマイクロで根管治療する意義は大きいと思います。


どの歯科医院がいいかなどは我々でも答えを出すことはできませんが、大切なのは納得できる歯科医院で治療を受けられるかだと思います。

設備はあったに越したことはありませんが、結局治療するのは人の手ですから、そこは完全なブラックボックスです。


毎回お約束の〆になりますが、
自費治療で根管治療を受けるのであれば根管治療のみを行っている歯科医院が今の所ベターだと思います。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rin03さん
返信日時:2015-11-09 16:32:07
>渡辺先生
ご回答ありがとうございます。
そうですよね。細菌の治療=お掃除には絶対に時間をかけたほうが良いですよね。

歯科Bは保険であっても30分はかけてくれるそうで、そういった面でもとても良心的だと思います。
歯科Aは外観内観設備、どれもお金がかかっている感じです。

今回のような高額な実費での治療も無ければそれらは維持できないと思いますし、時間(人件費)や器材のお金などを考えても実費で高額にしなければならないのはとても納得できます。

歯科Bは実際に行っていないのでわかりません。


@特別な道具(マイクロスコープラバーダム)は歯科ABともに。
Aマイクロスコープの技術では井野先生も仰るように、長年&長時間使っている歯科Bのほうが良さそう。
B時間は歯科Aが60〜90分、歯科Bは30分。

金銭面では歯科Aは実費、歯科Bは保険(保険でどの程度やってもらえるかはまだ実際に診てもらっていないのでわかりかねますが)。

悩むところです。



>井野先生
再度のご回答ありがとうございます。

先生の仰る通り、マイクロスコープでもなんでも経験って大事ですものね。
そうなると歯科Bですよね。

私もどうせ実費で大金をかけるなら、根管治療だけをやっているところで徹底的に!と思うのですが、なにぶんまだ長時間人に預けられない乳児がおり、根管治療で何度も通うことを考えるとあまり遠くには行けない状況です。
田舎なもので、近場でマイクロスコープを扱っている歯科を見つけられただけでも、あまり自由に動けない身としては(金銭面を除けば)嬉しいことでした。
悩み過ぎて怖い歯医者さん(人体実験しようとする)に追い掛けられる悪夢まで見る始末です。笑
井野先生の過去の回答でここは理想論だからどこかで妥協?しなければというのを見ました。
何を優先させるかをよく考えて、あと少しだけ悩んで決めようと思います。

色々為になるお話を皆さまから聞けて嬉しかったですし、助かりました。
ありがとうございます。
まだ数日の間は悩みながらここも見るので、また何かありましたらどうかよろしくお願い致します。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-11-09 17:53:58
更に補足で、治療回数についてもコメントしますね。

一回あたりの処置時間は長い方が大抵はいいだろうというコメントを上に書きましたが、色々な考え方はあるかと思いますが根管治療においては、回数はそれほど多く取る必要はないと思います。

根管内の細菌数の減少は初回、2回目あたりが非常に多く、それ以上は変化が極端に少ないことと、蓋を何度も開け閉めすること自体も新たに細菌感染を招く可能性があることなどが理由に挙げられると思います。

1回あたりの処置時間を十分に取る欧米の専門医スタイルは(※個人的な思い込みイメージが多分に含まれてます)、通常根管治療は3回程度ではないでしょうか。


流れとしては、

1日目 診査診断、治療方針の決定
2日目 根管治療開始
3日目 根管治療2回目(※状況によっては+1〜2回ぐらい)
4日目 根管充填仮歯作製
(3ヶ月程度の経過観察期間)
5日目 根管治療の成否の再評価検査
6日目 クラウン用の型採り
7日目 クラウンの装着

おそらく1日目と5日目は膝の上にお子さんがいらっしゃっても問題ないと思いますから、お子さんを預けるのは3回(専門医)+(3ヵ月以上あけて)2回(←ここは地元へ転院もたぶん可)というイメージです。

まったく同じ流れになるとは限らないと思いますが、ご参考までに。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rin03さん
返信日時:2015-11-11 14:25:58
>渡辺先生
すみません。
コメントしたのにちゃんと反映されていないようなのでもう一度。

ご親切な回答を何度もいただき感謝致します。
治療の流れがわかって助かりました。
年末年始を挟むため、どういった治療の流れなのだろうと思っていたので。

先生のところにも高速を使えば1時間半ほどで行けそうですが、やはり専門医のところに行こうと思うと往復時間や治療時間を入れると3〜4時間はかかってしまうため、今の私の状態では難しそうです(哺乳瓶を受け付けない赤ちゃんがいるので)。

ちなみに歯科Aは託児を必要とする子どもを連れて行くことは禁止されています。
子どもが小さいうちはなかなか自由がききませんが、通える範囲にマイクロスコープを取り扱っているところがあったことに感謝し、早めになんとかしようと思います。


たくさんの先生にご助言いただきとても為になりました。
歯は専門的なものなので、素人の自分には理解が難しいことがたくさんあって。
色々と教えていただけて本当に助かりました。
ありがとうございました。



タイトル 左下4番の歯根嚢胞。乳児を抱え自費の根管治療の費用もネックに
質問者 rin03さん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療の専門医
根管治療の治療費・費用
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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