顎関節症、保険で治療するのは難しいのか?

相談者: 美さん (30歳:男性)
投稿日時:2016-05-09 22:29:40
こんばんは。

数年前から顎関節症を患っています。

数年前は、口を開けようとすると、音が鳴ったり、歪んだりするのが主な症状でした。
歯医者でまず奥歯虫歯の治療をして、噛み合わせを治し、マウスピースと顎の体操でその症状は治まりました。

それから引っ越しをし、歯医者もまったく行かなくなってしまい、先々月くらいから顎関節症が悪化しました。
今度は口はまっすぐ開きますが、噛むと痛くて、食事中はずっと手で顔をおさえてます。

通っていた歯医者は遠くて行けないので、日本顎関節学会というHPを発見し、顎関節学会認定医リストにのっていた自宅近くの歯医者へ行きました。


初診で言われたことは、顎の骨が削れてきている、ということで、2−3分マニピュレーションしてもらい、その直後は格段によくなりましたが、翌日には元に戻ってしまいました。

初診で2万円かかり、次回はマウスピース代(5万円)と治療代でトータル8万円になると言われてしまい、マウスピースはもっている旨を話したのですが、他院のでは駄目といわれてしまいました。

それでも前のも高かったのにまたそんなに出せるわけもなく、保険のきくマウスピースは6000円でつくれるというのでそれを作りましたが、治療の方は保険対象外でないと何もできないから、といって痛いけれども2回目からは何もしてもらっていません。


伺いたいことは、
●噛み合わせ専門のところでなくても評判のよい歯医者にセカンドオピニオンをとるなどした方がいいのでしょうか?
それともお金がかかってもこの専門医のところで保険対象外のマニピュレーションをしてもらった方がいいのでしょうか?

●顎関節学会認定制度というのは意味があるのでしょうか?
以前顎関節症をなおしていただいた歯医者がリストにあるか今確認したところ載っていませんでした。
でも、治ったので腕は確かだと思います。


以上、ご回答よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-05-10 09:50:07
確かに、保険適用で行える顎関節症治療内容は限られているように思います。
しかし、提案された自費治療が、美さんにとって適切であるかどうかの判断はネット上では出来ません。

大学病院の顎関節症治療部などを受診され、意見を伺っては如何でしょうか。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-05-10 19:08:17
西山です

顎関節学会には
 認定医、 専門医  指導医
の3種類の資格があります。

指導医が一番人数が少ないのですが、指導医資格を取得するためには専門医資格を持っていることが条件となります。
認定医資格では指導医資格を取得することはできません。

ただ、それぞれの資格を持っていれば全員が優れているのかというと、必ずしもそうとは言えません。
それぞれの資格に関する最低条件をクリアしていれば、その資格の取得は可能だからです。

したがって、知識、技術、方法などには多少ばらつきがあります。(ちなみに私は専門医資格を持っています。)



今回、私費の治療を提案されたということですが、マウスピースによる治療は保険に含まれています。
私費治療になっているということは、マウスピース以外の治療も含まれていて、これが保険には含まれていない治療であることから、全体も保険外になっているのではないでしょうか。
あるいは、かなり特殊なマウスピースを用いているのかですね。


>初診で言われたことは、顎の骨が削れてきている、ということで

顎関節の骨が削れてる(変形?)ことが痛みの本体であるとは限りません。
骨の変形がみられても、問題がない場合もあります。


やはり、大学病院でMRI検査なども行い、どのような治療が適しているのかを相談してもよいかもしれませんね。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 美さん
返信日時:2016-05-12 10:54:24
藤森先生、西山先生、ご回答ありがとうございます。
よく理解できました。


どこへ行っても同じようなことを言われて、また高い初診料だけを取られてしまうか?と悩んでいたのですが、やはり両先生のアドバイスを受け転院してみようと思います。

またこちらで相談させていただく機会がありましたらよろしくお願いいたします。



タイトル 顎関節症、保険で治療するのは難しいのか?
質問者 美さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 顎関節症
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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