白板症ではないと衛生士さんに言われました

相談者: からあげ24さん (28歳:女性)
投稿日時:2016-08-24 21:52:07
お忙しい中すいません。
質問をさせてください。

いつ頃からできたのかわからないのですが、右上の粘膜側の歯肉に白い糸状の硬いものができていました。
歯ブラシなどで擦っても取れなかったです)

つい最近クリーニングに行った際、衛生士さんに白板症なのかお聞きしたところ大丈夫だとのことでした。
後々ネットで調べたら生検をしないとわからないとなっていましたが、視診と触診だけでわかるものなのでしょうか?


よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-08-24 22:09:19
こんばんは。

衛生士に尋ねられて白斑症といわれたようですが日頃見慣れていればそのような臨床診断も可能かもしれませんが、個人的には衛生士が見なれているとは思えませんが。

何より歯科衛生士が患者さんにそのような診断をするのはちょっと問題があると思います、仰るように確定は生検することにより確定します。

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-08-24 22:18:06
からあげ24さん、こんにちは。

歯肉の白い病変につきご不安なことと思います。


>後々ネットで調べたら生検をしないとわからないとなっていましたが、視診と触診だけでわかるものなのでしょうか?

ちょっと専門的な話となりますが、「白板症」という病名は、“肉眼的に(目で見た状態で)白く見える症状で、他の病気には該当しないもの”をいいます。

したがって、眼で見て白く見える場合に、全てのケースで生検が行われるわけではありません。

生検もちょっとした手術であるため、歯科医師による視診や触診で、白板症とは明らかに異なると判断した場合、あるいは、他の病気も含めて病的なものではないと判断した場合、生検は行われないことも多々あります。


ただ、からあげ24さんの場合、問題は、

>つい最近クリーニングに行った際、衛生士さんに白板症なのかお聞きしたところ大丈夫だとのことでした。

という箇所です。

本来、「白板症ではない、大丈夫」という判断は、歯科衛生士ではなく、歯科医師がすべきものです。

ですから、この点につきご心配であれば、一度歯科医師の判断をあおぐ必要はあるのではないかと、個人的には考えます。


お大事になされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: からあげ24さん
返信日時:2016-08-24 22:41:14
山田先生、中本先生、ご回答ありがとうございます。


担当の先生がその日はいらっしゃらなかったので、衛生士さんが判断してくださいました。
衛生士さんにお聞きしたのに申し訳ない気もしますが、不安を取り除くためにも、もう1度担当の先生にみていただこうかと思います。


ちなみに白板症は発見からどのくらいで癌化してしまうものなのですか?
回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2016-08-28 11:57:01
からあげ24さん、あらためまして。

>白板症は発見からどのくらいで癌化してしまうものなのですか?

まず、すべての白板症が癌化するわけではありません。

教科書的には白板症の5〜15%程度が癌化するといわれています。

実際には、生検で確認される上皮性異形成(良性と悪性の境界領域にあるような所見)というものが、どの程度確認されるかにより、癌化する度合いは変わってきます。


また、日単位、週単位で癌化するものではなく、ある程度長い期間をかけて癌化していきます。

さらに、白板症は口腔癌と同様に、50〜70歳代の男性に多い症状です。


個人的には、からあげ24さんの状況で過度にご心配される必要はないようにも思います。

担当の先生にもしっかりとご相談されてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: からあげ24さん
返信日時:2016-09-01 14:43:41
中本先生、お忙しい中ご解答ありがとうございます。

来週通っている歯医者さんへ行くことにしました。
まだ検査を受けたわけではありませんが、全てのものが癌化するわけではないと聞いて少し安心しました。
先生のお話をよく聞いてきたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 白板症ではないと衛生士さんに言われました
質問者 からあげ24さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 粘膜の病気・異常
白板症
回答者




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