ブリッジの補綴物維持管理料について

相談者: ドルハさん (54歳:女性)
投稿日時:2016-10-25 13:21:01
下記の資料を見ると、

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http://www.ishiyaku.co.jp/shikashinryo/information/20161018_01.pdf

クラウンブリッジ維持管理の対象となる歯冠補綴物は,インレーを除く金属歯冠修復,レジン前装金属冠, ジャケット冠,硬質レジンジャケット冠CAD/CAM冠である.
○すべての支台をインレーとするブリッジはクラウン・ブリッジ維持管理の対象としない.

--------------------

と書いてあります。

歯が1本損失して3本のブリッジで、両側の支台を、片側をクラウン、片側をインレーで考えていますが、この場合、ブリッジ自体は維持管理の対象になるようですが、「クラウン・ ブリッジ維持管理の対象となる歯冠補綴物は,インレーを除く金属歯冠修復」の「インレーを除く金属歯冠修復」という点が気になっています。

一体型のブリッジでも、クラウン側の支台が剥がれてきた時には修復対象になるが、インレー側の支台が剥がれてきた時には修復対象外という意味でしょうか?

支台を片側はインレーにしようかと思っていたのですが、もし、2年補償の対象外になるなら、再考しようかと思いました。

この内容について詳しい方がいらっしゃいましたら、正確な情報を教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-25 13:49:44
両方の支台歯インレータイプであれば、補綴物維持管理料の対象外です。
どちらか片方がクラウンであれば対象です。

>一体型のブリッジでも、クラウン側の支台が剥がれてきた時には修復対象になるが、インレー側の支台が剥がれてきた時には修復対象外という意味でしょうか?

ただし補綴物維持管理料は、必ずブリッジを再製作しなければならないというルールではないと思います。
クラウン単独インレー単独という方法も、主治医の選択権の範囲だと思います。

補綴物維持管理料は「再製作しなさい」ではなくて、「再製作にかかる費用を請求できない」というふうに私は解釈しています

>2 当該所定点数には、注1の歯冠補綴物又はブリッジを保険医療機関において装着した日から起算して2年以内に、当該保険医療機関が当該補綴部位に係る新たな歯冠補綴物又はブリッジを製作し、当該補綴物を装着した場合の補綴関連検査並びに歯冠修復及び欠損補綴の費用が含まれる。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2016-10-25 15:11:35
柴田先生、コメントありがとうございます。

私の質問の仕方が悪かったのか、質問のポイントを補足させていただきます。

両側の支台を、片側をクラウン、片側をインレーの場合、片側がクラウンなので、維持管理の対象になると解釈します。

しかし、もう一方の注釈で、
「クラウン・ ブリッジ維持管理の対象となる歯冠補綴物は,インレーを除く金属歯冠修復,レジン前装金属冠, ジャケット冠,硬質レジンジャケット冠CAD/CAM冠である.」と書かれていて、「インレーを除く金属歯冠修復」と「インレーを除く」と書かれている点をどのように解釈したらいいかわかりません。

片側がクラウン、片側がインレーのブリッジの場合、クラウン側の支台が剥がれてきた時には対象になるが、インレー側の支台が剥がれてきた時には対象外になるのか?という疑問です。

作成前に医師に確認して、対象と言えば対象だし、対象外と言えば対象外で、医師の判断に任せられるということでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-10-26 00:54:35
ブリッジの場合は、両方ともインレータイプでなければ、クラウンブリッジ維持管理料なら対象だと思います。
つまり片方がインレー片方がクラウンだと維持管理料の対象だと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-10-26 21:41:42
柴田先生が書かれているように、補綴物維持管理料の適応にはなります。

ただ・・・

>もし、2年補償の対象外になるなら、再考しようかと思いました。

こういった考え方はあまりお勧めしません。
そういった考え方をしていると、最適な治療を受けられなくなる可能性がありますよ。

保険自費かといった話ではありません。

補綴物維持管理料の対象になるかどうかは、その治療法がもっとも適切かどうかとはまったく別ですので。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2016-10-27 13:04:29
柴田先生、森川先生、コメントありがとうございます。

クラウンブリッジ維持管理の対象となる歯冠補綴物は,インレーを除く金属歯冠修復,。。」という注釈が気になっていたのですが、「インレーを除く金属歯冠修復」というのは、インレー単独のことで、片方インレーのブリッジは対象になるということですね。
安心しました。


森川先生、これを判断基準にしようと思ったのは、もし対象外になるなら、それだけ耐久性は補償されないやり方なのだというとらえ方をしたからなのです。
なので、2年も補償されないような両側インレーのやり方は避けようと思いました。

いろいろとコメントありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-10-27 13:25:15
個人的にはインレーブリッジはよくやります。

メリットは削る量が少ない、片方が外れても分かりやすいなどがありデメリットは外れやすいという事だと思います。

当然説明は必要ですが

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-10-27 14:36:24
ドルハ さん、こんにちは

>もし対象外になるなら、それだけ耐久性は補償されないやり方なのだというとらえ方をしたからなのです。

これは違うと思いますよ。
保険制度は経済的な(国家予算)問題ですから。


>なので、2年も補償されないような両側インレーのやり方は避けようと思いました。

両側のインレーはそれなりの大きなメリットがあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2016-10-27 16:07:57
柴田先生、小牧先生、コメントありがとうございます。

インレーブリッジは、削る量が少なく自分の歯をたくさん残せることはメリットですね。
自分の歯がたくさん残っていると、虫歯になっても、まだ削る余裕があるので、その時にすっぽりクラウンで被せてもいいのかなという気もします。

「外れやすさ加減」の判断が難しいですね。
何を優先するかですね。。

両方インレーにすると取れやすいので、片側はクラウンで、もう片方はインレーにするといいのではないかという提案でした。

私の場合、土台になる歯は、左下奥側6番は噛み合わせ部分はほとんど銀色で詰めいているので、削ることにあまり抵抗がないので、すっぽり被せてしまって安定感を出し、手前4番は噛み合わせ部分の少しだけが銀色の詰め物をしていて、ほとんど歯が残っているので、笑うと見える部分ということもあり、こちらをもう少しだけ削ってインレーにして、前面などは自分の白い歯をそのまま残せるのでいいのではないかという提案です。

一応、補償対象にもなるようですし。

どっちでもいいよ、と言われると、ほんとに迷いますが、いろいろなご意見が聞けると、その中で、自分の考えも整理できてくるような気がするので、ありがたいです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-10-27 16:20:14
>片側はクラウンで、もう片方はインレーにするといいのではないかという提案でした。

私の個人的な臨床感覚ですが、クラウンとインレーの組み合わせはしません。

今までの臨床経験から、インレーの方だけ外れて、クラウンでしっかり持っているため、本人は気がつかず、虫歯が進んでしまったケースがいくつかあります。

定期的な来院があれば早めに気がついて問題とはならないこともありますが、インレーだけ外れて、ブリッジが残っている場合の進行は以外と早いこともあります。

両方ともインレーなら、両方とも同じ頃に外れて本人も気がつくことが多いです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2016-10-27 18:38:49
小牧先生、貴重なご意見ありがとうございます。

確かに、クラウンインレーの組み合わせはバランスは悪くなるかもしれませんね。


今までの臨床経験から、もう少し聞かせてください。


1.インレーが外れて気づいた場合、どのような対処になりますか?
・作り直しですか? 
虫歯になっていなければ、一度外して(?)接着し直すだけですか?

2.インレーが外れるのは、早くて何年、遅くて何年ぐらいで起っていることが多いですか?

3.虫歯になりにくいのは、両方クラウン、両方インレーのどちらだと感じますか?
或いは、本人のメンテナンス次第で、同等でしょうか?

4.虫歯になった時には、すっぽり被っている両方クラウンよりも、両方インレーの方が目で見て発見しやすいですよね?
半年に一度ぐらい歯科医の点検を受けるとして、クラウンの場合も内部で虫歯になっているかは、医師の目で見てわかるのですか?
或いは、毎回レントゲンなどでチェックするのでしょうか?

インレーは外れやすく外れると虫歯になりやすいが、発見はしやすい。
クラウンは外れにくいが、虫歯になると発見しにくい、という感じでしょうか?

すみません、主題からやや脱線しましたが、これで最後にしますので、よろしくお願いします。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2016-10-28 10:46:38
私の臨床的感覚から、

1.その時の状況によって変わってきます。

2.統計を取っていないのでわかりません。

3.状況次第でしょう。

4.
>両方インレーの方が目で見て発見しやすいですよね?

必ずしもそうではないです。


クラウンの場合も内部で虫歯になっているかは、医師の目で見てわかるのですか?

通常の治療がなされていれば、内部から虫歯になることはないです。

>或いは、毎回レントゲンなどでチェックするのでしょうか?

状況によります。


外れる、虫歯になるという前提で質問されていますが、ほとんどの場合、一生問題なく使えるわけですから、稀なケースについて検討してもはっきりした答えは出ないでしょう。


治療の選択は、基本的なことから大きく逸脱しないなら、患者さんの状況や希望に合わせて行うのがベストだと思います。
患者さんの状況を最もよく知っている、信頼できる主治医ととよく話し合って、主治医の勧めに従うのが良いでしょう。

とはいうものの、信頼できる主治医を探すのが難しいかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2016-10-31 13:17:52
小牧先生、コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、外れる、虫歯になるという前提で質問していたかもしれません。

この掲示板で得たコメントを参考に、信頼できる主治医を探していきたいと思います。

コメントいただいた先生方、貴重なお時間を割いてコメントいただき、本当にありがとうございました。



タイトル ブリッジの補綴物維持管理料について
質問者 ドルハさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
ブリッジその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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