歯根嚢胞による抜歯・嚢胞摘出について

相談者: てんてるさん (48歳:男性)
投稿日時:2016-10-05 00:55:55
9月下旬に右下7番のクラウンが外れてしまい、かかりつけの歯科医院レントゲンを撮ってもらいました。

すると、その歯の下に歯根嚢胞らしきものがあり、かなり神経に近く、また下顎の骨もだいぶ溶けているとのことで、都内大学病院口腔外科を紹介されました。

先週、その大学病院でデジタルレントゲンとCTを撮ってもらい今週に入って治療計画の相談をしてきたのですが、先生いわく、

1. 嚢胞が舌(べろ)側に大きく膨らんで下顎の骨を溶かしており、骨がペラペラの状態に近いところまで薄くなっている部分もある。

また、

2. 嚢胞は神経の管に触れており、さらに神経管の反対側にまで少し広がっている。


3. 処置としては

(1) 抜歯後に嚢胞を摘出し、骨の内側を掻把。

(2) きれいな骨の面を露出させた後に歯茎を縫合する。

(3) 処置は局所麻酔で行い、所要時間は1時間未満。

(4) なお、上記2.の状況から、処置の最中に神経管が露出すると思われる。

4. 今回の処置による主なリスクとしては、顎のあたりに多少麻痺が残る恐れがある、

とのお話でした。



現在の当方の自覚症状としては、

■強くはっきりした痛みはないものの、この一週間ほど、右下の歯のあたりが不定期に軽く疼く感覚があります。

■歯が浮いている感覚や口の周りのしびれ等、その他の症状は全くありません。

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説明を聞いて、3の治療を受けることで一旦は合意したのですが、その後、いろいろと不安が出てきてしまいました。

そこで質問をさせて下さい。


Q1. ペラペラな状態まで薄くなった骨を削った場合、削り過ぎて「穴」が開いてしまう恐れはないのでしょうか?

もし開いてしまった場合、問題はありませんか?
(自然に骨が再生されるものなのでしょうか?)

Q2. 嚢胞の摘出後、神経管を超えた部分まで掻把が必要になると
思うのですが、器具が触れて神経に傷を付けてしまう危険があるのでは、と心配です。そこで…

Q2-1. 神経管周りは具体的にどのような処置をするのでしょうか?
(大き目に骨を削ったりするのでしょうか?)

Q2-2. 担当して下さっている先生は口腔外科ではなく、歯科のお医者さんです。


嚢胞が神経に達してしまっていることから、難易度が高い処置のように思えるのですが(素人判断で申し訳ありません)、口腔外科医ではなく、歯科医の方でも問題なくこなせる処置なのでしょうか?

(当初、かかりつけ医から大学病院を紹介された理由が、「設備の整った口腔外科での治療が必要」とのことだったため、不安を感じています)

Q2-3. 今回の処置によるリスクとして、上記4.以外のものはないでしょうか?

初めての経験のため、取り越し苦労のバカな質問をしているかも
しれません。
どうかご容赦下さい。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-05 09:10:44
質問が沢山あるようですが、それらの質問を担当医に直接お尋ねしてみましょう。

それでもなお、担当医の説明に不安が払拭できないようでしたら、他の歯科医院を自主的に受診して相談してみる、或いは、CTのデータを借りるなどしてセカンドオピニオンを求めてみる、等を検討してみてはいかがでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てんてるさん
返信日時:2016-10-05 12:15:47
小林先生

お忙しい中早速にご返信をいただき、ありがとうございました。

>質問が沢山あるようですが、それらの質問を担当医に直接お尋ねしてみましょう。

はい、もちろん当方もそのつもりだったのですが、まさに小林先生のおっしゃる通り、他の歯科医院の先生からもお考えを伺いたいとの思いから、同時並行でこちらの掲示板にも投稿させていただいた次第です。

言葉が足らず、大変失礼いたしました。

8日に予約が取れたので、担当医と改めて話をしてまいりますが、もし上記の質問の一部についてでもアドバイスやお考えをお持ちの先生がいらっしゃいましたら、拝聴できれば幸いです。

小林先生、ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-10-05 13:30:23
抜歯後、ゴム管ドレーンを挿入して、嚢胞の開窓療法と言うものがあります。

若い先生ではありませんか。

嚢胞の開窓療法を調べてみてください、多くの疑念.心配がなくなります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てんてるさん
返信日時:2016-10-05 19:22:53
松山先生

ご回答をくださり大変にありがとうございます。

>若い先生ではありませんか。

はい、担当医は見たところ30代半ばぐらいの、若い女性の先生です。

素人で何も分かっていないためお尋ねしてしまうのですが、松山先生がそうおっしゃる意味は、

1. 若い先生なので説明が省略されている可能性があるが、担当医としては開窓療法を採用するつもりでいるはずなので、神経管が露出するとはいえ、難しい処置ではない。

という意味でしょうか? 

それとも、

2. 若い先生は開窓療法を採用しない傾向があるため、開窓療法で治療をしてもらうよう、いまの担当医に依頼するか、別のお医者さんを受診することを検討したほうがよい。

という意味でしょうか?


調べましたところ、開窓療法は嚢胞を残すことになるため再発の可能性があるとのことで、また心配が消えないというのが正直な気持ちです。。

どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-10-05 20:11:27
開窓療法自体の経験とか、知識がないのでは。

嚢胞自体が縮小してから取りますから取り残すことはないでしょう。押し出されるようにして、消失することもあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てんてるさん
返信日時:2016-10-06 00:20:35
松山先生、再度のご回答をいただきありがとうございました。

先生が以前、他の方からの質問への回答としてお書きになられていた
以下の相談で

参考
下顎に嚢胞。開窓術か摘出手術かで迷っている

>摘出術は手術的侵襲が大きいのが欠点ですが、短期間で治療を終えます。

>開窓術は侵襲が少なくてすみますが、開窓部の閉鎖を防ぐための
ドレーンの挿入、取り変えが大変となります。

という文章を拝見し、正直なところまだ迷いがあるのですが、まずは担当医の先生に、私のケースでは開窓療法が適用にならないのか、その他の点とともに尋ねてみたいと思います。

また疑問点等がありましたら、再度こちらで質問をさせていただきます。

患者の不安な気持ちに寄り添ったご返信をいただき、本当にありがとうございました。



タイトル 歯根嚢胞による抜歯・嚢胞摘出について
質問者 てんてるさん
地域 東京23区
年齢 48歳
性別 男性
職業 派遣社員・契約社員・嘱託社員
カテゴリ 口腔外科関連
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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