再根管治療が必要な歯が多く保険で治療できるか心配

相談者: 歯っPさん (38歳:女性)
投稿日時:2016-08-24 23:34:31
現在、歯科へ通院中です。
初診時のレントゲンを見て

「できる事ならすべての歯の根を再治療した方が良い」

と言われるくらい神経のない歯が20本ほどあり、そのほとんどが歯根の状態が悪いようです。


今、その中でも状態の悪い歯を治療して頂いています。
今治療して頂いている1本はもう6回ほど根っこの掃除に通っているかと思いますがこの度、今後他の歯も歯根治療を希望して徹底的に治すのであれば実費治療になります、と言われました。

今治療中の歯は、マイクロスコープを使い保険で治療してくださっています。


奥歯には何本も銀の被せ、前歯の4本連結の差し歯(どれも保険治療)があり、それらも治療も含めてすべて根っこから実費でやり治すか。
保険での範囲での治療にするか選んで欲しいと言われました。

実費料金を尋ねたところ、いくつかの料金ランクがあるようで安い方で「8.5万円×本数」が大まかな料金とのことでした。
先生のお話では、全部の歯の治療を実費か全部保険かというお話で
私としては、奥歯の被せなら保険の被せで良いな、と思ったのですがこの歯は実費、ここは保険、というような治療はできないようなお話しぶりでした。


実費でやるなら見積もり出しますとの事でしたが単純計算で、8.5万円×20本として170万は掛かるんだなと思い今回は保険での治療をお願いして帰ってきました。

見積もりを聞けませんでしたが。
お話しぶりでは、ここに実費の差し歯や被せの料金が足されるのかな・・・と思いました。



長くなって申し訳ありません。ここからが本題です。
今、前歯の差し歯の歯茎に違和感があり微妙にカクカクずれる状態なのでできれば治療して欲しいのですが。

通常、この差し歯と根っこの治療を保険内で治療することは可能でしょうか?
保険での治療とはどのような治療になりますか?

その他に、歯が欠けている歯が1本。
歯茎に違和感のある歯が2本あるのですが、それについても治療をお願いしても大丈夫なものでしょうか?


実費治療を断ってしまい、どのように治療をして頂けるのか今後の治療して頂けるのかと不安なのですが保険での治療を希望した患者が見てもらいたい歯がまだたくさんある場合、どのような治療になりますか?

この歯は保険では無理です・・・など言われてしまう事はありますか?
今回治療を希望している歯はすべて神経を取っています。
根っこの状態がどれも悪いそうです。


回答をくださる先生がいらっしゃると大変助かります。
どうぞよろしくお願い致します。
分かりにくい文章で申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-08-25 03:02:58
個人的には、そうやって保険で"試食"をさせてから自費へ誘導するという様なやり方はズルいなぁと思いますが、患者さんにとっては悩ましいところでしょうね。

自分だったら、治療の優先順位を可能な範囲で明確にして、年に1箇所ずつとか、予算に応じてなんとか無理のないペースで進めていくかと思います。

それでも高額になるでしょうからさらにコストを抑えるなら「被せ物」がいいと思います。


ルール上、同じ医療機関で自費の根管治療を行うと保険のクラウンには出来ませんから、自費の根管治療をしてもらったところで仮歯まで進めてもらい、数ヶ月待って根管治療が成功したのを確認してから、クラウンだけは(出来れば紹介してもらって)他の医院で保険ですると思いますよ。

主治医の先生の性格にもよるかと思いますので、よく相談してみてくださいね。
お大事にどうぞ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-08-25 07:05:31
ご相談ありがとうございます。

>それについても治療をお願いしても大丈夫なものでしょうか?

ふつうは大丈夫です。
その医院では分かりません。


>どのような治療になりますか?

ふつうは差別してはいけませんから、全国どこでも統一された治療になることが保険の建前です。

また、だいぶ治療本数が多いようですから、1本ずつの治療はリスクが高まります。
全体を見て、一本だけではなく、全体が悪化しないような計画が必要と思われます。

この治療計画も予防医療と言えます。
気になる歯も順番的には大事ですが、全体を忘れないようにしましょう。

ただ、お話から想像するとお金で治療内容が違うようですから、そこで直接相談することが一番です。
もしそこでは、保険での治療に気が進まない歯科医院であれば、嫌々に思われながらの治療となる可能性があります。



>この歯は保険では無理です・・・など言われてしまう事はありますか?

保険取扱歯科医院では、保険証を出して保険で治療してほしいという患者さんを、無理と言って断ることは法律違反です。

逆に、初めから保険を扱っていないところでは、紛れがなく簡単です。
ただし、自費専門の歯科医院は、当然ですが、今お金がない人は診てくれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯っPさん
返信日時:2016-08-25 22:00:32
渡辺先生。さがら先生。
回答してくださりありがとうございます。
先生方の回答を何度も読み少し落ち着きました。


お尋ねしたい事があるのですが根管治療は、初めて根の治療を受ける際マイクロスコープラバーダム使用で治療を受ける事が大変大事だと書いてあるサイトが多数ありました。

私は今回、約20本近くの歯が根っこの治療をやり直した方が良い状態だという事なのですが。
私の歯は1本も、それらを使用して根っこの治療をして頂いた事はありません。

初めの根管治療でないと、効果が発揮されないのでしょうか?
再根管治療だと、マイクロスコープとラバーダムを使用して治療するには効果はあまりないのでしょうか?
(使わないよりは使って治療して頂いた方が良いのだろうとは思っています)


私ほど、再治療の本数が多い患者はそうそういないと思いますし、今治療して頂いている根っこの再治療の際も奥歯2本分の銀歯を外したら、2本とも虫歯になっていたので他の歯もきっと同じような状態なのだと思うのでどの歯もやり直した方が良いと言われるのは、その通りだと思っています。

再根管治療の場合でも、自費でそちらの治療を受けた方が今後、40代50代60代と過ごす何十年を考えると残せる歯の本数に違いが出てきますか?


一つ気になる事では今通っている歯科では、マイクロスコープは使用していてもラバーダムは使用していないようで。
自費なら、使っていて欲しかったなぁという気持ちともう、私の根っこには細菌が入っているだろうから今後の治療でラバーダムが使われなくてもたいして変わりはないのでしょうか?

再根管治療についての場合もマイクロスコープとラバーダムは必須だと考えた方が良いでしょうか?
保険での再根管治療の場合は、拡大鏡を使っての治療なのだそうです。


どうかよろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-08-25 22:10:13
歯っP さんこんにちは

マイクロスコープラバーダムは必須だと考えた方が良いでしょうか?

根幹治療には、ラバーダムは必須だと思います。
マイクロスコープについてはあったほうが良いですね。
(マイクロバカの私の意見ではマイクロスコープも必須だと考えています。)

特に、抜髄よりも再根幹治療の時のほうがマイクロスコープはあったほうが良いと思います。



保険での再根管治療の場合は、拡大鏡を使っての治療なのだそうです。

欧米での1/10とも言われるような治療費ですからやむをえないですね。



>再根管治療の場合でも、実費でそちらの治療を受けた方が

歯内療法の専門医などに診ていただくことが重要かと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯っPさん
返信日時:2016-08-26 03:34:39
先生方、回答してくださりありがとうございました。

渡辺先生のおっしゃる、自費再根管治療後他院で、保険の被せやブリッジなどができるなら、すぐにでも治療を受けたいたと思うのに先生のクリニックは遠すぎて通えず、私が通える範囲内では、そのような治療方法で私のような患者を受け入れてくださる医院は今のところ見つかりません。

自分の責任ですが、治療本数が多くて高額で今現在も、前歯差し歯の四本がピリピリ痛みもうこの歯がダメになったらどうしようと不安で仕方がありません。

ありがとうございました。



タイトル 再根管治療が必要な歯が多く保険で治療できるか心配
質問者 歯っPさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
根管治療の失敗・再治療
その他(保険と保険外)
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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