保険診療でラバーダム、マイクロスコープ、CT撮影を使わない理由

相談者: はにまるさん (36歳:男性)
投稿日時:2016-03-01 15:11:55
歯科医院検索するとラバーダムマイクロスコープ、CT撮影などは自由診療の場合に使用というのが多いです。

なぜなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-03-01 15:31:41
当院では必要なら保険でも使用します。

院長の考え方の違いではないでしょうか。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-03-01 16:59:26
はにまるさんこんにちは

ラバーダムマイクロスコープ、CT撮影などは自由診療の場合に使用というのが多いです。
>なぜなのでしょうか?

それぞれの医院によって考え方が違うので一概には言えませんが、まず、ラバーダムは保険の適用から外されました。
ということはラバーダムをしても治療費が発生するのでラバーダムはそれぞれの医院の持ち出し(サービス)ということになります。

保険診療の歯内療法の報酬は欧米に比べて1/10とも1/20とも言われるほど安く、ただでさえ赤字になる処置なのでなおさらかと思います。

CTの撮影に関しては撮影をして良い悪いという適用がありますから、全ての根幹治療で撮影できるわけではありません。
場合によっては、こちらも医院のサービスとなってしまうんです。

マイクロスコープについても同じことが言えるかと思います。

CTやマイクロスコープなど高い機材を買い、高い講習会などに行っているのに、サービスでやっていたら医院が潰れてしまうかもしれないんです。 
ざっくりですが、というのが保険診療の現状(自由診療の時にしようする理由)ではないでしょうか?

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-03-01 18:40:47
歯科医院検索するとラバーダムマイクロスコープ、CT撮影などは自由診療の場合に使用というのが多いです。
>なぜなのでしょうか?

ラバーダム、マイクロスコープに関しては本来保険でできることであるにもかかわらず、収入の点から割に合わないという理由で医療機関側が勝手に自費宣言しているだけです。
すべて自費でなら別ですが、そうでないケースは療養担当規則違反である可能性が大です。

厚労省はなんだかんだ理由はつけてますけど、実際問題としてCT撮影すべてが保険に入るわけではないのは、保険に導入すると医療費がかさむという理由だけじゃないでしょうか。

官僚や国会議員になる歯科医師をさらに増やす以外に早期の導入はむずかしいと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-03-01 18:44:27
こんにちは。

当医院でも必要ならば保険診療でも使用しますよ。

保険医の多くは特別な告知を必要とするような治療を行っていませんから、検索に引っかかって来ないだけではないでしょうか?

検索上位に上がるように頑張っている医院の多くは自費治療メニューがある歯科医院だと思います。(ネット以外での医療広告は禁止されています)

治療費が低く抑えられている現行の歯科治療を保険治療だけでコツコツ行っている歯科医院は、HPを作る金銭的な余裕も時間的な余裕もなく毎日働き続けるしかありませんから、HPすらもっていない医院は全国の保険医ではとても多いです。

まして高額投資になるマイクロススコープ(次の保険改正でやっと保険点数に利用が反映されるかも?程度)やCT(保険請求できる範囲は非常に限られまた傾向診療ということで様々な指導を受けやすい)を、治療精度を上げるために積極投資して導入して、保険治療しか行っていなければ設備投資だけで赤字になってしまうでしょう。

よいものが出来ても、それが保険点数に反映されないかぎり保険治療で使用すると、不採算になってしまうので使用できにくくなっています。

歯科も医科も医療費抑制が日本の課題になっていますから、今後もよいものがあっても保険導入して、すべての国民に科学の進化を供与するというのは無理なのではないでしょうか?


それでも医療保険制度があるだけでとてもありがたいことなのです。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-03-01 19:06:47
はにまるさん、こんばんは。

私も保険ラバーダムマイクロスコープを用います。
CTも必要であれば保険で撮影します。

このサイトの回答者は保険でラバーダムやマイクロを使用している先生が多いようですが、一般的には少数派になりますので、あまり期待しない方が良いでしょう。

ただ、今年の4月の保険点数の改正で、マイクロの取り扱いが変わりますので、保険でもマイクロを使用される先生が増えるかもしれませんね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-03-01 21:44:43
>歯科医院検索するとラバーダムマイクロスコープ、CT撮影などは自由診療の場合に使用というのが多いです。
>なぜなのでしょうか?

森川先生とは多少意見が違いますが、これは自費診療という事ですよね。
自費根管治療という括りでなければ、自費と保険の差別化と言えるのでその歯科医院ではそれで成り立つし、別に療養担当規則違反には当たらないと思います。

例えば保険診療のCR充填にはラバーダムは使わないが、自費のCR充填にはラバーダムを使うというケースなどがあたると思います。

ラバーダムを持っていたりマイクロスコープがあるから、保険診療で使わなければいけないという規則は無いと思います。

しかし保険医保険医療機関で保険診療を希望する患者さんの根管治療にマイクロスコープを使ったからとか、ラバーダムを使ったからとかという理由で自費にするのは森川先生の書かれたとおりかと思います。

すべての歯牙ではありませんが、下顎の大臼歯の根管治療にはラバーダムは標準ですし、マイクロスコープも普通に保険診療でも使っていますよ。
今度CTも導入しますが普通に保険診療で使うと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はにまるさん
返信日時:2016-03-01 22:30:17
いずれも保険内で使用されている医師の方が多く、驚きました。

ラバーダムは使用毎にコストが掛かるので、請求方法の判断については理解できます。

しかし、マイクロスコープやCTについて、歯科医院は導入する際どういう考えだったのでしょうか?(治療精度の向上?客寄せの為?)

設備を導入されている歯科医院に何件か問い合わせをすると決まって、「必要であれば使用します」「自由診療の際に使用します」という回答でした。

マイクロスコープは目を酷使する為、常用はできないという意見を聞きます。

CTについてもデジタルで昔のX線のようにフィルム台が使用毎に掛かることはないと思います。
(コピー機のようにカウンター料金やメンテナンス料金でも掛かるのでしょうか?)

請求方法以前に使わないともったいないと思うのですが。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2016-03-01 22:44:57
一応マイクロスコープは15年以上経験があり多分一万時間以上覗いていますが、多分まだ自動車の免許は更新できるくらいの視力はあると思います。
よっぽどスマホの方がめが疲れますね。
1日3時間ぐらい覗いているときもありますよ。

脳外科の先生とかも数時間覗いてませんか?
彼らにとってマイクロスコープは生命線でしょうね。
使える医師が使わないなんてありえないでしょうね。
医科と歯科の大きな違いは保険での点数による優遇だと思います。
噂によれば、ひと昔前外科手術で顕微鏡加算が数十万円分あったとか無かったとか。

15年前にマイクロスコープ入れたときは自院のスタッフですら、その価値はわかってなかったでしょうね。
自分が欲しかったのともっと上手くなりたかったからですね、買った理由は。

二台目のマイクロスコープとは違い1台目にはビデオカメラ等が付いていないので、私が何をやっているかは誰もわかりませんでしたね。
はっきり言って自己満足のためです。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2016-03-01 22:50:43
歯科医院は導入する際どういう考えだったのでしょうか?

最近では、宣伝の為や保険に導入されたから購入される医院も少なくないと聞きます。
私は、ひょんなことから10年以上前に導入しましが、今では老眼鏡のようになくては治療ができないほどになりました。

マイクロスコープは目を酷使する為、常用はできないという意見を聞きます。

私は、朝から晩まで一日中使っていますがそんなことはありませんよ。
よっぽどPCの画面を見ている方が目が疲れるように感じますよ。

>「必要であれば使用します」「自由診療の際に使用します」という回答でした。

差別化の為にそうしている場合もありますし、あまり慣れていらっしゃらない場合もあるかと思います。

>請求方法以前に使わないともったいないと思うのですが。

もったいないから使うのではなく、必要性があると診断したから使用するのですよ。患者さんは被曝しますし、撮りまくれば良いというものではありません。

先ほども触れましたが、保険診療と色々な意味で区別をつけないと奈良ならいのが現状です。
どの業界でもそうですが、過剰サービスや価格競争をしすぎると最後にしわ寄せが来るのは消費者です。

歯科治療は医療ですから、きちっとした治療を受けたいのであれば自由診療での範囲になるのはやもうえないことかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2016-03-02 09:29:15
300円の牛丼に国産はなぜ使わない?

と同じ質問に思えますけどね。

株などの実態のないマネーゲームではなく我々の仕事は既に10円、50円の単位のコスト意識を持たないと利益を生み出しにくい構造になっている事実を患者さんが知らないだけです。


たぶん勘違いしていると思いますので書いておきますが、裸眼で治療しても顕微鏡を使用して治療しても同じ時間・労力ではありませんからね、裸眼で治療するより顕微鏡治療の方が時間と手間はかかります。

例えれば、花壇の雑草を除草剤をまいて取り除くのと、1本ずつ雑草を手作業で抜く違いぐらいあります。

国の指定した安価な金額での雑草除去ですから、当然効率の良い方法で多くの花壇の雑草抜きをした方が利益には繋がる訳です。

そういった理由からも、顕微鏡など利益を生み出しにくい道具の判断は個々の歯科医院・先生によって判断が異なります。


因みに、歯科で最もコストがかかるのは歯科医師の時間(時給)です。

器材のランニングコスト云々ではなくそれ以上に時間にもお金がかかっているという極々当たり前のことです。


物について言えば、物を購入するにもコストがかかりますし、物を動かすにもコストがかかります、また物を捨てるにもコストがかかります。
ですからなぜそうしないかではなく、コストに見合った費用が回収できなければ物は買わないし、動かさない、捨てないとなります。


「医療なのになぜ?」という疑問の裏には、皆さんと同じ経済の仕組みの中で行っている1つの職業というのが答えではないでしょうか。

5人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2016-03-02 09:59:14
ラバーダムマイクロスコープ、CT撮影などは自由診療の場合に使用というのが多いです。
>なぜなのでしょうか?

●ラバーダムは、うちでは保険でも使っています。
ラバーダムの費用は治療費の中に含まれているはずなので、希望すれば拒否できないと思います。

●マイクロスコープも保険で使うことがあります。
ただ、自費治療の患者さんが優先されます。

●CTは保険治療で使うためにはいろいろな要件を満たす必要があり、なんでもかんでもバンバン撮影して治療費を保険で賄ってもらうことができないので 時々使うにとどまっています。

医は仁術なので 身銭を切ってでも患者に貢献するのが当たり前なのですが、算術的には「やってられん」となるでしょうから、そこまでして献身的に行うことは少ないでしょうね。


あと一つ。

日本の国は「国民の健康で文化的な最低限度の生活を保証する」とあります。


最低というのがミソです。最高ではないのです。
それが保険医療制度の根底です

6人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2016-03-02 14:30:39
保険医療養担当規則には「患者の療養上妥当適切なものでなければならない」とあるんですが、これを「最低限度の」と解釈される先生はごく少数なんじゃないでしょうか。

少なくとも私には自分の行っている医療を最低の治療と言う勇気はないです。(そこまで謙遜できません)

保険治療、自費治療に関係なく医者ならできるだけ最善が当たり前でしょうし、私自身、「歯科医師だから保険の場合は最低限でよい」と考えて治療を行ったことはないです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2016-03-02 14:44:40
これ、憲法です。 
国がどのような意識で保障を考えているかということです。

2人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 保険診療でラバーダム、マイクロスコープ、CT撮影を使わない理由
質問者 はにまるさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ラバーダム
マイクロスコープ
CT
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい