根管治療について

相談者: よしながさん (40歳:男性)
投稿日時:2015-12-11 19:54:34
抜髄について質問があります。

抜髄に至る経緯についてですが、私の場合、以前虫歯を治療し銀歯を詰めていたのですが、隙間ができてぐらついてしまい、外したら虫歯にたっていて再度削り銀歯を詰めたのですが痛みが残り、結果やり直して抜随となりました。

痛みはあまりひどくはない状況でしたが、何か器具歯にあてて、しみるかしみないか、先生に答える検査などをして、最終的に神経がおかしくなっているようだ、ということで根を抜きました。

私のようにひどい痛みがなくても神経を抜くことはありますか?

また、虫歯が神経に達っしていなくても抜かなければならない場合はありますか?

回答お願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-12-11 20:25:17
>私のようにひどい痛みがなくても神経を抜くことはありますか?

よしなが さんの抜髄していただいた歯の状態が判りませんが、「ひどい痛みがなくても」抜髄に至ってしまうことは、昔ながらの診療スタイルをとっている歯科医院では、結構あるように思います。


虫歯が神経に達っしていなくても抜かなければならない場合はありますか?

診査のうえで、抜髄が相当と判断することはあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-11 20:46:05
回答ありがとうございます。

治療後も抜髄後の痛みがありますが、再度診察を受けほうがよい基準や症状はありますか?

痛みはおさまるものなのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-12-12 09:46:39
>私のようにひどい痛みがなくても神経を抜くことはありますか?
>また、虫歯が神経に達っしていなくても抜かなければならない場合はありますか?

個人的には「どちらもない」と回答したいところです。

少なくとも抜髄をする前にTCH是正に努めてもらい「それでも症状が改善しなかったらやむを得ず…」と言う条件が付くと思います。


>治療後も抜髄後の痛みがありますが、再度診察を受けほうがよい基準や症状はありますか?

根管治療後、1カ月程度は痛みや違和感が残る事があります。
しかし、3か月、半年と症状が変わらず、痛みが続いているようであれば

 1 力のコントロール不備
 2 根管治療の不備
 3 脳神経系の問題

があるように思います。


>痛みはおさまるものなのでしょうか?

1に問題であればTCH是正を
2に問題であれば再根管治療
3に問題があればペインクリニックの受診など

をすると解決方向に向かうと思います。


参考にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-12 10:13:30
櫻井先生、回答ありがとうございます。

抜髄前にもう少し落ち着ついて考えればよかったかもしれません。

先生の回答のなかに、TCHの是正 とありましが、これは噛み合わせの調整のことですか?
また、力のコントロール不備、とはどのような状況のことですか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-12-12 10:26:06
TCHの是正 とありましが、これは噛み合わせの調整のことですか?

違います。
TCH是正のために咬合調整を行う事はナンセンスです。


>また、力のコントロール不備、とはどのような状況のことですか?

「不必要な力が歯にかかる事を防ぐにはどうしたらよいか?」をしっかり考えて、適切な指導、努力が行われていない状態を言います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-12 12:33:15
回答ありがとうございます。

先生のおっしゃるような指導は、どこの歯医さんでもやってもらえるのでしょうか?

それとも特殊性あるのですか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-12-12 14:00:39
>先生のおっしゃるような指導はどこの歯医さんでもやってもらえるのでしょうか?
>それとも特殊性あるのですか?

TCHは4年ほど前から知られるようになってきた概念で、まだまだ「どこでも」とは言えないと思います。

参考ページ関連リンクから捜されてもよろしいかと思います。

参考⇒TCH、歯列接触癖

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-12 14:17:17
回答ありがとうございます。
TCH検索してみます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-16 17:00:57
前回の質問した同じ歯についての質問です。

抜髄後の痛みがありレントゲンで調べてもらったこところ、根の治療器具が残っているようです。

器具は残っていても大丈夫なのでしょうか、また、器具が折れるようなことは、あることなのでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-12-16 17:33:22
>器具は残っていても大丈夫なのでしょうか、また、

基本的には滅菌された器具のはずですので、ファイル自体が感染源となる事はありません。

しかし、根の先に病気があったりして、ファイルが通り道を邪魔したりしていると除去する必要性が出てきます。


>器具が折れるようなことは、あることなのでしょうか?

根管治療の偶発症として起こりうる事です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-16 19:54:32
回答ありがとうございます。

ファイルは歯の先端ではないのですが、取り出しは難しいのでしょうか?

また、根の先が病気になってファイルが取り出せなかった場合は、最終的に抜歯になりますか?
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-12-17 09:08:28
ファイルは歯の先端ではないのですが、取り出しは難しいのでしょうか?

部位にもよります。
上手な先生であれば取れなくは無いです。


>根の先が病気になってファイルが取り出せなかった場合は、最終的に抜歯になりますか?

外科的に歯根端切除や意図的再稙を行うか、抜歯になると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-17 11:04:38
櫻井先生、回答ありがとうございます。

レントゲンでは、ファイルの折れた箇所より先は何も詰っていない、状況なのですが、その部分には、根っこが残っているのでしょうか?

また、歯のなかに器具があるのは心配です。
器具が折れることは珍しいことではなく、よく起こることなのでしょうか?
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-12-17 11:24:19
ファイルの折れた箇所より先は何も詰っていない、状況なのですが、その部分には、根っこが残っているのでしょうか?

どうでしょうね?
実際に拝見しないと何とも言えませんが…。


>歯のなかに器具があるのは心配です。器具が折れることは珍しいことではなく、よく起こることなのでしょうか?

どんなに注意していても起こってしまう偶発症です。
珍しくは無いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-17 12:06:16
回答ありがとうございます。

同じ歯の違う根のことなのですが、充填についても先までされていない
状況です。

噛む時の痛みや、しみる症状は充填不足が原因になることもありますか?
また、あえて先まで充填しないことはあるのでしょうか?
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2015-12-17 12:22:39
>噛む時の痛みや、しみる症状は充填不足が原因になることもありますか?

「充填不足が原因」とは考えにくいです。

根管充填の重要性は「最後の最後」と考えます。

それまでの根管形成、根管洗浄がうまくできていれば、きれいな根管充填ができると考えます。

つまり、根管充填以前の処置に不備があったのではないかと考えます。


>また、あえて先まで充填しないことはあるのでしょうか?

現時点での考え方としてはレントゲン的に「2mmアンダー程度」であれば許容範囲かもしれませんが、「あえて先まで根管充填しない」と言う考えは無いような気がします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-17 13:47:36
回答ありがとうございます。

しみる等の症状は、歯の内部にまだ残っている神経が反応しているのしょうか?

また、 根幹をつくる時の治療で歯に、穴を開けてしまってある可能性も指摘されたのですがこのようなことが起こることもありますか?
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2015-12-17 14:02:54
>しみる等の症状は、歯の内部にまだ残っている神経が反応しているのしょうか?

実際に拝見しないと何とも言えません。
TCHはいかがでしたでしょうか?


>また、 根幹をつくる時の治療で歯に、穴を開けてしまってある可能性も指摘されたのですがこのようなことが起こることもありますか?

パーフォレーション穿孔)も根管治療における偶発症の一つです。

参考⇒穿孔、パーフォレーション

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-17 14:18:58
回答ありがとうございます。

すみません、今のところ、TCHについては診断を受けていない状況です。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2015-12-17 15:43:25
>今のところ、TCHについては診断を受けていない状況です。

TCHはご自身の努力で気をつけるものですよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-17 17:39:12
いろいろ質問に回答しいただきありがとうございます。

舌を置く位置など、意識して接触しないよう確認するようにしたいと思います。

今のところ、なかなか症状が解決しない状況ですが診察を受けるなどして解決していきたいと思います。

今まで、簡単に考えいた根っこの治療は、実は難しい治療だとわかっただけでも勉強になりました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-18 22:36:52
同じ歯の質問になります。

根幹治療についてですが、歯の根っこは、いりくんでいて全ては取り出すのは難しいとのことですが、取り残した根は、歯のなかに残っていても大丈夫のでしょうか?

また、根っこの状態は実際、治療をして削り等して探りながら確認するものなのでしょうか、形状が複雑で先端までいかず途中でやめることはありますか?

先端まで詰め物が、入っていないと歯がぐらつくなど起きることはあるのでしょうか?
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2015-12-19 10:01:10
まず、文章から直させていただきますね。

根幹治療についてですが、歯の根っこは、いりくんでいて全ては取り出すのは難しいとのことですが、取り残した根は、歯のなかに残っていても大丈夫のでしょうか?

「治療」→「根管」
「根」→「神経」

     ↓   ↓   ↓

根管治療についてですが、歯の神経は、いりくんでいて全ては取り出すのは難しいとのことですが、取り残した神経は、歯のなかに残っていても大丈夫のでしょうか?

お書きになられている通り、歯の神経は複雑に入り組んでいるため、100%除去することは困難です。
しかし、感染が無く、病気を発症しないのであれば、残されたとしても臨床的には全く問題にはなりません。

我々の根管治療の目的は「100%を目指す」のではなく「臨床的に問題ので無いレベルを目指す」所にあります。


>また、根っこの状態は実際、治療をして削り等して探りながら確認
するものなのでしょうか、形状が複雑で先端までいかず途中でやめることはありますか?

レントゲンやCT撮影である程度の予測を立ててアプローチしますが、最終的には「指先の感覚」が一番重要になってきます。

また、先端まで届かない、いわゆる「あかない根管」というのも実際には存在します。

その場合、無理して器具を進めると余計なところに穴をあけてしまうパーフォレーションを起こしたり、器具を折って残してしまったりする偶発症を生じやすくなったりします。


>先端まで詰め物が、入っていないと歯がぐらつくなど起きることはあるのでしょうか?

詰め物が入っていないから歯がぐらつくと言う事はありません。

病気が治っていないから歯がぐらつくと言う事は考えられます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-19 10:28:56
回答ありがとうございます。

診察について質問があります。
今の自分の歯の状態を知るために、他の先生にも意見を聞こうと考えたのですが、同じ歯については保険請求できなく場合あると言れてしまいました。

保険診療ではこのようなことはあるのでしょうか?
自由診療は保険を使わない診療のことですが?

また、再根管治療を考え場合、初めの治療との間隔はあけたほうが良いのでしょうか?
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2015-12-19 10:34:30
保険診療ではこのようなことはあるのでしょうか?

将来的にはそうなるかも知れませんが、現時点では転院すれば保険がきかなくなると言う事は無いと思います。


自由診療は保険を使わない診療のことですが?

そうですね。


>また、再根管治療を考え場合、初めの治療との間隔はあけたほうが良いのでしょうか?

ケースバイケースですね。

症状に変化が無ければ短期間での再治療も仕方がないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-19 14:32:44
櫻井先生、回答ありがとうございました。
参考になりました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-25 21:43:39
同じ歯についての質問です。

再診をした結果、レントゲンで治療した詰め物が歯中央ではなく片方によっていて歯が薄い部分がありパーフォレーションの可能性あること、また、他の根菅には器具が折れて残っているとのことでした。

パーフォレーションの有無は、レントゲンではなくCTを撮ればわかるのでしょうか?
また、パーフォレーションがあるとどんな影響があるのでしょうか?

器具についてはかなり抜くのは困難らしいのですが、このまま残した場合、何年後かに悪影響が起きることはありますか?
回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2015-12-26 10:01:54
パーフォレーションの有無は、レントゲンではなくCTを撮ればわかるのでしょうか?

こればっかりは解る場合と解らない場合があります。
比較的長期間経過したパーフォレーションは発見しやすいです。
(年単位で)


>また、パーフォレーションがあるとどんな影響があるのでしょうか?

感染が顎の骨に広がる可能性があります。


>このまま残した場合、何年後かに悪影響が起きることはありますか?

根管治療において、無菌的操作が行われていれば破折器具そのものは感染源にはなりません。

しかし、感染を取ろうとして器具が折れた場合、感染が残ったままになるわけですから、将来的には感染が広がってしまう可能性があります。


パーフォレーションリペアも破折器具除去もかなり難易度が高い処置です。
歯を残す方向でお考えになるのであれば、(自費になるかも知れませんが)歯内療法専門医に診てもらうのが良いような気がします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-26 17:44:14
櫻井先生、回答ありがとうございます。

パーフォレーションは実際に銀歯を外ずして内部を見ればは判断可能
ですか?
パーフォレーションリペアですが、接着剤みたいなもので塞ぐのでしょうか?

器具除去についてですが、感染の有無は痛みやレントゲンでサインは出てくるのでしょうか?

また、歯内治療の専門医はどのように探すことができますか?
痛み等なければ様子をみるという選択もありますか?

質問が多く申し訳ありませんが回答お願いします。
回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2015-12-27 09:03:15
パーフォレーションは実際に銀歯を外ずして内部を見ればは判断可能ですか?

マイクロスコープや強拡大ルーペで観察すればパーフォレーションは確認できると思います。
ただし、銀歯(コア)を外す時にパーフォレーションさせてしまうこともありますから、注意が必要です。


パーフォレーションリペアですが、接着剤みたいなもので塞ぐのでしょうか?

セメントや接着剤を使います。


>器具除去についてですが、感染の有無は痛みやレントゲンでサインは出てくるのでしょうか?

残念ながらレントゲンでは確認できません。


>また、歯内治療の専門医はどのように探すことができますか?

歯内療法学会のサイトから探せると思います。

http://www.jea.gr.jp/ippan/index-6.shtml


>痛み等なければ様子をみるという選択もありますか?

ネットでは回答できません。



相談者の注意事項

■ ネット相談でできないこと

医療機関を受診しなくてもよいという指示

「これは病院に行くべきでしょうか?」というご相談がよくありますが、
ネット上では診断ができませんので、「行かなくても大丈夫です」という回答はありえません。
心配な場合は、必ずしかるべき医療機関を受診してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-27 10:30:47
回答ありがとうございました。
参考になりました。
感染というのは、取り残した神経と折れた器具の間で起こるので
しょうか?痛みなどのサインがでますか?
回答 回答15
  • 回答者
回答日時:2015-12-28 08:55:36
感染というのは、取り残した神経と折れた器具の間で起こるので
しょうか?

感染源となる汚染物質があるところで起こります。


>痛みなどのサインがでますか?

痛みが出る場合と出ない場合があります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしながさん
返信日時:2015-12-30 21:20:21
回答ありがとうございました。



タイトル 根管治療について
質問者 よしながさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療後の痛み
回答者




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