３本の感染根管で米国の大学病院通院中。治療を日本で行うか否か
相談者：
歯を良くしたいさん (35歳：女性)
投稿日時：2016-11-25 01:41:14
こんにちは。
現在アメリカに住んでおります。
感染根管を三箇所指摘されており、どのような治療内容、治療日程、どの国で治療するのか悩んでいます。
5ヶ月後には本帰国の予定です。
以下、現在の状態です。
@左下7番
1ヶ月前に歯茎と頬の腫れ、痛みなどの急性症状が出てアメリカのEndodonticsで治療をしてもらいました。
治療中に土台の下の股の部分が左右に分離する形で割れてしまいました。
抜歯が必要だが、痛みが強ければ即抜歯（そのときにbone powderを入れる？）で、痛みがないなら5ヶ月の帰国後まで抜歯を待てるかもしれないとのことです。
A左上5番
根尖にレントゲン上黒い病巣があって、左下7番のような術中の歯の破損を防ぐため歯根端切除を提案されています。
B左上7番
ここもレントゲンで病巣の疑いがあってこちらは場所的に（私の理解ですが）根管治療を提案されています。
今の症状は、左の奥上下に鈍痛・不快感が常にあり、疲れや日によって悪化変動します。帰国して治療も考えていますが、これだけ多くの内容の治療をするには随分時間がかかりそうなので一時帰国ではなく本帰国の時期を変更する必要があるのではないかと治療のタイミングを迷っています。
そこで以下の件につきご意見を伺えますでしょうか。
@左下7番
一般的に、大きく割れているなら待たずにすぐに抜歯をした方がいいでしょうか？
抜歯時に日本でのインプラントのために抜歯時に骨を埋める？パウダー？の処置が必要と言われていますが、そうした方が良いのでしょうか。
またその処置の名称教えてください。
A左上5番
再根管治療をしていないのに歯根端切除をすることは再発のリスクが高そうですが、どうでしょうか。
成績が悪いのであれば日本での再根管治療を検討しようかとも考えています。
B一般的に日本で歯１本の再根管治療をするのに必要な治療期間は大体どの位でしょうか？
アメリカの大学病院に通院しておりますが、endoやsurgery など毎回のように担当の部門が変わること、また言葉の壁があり複数ある歯の治療順位や予定につき満足に意思疎通がはかれません。
アドバイスが頂けたら自分なりに少しでも見通しがつけられるかと思います。
大変お忙しい所申し訳ありませんが、先生方どうぞよろしくお願いします。
現在アメリカに住んでおります。
感染根管を三箇所指摘されており、どのような治療内容、治療日程、どの国で治療するのか悩んでいます。
5ヶ月後には本帰国の予定です。
以下、現在の状態です。
@左下7番
1ヶ月前に歯茎と頬の腫れ、痛みなどの急性症状が出てアメリカのEndodonticsで治療をしてもらいました。
治療中に土台の下の股の部分が左右に分離する形で割れてしまいました。
抜歯が必要だが、痛みが強ければ即抜歯（そのときにbone powderを入れる？）で、痛みがないなら5ヶ月の帰国後まで抜歯を待てるかもしれないとのことです。
A左上5番
根尖にレントゲン上黒い病巣があって、左下7番のような術中の歯の破損を防ぐため歯根端切除を提案されています。
B左上7番
ここもレントゲンで病巣の疑いがあってこちらは場所的に（私の理解ですが）根管治療を提案されています。
今の症状は、左の奥上下に鈍痛・不快感が常にあり、疲れや日によって悪化変動します。帰国して治療も考えていますが、これだけ多くの内容の治療をするには随分時間がかかりそうなので一時帰国ではなく本帰国の時期を変更する必要があるのではないかと治療のタイミングを迷っています。
そこで以下の件につきご意見を伺えますでしょうか。
@左下7番
一般的に、大きく割れているなら待たずにすぐに抜歯をした方がいいでしょうか？
抜歯時に日本でのインプラントのために抜歯時に骨を埋める？パウダー？の処置が必要と言われていますが、そうした方が良いのでしょうか。
またその処置の名称教えてください。
A左上5番
再根管治療をしていないのに歯根端切除をすることは再発のリスクが高そうですが、どうでしょうか。
成績が悪いのであれば日本での再根管治療を検討しようかとも考えています。
B一般的に日本で歯１本の再根管治療をするのに必要な治療期間は大体どの位でしょうか？
アメリカの大学病院に通院しておりますが、endoやsurgery など毎回のように担当の部門が変わること、また言葉の壁があり複数ある歯の治療順位や予定につき満足に意思疎通がはかれません。
アドバイスが頂けたら自分なりに少しでも見通しがつけられるかと思います。
大変お忙しい所申し訳ありませんが、先生方どうぞよろしくお願いします。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時：2016-11-25 03:37:23
まず歯科治療はご自分の保険でカバーされていますか？
されていたり会社持ちであればアメリカでの治療をお勧めします。
＞@
日本での治療法としては根分離という考え方があると思います。
上手く二つに分けられるのであれば元々一つの歯に二本の歯根があるものを二つに分けて、二本の歯として根管治療を進めて二本の歯としてクラウン等を被せる方法です。
ただアメリカでは歯科医に受け入られるものではないかもしれないと思います。
まず抜歯後にインプラントが必要なのかどうかをしっかり見極めなければならないですね。
必要であればインプラントを入れやすいようにGBRという増骨のためにいろんなものを歯を抜いた後に入れる事はあると思います。
自分の骨を別の抜歯から採取して入れたり凍結脱灰乾燥骨を入れたり人工骨を入れたりすると思います。
＞A
左上5番は日本で治療したのでしょうか？
であればその時のレントゲンと比べて根尖の黒い影が大きくなっていれば要治療ですし、日本での治療が抜髄であれば要治療だと思います。
日本での治療後のレントゲンと比べて黒い影が小さくなっていて咬合痛や自発痛などがなければ経過観察が妥当だと思います。
「術中の歯の破損を防ぐ」ためという表現からは太めで長めのメタルコアが入っていてそれの除去が困難であれば歯根端切除術の適応になりそうな気がします。
専門医がCTを撮影してマイクロスコープ下で行えば90%ほどの成功率になるように思います。
されていたり会社持ちであればアメリカでの治療をお勧めします。
＞@
日本での治療法としては根分離という考え方があると思います。
上手く二つに分けられるのであれば元々一つの歯に二本の歯根があるものを二つに分けて、二本の歯として根管治療を進めて二本の歯としてクラウン等を被せる方法です。
ただアメリカでは歯科医に受け入られるものではないかもしれないと思います。
まず抜歯後にインプラントが必要なのかどうかをしっかり見極めなければならないですね。
必要であればインプラントを入れやすいようにGBRという増骨のためにいろんなものを歯を抜いた後に入れる事はあると思います。
自分の骨を別の抜歯から採取して入れたり凍結脱灰乾燥骨を入れたり人工骨を入れたりすると思います。
＞A
左上5番は日本で治療したのでしょうか？
であればその時のレントゲンと比べて根尖の黒い影が大きくなっていれば要治療ですし、日本での治療が抜髄であれば要治療だと思います。
日本での治療後のレントゲンと比べて黒い影が小さくなっていて咬合痛や自発痛などがなければ経過観察が妥当だと思います。
「術中の歯の破損を防ぐ」ためという表現からは太めで長めのメタルコアが入っていてそれの除去が困難であれば歯根端切除術の適応になりそうな気がします。
専門医がCTを撮影してマイクロスコープ下で行えば90%ほどの成功率になるように思います。
相談者からの返信相談者：
歯を良くしたいさん
返信日時：2016-11-26 00:02:22
| タイトル | ３本の感染根管で米国の大学病院通院中。治療を日本で行うか否か |
|---|---|
| 質問者 | 歯を良くしたいさん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 35歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 根管治療の治療法 根管治療の失敗・再治療 アメリカ(米国) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
