口腔灼熱症候群の原因がヘルペスウイルスというのは本当ですか?
相談者:
yuttanさん (56歳:女性)
投稿日時:2016-04-19 09:15:19
口腔灼熱症候群の原因がヘルペスウィルスと分かったと、こちらにありますが、本当でしょうか?
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1852771.html
また、私は、舌、口の中より、慢性的な喉の痛みの方が強いのですが、これも、口腔灼熱性症候群の一症状でしょうか。
耳鼻科では薬も効かず、CTで何の原因も認められないとし、整形外科へと、整形では神経内科へと言われました。
逆流性食道炎も疑い、一年間薬を飲み続けていますが効果はありません。
喉は、度々真っ赤になり、痛さで目が覚め、リボリトールで痛さを抑えています。
また、歯科材料のアレルギーの症状とは、違うものでしょうか。
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1852771.html
また、私は、舌、口の中より、慢性的な喉の痛みの方が強いのですが、これも、口腔灼熱性症候群の一症状でしょうか。
耳鼻科では薬も効かず、CTで何の原因も認められないとし、整形外科へと、整形では神経内科へと言われました。
逆流性食道炎も疑い、一年間薬を飲み続けていますが効果はありません。
喉は、度々真っ赤になり、痛さで目が覚め、リボリトールで痛さを抑えています。
また、歯科材料のアレルギーの症状とは、違うものでしょうか。
[過去のご相談]
回答1
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2016-04-19 10:37:55
口腔灼熱症候群(Burning Mouth Syndrome)は、あくまでも症状が病名となった診断名です。
ですので、色々な病態が口腔灼熱症候群と診断される可能性があります。
HSV(単純疱疹ウィルス)は口内炎や口唇炎の原因として取り上げられることが多いです。他に、VZV(水痘帯状疱疹ウィルス)なども口腔領域の痛みを生じるウィルスとして知られています。
しかし、「口腔灼熱症候群=HSV-1が原因である」と特定できているわけではありません。その証拠に、口腔灼熱症候群の患者全員にHSV-1ウィルスが検出されるわけでもありませんし、抗ウィルス薬が効かなかった口腔灼熱症候群患者もたくさんいます。
厳密に言うと、ウィルス感染症ではないという検査結果を以てして初めて「口腔灼熱症候群」と診断されるべきであり、HSV-1感染が原因であったならば、そもそも、「口腔灼熱症候群」ではありません。
以上をもって考えると、著者の「過大解釈」であると言わざるをえないと思います。
口腔灼熱症候群とは、見た目は正常なのに痛みを訴えるというのが特徴です。ですので、喉が度々真っ赤になるようであれば、異なった病態であると考える必要がございます。
他の耳鼻咽喉科でセカンドオピニオンを得てみたり、または診断がつけられる可能性のある高次医療機関に紹介をしていただく等が良い方法となるのではないかと思います。
お大事になさってください。
ですので、色々な病態が口腔灼熱症候群と診断される可能性があります。
HSV(単純疱疹ウィルス)は口内炎や口唇炎の原因として取り上げられることが多いです。他に、VZV(水痘帯状疱疹ウィルス)なども口腔領域の痛みを生じるウィルスとして知られています。
しかし、「口腔灼熱症候群=HSV-1が原因である」と特定できているわけではありません。その証拠に、口腔灼熱症候群の患者全員にHSV-1ウィルスが検出されるわけでもありませんし、抗ウィルス薬が効かなかった口腔灼熱症候群患者もたくさんいます。
厳密に言うと、ウィルス感染症ではないという検査結果を以てして初めて「口腔灼熱症候群」と診断されるべきであり、HSV-1感染が原因であったならば、そもそも、「口腔灼熱症候群」ではありません。
以上をもって考えると、著者の「過大解釈」であると言わざるをえないと思います。
口腔灼熱症候群とは、見た目は正常なのに痛みを訴えるというのが特徴です。ですので、喉が度々真っ赤になるようであれば、異なった病態であると考える必要がございます。
他の耳鼻咽喉科でセカンドオピニオンを得てみたり、または診断がつけられる可能性のある高次医療機関に紹介をしていただく等が良い方法となるのではないかと思います。
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
yuttanさん
返信日時:2016-04-19 20:33:51
タイトル | 口腔灼熱症候群の原因がヘルペスウイルスというのは本当ですか? |
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質問者 | yuttanさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 56歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 口腔外科関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。