練り歯磨きの効能を最大限に生かす歯磨き後のゆすぎの適正回数は?
相談者:
前歯伸びすぎハムスターさん (51歳:男性)
投稿日時:2016-06-19 04:14:06
現在練り歯磨きは歯の為にフッ素配合のものと、歯ぐきの為に各種有効成分配合と謳っている「ラカルト」を1日置きに使用しています。
使い方は縦磨きや細かく動かす磨き方を駆使して1本1本磨いた後、歯の日は歯に、歯ぐきの日は歯ぐきに、それぞれ擦り込むようにしております。
判らないのはその後で、それぞれの有効成分を最大限に生かすとしたら1回もゆすがないでフッ素は歯に沈着する、歯ぐき用は歯ぐきに浸透するのを待ってから飲食するべきかと考えますが、それだと飲食前に口をゆすいだとしても多少でも食べ物ではない化学(工業)製品(成分)を飲み込んでしまう事になり体への悪影響が心配です。
1本1本磨くと20〜30分かかりますが、それぐらいの時間では有効成分は浸透しないと思うので上記のようにするべきでしょうか?
今は軽く1回だけゆすぐようにしています。
使い方は縦磨きや細かく動かす磨き方を駆使して1本1本磨いた後、歯の日は歯に、歯ぐきの日は歯ぐきに、それぞれ擦り込むようにしております。
判らないのはその後で、それぞれの有効成分を最大限に生かすとしたら1回もゆすがないでフッ素は歯に沈着する、歯ぐき用は歯ぐきに浸透するのを待ってから飲食するべきかと考えますが、それだと飲食前に口をゆすいだとしても多少でも食べ物ではない化学(工業)製品(成分)を飲み込んでしまう事になり体への悪影響が心配です。
1本1本磨くと20〜30分かかりますが、それぐらいの時間では有効成分は浸透しないと思うので上記のようにするべきでしょうか?
今は軽く1回だけゆすぐようにしています。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2016-06-19 07:59:12
>1本1本磨くと20〜30分かかります
時間をかけて丁寧にブラッシングすることは、良いことです。
ただ、基本的なことになりますが、歯磨剤の薬効成分に頼ることよりも、プラークを確実に除去することの方が、虫歯に対しても、歯周病に対しても、圧倒的に有効です。
つまり、ゆすぐ回数などは、気にする必要がありません。
時間をかけて丁寧にブラッシングすることは、良いことです。
ただ、基本的なことになりますが、歯磨剤の薬効成分に頼ることよりも、プラークを確実に除去することの方が、虫歯に対しても、歯周病に対しても、圧倒的に有効です。
つまり、ゆすぐ回数などは、気にする必要がありません。
相談者からの返信
相談者:
前歯伸びすぎハムスターさん
返信日時:2016-06-23 23:41:27
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2016-06-23 23:58:21
>練り歯磨きの成分を飲み込んでしまっても大丈夫なのでしょうか?
チューブ丸々1本の内容物を飲み込んだりしない限り、特に問題無いものと思います。
そもそも、どんなに飲み込まないよううがいを工夫したり、繰り返したとしても、僅かでもその成分を飲み込むことは避けられません。
チューブ丸々1本の内容物を飲み込んだりしない限り、特に問題無いものと思います。
そもそも、どんなに飲み込まないよううがいを工夫したり、繰り返したとしても、僅かでもその成分を飲み込むことは避けられません。
回答3
回答日時:2016-06-24 00:19:33
>練り歯磨きの成分を飲み込んでしまっても大丈夫なのでしょうか?
大した量ではないので心配する必要はないと思います。
特に20〜30分も磨いていれば大半は吐き出してるとも思いますが毎日のことですし、どうしても不安であれば一度好きなだけうがいしてから、フッ素洗口液を利用されれば良いと思いますよ。
フッ素は口内(唾液等)にイオンが溶けている状態で効能を発揮します。
「沁みこむ」だけというのとは少しイメージが違いますね。
水や唾液で流せば流すほど効能は薄れますので、フッ素の効果を最大化するには出来るだけ沢山の量を含み、隣接面等に行き渡らせ、極力吐き出さず、唾液は少なめに するのが良い訳です。
(ややこしい話ですが、唾液中のミネラルはあった方がいいので、唾液がゼロでも環境としては良くないはずです)
飲み込むのも効果的には実はアリなのですが、効率的にもそれが主ではありません。
当然ながらフッ化物配合歯磨剤の応用は使用が最も便利である一方、研磨材や発泡剤等フッ素以外の成分もありますから、微量ではありますがそれが気になる場合は次に便利なのが洗口液、ということになるかと思います。
極微量でも添加物を気にされる方はされますし、それはそれぞれの判断で良いかと思います。
フッ素に関しては色々な意見も目にするかとは思いますが、効能についても安全性についても十分に研究されていますので、安心してむし歯予防の”補助”として、積極的に利用されて下さい。
一方で歯周病への歯磨剤の効果というのは知見が十分にはないと認識しています。
小林先生のコメントにある
>歯磨剤の薬効成分に頼ることよりも、プラークを確実に除去することの方が、虫歯に対しても、歯周病に対しても、圧倒的に有効です。
という考えについては、歯周病に関してはまずまず同意ですが、むし歯予防に関してはニュアンスが難しいのですけど「そうとは言えない」と自分は思います。
大した量ではないので心配する必要はないと思います。
特に20〜30分も磨いていれば大半は吐き出してるとも思いますが毎日のことですし、どうしても不安であれば一度好きなだけうがいしてから、フッ素洗口液を利用されれば良いと思いますよ。
フッ素は口内(唾液等)にイオンが溶けている状態で効能を発揮します。
「沁みこむ」だけというのとは少しイメージが違いますね。
水や唾液で流せば流すほど効能は薄れますので、フッ素の効果を最大化するには出来るだけ沢山の量を含み、隣接面等に行き渡らせ、極力吐き出さず、唾液は少なめに するのが良い訳です。
(ややこしい話ですが、唾液中のミネラルはあった方がいいので、唾液がゼロでも環境としては良くないはずです)
飲み込むのも効果的には実はアリなのですが、効率的にもそれが主ではありません。
当然ながらフッ化物配合歯磨剤の応用は使用が最も便利である一方、研磨材や発泡剤等フッ素以外の成分もありますから、微量ではありますがそれが気になる場合は次に便利なのが洗口液、ということになるかと思います。
極微量でも添加物を気にされる方はされますし、それはそれぞれの判断で良いかと思います。
フッ素に関しては色々な意見も目にするかとは思いますが、効能についても安全性についても十分に研究されていますので、安心してむし歯予防の”補助”として、積極的に利用されて下さい。
一方で歯周病への歯磨剤の効果というのは知見が十分にはないと認識しています。
小林先生のコメントにある
>歯磨剤の薬効成分に頼ることよりも、プラークを確実に除去することの方が、虫歯に対しても、歯周病に対しても、圧倒的に有効です。
という考えについては、歯周病に関してはまずまず同意ですが、むし歯予防に関してはニュアンスが難しいのですけど「そうとは言えない」と自分は思います。
相談者からの返信
タイトル | 練り歯磨きの効能を最大限に生かす歯磨き後のゆすぎの適正回数は? |
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質問者 | 前歯伸びすぎハムスターさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯磨きに関する疑問 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。