3年前から、右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)が痛み膿が出る
相談者:
こんぼーさん (35歳:女性)
投稿日時:2016-10-22 23:43:19
3年前から、【右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)】が痛み、膿が出ます。
写真を撮るのは大変難しかったため、場所の説明をいたしますと、指で右下6番の歯を触り、そのまま真下に下がっていくと、歯茎が山のような形に盛り上がっていますが、その谷(裏側)の部分です。
「膿」はそれ以前から今日まで毎日出ています。
「痛み」は「半年に一度」のペースで訪れます。
痛みが生じるたび、歯科に行き、歯石除去や歯ブラシ指導、虫歯治療を行ってきました。
ただ、【歯根付近の歯茎の痛み】については、焦点をあててもらえることはなく、いつも自然に痛みがおさまるのを待つだけでした。
「半年後、再び痛みが出たタイミングで、別の歯科に行く」ということを、二回繰り返しました。
しかし、いずれも、
「良く磨けている、たいして腫れていない」
と言われるばかりで、何もしてもらえず帰されました。
そんな中、今年9月に痛みが生じましたが、歯科に行ってもまた帰されると思い、自然に痛みがおさまるのを待ちました。
いったん痛みはおさまったものの、10月になってまた痛んできました。
「半年に一度」ペースだったものが、「一月に一度」ペースになろうとしているようです。
痛みも「以前より強く」なりました。
「ズキズキ」する痛みに加え、「チクチク」する痛みも時に加わるようになりました。
危機感を覚え調べたところ、【歯内療法、根幹治療】の概念を知り、それらに明るそうな歯科を探し、訪れました。
期待して行きましたが、そこでの診断は、いろいろと疑問が残るものでした。
はじめは若い先生が診て下さいました。
患部を見せ、レントゲン撮影や、電気を通す検査をしたところ、私の歯はじゅうぶん生きているため、また、痛いところがどちらかというと、舌に近いような部分であったためか、【粘膜の問題で、歯科の範疇ではない】と言われました。
このあたりで、院長が様子を見にやってきました。
院長は【大学病院の口腔外科への紹介状】を、出してくれるということでした。
しかし、患部に傷がついているということから、私が歯ブラシでゴシゴシ擦ったことが、痛みの原因だと決めつけてきました。
他にも、
「歯茎を傷つけたのは誰ですか?あなたでなければ、他に誰がいるんですか?」
と、痛みが生じた理由をあくまで私のせいにされたり、
「歯科の問題と、口腔外科の問題は別でしょう!」
と、患者自身でどの科にかかるべきか切り分けが出来ていないのが悪い、と言わんばかりの対応をされたり、
「腫れているというのは思い込みです」
と、断言されました。
私は指で触って右のほうが盛り上がっていると感じますし、これまでもそう思うことが何度もありました。
これらを受けて私が、
「痛みや膿が生じた結果、患部に薬をつけたり、歯磨きが念入りになって傷つくことはあるかもしれない」
「しかし、ゴシゴシ粘膜を擦るようなことはしていないし、それは痛みの原因ではなく、結果である」
というようなことや、
「3年前から同じところが繰り返し腫れ、明確な解決策がないまま痛みがひどくなっている。」
「歯内療法に明るいところをかなり探し、院長先生のポリシーや治療法、経歴を調べて藁をもすがる思いで来た」
と、泣きそうになりながら伝えました。
すると、少し待たされ、院長直々に歯をみて下さいました。
結果、
【右下6番に動揺がある】
【右下6番に破折があるかもしれない】
【右下6番に虫歯があるので、詰め物を一度取り除いて詰め直す必要がある】
【右下6、7番は歯周病状態】
という診断でした。
破折については、以前通っていた歯科でも指摘されていて、しばらく様子を見ようと言われていたものでした。
(ちなみにその先生は辞めてしまったようです)
院長は、【粘膜】=【右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)】の痛みについては、先程は口腔外科の話を持ち出したものの、
「痛みがおさまるのを待って、おさまったならそれで終わりで良いかも」
と言いました。
私が、
「3年前から繰り返しているので、また再発しては困る」
「今、何もしなくても痛い。
痛み止めを飲まないと痛い。
食べ物もしみる」
と伝えると、
「じゃあ、やっぱり紹介状書きます」
とおっしゃいました。
私は、一連の流れを受け、いろいろなことが、良くわからなくなっています。
−−−−−−−
●【粘膜】=【右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)】について
院長の言うとおり、大学病院の口腔外科に行くべきなのか?
●歯科治療について
このまま、この歯科で右下6番の治療を受けるべきなのか?
−−−−−−−
よくわかりません。
【口腔外科について】
これについては、長年の悩みから解放されるなら、行きたいです。
先生は、右下の歯茎の腫れ全体に対応してくれる大学病院は、有名な、k○大学病院だけと言っていました。
【歯科治療について】
これについては、とにかく院長が怖く、心理的抵抗が強いです。
7年ほど前から、膿が出はじめ、歯磨きを頑張ってきました。
電動歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、ウォーターピック使っています。
歯科でも何度も歯ブラシ指導を受け、ゴシゴシ擦るような磨き方はしていません。
それを否定されることは想像以上に辛く、良い年をして、はじめて歯医者で泣きました。
今でも歯ブラシを見るのが怖いです。
《我慢して、このままここに通うべきでしょうか?》
《それとも、口腔外科も併設している、歯科を探して、訪れたほうが良いでしょうか?》
先生方、ご多忙とは存じますが、ご助言をいただければ幸いです。
北澤
写真を撮るのは大変難しかったため、場所の説明をいたしますと、指で右下6番の歯を触り、そのまま真下に下がっていくと、歯茎が山のような形に盛り上がっていますが、その谷(裏側)の部分です。
「膿」はそれ以前から今日まで毎日出ています。
「痛み」は「半年に一度」のペースで訪れます。
痛みが生じるたび、歯科に行き、歯石除去や歯ブラシ指導、虫歯治療を行ってきました。
ただ、【歯根付近の歯茎の痛み】については、焦点をあててもらえることはなく、いつも自然に痛みがおさまるのを待つだけでした。
「半年後、再び痛みが出たタイミングで、別の歯科に行く」ということを、二回繰り返しました。
しかし、いずれも、
「良く磨けている、たいして腫れていない」
と言われるばかりで、何もしてもらえず帰されました。
そんな中、今年9月に痛みが生じましたが、歯科に行ってもまた帰されると思い、自然に痛みがおさまるのを待ちました。
いったん痛みはおさまったものの、10月になってまた痛んできました。
「半年に一度」ペースだったものが、「一月に一度」ペースになろうとしているようです。
痛みも「以前より強く」なりました。
「ズキズキ」する痛みに加え、「チクチク」する痛みも時に加わるようになりました。
危機感を覚え調べたところ、【歯内療法、根幹治療】の概念を知り、それらに明るそうな歯科を探し、訪れました。
期待して行きましたが、そこでの診断は、いろいろと疑問が残るものでした。
はじめは若い先生が診て下さいました。
患部を見せ、レントゲン撮影や、電気を通す検査をしたところ、私の歯はじゅうぶん生きているため、また、痛いところがどちらかというと、舌に近いような部分であったためか、【粘膜の問題で、歯科の範疇ではない】と言われました。
このあたりで、院長が様子を見にやってきました。
院長は【大学病院の口腔外科への紹介状】を、出してくれるということでした。
しかし、患部に傷がついているということから、私が歯ブラシでゴシゴシ擦ったことが、痛みの原因だと決めつけてきました。
他にも、
「歯茎を傷つけたのは誰ですか?あなたでなければ、他に誰がいるんですか?」
と、痛みが生じた理由をあくまで私のせいにされたり、
「歯科の問題と、口腔外科の問題は別でしょう!」
と、患者自身でどの科にかかるべきか切り分けが出来ていないのが悪い、と言わんばかりの対応をされたり、
「腫れているというのは思い込みです」
と、断言されました。
私は指で触って右のほうが盛り上がっていると感じますし、これまでもそう思うことが何度もありました。
これらを受けて私が、
「痛みや膿が生じた結果、患部に薬をつけたり、歯磨きが念入りになって傷つくことはあるかもしれない」
「しかし、ゴシゴシ粘膜を擦るようなことはしていないし、それは痛みの原因ではなく、結果である」
というようなことや、
「3年前から同じところが繰り返し腫れ、明確な解決策がないまま痛みがひどくなっている。」
「歯内療法に明るいところをかなり探し、院長先生のポリシーや治療法、経歴を調べて藁をもすがる思いで来た」
と、泣きそうになりながら伝えました。
すると、少し待たされ、院長直々に歯をみて下さいました。
結果、
【右下6番に動揺がある】
【右下6番に破折があるかもしれない】
【右下6番に虫歯があるので、詰め物を一度取り除いて詰め直す必要がある】
【右下6、7番は歯周病状態】
という診断でした。
破折については、以前通っていた歯科でも指摘されていて、しばらく様子を見ようと言われていたものでした。
(ちなみにその先生は辞めてしまったようです)
院長は、【粘膜】=【右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)】の痛みについては、先程は口腔外科の話を持ち出したものの、
「痛みがおさまるのを待って、おさまったならそれで終わりで良いかも」
と言いました。
私が、
「3年前から繰り返しているので、また再発しては困る」
「今、何もしなくても痛い。
痛み止めを飲まないと痛い。
食べ物もしみる」
と伝えると、
「じゃあ、やっぱり紹介状書きます」
とおっしゃいました。
私は、一連の流れを受け、いろいろなことが、良くわからなくなっています。
−−−−−−−
●【粘膜】=【右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)】について
院長の言うとおり、大学病院の口腔外科に行くべきなのか?
●歯科治療について
このまま、この歯科で右下6番の治療を受けるべきなのか?
−−−−−−−
よくわかりません。
【口腔外科について】
これについては、長年の悩みから解放されるなら、行きたいです。
先生は、右下の歯茎の腫れ全体に対応してくれる大学病院は、有名な、k○大学病院だけと言っていました。
【歯科治療について】
これについては、とにかく院長が怖く、心理的抵抗が強いです。
7年ほど前から、膿が出はじめ、歯磨きを頑張ってきました。
電動歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、ウォーターピック使っています。
歯科でも何度も歯ブラシ指導を受け、ゴシゴシ擦るような磨き方はしていません。
それを否定されることは想像以上に辛く、良い年をして、はじめて歯医者で泣きました。
今でも歯ブラシを見るのが怖いです。
《我慢して、このままここに通うべきでしょうか?》
《それとも、口腔外科も併設している、歯科を探して、訪れたほうが良いでしょうか?》
先生方、ご多忙とは存じますが、ご助言をいただければ幸いです。
北澤
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2016-10-23 22:38:58
歯牙に絡んで膿が出る疾患としては歯周病、根尖病変、歯根破折などがあると思います。
歯周病で三年間も膿が出続ける状態だとかなりの深さの歯周ポケットがないとおかしいと思います。
当然全周にわたり慎重に歯周ポケット検査を行えば歯周ポケットが深い場所があるはずだと思います。
また小さなレントゲンでわからない骨欠損もCTだと確認できる可能性があると思います。
根尖病変であれば歯髄が失活していると思います。
三年も経っていればレントゲンに何らかの透過像が発現することは充分考えられると思います。
こちらもCTがあると判断しやすいと思います。
書かれた範囲ではこの二つの疾患と結びつくような所見は見当たらないように思います。
こうやって書いてきて思うのはすごく的外れな事を書いているようなきがしています。
>《我慢して、このままここに通うべきでしょうか?》
場所にもよりますが、患者さんが選べるだけのかなりの数の歯科医院がお近くにはありませんか?
もし選べる環境であれば転院される方がいいと思います。
歯周病で三年間も膿が出続ける状態だとかなりの深さの歯周ポケットがないとおかしいと思います。
当然全周にわたり慎重に歯周ポケット検査を行えば歯周ポケットが深い場所があるはずだと思います。
また小さなレントゲンでわからない骨欠損もCTだと確認できる可能性があると思います。
根尖病変であれば歯髄が失活していると思います。
三年も経っていればレントゲンに何らかの透過像が発現することは充分考えられると思います。
こちらもCTがあると判断しやすいと思います。
書かれた範囲ではこの二つの疾患と結びつくような所見は見当たらないように思います。
こうやって書いてきて思うのはすごく的外れな事を書いているようなきがしています。
>《我慢して、このままここに通うべきでしょうか?》
場所にもよりますが、患者さんが選べるだけのかなりの数の歯科医院がお近くにはありませんか?
もし選べる環境であれば転院される方がいいと思います。
相談者からの返信
相談者:
こんぼーさん
返信日時:2016-10-24 00:04:31
柴田先生
ご多忙の中、ご回答いただき誠にありがとうございます。
先生のご提示下さった疾患いずれにも、私の症状はいまひとつ該当しにくいということですね。
そして、それらはCTであれば精密に判断できるかもしれない、ということですね。
以前、通っていた歯科で、歯周ポケット検査をしたところ、5から6mmのところはありました。
奥の方の歯だったと思います。
もはや、ある程度の年齢になれば、常に膿は出続けるものだと思っていたくらいですが、そうではないのですね。
CTのことや、先生の総合的なお話を受け、やはり大学病院の口腔外科にはこの機会に行っておいたほうが良いような気がしてきました。
歯科の治療については、近くに歯科医院はあるので、気持ちの上では転院したいのですが、その場合、大学病院の口腔外科への紹介状に加え、歯科への紹介状も書いていただいたほうがいいのでしょうか?
紹介状がないと、転院先が困ってしまうという話をネットで見ました。
以前通っていたところへなら、紹介状無しでも無礼ではないですか?
それとも、何食わぬ顔で別の歯科に予約を入れれば良いのでしょうか?
健康保険の制度上(?)月が変わってから訪れたほうが良いのでしょうか?
お時間が許されましたら、ご回答いただければ幸いです。
ご多忙の中、ご回答いただき誠にありがとうございます。
先生のご提示下さった疾患いずれにも、私の症状はいまひとつ該当しにくいということですね。
そして、それらはCTであれば精密に判断できるかもしれない、ということですね。
以前、通っていた歯科で、歯周ポケット検査をしたところ、5から6mmのところはありました。
奥の方の歯だったと思います。
もはや、ある程度の年齢になれば、常に膿は出続けるものだと思っていたくらいですが、そうではないのですね。
CTのことや、先生の総合的なお話を受け、やはり大学病院の口腔外科にはこの機会に行っておいたほうが良いような気がしてきました。
歯科の治療については、近くに歯科医院はあるので、気持ちの上では転院したいのですが、その場合、大学病院の口腔外科への紹介状に加え、歯科への紹介状も書いていただいたほうがいいのでしょうか?
紹介状がないと、転院先が困ってしまうという話をネットで見ました。
以前通っていたところへなら、紹介状無しでも無礼ではないですか?
それとも、何食わぬ顔で別の歯科に予約を入れれば良いのでしょうか?
健康保険の制度上(?)月が変わってから訪れたほうが良いのでしょうか?
お時間が許されましたら、ご回答いただければ幸いです。
タイトル | 3年前から、右下5、6、7番の歯根付近の歯茎(内側)が痛み膿が出る |
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質問者 | こんぼーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯茎の異常・トラブルその他 歯周病(歯槽膿漏)治療 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。