1歳1ヶ月、乳中切歯の初期虫歯について

相談者: どんぐり22さん (1歳:男性)
投稿日時:2016-07-31 14:51:53
こんにちは。1歳1か月の息子のことで相談です。

上の前歯乳中切歯)の2本のうち、右側の歯が、どこでケガしたのかわからないのですが、すこしかけてしまい、左側の歯の表側の先のほうが、白いところがあるため、歯科で見ていただきました。

上4本、下2本生えていますが、かけているのは、そのままにしておく。
また、上の前歯(乳中切歯)は、左のほうが目立つけど、二本とも、表側の先のほうが初期虫歯と言われました。
フッ素をぬって帰ってきました。

お菓子はほとんど食べず、水分補給も、水かお茶で、歯磨きは寝る前は必ず行い、レノビーゴを使っておりました。

上の子は、よだれがかなり多かったのですが、よだれが少なく、夜中の授乳を含め授乳回数が多いことが原因なのか気になっております。

食後はかならず歯磨きをしていますが、授乳後ガーゼで前歯の表面だけでも拭こうとしても、寝ていることも多く、なかなか難しいです。
唇の隙間から、綿棒をいれて、上の前歯の表面だけふいてみたりしています。

まだ、診察から1週間ほどですが、上の乳側切歯の右側も、表側の側面に、白いところがあるように思えて、虫歯が広がっていないか心配です。

歯の裏側は虫歯はないとのことでしたが、やはり授乳が影響していますか?
卒乳したほうがいいのか悩んでおります。

また、レノビーゴは、1プッシュ夜のみ使用しておりますが、1日3回の歯磨きのたび1プッシュつかっても、使用量として、問題ないでしょうか?
フッ素症が心配です。

かけた歯の乳中切歯の下の乳中切歯も、上の歯のかけたところがあたっているのか、すこしかけているようにみえます。
遠目にはわかりませんが、そのままでいいのでしょうか?

なお、オーバルゲンDCという機能性食品素材(○キラ)を、歯磨き後にあたえることは、どう思われますか?
栄養士から、1歳半からの使用を勧められました。

質問ばかりですみませんが、再石灰化してなおらないか、期待しつつ歯磨きを頑張っています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-08-01 13:37:53
どんぐり22 さん、こんにちは


>やはり授乳が影響していますか?

>また、レノビーゴは、1プッシュ夜のみ使用しておりますが、1日3回の歯磨きのたび1プッシュつかっても、使用量として、問題ないでしょうか?

レノビーゴはフッ化物の濃度が低く、虫歯予防効果はかなり弱いのですが、その分副作用も弱いと思いますので、1日3回使用されても問題ないと思います。

できれば、フッ化物濃度が500ppmの歯磨材を使用されると良いと思います。
ただし、使用料など注意が必要ですので、使用に際しては、歯科医院で指導を受けられることをお勧めします。


>遠目にはわかりませんが、そのままでいいのでしょうか?

実際に診ていないのではっきりとは申し上げられませんが、一般的ん考え、主治医野先生がそれで良いとおしゃって見えるのなら、良いのではないでしょうか。
一様、そのままにしておくことにリスクはないのかは聞いておかれた方が良いでしょう。


>なお、オーバルゲンDCという機能性食品素材(○キラ)を、歯磨き後にあたえることは、どう思われますか?

私の知る限りでは、虫歯を予防できたという臨床研究はありませんし、また乳幼児に長期的に与えて副作用がないかという研究もなされていないようですので、現時点では、あまりお勧めしません。
将来研究が進めば、安全で虫歯予防に効果的という結果が出るかもしれませんね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: どんぐり22さん
返信日時:2016-08-01 23:05:52
小牧先生

回答ありがとうございます。

フッ素物濃度ですが、レノビーゴは100ppmですよね。

250ppm以下だと、虫歯予防の効果はあまりないとのことですが、1日3回で、100×3=300ppmとはならないのでしょうか?

害もなく、虫歯予防も期待できないでしょうか?

見ていただいた先生は、レノビーゴでいいのでは?
と言われました。


500ppmのフッ素というと、チェックアップのバナナ味を、上の子は、利用していました。
上の子の時は、使用後うがいなどしていませんでしたが、HPをみたら、使用後少量の水ですすぐとかいてあり、まだ吐き出したり、うがいができない、使用するのは早いのかと考えておりました。

うがいなどできなくても、使用できる500ppmの商品があるのでしょうか?

500ppmのものであれば、1日1回で十分ですよね?

別件ですが、8歳の上の子は、歯磨きの後、夜だけは、チェックアップのグレープ(900ppm)をぬって、うがいをしないという使用方法をつづけておりましたが、うがいをしていないのは、使用方法が違うとHPでしり、また、つかっている歯磨き粉(クリニカkids)にもフッ素が入っておりました。

歯磨き粉をきちんと使うようになったのは、6歳すぎてからですが、フッ素のとりすぎになりますか?

オーバルゲンDCの件は、ありがとうございました。
まだ、臨床研究がすすんでいるものではないのですね。
専門家のご意見がうかがえて、感謝しております。

母乳の虫歯に対する影響もお考えがあれば教えてください。

よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-08-02 08:54:56
>歯の裏側は虫歯はないとのことでしたが、やはり授乳が影響していますか?
>卒乳したほうがいいのか悩んでおります。

(私の場合ならですが)現状ですでに上の前歯の裏側にC2程度のむし歯がある場合は卒乳を強く勧めますが、初期むし歯と思われるものが表側の先端部分にあった場合は、定期健診を選択する可能性が高いように思います。

その理由ですが、

1.むし歯の部位が母乳が原因と思われる典型的な部位と異なる
2.むし歯の部位がどちらかというと進行が早い部位ではない
3.初期むし歯であれば対策(たとえばフッ化物の利用)を行うことで、進行を遅らせることが十分に期待できる

といったことがあるかと思います。


ただ、実際に診察させていただいたわけではないものには大雑把な考え方しか言えません。
卒乳が必要かどうかは、実際に診ている担当医に直接聞くのがまず第一です

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-08-02 14:09:43
>1日3回で、100×3=300ppmとはならないのでしょうか?

なりません。


>害もなく、虫歯予防も期待できないでしょうか?

害はなく、予防効果はあまり期待できません。


>うがいなどできなくても、使用できる500ppmの商品があるのでしょうか?

ありますよ、チェックアップバナナでいいと思います。


>500ppmのものであれば、1日1回で十分ですよね?

リスクが高いなら十分ではないように思います。


フッ素のとりすぎになりますか?

大丈夫だと思います。



私が自分の患者さんにお勧めするフッ化物の使用方法を以下に書きます。
先生によっていろいろな考え方があると思いますので、参考までに。


使用するフッ化物の濃度と1回の量
3歳未満:500ppm、お子さんの小指の爪の大きさぐらい
3歳〜6歳未満:900~1000ppm、歯ブラシの横幅
6歳以上〜成人:900~1000ppm、歯ブラシの縦幅いっぱい

使用するタイプ:歯磨き剤、またはジェル、どちらでも好みのもの

1日の回数
一般的な方:1〜2回
リスクの高い方:2〜3回
リスクのかなり高い方:それ以上、またはフッ化物洗口剤を併用

使用法:以下のいずれか、どれでも良いので実行できる方法

1)フッ化物をつけて歯磨きをして、唾液を吐き出し、ゆすがずにそのまま

2)何もつけずに歯磨きをし、ゆすいだ後、フッ化物をつけてもう一度磨き、唾液を吐き出し、ゆすがずにそのまま

3)フッ化物をつけて歯磨きをした後、唾液を吐き出さずに、少量(大人ならおちょこ1杯分)の水を含んで、フッ化物と唾液と水を口の中でよく混ぜ、お口の中全体に行きわたらせ、30秒間、歯と歯のの間を行きわたらせるようにしてクチュクチュし、その後吐き出す

3番の水の使用は、フッ化物を洗い流すためのものではなく、口の中に行きわたらせるようにするためです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: どんぐり22さん
返信日時:2016-08-02 18:14:41
森川先生

授乳の件について、お考えを教えていただき、ありがとうございます。

診察していただいた先生は、1歳1か月の時に、診察していただいたのですが、1歳半まで、フッ素塗布は基本していないとのことでしたが、私の希望もあり、診察の際、塗布していただきました。

次回は4か月後の診察でよいとのことで、授乳後ふけるときだけでも、ガーゼでふくようにしては?
と言われました。
卒乳はすすめられませんでした。

森川先生のおっしゃるとおり、歯の裏側には虫歯はない。
と言われたので、卒乳までしなくてもいいのかも。
と考えておりました。

口が半開きになって、乾燥しそうな場所にできているので、すくない唾液では、洗い流せない場所なのかも?
と考えたりしています。

できれば、2歳までは飲ませたいと考えているので、
歯磨き、食生活を気を付けて、ほしがるなら、
母乳をあげたいと思います。



小牧先生

詳しくフッ素物の使用方法について、教えていただき、ありがとうございます。
上の子や、私も参考になることを教えていただき感謝しております。
やはり、100ppm×3にはならないのですね。

3歳未満:500ppm、お子さんの小指の爪の大きさぐらい、リスクが高い場合は、2〜3回とのことであれば、うがいや吐き出すことはできないので、歯磨きをしてあげた後、水を飲ませて、チェックアップのバナナを子供の小指の爪ぐらいを、歯ブラシで塗り込んで、ゆすがずにそのままという方法を、1日1回ではなく、2〜3回ぐらいするという方法で問題ありませんか?

リスクが高い場合は1回では十分ではないということですか?

フッ素症を心配しておりますが、濃度がうすすぎても効果がありませんよね。

また、先生のお考えでは、歯科でのフッ素塗布は、初期虫歯の経過観察でも、4か月に1回程度でも問題ありませんか?

できることは、親としてしてあげたいと思います。



タイトル 1歳1ヶ月、乳中切歯の初期虫歯について
質問者 どんぐり22さん
地域 非公開
年齢 1歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ フッ素
小児歯科治療
子供(子ども)の虫歯
歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた
子供の虫歯予防
回答者




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