歯垢、ステイン除去としての次亜塩素酸ナトリウム使用について

相談者: ベリーberryさん (27歳:女性)
投稿日時:2016-11-10 09:06:43
次亜塩素酸ナトリウムを使用してのプラーク除去や着色除去という方法があると知りましたが、賛否両論のようで、実際のところどうなんでしょうか?

あまりやってらっしゃるところがないので情報が少なく。
副作用?というか歯にダメージが出たりなにかデメリットあるんでしょうか??

歯面がザラザラになってるせいで着色してしまっている場合、次亜塩素酸ナトリウムを塗って綺麗にしたところで、表面を改めてツルツルにし直さないといずれにせよまたすぐ着色するようになりますか?


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-11-10 09:13:16
>次亜塩素酸ナトリウムを使用してのプラーク除去や着色除去という方法があると

もちろん歯の表面に対してでしょうね。
そのようなことは知りませんでした。
根管治療には使われますよ。

ところで、次亜塩素酸ナトリウムに洗剤を足したものが商品名”キッチンハイター”なのですが。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-11-10 09:32:29
加藤正治先生が提唱されているナノケアですよね。

参考:https://www.shien.co.jp/book/pdf/5487.pdf


個人的には考え方としてはとても良いと思います。


ただ、

ラバーダム無しで10%の次亜塩素酸ナトリウムを口腔内で塗るのか?」

逆に、

「次亜塩素酸ナトリウムを使うために歯科衛生士がラバーダムの多数歯露出をいちいちするのか?」

と言う点では疑問が残ります。

実験室レベルであれば、とても良いのですが、実際の臨床となると…と言う感じがします。


なので、当院ではナノケアの流れの中で次亜塩素酸ナトリウムは使用せず(このステップは飛ばして)、低侵襲歯面清掃→リナメル→フッ化物応用にしています。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-11-10 10:14:39
実際に次亜塩素酸を用いてホワイトニングを行っている歯科医院があるのでしょうか?知りませんでした。

次亜塩素酸の扱いは意外と難しくラバーダム必須とされています。
主に根管洗浄に使用されます。

強力な殺菌効果とタンパク分解洗浄効果がありますからPH調整剤により使用用途を変えて販売されていると思います。

次亜塩素酸水ならば問題ないですが、次亜塩素酸ナトリウムであれば有害物が反応物として発生するためにかなり厳密に使用されないと身体にとって有害です。

治療には医師の裁量権の下色々使用されていますがホワイトニングとして使用する医院があるとは驚きです。


歯の着色汚れを除去したいならば安全性が高く薬事の認可も下りている通常のホワイトニングを行ったほうがよほど安全で効果的だと思うのですが、治療目的以外でなぜ危険度の高い次亜塩素酸ナトリウムを使用するのか私には理解不能です。


安全性が高い次亜塩素酸水でもPH7製品では口腔内で金属腐食が問題になっていたように思います。
一般の方が試しにキッチンハイターを使用するような無謀なことはしないで欲しいと思います。
(混ぜるな危険!です。お口の中の状態は様々なので)

通常のホワイトニングをされるかナノケアとしてナノ粒子配合のHA剤での通常のメンテナンスを選択されておくことをお勧めしたいと思いますが、特殊な方法を行っている歯科医院があればその先生に直接お尋ねください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベリーberryさん
返信日時:2016-11-12 00:07:54
櫻井先生

そうです!加藤正治先生が提唱されていらっしゃるものです。
少し興味があり、やってみようかと思ってましたが、まだまだ臨床では問題が多そうですね。
ありがとうございます!!



松山先生、ふなちゃん先生

まだメジャーな、やり方ではないのですね。
危険もあるということですので、慎重に決めたいと思います。

ありがとうございますm(_ _)m



タイトル 歯垢、ステイン除去としての次亜塩素酸ナトリウム使用について
質問者 ベリーberryさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
ホワイトニング治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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