歯科用レントゲン(放射線)の密度、強度について

相談者: レントゲン疑問さん (51歳:男性)
投稿日時:2016-05-21 11:45:23
レントゲンでの被曝量を自然放射線と比較し、いかに少量であるかの説明をよく見受けます。

人体が自然界から年間2.4mSvを被曝しているとしても、秒単位にすれば、0.01mSvの100,000分の1にも満たない値になります。
単位面積にすれば、さらに僅かな値です。

歯科レントゲンを仮に0.01mSvとして比較すると、その密度・強度は、ずっと大きく(少なくとも10万分の1以上に)なります。
これを「気にするほどの放射線量ではありません」と、ほとんどの歯医者さんが仰っています。

治療にとって「仕方ない」ことは理解しているつもりですが、反対に「危険である」という先生はいらっしゃらないですか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 12:21:55
>反対に「危険である」という先生はいらっしゃらないですか?

歯科医師ならレントゲンはいかなる場合であってもリスクがあることは知っていますよ。
当然、撮る必要がないのであれば撮らないほうがよいです。

ただ、そのリスクは相対的に小さいということです。

もともとリスクのない医療自体が存在しません。
医療行為はすべてリスクの上になりたってます。


特に放射線のリスクに関して異常に気にされている人をみかけますが、リスクはトータルで考えなくては意味がないですよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 12:29:47
レントゲン疑問 さん、こんにちは

>反対に「危険である」という先生はいらっしゃらないですか?

歯科レントゲン撮影による被曝について、自然界の線量など比較、比喩を用いて「仕方のな」いことと言っていますが、決して「危険でない」と言っているわけではありません。

レントゲン撮影による被曝は侵襲性が高く危険なものだという認識は、医療従事者なら誰でも持っているものだと思います。
ですから、レントゲン撮影は注意深く必要最小限にとどめるように努力しています。

レントゲン撮影をした場合としなかった場合のベネフィット(利益)とリスクを天秤にかけて、リスクの少ない方を選択します。

もし私なら、歯科医としてレントゲン撮影をする方が利益が大きいと判断しても、患者さん自身がレントゲン撮影をしないこののリスクを受け入れられるなら、レントゲン撮影なしにできる範囲の治療をします。

レントゲン撮影は侵襲性が高いので、レントゲン疑問さんがレントゲン撮影をすることのリスクを重く捉えるのなら、レントゲン撮影なしで治療に応じてもらえる歯科医を探されると良いと思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 12:33:03
レントゲン疑問  さんこんにちは

>反対に「危険である」という先生はいらっしゃらないですか?

危険でもそれを上回るだけの利益があるのでレントゲンを撮影をします。
残念ですが、現在の科学ではレントゲン以上の良い方法が見つかっていません。

危険危険と言いすぎてレントゲン撮影を拒否される方が増えてしまい、それによる不利益が生じる方が危険かと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: レントゲン疑問さん
返信日時:2016-05-21 13:17:43
誤解を生む質問をして申し訳ありませんでした。

危険性を、より具体的に知りたかったのです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 13:30:59
以下のリンクを参考にしてレントゲンCTを撮影しています。危険であるという証拠がなさそうです。

「危険という証拠がない=安全である」というわけではありませんが、どこかで線引きをして撮影しますね。

http://www.ncc.go.jp/jp/shinsai/pdf/cancer_risk.pdf

小牧先生とは違っていて、必要なレントゲンはほぼ撮影するようにしています。
最近企業に電話すると「サービス向上のためこの会話を録音しています」という姿勢とほぼ同じです。

必要なレントゲンを撮影させてもらえないときは、残念ながら縁がなったねと思うこともあります。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 17:20:59
レントゲンのリスクは主にガンですね。

http://www.fepc.or.jp/nuclear/houshasen/eikyou/kakuteiteki/

私が言っているのは確率的影響。
理論上の話です。

柴田先生が言っているのは、歯科用レントゲンの撮影の確率的影響は自然発生の確率よりもかなり低いので、真に確率的影響が存在するのか不明ということかと思います。

http://www.fepc.or.jp/nuclear/houshasen/eikyou/kakuteiteki/sw_index_01/index.html




タイトル 歯科用レントゲン(放射線)の密度、強度について
質問者 レントゲン疑問さん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 専門的な質問その他
レントゲン写真
回答者




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