10年前に歯根端切除術をしたところにフィステルが出来た
相談者:
ひろじさん (34歳:女性)
投稿日時:2016-04-07 16:38:13
こんにちは。
初めて投稿させていただきます。
約10年前に上顎右1番の差し歯(無髄)の歯茎にフィステルができてしまい、かかりつけの歯科医院で歯根端切除術を受けました。
術後症状が収まったのでもう治ったと思っていたのですが、先月の上旬フィステルが再発。
歯茎が小さくプチッと腫れている以外は動揺や痛みやしみるといった症状は全く無く、膿が溜まっているところに僅かな圧迫感を感じる程度です。
訳あってかかりつけ医院とは別の医院を探すうちに日本歯内療法学会の存在を知り、同学会で専門医に認定されている先生に診てもらいました。
歯をコンコンと軽く叩かれても痛みが無いことを伝え、歯周ポケット測定と動揺チェック後に歯科用CTとレントゲンを撮影。
その画像を見ながら説明された内容は以下の通りです。
・この歯は普通なら歯の裏側から入れる薬を入れていないのではないか
・今後根管治療する場合、コアがとても太い為外す時に20〜30%という結構高い確率で歯根破折が起こる
(10年前もその理由で即、歯根端切除したと思われる)
・上記のコアの問題から歯根端切除をするのがベストだが、10年前も根管治療をしていない為、治る確率は50〜60%
・再発したら抜歯、両隣の上顎左1番右2番も差し歯なのでインプラントではなくブリッジを勧める
過去の治療の不備、完治する確率、ブリッジを勧められたことに物凄くショックを受けました。
何もしないまま放置している状態が良くないことはもちろん分かっているのですが、もし治療後にすぐに再発してしまったら抜歯になると考えると恐ろしく、未だ手術に踏み切れないでいます。
そこで質問なのですが、どんなに高い技術を持っている先生にやってもらったとしても、私のようなケースではやはり治る確率は50〜60%になってしまうのでしょうか?
また、残念ながら抜歯となってしまった場合、両隣の歯も差し歯だとインプラントでは駄目なのでしょうか?
長々と申し訳ありませんが、ご回答頂けますと大変有難いです。
何卒宜しくお願い致します。
初めて投稿させていただきます。
約10年前に上顎右1番の差し歯(無髄)の歯茎にフィステルができてしまい、かかりつけの歯科医院で歯根端切除術を受けました。
術後症状が収まったのでもう治ったと思っていたのですが、先月の上旬フィステルが再発。
歯茎が小さくプチッと腫れている以外は動揺や痛みやしみるといった症状は全く無く、膿が溜まっているところに僅かな圧迫感を感じる程度です。
訳あってかかりつけ医院とは別の医院を探すうちに日本歯内療法学会の存在を知り、同学会で専門医に認定されている先生に診てもらいました。
歯をコンコンと軽く叩かれても痛みが無いことを伝え、歯周ポケット測定と動揺チェック後に歯科用CTとレントゲンを撮影。
その画像を見ながら説明された内容は以下の通りです。
・この歯は普通なら歯の裏側から入れる薬を入れていないのではないか
・今後根管治療する場合、コアがとても太い為外す時に20〜30%という結構高い確率で歯根破折が起こる
(10年前もその理由で即、歯根端切除したと思われる)
・上記のコアの問題から歯根端切除をするのがベストだが、10年前も根管治療をしていない為、治る確率は50〜60%
・再発したら抜歯、両隣の上顎左1番右2番も差し歯なのでインプラントではなくブリッジを勧める
過去の治療の不備、完治する確率、ブリッジを勧められたことに物凄くショックを受けました。
何もしないまま放置している状態が良くないことはもちろん分かっているのですが、もし治療後にすぐに再発してしまったら抜歯になると考えると恐ろしく、未だ手術に踏み切れないでいます。
そこで質問なのですが、どんなに高い技術を持っている先生にやってもらったとしても、私のようなケースではやはり治る確率は50〜60%になってしまうのでしょうか?
また、残念ながら抜歯となってしまった場合、両隣の歯も差し歯だとインプラントでは駄目なのでしょうか?
長々と申し訳ありませんが、ご回答頂けますと大変有難いです。
何卒宜しくお願い致します。
回答1
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2016-04-07 17:12:04
担当医の説明は妥当だと感じます。
>私のようなケースではやはり治る確率は50〜60%になってしまうのでしょうか?
数字は統計的なものではなく担当医の感覚だと思います。
文面からの推測ですが、80%以上と言う歯科医は少ないと思います。
>また、残念ながら抜歯となってしまった場合、両隣の歯も差し歯だとインプラントでは駄目なのでしょうか?
骨が残っていればインプラントも可能だと思います。
前歯部欠損はインプラントよりブリッジの方が審美的に無難(高度な技術を持っている術者は別)+両隣が補綴済から、そのような判断になったのだと思います。
ご参考まで・・・
>私のようなケースではやはり治る確率は50〜60%になってしまうのでしょうか?
数字は統計的なものではなく担当医の感覚だと思います。
文面からの推測ですが、80%以上と言う歯科医は少ないと思います。
>また、残念ながら抜歯となってしまった場合、両隣の歯も差し歯だとインプラントでは駄目なのでしょうか?
骨が残っていればインプラントも可能だと思います。
前歯部欠損はインプラントよりブリッジの方が審美的に無難(高度な技術を持っている術者は別)+両隣が補綴済から、そのような判断になったのだと思います。
ご参考まで・・・
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2016-04-07 21:25:10
こんばんは。
文面拝見いたしました。
個人的にはコアを外して根管治療をすべきだと考えます。
私の経験では今のところコアを外すときに歯根破折を起こしたことはありません。
引き受けていただける歯医者さんを探せば抜歯を避けられると思います。
参考
コアの除去 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%A5%B3%A5%A2%A4%CE%BD%FC%B5%EE&x=0&y=0
文面拝見いたしました。
個人的にはコアを外して根管治療をすべきだと考えます。
私の経験では今のところコアを外すときに歯根破折を起こしたことはありません。
引き受けていただける歯医者さんを探せば抜歯を避けられると思います。
参考
コアの除去 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%A5%B3%A5%A2%A4%CE%BD%FC%B5%EE&x=0&y=0
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-04-08 09:54:45
確かに、根管治療が不充分なままで、歯根端切除術(→逆根充)を行った場合、『臭い物に蓋をした』状態となる可能性もあります。
しかし、本当にコアの除去が困難な場合には、そうせざるを得ないこともあると思います。
しかし、本当にコアの除去が困難な場合には、そうせざるを得ないこともあると思います。
回答4
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2016-04-08 12:37:30
>日本歯内療法学会の存在を知り、同学会で専門医に認定されている先生に診てもらいました。
日本歯内療法学会の専門医の歯科医は少ないですね。
ある程度以上の経験と知識をお持ちだと思います。
一つお聞きしたいのはマイクロスコープをお使いなんでしょうか?
個人的にはマイクロスコープをお使いであってコアを外す事よりも歯根端切除術を勧められたのぇあればある程度仕方ない気がします。
でもマイクロスコープをお使いでないのであれば本当に根管治療の専門医を探してみてもいいかな?と思います。
日本歯内療法学会の専門医の歯科医は少ないですね。
ある程度以上の経験と知識をお持ちだと思います。
一つお聞きしたいのはマイクロスコープをお使いなんでしょうか?
個人的にはマイクロスコープをお使いであってコアを外す事よりも歯根端切除術を勧められたのぇあればある程度仕方ない気がします。
でもマイクロスコープをお使いでないのであれば本当に根管治療の専門医を探してみてもいいかな?と思います。
相談者からの返信
相談者:
ひろじさん
返信日時:2016-04-12 14:51:59
杉原先生 山田先生 藤森先生 柴田先生
早々にご回答頂きありがとうございます。
投稿しようとするとブラウザが落ちてしまったりエラーになってしまったりしていたのですが、やっとお返事を投稿することができました。
お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
やはりコアを除去できない場合の歯根端切除は妥当な判断で、根管治療していない場合の完治率が高くないのは仕方のないことなのですね。
レントゲンで見せてもらったコアの太さが歯根の太さと同じくらい太いものだったので、除去中に割れてしまう確率2、3割の方に入ってしまったらと考えるととても恐ろしいです。
根管治療できたらそれに越したことはことはないのですが…。
杉原先生
審美的な面でもブリッジが無難ということなんですね。
大変勉強になりました。
ただ、ブリッジにすることで支えている両隣の歯の寿命まで短くしてしまいそうなので、出来ることならインプラントにしたいです。
柴田先生
その医院に確認してみたところ、マイクロスコープを使用するそうです。
HPにマイクロスコープ完備と記載されていて特に確認しておりませんでしたので、ちゃんと確認してみて良かったです。
早々にご回答頂きありがとうございます。
投稿しようとするとブラウザが落ちてしまったりエラーになってしまったりしていたのですが、やっとお返事を投稿することができました。
お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
やはりコアを除去できない場合の歯根端切除は妥当な判断で、根管治療していない場合の完治率が高くないのは仕方のないことなのですね。
レントゲンで見せてもらったコアの太さが歯根の太さと同じくらい太いものだったので、除去中に割れてしまう確率2、3割の方に入ってしまったらと考えるととても恐ろしいです。
根管治療できたらそれに越したことはことはないのですが…。
杉原先生
審美的な面でもブリッジが無難ということなんですね。
大変勉強になりました。
ただ、ブリッジにすることで支えている両隣の歯の寿命まで短くしてしまいそうなので、出来ることならインプラントにしたいです。
柴田先生
その医院に確認してみたところ、マイクロスコープを使用するそうです。
HPにマイクロスコープ完備と記載されていて特に確認しておりませんでしたので、ちゃんと確認してみて良かったです。
タイトル | 10年前に歯根端切除術をしたところにフィステルが出来た |
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質問者 | ひろじさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯根端切除術 根管治療関連 歯茎の出来物(できもの) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。