昨年11月抜歯。インプラントを日本・ドイツでするか迷う
相談者:
kojiroさん (41歳:男性)
投稿日時:2016-01-19 05:05:40
現在ドイツ在住の者です。
昨年11月に、以前日本で治療した6番の奥歯(神経を抜いた歯)が痛み出し、上顎洞炎を起こしているとのことで、ドイツの歯科医(口腔外科)にて抜歯をしました。
抜歯後、ドイツの先生からはインプラントを勧められました。
その際に、私の駐在任期はあと3年程でその後帰国予定のため、ドイツでのインプラント治療は、将来のメンテナンスが不安と伝えたところ、スイスのメジャーなインプラントメーカーを使用するので、日本帰国後も問題ないと言われました。
日本でお世話になった歯科医の先生にも相談したところ、一時帰国時にパーシャルデンチャ―を入れて、本帰国後にインプラント治療に移行する方法もあると教えてもらいました。
帰国後の対応まで考えると、信頼出来る日本の先生でのインプラントに気持ちが傾いていますが、一方で3年は少し長いので、年数が経過することによる悪影響があるのであれば、今ドイツで治療するという選択肢も検討した方が良いのでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットについて、先生方のご意見を伺いたく宜しくお願いします。
また、日本でのインプラントを決断した場合、一時帰国は今年の7月を予定しているのですが、それまでの間は、抜歯した箇所は放置していても良いものなのでしょうか?
ドイツでの処置は必要でしょうか?
以上宜しくお願いします。
昨年11月に、以前日本で治療した6番の奥歯(神経を抜いた歯)が痛み出し、上顎洞炎を起こしているとのことで、ドイツの歯科医(口腔外科)にて抜歯をしました。
抜歯後、ドイツの先生からはインプラントを勧められました。
その際に、私の駐在任期はあと3年程でその後帰国予定のため、ドイツでのインプラント治療は、将来のメンテナンスが不安と伝えたところ、スイスのメジャーなインプラントメーカーを使用するので、日本帰国後も問題ないと言われました。
日本でお世話になった歯科医の先生にも相談したところ、一時帰国時にパーシャルデンチャ―を入れて、本帰国後にインプラント治療に移行する方法もあると教えてもらいました。
帰国後の対応まで考えると、信頼出来る日本の先生でのインプラントに気持ちが傾いていますが、一方で3年は少し長いので、年数が経過することによる悪影響があるのであれば、今ドイツで治療するという選択肢も検討した方が良いのでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットについて、先生方のご意見を伺いたく宜しくお願いします。
また、日本でのインプラントを決断した場合、一時帰国は今年の7月を予定しているのですが、それまでの間は、抜歯した箇所は放置していても良いものなのでしょうか?
ドイツでの処置は必要でしょうか?
以上宜しくお願いします。
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-01-19 09:47:52
kojiro さん、こんにちは
なかなか難しいですね。
一時帰国時に義歯を装着して3年後にインプラントを行う案について
ですが、一番の問題は義歯をきちんと3年間装着し続けることができるかだと思います。
6番1本分の義歯ですから、はっきり言うと義歯をいれなくても咀嚼は可能な状況だと思います。
一方違和感は結構強いです。
その状態でも良いということであれば、3年間義歯を入れる方向でもよいと思います。
義歯を3年間入れ続けることができればよいのですが、途中で入れなくなると、対合歯が出てきたり、隣の歯がよってきたりという、現象が起きてくる可能性があります。
また、義歯に何か不具合が生じた場合にはドイツでの調整が必要かもしれませんし、紛失したり破損した場合には再作成が必要になるかもしれません。
そのあたりを考えて最終的な決定をしてください。
ちなみにドイツはインプラント先進国ですし、日本ではドイツ製のメジャーなインプラントも多くあります。
参考になれば幸いです。
なかなか難しいですね。
一時帰国時に義歯を装着して3年後にインプラントを行う案について
ですが、一番の問題は義歯をきちんと3年間装着し続けることができるかだと思います。
6番1本分の義歯ですから、はっきり言うと義歯をいれなくても咀嚼は可能な状況だと思います。
一方違和感は結構強いです。
その状態でも良いということであれば、3年間義歯を入れる方向でもよいと思います。
義歯を3年間入れ続けることができればよいのですが、途中で入れなくなると、対合歯が出てきたり、隣の歯がよってきたりという、現象が起きてくる可能性があります。
また、義歯に何か不具合が生じた場合にはドイツでの調整が必要かもしれませんし、紛失したり破損した場合には再作成が必要になるかもしれません。
そのあたりを考えて最終的な決定をしてください。
ちなみにドイツはインプラント先進国ですし、日本ではドイツ製のメジャーなインプラントも多くあります。
参考になれば幸いです。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-01-19 09:59:11
上顎6番で上顎洞炎を起こすようなケースは、多くの場合、上顎洞底から歯槽頂までの骨高が、インプラントを埋入しようとした場合に不足がちになります。
また抜歯後にこの骨高が減少することもありますので、なるべくなら早期にしかも、骨量が足りない場合には骨造成まで視野に入れた治療が必要となります。
インプラントはしっかりした、手技で行えば、長期の安定性は期待できるものです。
日本でも外国製のインプラントは使われています。
スイスのメジャーなインプラントメーカーといえば、ストローマンがあります。
メーカー、フィクチャーの種類を控えておけば、日本でも対処できるはずです。
ご本人の考え方次第でしょう。
また抜歯後にこの骨高が減少することもありますので、なるべくなら早期にしかも、骨量が足りない場合には骨造成まで視野に入れた治療が必要となります。
インプラントはしっかりした、手技で行えば、長期の安定性は期待できるものです。
日本でも外国製のインプラントは使われています。
スイスのメジャーなインプラントメーカーといえば、ストローマンがあります。
メーカー、フィクチャーの種類を控えておけば、日本でも対処できるはずです。
ご本人の考え方次第でしょう。
相談者からの返信
相談者:
kojiroさん
返信日時:2016-01-20 07:05:16
畑田先生、松山先生、
非常に分かりやすく説明頂きまして、誠に有難うございます。
義歯についてのデメリットについて良く理解できました。
また、骨量が足りないという点については、ドイツの先生にも言われましたので、早く処置するに越したことはないのですね。
ドイツでインプラントを入れる場合の一番の不安は、帰国後のことです。
インプラントは定期的なメンテが必要なようですし、通常は、インプラントを処置された先生に長期に渡ってお世話になるケースが殆どのようですので、ドイツでインプラント治療をした場合、帰国後に、定期健診やトラブルが発生した際に、診てもらえる歯医者さんを探すのが難しいのではないかと不安に思っております。
追加の質問となってしまい恐縮ですが、他の歯科医が入れたインプラントのケアをお願いできる歯医者さんは、日本で探すことは可能なものなのでしょうか?
ご意見を賜りたく、以上宜しくお願いします。
非常に分かりやすく説明頂きまして、誠に有難うございます。
義歯についてのデメリットについて良く理解できました。
また、骨量が足りないという点については、ドイツの先生にも言われましたので、早く処置するに越したことはないのですね。
ドイツでインプラントを入れる場合の一番の不安は、帰国後のことです。
インプラントは定期的なメンテが必要なようですし、通常は、インプラントを処置された先生に長期に渡ってお世話になるケースが殆どのようですので、ドイツでインプラント治療をした場合、帰国後に、定期健診やトラブルが発生した際に、診てもらえる歯医者さんを探すのが難しいのではないかと不安に思っております。
追加の質問となってしまい恐縮ですが、他の歯科医が入れたインプラントのケアをお願いできる歯医者さんは、日本で探すことは可能なものなのでしょうか?
ご意見を賜りたく、以上宜しくお願いします。
回答3
回答4
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-01-20 09:54:02
>他の歯科医が入れたインプラントのケアをお願いできる歯医者さんは、日本で探すことは可能なものなのでしょうか?
インプラントのメーカーによると思います。
ドイツで治療したインプラントと同じメーカーの取り扱いがある
医院ではメインテナンスができると思います。
インプラントのメーカーによると思います。
ドイツで治療したインプラントと同じメーカーの取り扱いがある
医院ではメインテナンスができると思います。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-01-20 11:03:52
お二人の先生方に同意です。
まず重要なのは「どのインプラントメーカーなのか?」と言う事です。
なので、事前に「メーカー名」「システム名」「サイズ」は必ず確認しておきましょう。
(メーカーによっては複数のシステムをラインナップしている事がありますので)
インプラント治療を行っている歯科医院はHPに「当院は○○社のインプラントを使っています」と記載している事が多いと思います。
まず重要なのは「どのインプラントメーカーなのか?」と言う事です。
なので、事前に「メーカー名」「システム名」「サイズ」は必ず確認しておきましょう。
(メーカーによっては複数のシステムをラインナップしている事がありますので)
インプラント治療を行っている歯科医院はHPに「当院は○○社のインプラントを使っています」と記載している事が多いと思います。
相談者からの返信
相談者:
kojiroさん
返信日時:2016-01-22 15:20:01
相談者からの返信
相談者:
kojiroさん
返信日時:2016-01-27 05:49:06
回答6
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-01-27 09:14:49
回答2で下記のように示しました。
スイスのメジャーなインプラントメーカーといえば、ストローマンがあります。
メーカー、フィクチャーの種類を控えておけば、日本でも対処できるはずです。
Bone Level、においてはトランスファー印象が非常にしずらいので、私事になりますが、現在のところ私は使用を控えています。
スイスのメジャーなインプラントメーカーといえば、ストローマンがあります。
メーカー、フィクチャーの種類を控えておけば、日本でも対処できるはずです。
Bone Level、においてはトランスファー印象が非常にしずらいので、私事になりますが、現在のところ私は使用を控えています。
回答7
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-01-27 10:32:10
>、メーカーは、Straumann、システム名は、Bone Level、サイズは、治療の中で決定するので、現時点では回答出来ないとのことでした。
そうですか。
サイズは決められないと言うのはある程度は仕方が無いのかもしれません。
ストローマンであれば国内でもユーザーは多いですから、フォローできる歯科医は多いように思います。
以下の参考ページから帰国後のお住まいの近くにユーザーの先生がいらっしゃるかどうかを調べる事が出来ます。
(もちろんストローマンパートナーズに登録されていない医院さんもいらっしゃいます)
参考
http://straumannpartners.jp/
そうですか。
サイズは決められないと言うのはある程度は仕方が無いのかもしれません。
ストローマンであれば国内でもユーザーは多いですから、フォローできる歯科医は多いように思います。
以下の参考ページから帰国後のお住まいの近くにユーザーの先生がいらっしゃるかどうかを調べる事が出来ます。
(もちろんストローマンパートナーズに登録されていない医院さんもいらっしゃいます)
参考
http://straumannpartners.jp/
相談者からの返信
相談者:
kojiroさん
返信日時:2016-01-29 14:37:36
タイトル | 昨年11月抜歯。インプラントを日本・ドイツでするか迷う |
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質問者 | kojiroさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) インプラント治療法 インプラント関連 ドイツ |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。