右上5番、マイクロスコープで根管治療しても透明の液が止まらない

相談者: yukko23さん (28歳:女性)
投稿日時:2016-06-02 21:34:38
右上5番の小臼歯歯根嚢胞歯科医院(マイクロ無し)で治療をしていましたが、急性して大学病院口腔外科を紹介され歯茎を切って膿を出し、嚢胞が大きいので抜歯が必要と言われました。

できれば抜歯したくなかったので、現在は歯内療法が得意の歯科医院に移って週1ペースで治療中です。
3回ほどマイクロとラバーダムを使用してしっかり歯の中を掃除してもらいました。

1回目の治療(掃除)でほとんど歯の中を綺麗にしてもらったのに、2回目の治療のときにも黄色い膿がどくどく出ているといわれました。
3回目の治療のときは、黄色い膿は出なくなりましたが、透明の液体がたくさん出ているといわれました。
(マイクロで先生が確認した範囲では歯にひび割れはなかったそうです)

今日は4回目の治療でしたが、相変わらず透明のさらさらした液体がずっと流れ出ているそうです。
とりあえず薬を根充して様子見することになりました。

この透明の液体が止まらないのはどういう状況でしょうか?

私自身は、2回目までの治療までは食べるときに治療した歯でうっかり噛んでしまうと響く感じや痛みを感じることもありましたが、今では治療した歯で噛んでも響く感じもなくなり、堅いものも噛めるようになり着実によくなっていると実感しています。
(なるべく治療中の歯では噛まないようにはしていますが)


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-06-03 08:16:44
ご相談ありがとうございます。

>この透明の液体が止まらないのはどういう状況でしょうか?

まだ治りきっていない状況かもしれません。


嚢胞が大きいので抜歯が必要と言われました。

大きいならば治るまで時間がかかることがあるからです。
ふつうです。


>黄色い膿は出なくなりましたが
>着実によくなっていると実感しています。

それならば治る方向に向かっていると思われます。
ご担当の先生に相談しましょう。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-06-03 09:25:47
上顎洞との関連性はないのでしょうか。

大きな歯根嚢胞感染すると内部には膿がたまることがありますし、感染していない状態では内部に浸出液により水がたまることが多いものです。

この浸出液の内部からの圧力により嚢胞が拡大することがあります。

歯根嚢胞の治療法としては外科的除去(普通は抜歯窩から)、根管治療の工夫、内部からの圧力を減じて縮小させる開窓療法(最終的には除去あるいは自然消失)方法があります。

開窓療法と根管治療の平行もあります。
大学病院といえども若い先生が担当すれば、上記のような知識が整理された治療法の考えを持ちあわせているとは限りません。

嚢胞の大きさと抜歯の可能性は本当はあまり関係しないことです。

切開したということですが、開窓療法に近い現象が起きて、圧力減少により一時的に嚢胞は縮小したものと思われますが、切開創が閉鎖すればまた拡大する恐れがあります。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-06-03 09:28:03
本当に歯根嚢胞なら、根管治療だけでは治らないと思いますよ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-06-03 12:36:51
歯根嚢胞根管治療では治らないとされていると思います。
外科的に摘出しないとなおりません。

ただ歯根嚢胞と診断するには外科的に全て取って病理検査をしないと分かりません。
治りにくいから全てが歯根嚢胞ではないと思います。

ただ便宜的に歯根嚢胞という説明をする歯科医がいる事は確かだと思います。


>とりあえず薬を根充して様子見することになりました。

水酸化カルシウム製剤を詰めて何ヶ月か置いておくと滲出液が止まったり破壊されて大きくなった根尖孔が小さくなったりしますので、そういう目的かもしれないと思います。
どんな薬で根管充填されたのかを確認すると良いかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yukko23さん
返信日時:2016-06-03 20:20:51
さがら先生、松山先生、藤森先生、柴田先生

ご多用のところ貴重なお時間を割いて親切にご回答くださり本当にありがとうございます。

透明の浸出液が出ているということは感染はしていないけれど、治りきっていない可能性が高いのですね。

今通っている歯科医院は、30代の若手の先生ですが、根管治療で他の歯科医院からも紹介で患者さんも来られたりする定評のある医院のようですが、先生も透明の液体が出続けることに「この液体は何だろうね」とおっしゃっていました。

歯根嚢胞かについてですが、大学病院でも今の医院でも先生にそう明言された記憶はない気がしますが、「嚢胞」とは言われたので、私がネットで調べて嚢胞ということは歯根嚢胞かなと思った次第です。
自己判断で用語を使用して申し訳ございません。

レントゲンで歯の根に黒い丸い大きな影があります。
具体的な大きさは聞いていませんが、隣の歯にもかかりそうなくらい大きいようです。。


週1ペースの治療(マイクロ、ラバーダム使用)で、

1回目:根の掃除(黄色い膿がどくどく出ている)

2回目:根の掃除(1回目でほとんど綺麗にしたのに相変わらず黄色い膿がどくどく出ている)

3回目:黄色い膿は止まったが、透明の液体が止まらないので、水酸化カルシウムを詰める

4回目:透明の液体が溢れ出て止まらない、これ以上待てないのでそのまま薬(薬の名前は不明)を詰める

5回目:来週土台を入れる予定

歯根嚢胞なら根管治療だけでは治らないとされているのですね。

4回目の治療でも

「土台を詰めて仮歯を入れて数か月様子見するが、腫れてきたりしたらすぐに根端切除の手術をする」

とは言われました。
(根端切除の手術も今の医院では多数手がけられているそうです)

透明の液体のことが気になったので昨日自分でも調べていたのですが、薬を詰めて土台を入れるのは、この透明の液体も完全に出なくなって乾燥してからにしないけないとありました。
液体がまだ出ている状況では、歯と根充する薬との間に隙間ができて菌が入り込みやすくなると。

私はすでに薬を詰めて来週早々にも土台を入れる予定になっているのですが、今の状況で土台を入れても大丈夫でしょうか?

嚢胞切除の外科手術を先にやってもらってから、土台を入れてもらったほうがいいでしょうか?

私が外科治療のお話しをされたときに怖がったので、今の医院で先生がすぐに外科治療をなさらなかったのかもしれません。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-06-04 09:55:10
実際に拝見していないので何とも言えませんが、「根尖破壊」と言って根尖孔が#100以上のスカスカ状態になっていると浸出液が止まらないこともあるように感じます。

MTA根充であれば、ある程度乾燥できれば、後から多少濡れていても完全封鎖は期待できます。
(なので、使用する薬の名前は確認されておいた方がよろしいかと)


また、根尖破壊の状態では今後、再根管治療を期待すること自体難しい(次は外科)ですから、土台を知れてしまっても構わないようにも思います。

(本当に根尖破壊状態なら…の話ですがね)

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 右上5番、マイクロスコープで根管治療しても透明の液が止まらない
質問者 yukko23さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療に関するトラブル
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい