[写真あり] 保険で歯根端切除術を行いましたが不安な点がある

相談者: kumikkさん (42歳:女性)
投稿日時:2016-05-17 10:18:28
お世話になっています。

以前もご相談させていただきましたものですが、5月9日(月)に歯根端切除術を一般歯科医院でやりましたが、失敗に終わったように思い心配なためご相談に乗っていただければと思います。


<当日の歯根端切除術>

当日不安を抱えたまま歯医者に行ったところ、個室の部屋があるにもかかわらず普通の一般台に座らされ、手術開始。
(バタバタと患者さんが行ったりきたりしている中です)

マイクロスコープが隣にあったので、使用するんだろうなと思ったところ先生が看護師さんに

「その歯の場所(右上四番目第一小臼歯)なら使わなくても見えるから大丈夫」

と言い出し、使用しなかったのです。
(おでこのところにつけるスコープ?だけ使用)


そして手術を開始し1時間くらいで終了しました。
ゴマくらいの大きさの膿の袋と、根の先端3mmほどを切断したものを見せられました。

帰りがけにレントゲンを取っただけで、説明も特に無く帰らされそうになったので

「切断した箇所にはセメントなど何か詰めたんですか?」

とお伺いしたところ

「切断したままです、中から詰めてあるので必要ないです」

という話がありました。


そして歯医者を出て鏡を見たところ、真っ黒な太い糸で縫ってあり、結び目の糸もだらんと切りっぱなしとなっていました。



<歯根端切除術を終えての経過と心配ごと>

昨日抜糸をしましたが、黒い太い糸のせいで口内炎が多数出来てしまったところが痛いのと、抜糸をしたところも白くなっていて、舌で押すと痛いです(口内炎のクスリを出されました)

先端を切りっぱなしにし、MTAセメントを詰めていないということは、再発の可能性が高いということですよね?

今からでも病院を変えて、骨が固まっていないうちにセメントを先端に詰めてもらったほうがいいのでしょうか?


保険診療で手術をしたため、MTAセメント、マイクロスコープを使用しなかったのでしょうか?


今の先生は質問を重ねるとあからさまに不機嫌になるのであまり話しを伺えずただただ不安に思っている毎日です。

これからどうしたらよいのかアドバイスをいただければと思いメールを書かせていただきました。


お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願い致します。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-05-17 10:57:19
kumikk  さんこんにちは

保険診療で手術をしたため、MTAセメントマイクロスコープを使用しなかったのでしょうか?

保険診療では、MTAセメントは歯根端切除術の逆根菅充填材としては認められてい無いので使用できません。
その場合、EBAセメントなどを使用します.

保険診療で、歯根端切除術に加算点数がありますが、CTとマイクロスコープを併用した場合に650点の加算(全部で2000点)が認められています。
厳密にいうと、使用していなければ加算点数は算定できません。



>その歯の場所(右上四番目第一小臼歯)なら使わなくても見えるから大丈夫

という発言から、普段からマイクロスコープを使用されていないように思われますね。
本来、ただ単に肉眼で見える見えないではなくて拡大しないと細かい部分まで見えないからマイクロスコープを使用するのですから。


>先端を切りっぱなしにし、MTAセメントを詰めていないということは、再発の可能性が高いということですよね?

可能性はありますね。
逆根菅充填をしないと、通常の根管充填では充填しきれなかった部分の充填ができませんからね。
その部分を補うための治療が歯根端切除術ですから。

そもそも、充填の前に形成をしないといけないのですがそれもされていないようなのでイスムスなどがそのままの可能性も十分考えられます。


>一般歯科医院でやりました

歯内療法の専門医などきちっとした医院さんで治療を受けることをお勧めします。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-05-17 11:04:57
保険診療で手術をしたため、MTAセメントマイクロスコープを使用しなかったのでしょうか?

MTAは保険治療では使えません。

マイクロスコープは保険でも使用できますが、先生毎の判断になります。

専門医による外科的歯内療法の成功率は80〜90%ぐらい
先端をカットする外科処置の成功率は50%ぐらい
といわれており成功にこだわるのであれば専門医にかかった方がよかったと思います。


>今からでも病院を変えて、骨が固まっていないうちにセメントを先端に詰めてもらったほうがいいのでしょうか?

心配であれば、それも1つですが、基本的に外科処置は繰り返し行うものではありません。

歯を残す最後の処置ぐらいの位置づけです。


患者さんの中には悪くなったら専門医に頼れば・・・
との考えの方もおられますが、歯科治療は治療を繰り返す度に治療条件は悪くなり難度は上がり結果成功率は下がります。

もし歯を残されたければ前回の外科処置前に歯内療法だけを行っている専門医を頼られた方が良かったように思えます。

費用面を重視するか成功率を重視するかにもより歯科医院選択は異なります。


後で後悔しても始まらないのが歯科治療ですから気になれば、歯内療法専門医に相談してみてください。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-05-17 12:36:52
もし一人の歯科医師歯根端切除術を『保険』『保険外』のいずれでも行っているとしたら、通常、両者の治療成績が全く同じということにはならないと思いますよ。
『保険外』の予後を良くするための何らかの努力はあるはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kumikkさん
返信日時:2016-05-18 14:38:22
ご回答、ありがとうございました。

オペを受けた歯医者で、根幹治療をしているときはマイクロスコープを使っていたので、オペにも使用すると思ったのですが、何か変ですね。

縫い方(太い糸)はみんな写真のような感じなのですか?
抜糸した歯茎が今はがたがたで白くなっています。

今からでも歯医者を変えてイチからやったほうが良さそうですね。

本当に失敗しました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-05-19 09:21:15
>オペにも使用すると思ったのですが、何か変ですね。

理想を求める患者さんの気持ちも分かりますが、我々からすると保険治療で望み過ぎのようにおもえますけどね^^;


>縫い方(太い糸)はみんな写真のような感じなのですか?

保険治療では極々一般的のようにも思えます。


私も勤務医時代は綿糸を使用していました、理想をいえば細くて感染しにくいナイロン糸を使う方がベターですが、かなり高い材料で保険治療にはまず使えません。


保険治療は安いという大きなメリットはあります、
ただネットで情報を集める方は保険治療であれもこれも要求されますが、海外の1/20〜1/10の治療費ではできること・材料にも限界があります。

*私含めこのサイトの先生の意見は自費治療ベースでの意見が多いので保険治療主体であれば難しい側面もあります。


実際の治療を見ていませんが、保険治療では逆根管充填などしている先生はまずいませんし、担当した先生の根の先を切って縫う術式が極々一般的かと思います。


画像:ナイロン糸での縫合 ⇒ 外科1カ月後

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タイトル [写真あり] 保険で歯根端切除術を行いましたが不安な点がある
質問者 kumikkさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯根端切除術
歯医者への不満・グチ
その他(写真あり)
MTA
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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