親知らずの抜歯基準について
相談者:
bbpanさん (37歳:男性)
投稿日時:2016-11-08 22:54:32
こんにちわ。
親知らずの抜歯について、思う事があったので相談させてください。
下側の水平理没歯といえば、場合によっては切開し骨を削り砕いて取り出すという、聞いただけでも痛くなりそうな手順になっているかと思います。
私もまさに典型的な横向きで埋まっているタイプで2本あります。
少し頭もだしている所もやらしく、これはもう誰に聞いても抜かないとヤバイと言われる代物かと思いましたので、ここは覚悟を決めて抜こうかとも思っていました。
決して抜かない理由を探していたわけではないのですが、このような親知らずでも死ぬまで抜かないできっと上手くいっている人もいるにはいるのだろうなと、極めて冷静に考え始めた時、”絶対に”抜かないとダメというものではないものを抜くという事に、少しだけ疑問を持ち始めました。
誰しも好き好んで抜く人はいませんからね。
抜くのもリスク、残すのもリスクだと思っています。
厳密に言えば、残す方が生涯のリスクとしては多少は高いのでしょうけどね。
上記疑問に対して、担当の先生からも極めて冷静な回答があり、虫歯にもなり腫れを繰り返しているかが1つの判断ポイントになり、該当しているなら抜歯を進めるというもので、何でもかんでも今すぐ抜けというものではないという回答でした。
つまり、抜けとも抜くなとも言わない。
抜かずにそのままで人生を終える人もいれば、災いと感じてすぐに抜く人もいる。
あとは自分の判断(コントロール)次第である。
ということでした。
個人的には若いうちは免疫もあり努力によりコントロール出来ても、老人になり、もしくは介護が必要となった状態で、同様に引き続きコントロール出来るのかというと甚だ疑問です。
(これは何も親知らずに限ってのことではないと思いますが)
歯学やオーラルケアグッズなどは日々目覚ましい進化をしておりますが、10年20年30年と果たして同様に維持できるかどうなのか。
維持できなくなった時点で、年老いての抜歯に耐えれるのか。
疑問は尽きません。
長くなりましたが、各先生方の抜歯に対する(基準)のご意見を頂戴したく。
お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願い致します。
親知らずの抜歯について、思う事があったので相談させてください。
下側の水平理没歯といえば、場合によっては切開し骨を削り砕いて取り出すという、聞いただけでも痛くなりそうな手順になっているかと思います。
私もまさに典型的な横向きで埋まっているタイプで2本あります。
少し頭もだしている所もやらしく、これはもう誰に聞いても抜かないとヤバイと言われる代物かと思いましたので、ここは覚悟を決めて抜こうかとも思っていました。
決して抜かない理由を探していたわけではないのですが、このような親知らずでも死ぬまで抜かないできっと上手くいっている人もいるにはいるのだろうなと、極めて冷静に考え始めた時、”絶対に”抜かないとダメというものではないものを抜くという事に、少しだけ疑問を持ち始めました。
誰しも好き好んで抜く人はいませんからね。
抜くのもリスク、残すのもリスクだと思っています。
厳密に言えば、残す方が生涯のリスクとしては多少は高いのでしょうけどね。
上記疑問に対して、担当の先生からも極めて冷静な回答があり、虫歯にもなり腫れを繰り返しているかが1つの判断ポイントになり、該当しているなら抜歯を進めるというもので、何でもかんでも今すぐ抜けというものではないという回答でした。
つまり、抜けとも抜くなとも言わない。
抜かずにそのままで人生を終える人もいれば、災いと感じてすぐに抜く人もいる。
あとは自分の判断(コントロール)次第である。
ということでした。
個人的には若いうちは免疫もあり努力によりコントロール出来ても、老人になり、もしくは介護が必要となった状態で、同様に引き続きコントロール出来るのかというと甚だ疑問です。
(これは何も親知らずに限ってのことではないと思いますが)
歯学やオーラルケアグッズなどは日々目覚ましい進化をしておりますが、10年20年30年と果たして同様に維持できるかどうなのか。
維持できなくなった時点で、年老いての抜歯に耐えれるのか。
疑問は尽きません。
長くなりましたが、各先生方の抜歯に対する(基準)のご意見を頂戴したく。
お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願い致します。
回答1
回答日時:2016-11-09 00:04:32
こんにちは。
なかなか熱意を感じる投稿ですね。
自分が担当医であれば、この場合は冷たく抜歯を勧めます。
というのも、歯科医に「どっちでもいいよー」という言い方をされると、機会を逃してしまう危険があるからです。
当然出来れば抜きたくないと思うことは分かっていますし、自分の歯だったら、(抜きたくない一心で)bbpanさんと同じ様なことを考えると思いますね。
因みに、科学的に説得力のある抜歯基準(○○の場合に抜歯しないと○○%で○○になるから○○するべき、みたいな)というのは実はない様です。
某国では、腫れたことがなければ抜かなくても将来的に腫れるリスクは低い。だから腫れてから抜けばいい。 みたいな科学的な話がスタンダードになって、基本抜かない、ということが増えたところ、隣接歯の虫歯(これが臨床的には非常に厄介)が増えてしまって、今は抜く傾向になったかも みたいな話も聞いたことがあります。
あるいは、例えば癌にかかる確率というのは現状50%ぐらいあると思いますが、そのような事情で免疫抑制剤を使用するという場面が出てきたりすると、その際には間違いなくbbpanさんの様な親知らずは事前に抜歯が必要になってきます。
癌にも出来ればかかりたくはないですが、その様なショックを受けているタイミングで親知らずの抜歯だなんて、自分だったら絶対避けたい話です。
あるいは、タンスの上に壷があるというような状況を考えて下さい。
きっとタンスが大きく揺れることはないだろうし、落ちたところで惜しい壷でもないはずだと今は信じてそのままにするのも人生ですが、どけてしまえばそれで安心は出来るはずです。
色々な説明は出来ますが、その生え方だったら"絶対"抜くべきです。
・・という言い方をあえてしておきます。
なかなか熱意を感じる投稿ですね。
自分が担当医であれば、この場合は冷たく抜歯を勧めます。
というのも、歯科医に「どっちでもいいよー」という言い方をされると、機会を逃してしまう危険があるからです。
当然出来れば抜きたくないと思うことは分かっていますし、自分の歯だったら、(抜きたくない一心で)bbpanさんと同じ様なことを考えると思いますね。
因みに、科学的に説得力のある抜歯基準(○○の場合に抜歯しないと○○%で○○になるから○○するべき、みたいな)というのは実はない様です。
某国では、腫れたことがなければ抜かなくても将来的に腫れるリスクは低い。だから腫れてから抜けばいい。 みたいな科学的な話がスタンダードになって、基本抜かない、ということが増えたところ、隣接歯の虫歯(これが臨床的には非常に厄介)が増えてしまって、今は抜く傾向になったかも みたいな話も聞いたことがあります。
あるいは、例えば癌にかかる確率というのは現状50%ぐらいあると思いますが、そのような事情で免疫抑制剤を使用するという場面が出てきたりすると、その際には間違いなくbbpanさんの様な親知らずは事前に抜歯が必要になってきます。
癌にも出来ればかかりたくはないですが、その様なショックを受けているタイミングで親知らずの抜歯だなんて、自分だったら絶対避けたい話です。
あるいは、タンスの上に壷があるというような状況を考えて下さい。
きっとタンスが大きく揺れることはないだろうし、落ちたところで惜しい壷でもないはずだと今は信じてそのままにするのも人生ですが、どけてしまえばそれで安心は出来るはずです。
色々な説明は出来ますが、その生え方だったら"絶対"抜くべきです。
・・という言い方をあえてしておきます。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-11-09 10:02:29
bbpanさん、こんにちは
なかなか難しい問題ですね。
確かに親知らずがあっても一生を終えるまでにそれがあっても悪影響がなければ、結果的に抜歯する必要はなかったということになりますね。
でも、そうやっていつ痛くなるかどうか、虫歯になるかどうかを考えながら、一生を終えるのが良いか、今親知らずを抜歯してそのような心配はしなくて一生過ごすほうが良いのかを、よく考えて決められたほうが良いでしょう。
確かにご高齢になってからの親知らずの抜歯は、結構つらいかもしれませんね。
一応、私が考える親知らずの抜歯基準を記載しておきますので参考にしてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に、虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は、神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で、前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで、前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで、前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって、早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
以上です。
なかなか難しい問題ですね。
確かに親知らずがあっても一生を終えるまでにそれがあっても悪影響がなければ、結果的に抜歯する必要はなかったということになりますね。
でも、そうやっていつ痛くなるかどうか、虫歯になるかどうかを考えながら、一生を終えるのが良いか、今親知らずを抜歯してそのような心配はしなくて一生過ごすほうが良いのかを、よく考えて決められたほうが良いでしょう。
確かにご高齢になってからの親知らずの抜歯は、結構つらいかもしれませんね。
一応、私が考える親知らずの抜歯基準を記載しておきますので参考にしてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に、虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は、神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で、前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで、前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで、前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって、早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
以上です。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-11-09 10:18:51
お二人の先生方と同意見です。
逆に「抜かなくても良い条件」として挙げておきます。
1 まっすぐ生えている
2 しっかり磨けている
3 咬む相手がいてしっかり機能している
の「3つともクリアしている場合」です。
このうち一つでも該当しない場合には「抜歯」を勧めます。
>個人的には若いうちは免疫もあり努力によりコントロール出来ても、老人になり、もしくは介護が必要となった状態で、同様に引き続きコントロール出来るのかというと
これは「プラークコントロール」と言う意味だけにとどまりません。
若いほうが免疫力、回復力が強いという認識はお持ちのようですね。これは、「抜歯後の感染に対する抵抗力」「抜歯後の傷の回復」にも同じことが言えます。
だとすれば
「年を取ってから抜歯するよりも、若いうちに抜いておいたほうがいろいろな意味で有利」
と言うこともご理解いただけると思います。
逆に「抜かなくても良い条件」として挙げておきます。
1 まっすぐ生えている
2 しっかり磨けている
3 咬む相手がいてしっかり機能している
の「3つともクリアしている場合」です。
このうち一つでも該当しない場合には「抜歯」を勧めます。
>個人的には若いうちは免疫もあり努力によりコントロール出来ても、老人になり、もしくは介護が必要となった状態で、同様に引き続きコントロール出来るのかというと
これは「プラークコントロール」と言う意味だけにとどまりません。
若いほうが免疫力、回復力が強いという認識はお持ちのようですね。これは、「抜歯後の感染に対する抵抗力」「抜歯後の傷の回復」にも同じことが言えます。
だとすれば
「年を取ってから抜歯するよりも、若いうちに抜いておいたほうがいろいろな意味で有利」
と言うこともご理解いただけると思います。
相談者からの返信
相談者:
bbpanさん
返信日時:2016-11-10 08:24:44
To 渡辺先生・畑田先生・櫻井先生
ご回答いただきまして、ありがとうございました。
若いうちに抜歯した方が良いという先生方のコメントもその通りかと思いました。
今後の参考にさせていただきます。
たまたまか分かりませんが、私が普段が通っている一般歯科の先生は、親知らずの事は触れもしなかったですし、最近上の親知らずを抜歯した口腔外科の先生などは、どちらかというと保守的なのか、私が不安点や疑問点を良く質問しているせいか、抜歯する事にいささか消極的で、抜く事もリスクがあるので、支障が無ければ無理に抜く必要はない。
ブラッシングと定期メンテナンスでがんばってみてはどうか?という
スタンスでした。
※私の生え方が神経に近いから無理するなというのもあったのでしょうが。
殆どの人は悪くなって結果的に抜く事になると思っていますので、タイミング(来年3月頃に一旦仕事が落ち着くのでその時にでも)をみて抜きたいと思います。
それまではブラッシングと定期メンテナンスをどこまでがんばれるものなのか、様子もみて見たいと思います。
そこで先生方に質問です。
@担当の先生に、何度も不安を吐露したり、疑問をぶつけるのは先生方からしたら、やはりイライラするものでしょうか?
実は今回もいささかそうだったのですが、どれくらい痛いですか?腫れますか?どういう手順ですか?
など、不安を少しでも解消すべく根掘り葉掘りと聞いているうちに、そんなに不安ならやめとけば?という雰囲気にもなったので・・・。
※実際に痛みなどは人それぞれなので、回答し難いのも分かるのですが、経験上これぐらいの治療であればこういう痛みがあって薬でこれくらいは抑えれますから。など具体例をもって安心させて欲しいものなのですけどね。。。
Aヘンな生え方をした親知らずでも、抜く抜かないで先生によって考えにブレが出るのは何故なのでしょうか?
治療方針(考え方)の違いでしょうか?
Bこれは畑田先生にご回答いただくのが良いかと思いますが、他の方で既出の質問かとは思いますが、通いやすい所に口腔外科専門医の資格を持っている先生がいたので、そちらで対応いただこうかと思っています。
資格がある=腕が良いわけではないと思いますが、少しでも安心感というか信頼感の得たいなら、その方がやはり良いのですよね?
資格など無くても、総合病院で口腔外科してたとか、親知らず専門外来を持っている所だとか、或いは、HPとかに、うちは年間〇〇〇本抜きました!見たいな実績のいかにも多そうな所もあるだけに、なかなか難しい所ですよね。
逆にアテにしない方が良い情報があればそれも教えてください。
以上、宜しくお願い致します。
ご回答いただきまして、ありがとうございました。
若いうちに抜歯した方が良いという先生方のコメントもその通りかと思いました。
今後の参考にさせていただきます。
たまたまか分かりませんが、私が普段が通っている一般歯科の先生は、親知らずの事は触れもしなかったですし、最近上の親知らずを抜歯した口腔外科の先生などは、どちらかというと保守的なのか、私が不安点や疑問点を良く質問しているせいか、抜歯する事にいささか消極的で、抜く事もリスクがあるので、支障が無ければ無理に抜く必要はない。
ブラッシングと定期メンテナンスでがんばってみてはどうか?という
スタンスでした。
※私の生え方が神経に近いから無理するなというのもあったのでしょうが。
殆どの人は悪くなって結果的に抜く事になると思っていますので、タイミング(来年3月頃に一旦仕事が落ち着くのでその時にでも)をみて抜きたいと思います。
それまではブラッシングと定期メンテナンスをどこまでがんばれるものなのか、様子もみて見たいと思います。
そこで先生方に質問です。
@担当の先生に、何度も不安を吐露したり、疑問をぶつけるのは先生方からしたら、やはりイライラするものでしょうか?
実は今回もいささかそうだったのですが、どれくらい痛いですか?腫れますか?どういう手順ですか?
など、不安を少しでも解消すべく根掘り葉掘りと聞いているうちに、そんなに不安ならやめとけば?という雰囲気にもなったので・・・。
※実際に痛みなどは人それぞれなので、回答し難いのも分かるのですが、経験上これぐらいの治療であればこういう痛みがあって薬でこれくらいは抑えれますから。など具体例をもって安心させて欲しいものなのですけどね。。。
Aヘンな生え方をした親知らずでも、抜く抜かないで先生によって考えにブレが出るのは何故なのでしょうか?
治療方針(考え方)の違いでしょうか?
Bこれは畑田先生にご回答いただくのが良いかと思いますが、他の方で既出の質問かとは思いますが、通いやすい所に口腔外科専門医の資格を持っている先生がいたので、そちらで対応いただこうかと思っています。
資格がある=腕が良いわけではないと思いますが、少しでも安心感というか信頼感の得たいなら、その方がやはり良いのですよね?
資格など無くても、総合病院で口腔外科してたとか、親知らず専門外来を持っている所だとか、或いは、HPとかに、うちは年間〇〇〇本抜きました!見たいな実績のいかにも多そうな所もあるだけに、なかなか難しい所ですよね。
逆にアテにしない方が良い情報があればそれも教えてください。
以上、宜しくお願い致します。
回答4
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2016-11-10 09:51:04
>@
確かに抜く前というのは誰でも不安だと思います。
ご自身で納得するまで質問しても良いと思いますよ。
でも忙しい時に長く質問されると、ほかの患者さんもお待たせしてご迷惑をおかけするということもあるでしょうから、質問をする際には時間を作っていただいたほうが良いかもしれませんね。
>A
詳細は実際にはその先生に聞いてみなければわかりません。
でも推測するならば、自分で抜くことができるかどうかということではないでしょうか。(経験がないような親知らず形をしているとか・・・)
>B
そうですね。
ホームページ上で「親知らず専門外来」などの情報はあまりあてにならないと思います。
以前うちにいらした患者さんで、そのような歯科医院を受診したのですが、
「これは難しいので症状が出るまで抜かなくて良いです。」
と言われたそうです。
その方は最終的にはうちで抜歯させていただきました。
そのような情報よりも専門医の資格のほうがまだ確実だと思います。
口腔外科の専門医の資格というのは、口腔外科学会の認定医療機関での研修を6年以上積まなければ資格が取れません。(指導医は12年です。)
すなわち、6年以上は毎日親知らずの抜歯などの手術を経験している先生と考えてよいと思います。
ただ、口腔外科認定医という資格がありますが、これは研修期間が2年ですから、ないよりは良いといった感じでしょう。
整理すると
口腔外科認定医(2年)→口腔外科専門医(6年)→口腔外科指導医(12年)
となります。
それから、細かいことですが(公社)日本口腔外科学会認定の専門医という資格でなく、その医院が独自に口腔外科の専門医ですとうたっているところも多く存在します。
少し注意してください。
http://www.jsoms.or.jp/public/machi/
このページに記載があるところであれば資格に関しては確実です。
ただ、最終的には細かいところでの抜歯の上手い下手というのは、その先生のセンスによるところが大きいと思います。
資格がなくても上手な先生はいらっしゃるかもしれません。
参考になれば幸いです。
確かに抜く前というのは誰でも不安だと思います。
ご自身で納得するまで質問しても良いと思いますよ。
でも忙しい時に長く質問されると、ほかの患者さんもお待たせしてご迷惑をおかけするということもあるでしょうから、質問をする際には時間を作っていただいたほうが良いかもしれませんね。
>A
詳細は実際にはその先生に聞いてみなければわかりません。
でも推測するならば、自分で抜くことができるかどうかということではないでしょうか。(経験がないような親知らず形をしているとか・・・)
>B
そうですね。
ホームページ上で「親知らず専門外来」などの情報はあまりあてにならないと思います。
以前うちにいらした患者さんで、そのような歯科医院を受診したのですが、
「これは難しいので症状が出るまで抜かなくて良いです。」
と言われたそうです。
その方は最終的にはうちで抜歯させていただきました。
そのような情報よりも専門医の資格のほうがまだ確実だと思います。
口腔外科の専門医の資格というのは、口腔外科学会の認定医療機関での研修を6年以上積まなければ資格が取れません。(指導医は12年です。)
すなわち、6年以上は毎日親知らずの抜歯などの手術を経験している先生と考えてよいと思います。
ただ、口腔外科認定医という資格がありますが、これは研修期間が2年ですから、ないよりは良いといった感じでしょう。
整理すると
口腔外科認定医(2年)→口腔外科専門医(6年)→口腔外科指導医(12年)
となります。
それから、細かいことですが(公社)日本口腔外科学会認定の専門医という資格でなく、その医院が独自に口腔外科の専門医ですとうたっているところも多く存在します。
少し注意してください。
http://www.jsoms.or.jp/public/machi/
このページに記載があるところであれば資格に関しては確実です。
ただ、最終的には細かいところでの抜歯の上手い下手というのは、その先生のセンスによるところが大きいと思います。
資格がなくても上手な先生はいらっしゃるかもしれません。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
bbpanさん
返信日時:2016-11-10 21:43:25
To 畑田先生
ご回答いただきましてありがとうございました。
貴重なご意見となりました。
質問したのはメールベースだったので、もう少し親身でも・・・と思ったのですが、まぁ私の余りの臆病っぷりに、イライラさせたかもしれませんね。。。
意外と親知らず専門外来だと謳っている所って怪しいものなのですね〜。
知らなかったです。
あと口腔外科の専門医です!とうたっているのと、口腔外科専門医(の資格あり)です!とうたっているのとでは大分違うのですね〜。これもまた知らなかったので実に参考になりました。
もちろん腕やセンスは、なかなか資格あるなしでは分からないと思います。
ただ私も技術職ですから分かるのですが、資格がある=技術がある。
では確かにないです。
資格が無くても非常に優秀な人も知っていますし、資格あるくせにボンクラな人間も多数知っています。
でも、やっぱり立派な資格を持っている人は、それなりに出来る人ですね。
地頭がある人です。ですので、簡単には下手なミスをしない人だと思っています。
ですので、その人でもダメだったら誰がやってもダメだったのだと一種の諦めも付くというもんですから、安心して抜歯を任せたいと思います!
ご回答いただきましてありがとうございました。
貴重なご意見となりました。
質問したのはメールベースだったので、もう少し親身でも・・・と思ったのですが、まぁ私の余りの臆病っぷりに、イライラさせたかもしれませんね。。。
意外と親知らず専門外来だと謳っている所って怪しいものなのですね〜。
知らなかったです。
あと口腔外科の専門医です!とうたっているのと、口腔外科専門医(の資格あり)です!とうたっているのとでは大分違うのですね〜。これもまた知らなかったので実に参考になりました。
もちろん腕やセンスは、なかなか資格あるなしでは分からないと思います。
ただ私も技術職ですから分かるのですが、資格がある=技術がある。
では確かにないです。
資格が無くても非常に優秀な人も知っていますし、資格あるくせにボンクラな人間も多数知っています。
でも、やっぱり立派な資格を持っている人は、それなりに出来る人ですね。
地頭がある人です。ですので、簡単には下手なミスをしない人だと思っています。
ですので、その人でもダメだったら誰がやってもダメだったのだと一種の諦めも付くというもんですから、安心して抜歯を任せたいと思います!
タイトル | 親知らずの抜歯基準について |
---|---|
質問者 | bbpanさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。