[写真あり] 歯根端切除術後の再発。歯が落ちるまで放置して大丈夫か
相談者:
キャバリアさん (48歳:女性)
投稿日時:2016-06-23 23:16:26
約6年前に歯根端切除術を受けたのですが、術後10日でフィステルができて翌月に再手術を受けました。
さらに4年後にまたフィステルができたのですが、引っ越した事もあって初めての歯医者さんに見てもらうことになりました。
初見の時に
「いずれ抜歯する事になると思うけど、自然に歯が抜けてくるか、割れるかがあれば良いんだよね」
と言われていましたが、1年半以上治療しないままで、その間何度も腫れては潰れ圧迫感やうずいたりしていることを先生に伝えていますが、薬を注入するだけで何も治療していません。
そこで相談です。
@勝手に歯が落ちてくるってありますか?
Aもしも勝手に落ちる事があったとしても何年も放置して大丈夫なのでしょうか?
B他の歯医者さんに相談しようか迷っています。
それってセカンドオピニオンになるんですか?
セカンドオピニオンはどうやって歯医者さんを決めたらいいのか分かりません。
すごい不安で早く安心したいので宜しくお願いします。
さらに4年後にまたフィステルができたのですが、引っ越した事もあって初めての歯医者さんに見てもらうことになりました。
初見の時に
「いずれ抜歯する事になると思うけど、自然に歯が抜けてくるか、割れるかがあれば良いんだよね」
と言われていましたが、1年半以上治療しないままで、その間何度も腫れては潰れ圧迫感やうずいたりしていることを先生に伝えていますが、薬を注入するだけで何も治療していません。
そこで相談です。
@勝手に歯が落ちてくるってありますか?
Aもしも勝手に落ちる事があったとしても何年も放置して大丈夫なのでしょうか?
B他の歯医者さんに相談しようか迷っています。
それってセカンドオピニオンになるんですか?
セカンドオピニオンはどうやって歯医者さんを決めたらいいのか分かりません。
すごい不安で早く安心したいので宜しくお願いします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2016-06-23 23:37:58
@あるかもしれませんね。
A歯が抜けたまま何年も放置すると、隣在の歯が倒れてくる、対合の歯が挺出してくるといったことが想定されます。
B元の医療機関からの経過や現状についての資料が無いのであれば、自主的に受診し相談してみるのは、正しくはセカンドオピニオンを求めることとは異なります。
ただ、他の医療機関で意見を求めることは、良いことかと思います。
例えば、自費での受診になるかとは思いますが、歯内療法だけを診ている歯科医院で相談なさってみるのも一法かもしれません。
A歯が抜けたまま何年も放置すると、隣在の歯が倒れてくる、対合の歯が挺出してくるといったことが想定されます。
B元の医療機関からの経過や現状についての資料が無いのであれば、自主的に受診し相談してみるのは、正しくはセカンドオピニオンを求めることとは異なります。
ただ、他の医療機関で意見を求めることは、良いことかと思います。
例えば、自費での受診になるかとは思いますが、歯内療法だけを診ている歯科医院で相談なさってみるのも一法かもしれません。
回答2
回答日時:2016-06-24 00:29:25
歯根端切除術というのは基本的に、その歯を守るための最後の方法です。
ですが治療法について理論上不適切な場合があって、詳しくはここでは割愛して結論のみ書きますが、
@根管治療(歯内療法)の専門医かそれに近い先生が
Aマイクロスコープを使用して慎重に治療すること
B保険ではなくて自費の方がベター
と理解されると良いかと思います。
特に@とAは重要ですので、過去に受けた処置が条件を満たしてない場合は、専門医で相談してみた方が良いかと思います。
お大事になさって下さい。
ですが治療法について理論上不適切な場合があって、詳しくはここでは割愛して結論のみ書きますが、
@根管治療(歯内療法)の専門医かそれに近い先生が
Aマイクロスコープを使用して慎重に治療すること
B保険ではなくて自費の方がベター
と理解されると良いかと思います。
特に@とAは重要ですので、過去に受けた処置が条件を満たしてない場合は、専門医で相談してみた方が良いかと思います。
お大事になさって下さい。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-06-24 09:58:29
お二人の先生方の意見に同意です。
以前(僕が学生だった頃)は「歯根端切除術は口腔外科の領域」と言う認識でいました。
ところが、CTやマイクロスコープを使用し、歯内療法のコンセプトから手術を行った方が予後が良いというデータが出てきました。
そこで最近は「マイクロ、CT、歯内療法的コンセプト」で行われる手術を歯根端切除術とは区別して「外科的歯内療法」と呼ぶことが増えてきました。
事実、裸眼での歯根端切除術の成功率が60%以下と言うデータに対し、マイクロ、CT、歯内療法的コンセプトで行われた外科的歯内療法の場合、90%の成功率があります。
したがって、渡辺先生の書かれているように「過去に受けた処置が条件を満たしてない」とすれば、(自費で)歯内療法専門医に診てもらうというのが良いと思います。
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以前(僕が学生だった頃)は「歯根端切除術は口腔外科の領域」と言う認識でいました。
ところが、CTやマイクロスコープを使用し、歯内療法のコンセプトから手術を行った方が予後が良いというデータが出てきました。
そこで最近は「マイクロ、CT、歯内療法的コンセプト」で行われる手術を歯根端切除術とは区別して「外科的歯内療法」と呼ぶことが増えてきました。
事実、裸眼での歯根端切除術の成功率が60%以下と言うデータに対し、マイクロ、CT、歯内療法的コンセプトで行われた外科的歯内療法の場合、90%の成功率があります。
したがって、渡辺先生の書かれているように「過去に受けた処置が条件を満たしてない」とすれば、(自費で)歯内療法専門医に診てもらうというのが良いと思います。
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相談者からの返信
相談者:
キャバリアさん
返信日時:2016-06-24 23:27:59
小林先生、渡辺先生、櫻井先生、早々の回答ありがとうございました。
<小林先生へ>
セカンドオピニオンとは現在通院している歯医者さんからの資料が無ければセカンドオピニオンと言わないんですね!
勉強になりました。
歯内療法専門医がいる事を掲示板で知り、通う事が出来る歯内療法専門医を探しました。
そこで治療費が高額になる事を知って2度の歯根端切除術をしている現状から3度目の切除術が成功したとしても歯が長持ちしないと思い、高額の治療費はリスクが高いと考えています。
せめて歯根膿胞が初めて見つかった時に歯内療法専門医を見つけて入たら歯根端切除術ではなく根の治療で済んでいたのかと思うと残念で仕方がありません!
次は無い事を願っていますが、その時は歯内療法専門医を訪ねたいと思います。
<小林先生へ>
セカンドオピニオンとは現在通院している歯医者さんからの資料が無ければセカンドオピニオンと言わないんですね!
勉強になりました。
歯内療法専門医がいる事を掲示板で知り、通う事が出来る歯内療法専門医を探しました。
そこで治療費が高額になる事を知って2度の歯根端切除術をしている現状から3度目の切除術が成功したとしても歯が長持ちしないと思い、高額の治療費はリスクが高いと考えています。
せめて歯根膿胞が初めて見つかった時に歯内療法専門医を見つけて入たら歯根端切除術ではなく根の治療で済んでいたのかと思うと残念で仕方がありません!
次は無い事を願っていますが、その時は歯内療法専門医を訪ねたいと思います。
タイトル | [写真あり] 歯根端切除術後の再発。歯が落ちるまで放置して大丈夫か |
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質問者 | キャバリアさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の失敗・再治療 歯根端切除術 根管治療関連 その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。