歯列矯正中、噛み合わせは無視しますか?

相談者: チシャさん (26歳:女性)
投稿日時:2016-05-19 01:30:01
装置をつけて4年の段階になり、下の歯がこれ以上動かない為隙間を埋めるインプラントの処置をしないといけないと宣告されました。

そのため他院でセカンドオピニオンを受けたところ下の歯以前に噛み合わせがあっていないと指摘され(上の犬歯が通常下の歯の前から3番目の後ろにないといけないが前にきている)現在の先生に話したところ犬歯はこれ以上動かす予定はなく、元々前寄りの為その位置になっている。

また、なるべる抜歯はしない方法で希望していたのでそうやりました。
ブリッジしていた隙間があったのでそこを使う意味)


また、動かす隙間がなくなっているため、前歯が突出してきており、奥歯で噛みしめると唇が閉じません。
先生の考えでは、噛み合わせや口元全体を綺麗にするというよりは歯が綺麗にならべばいいという考えであるとの事でした。


私は矯正時に八重歯が気になる事、スマイルライン、Eラインについてや今後前歯のオールセラミックを考えていること、歯茎のラインを綺麗にする手術やホワイトニングを検討していることなど伝えていたのですが、口元全体を綺麗にしたいという事は伝わっていなかったとのことでした。
矯正で噛み合わせまで無視した治療は通常の考えなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-05-19 09:49:25
こんにちは。

矯正治療に関しては様々なゴールがありますから事前にどういうゴールで治療を契約されたのか?というところが大きな問題になると思います。

歯を1本でも位置を動かせば矯正治療をしたということになりますし、特に全顎矯正治療の契約でなければ部分矯正ということでしましたといわれればそれまでだと思います。(歯を動かしもせずセラミック矯正といっている(まるで矯正治療と勘違いさせるようなネーミングで)歯科医院もありますし様々ですね)


>私は矯正時に八重歯が気になる事、スマイルライン、Eラインについてや今後前歯オールセラミックを考えていること、歯茎のラインを綺麗にする手術やホワイトニングを検討していることなど伝えていたのですが、口元全体を綺麗にしたいという事は伝わっていなかったとのことでした。


治療ゴールを確認されて契約されましたか?安易に矯正治療を契約されませんでしたか?



> 矯正で噛み合わせまで無視した治療は通常の考えなのでしょうか?

通常の考えだと八重歯があれば両側抜歯矯正か拡大矯正、臼歯を後方へ移動させるために第3大臼歯を抜歯して八重歯を歯列に引き込むためのスペースの獲得が必要になるでしょう。

ただ単に上顎、下顎だけあるいは上顎だけを拡大して綺麗な歯並びに見せるように並べてしまうと上下の対向関係は悪化しますから噛めなくなります。

ですから矯正治療は通常は上下でセットで行い必要であれば顎間ゴムで緊密な咬合を獲得させる必要があります。


または事前に十分なシュミレーションを行い臼歯の対向関係(かみ合わせ)を新生するように治療目標を設定して細かな設計を組み込んで行います。

噛みあわせを無視した歯科治療は駄目だと思うのが普通だと思いますしそのようになっていると思いますので何らかの治療を追加してもらう必要があるでしょう。


その場合、別の歯科医院(出来れば矯正専門医)で再矯正を行うか、または今の歯科医院で無理ならば歯冠修復などの歯冠形態を変えるなどの一般歯科治療の併用などが必要になるでしょう。
主治医とよく話し合って場合によっては第3者にご相談ください。




タイトル 歯列矯正中、噛み合わせは無視しますか?
質問者 チシャさん
地域 沖縄
年齢 26歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正のトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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