金属アレルギーがある場合の大臼歯インレーの素材選び
相談者:
ちょび01さん (31歳:女性)
投稿日時:2016-04-12 15:22:39
はじめまして。
人生で初めて虫歯になり治療をすることになったのですが、もともと金属アレルギーがあり、治療に使うインレーの素材選びで困っています。
右上7番と左上7番が虫歯になり(親しらずはありません)、金属アレルギーを考慮して両方ともレジン充填かセラミックでの治療を考え、来院時に担当の先生にお話ししたところ、
『インレーは、左上7番はレジンで、右上7番はゴールドをおすすめします。』
と言われました。
ちなみにレジンは保険適用で数千円、セラミック(e-max)及びゴールドは適用外で4万円ほどとのこと。
金額も金額なのでその場ですぐには決められず、
『今回は治療はせず、後悔しないようにどのインレー素材にするか考えて決めてからの治療にしましょう』
と言われ、数日中に素材を決めなくてはいけません。
ゴールドが金属アレルギーになりにくいのはわかりますが、最近金属アレルギー対応のゴールド製のピアスが増えたことで金に対するアレルギーが増えているという記事を読み、将来的なことを考えるとアレルギーの悪化(今は大丈夫でも後々金に対してアレルギーが出る、持病の金属アレルギーが悪化する可能性)が心配です。
長い目で見てコスパがよければ適用外もやむなしと思っており、また、上の奥歯なので色は全く気にしていません。
しかし、素人からするとアレルギーとコスパの面からできれば右上7番もレジンで、それがだめならセラミックがよいのではと思ってしまうのですが、虫歯の状態や場所にもよると思うので、プロから見て
@この場合、最適なインレーの材料は何か
Aこの場合、レジンにするデメリットは何か
Bセラミックにするメリットデメリットとお勧めではない理由
Bゴールドにするメリットデメリットと金属アレルギーがあってもゴールドを勧める理由はどんなものが考えられるか
を教えてください。
項目が多くて申し訳ありませんが、何卒宜しくお願いします。
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人生で初めて虫歯になり治療をすることになったのですが、もともと金属アレルギーがあり、治療に使うインレーの素材選びで困っています。
右上7番と左上7番が虫歯になり(親しらずはありません)、金属アレルギーを考慮して両方ともレジン充填かセラミックでの治療を考え、来院時に担当の先生にお話ししたところ、
『インレーは、左上7番はレジンで、右上7番はゴールドをおすすめします。』
と言われました。
ちなみにレジンは保険適用で数千円、セラミック(e-max)及びゴールドは適用外で4万円ほどとのこと。
金額も金額なのでその場ですぐには決められず、
『今回は治療はせず、後悔しないようにどのインレー素材にするか考えて決めてからの治療にしましょう』
と言われ、数日中に素材を決めなくてはいけません。
ゴールドが金属アレルギーになりにくいのはわかりますが、最近金属アレルギー対応のゴールド製のピアスが増えたことで金に対するアレルギーが増えているという記事を読み、将来的なことを考えるとアレルギーの悪化(今は大丈夫でも後々金に対してアレルギーが出る、持病の金属アレルギーが悪化する可能性)が心配です。
長い目で見てコスパがよければ適用外もやむなしと思っており、また、上の奥歯なので色は全く気にしていません。
しかし、素人からするとアレルギーとコスパの面からできれば右上7番もレジンで、それがだめならセラミックがよいのではと思ってしまうのですが、虫歯の状態や場所にもよると思うので、プロから見て
@この場合、最適なインレーの材料は何か
Aこの場合、レジンにするデメリットは何か
Bセラミックにするメリットデメリットとお勧めではない理由
Bゴールドにするメリットデメリットと金属アレルギーがあってもゴールドを勧める理由はどんなものが考えられるか
を教えてください。
項目が多くて申し訳ありませんが、何卒宜しくお願いします。
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回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-04-12 16:34:29
先ずはどの金属にアレルギーが有るかを診断しなければなりません、そのうえで。
>この場合、最適なインレーの材料は何か
扱う歯科医が何が得意かに依って変わってきますが、一般的に高カラット金合金は歯科用材料としては一番いいと思います。
>この場合、レジンにするデメリットは何か
治療が1回で終わる、安価である等でしょうか。
>セラミックにするメリットデメリットとお勧めではない理由
セラミックは切削量が増えるというデメリットがあります。
>ゴールドにするメリットデメリット
デメリットは金属アレルギーの可能性はある事でしょうか。
>金属アレルギーがあってもゴールドを勧める理由はどんなものが考えられるか
金属アレルギーは金属に対してアレルギーが起こるのではなく、イオン化した金属と結合したタンパク質がアレルギーを起こすのです。
つまり金属が一度唾液で溶けてイオン化する必要があります、金はイオン化傾向が極めて低い材料だからだと思います。
>この場合、最適なインレーの材料は何か
扱う歯科医が何が得意かに依って変わってきますが、一般的に高カラット金合金は歯科用材料としては一番いいと思います。
>この場合、レジンにするデメリットは何か
治療が1回で終わる、安価である等でしょうか。
>セラミックにするメリットデメリットとお勧めではない理由
セラミックは切削量が増えるというデメリットがあります。
>ゴールドにするメリットデメリット
デメリットは金属アレルギーの可能性はある事でしょうか。
>金属アレルギーがあってもゴールドを勧める理由はどんなものが考えられるか
金属アレルギーは金属に対してアレルギーが起こるのではなく、イオン化した金属と結合したタンパク質がアレルギーを起こすのです。
つまり金属が一度唾液で溶けてイオン化する必要があります、金はイオン化傾向が極めて低い材料だからだと思います。
相談者からの返信
相談者:
ちょび01さん
返信日時:2016-04-12 20:00:39
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2016-04-12 20:25:15
一般の方の金属アレルギーで私が思い浮かぶのはアクセサリーによるものです。
14K以上の金合金かプラチナでないと駄目な女性もいるようです。
お値打ちなものにはあまり金が入っていなくてシルバーの物だったり、全く金も銀もプラチナも入っていないものまで売られていると思います。
細見先生が書かれたようにちゃんとした皮膚科内科等で金属アレルギーの検査をされてくださいね。
14K以上の金合金かプラチナでないと駄目な女性もいるようです。
お値打ちなものにはあまり金が入っていなくてシルバーの物だったり、全く金も銀もプラチナも入っていないものまで売られていると思います。
細見先生が書かれたようにちゃんとした皮膚科内科等で金属アレルギーの検査をされてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
ちょび01さん
返信日時:2016-04-12 20:49:31
柴田先生、ご回答有り難うございます。
アレルギーはアクセサリー、ベルトのバックル、時計など体に接したものは基本的にダメです。
金属アレルギーについてわかっている範囲ではニッケル、チタン(アレルギー対応純チタン)等はだめでそれ以外の金属のアクセサリーは怖くてつけたことがないのでわからないので、しっかり調べてみます。
現在アレルギーでなはなくてもアレルギー反応がでやすい体質(他にもいろいろアレルギーがあるので)を考えると、やはり強度を考えてセラミックにするべきか、それとも虫歯のリスクと耐久性を考えてゴールドにするか、もう少し調べて考えてみたいと思います。
アクセサリーの金含量についても詳しく教えていただき、ありがとうございました。
アレルギーはアクセサリー、ベルトのバックル、時計など体に接したものは基本的にダメです。
金属アレルギーについてわかっている範囲ではニッケル、チタン(アレルギー対応純チタン)等はだめでそれ以外の金属のアクセサリーは怖くてつけたことがないのでわからないので、しっかり調べてみます。
現在アレルギーでなはなくてもアレルギー反応がでやすい体質(他にもいろいろアレルギーがあるので)を考えると、やはり強度を考えてセラミックにするべきか、それとも虫歯のリスクと耐久性を考えてゴールドにするか、もう少し調べて考えてみたいと思います。
アクセサリーの金含量についても詳しく教えていただき、ありがとうございました。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2016-04-12 21:23:38
チタンが駄目だとインプラントの多くは不可になりますのでこれから先歯を大事にしてくださいね。
書かれた内容とバックル、時計で18K以上の金ピカの物を使われてなければニッケルアレルギーの可能性が高いと思います。
ニッケルを含まない治療は可能性が高いのでまずは診断ですね。
書かれた内容とバックル、時計で18K以上の金ピカの物を使われてなければニッケルアレルギーの可能性が高いと思います。
ニッケルを含まない治療は可能性が高いのでまずは診断ですね。
回答4
回答日時:2016-04-12 21:56:55
金属アレルギーが不安でしたら、自分ならわざわざゴールドは選ばないですね。
金でアレルギー反応が出ることは珍しくありませんし、今金は大丈夫だとしてもいわゆる”アレルギー体質”なら将来的にダメになる可能性も考えておくべきだと思います。
それともちろん、純金ではありませんからその他諸々が大体10〜40%ぐらい含まれているでしょうし、他の選択肢もある中でわざわざゴールドにしなくても・・と思います。
ただレジンでも出来るのかどうかはここではわかりません。
レジンは強度的に他の材料と比べて不利な面がありますので、それで不適とかかりつけの先生は判断されたのではないでしょうか。
こちらの回答もよろしければお読み下さい。
参考→左下6番にインレー、セラマージュかジルコニアかで迷う
金でアレルギー反応が出ることは珍しくありませんし、今金は大丈夫だとしてもいわゆる”アレルギー体質”なら将来的にダメになる可能性も考えておくべきだと思います。
それともちろん、純金ではありませんからその他諸々が大体10〜40%ぐらい含まれているでしょうし、他の選択肢もある中でわざわざゴールドにしなくても・・と思います。
ただレジンでも出来るのかどうかはここではわかりません。
レジンは強度的に他の材料と比べて不利な面がありますので、それで不適とかかりつけの先生は判断されたのではないでしょうか。
こちらの回答もよろしければお読み下さい。
参考→左下6番にインレー、セラマージュかジルコニアかで迷う
相談者からの返信
相談者:
ちょび01さん
返信日時:2016-04-13 12:52:20
タイトル | 金属アレルギーがある場合の大臼歯インレーの素材選び |
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質問者 | ちょび01さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) ゴールドインレー(金の詰め物) 歯科金属アレルギー お勧めの詰め物・インレー |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。