根管充填剤にガッタパーチャとMTAを使うメリット・デメリットは?

相談者: Y1001さん (47歳:女性)
投稿日時:2017-01-23 07:54:30
自由診療根管治療専門医にて、抜髄しました。

次回、詰める根管充填材ですが、ガッタパーチャMTAペーストを混ぜたものを使うそうです。
こちらのサイトを見ますと、MTAはくっついてとれにくいので再治療が難しくなるとあります。

どんなサイトをを見ても上記のようにまぜるというのは、見つけられませんでした。

これは、どんなメリット、デメリットがある方法でしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-01-23 09:40:05
"ガッタパーチャMTAペーストを混ぜたもの"

ガッタパーチャは、杜仲の木から作る樹脂です。
ゴム状です。

根管の太さと最終器具(リーマーなど)のサイズに合わせた、先細りの芯状にして(ガッタパーチャポイント)根管に挿入するものと、軟化してペースト状にして用いるものとの2種類があります。

ですからどちらも混ぜようがない、ものなのですが。

MTAは生体適合性の高いセメントと考えてよいでしょう。
普通はペーストを填入してからポイントを挿入圧接していくものです。

両者を併用するという、意味だとおもいます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Y1001さん
返信日時:2017-01-23 10:17:50
松山先生、早速のお返事をありがとうございます。

今通っているクリニックの説明をもう一度よく読みました。

ペースト状のMTAペーストとガッタパーチャを充填します、とありました。

松山先生のおっしゃるとおり、混ぜるのではなく併用するという意味らしいです。

これは、私の場合、ではなく、通常この方法でこのクリニックではやっており、状況に応じてMTAだけで充填することもある、そうです。

二つを併用するのは一般的なのでしょうか?

メリット、デメリットを教えて下さい。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-01-23 12:13:38
MTA含有のシーラーを使われるのかもしれないと思います。
MTA含有のシーラー自体保険では使用できないので一般的な治療とはなり得ないと思います。

MTA単味だと再度根管治療をすることが不可能に近くなると思います。

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助言 助言1
助言者: N1969さん
助言日時:2017-01-23 14:17:22
柴田先生、ありがとうございます。

一般的ではないこと、わかりました。

これは自由診療ならではの、理想的な充填方法なのでしょうか?

MTA単味では無いので、再治療にも不具合はなく、かつMTAの利点も享受出来るのでしょうか?

それとも、全くナンセンスな方法なんでしょうか?

もし、あり得ない方法なら、請求明細にMTA代金が自動的に加算されてますが、抜髄の人には、本当はほとんどガッタパーチャだけ詰めるのではないかと思っています。(患者には確かめようがないからです。)

このクリニックのホームページによると、再根管治療では、MTAだけを充填する場合もあると記載があり、MTA代金は3万円と紹介されています。
私のようにガッタパーチャと併用する人にも一律3万円です。

時がたってから再治療になって、MTAが実は入っていないことは、治療中にわかるのですか?

激しい痛みから、きちんと吟味しないままホームページにお金をかけた一等地にあるクリニックで治療を開始し、落ち着いて眺めてみると、いろいろ不信感を感じてはいるものの、担当ドクターにこんな質問をすれば、さらに、悪い結果をもたらしそうで聞けません。

もし、実はガッタパーチャだけ詰めるのであれば、むしろかまわないと思うので、MTA代金は無駄に払ってもいいです。
何も聞かずに黙ってやってもらうつもりです。

ですから、先生の思うところを正直に教えて下さい。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-01-23 18:52:44
根管充填剤の具備すべき条件を全て満たすものはありません。
何かしらの欠点を持ったものばかりですね。
そういう意味では理想的とは言えないですね。

MTAを使った治療は保険ではできません。
日本の歯科治療の多くは保険診療なので一般的な治療ではないという意味です。

悪い治療だとは思っていません。


また新しい質問をされると多少分かりにくくなりますね。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-01-23 19:41:27
あまりこのサイトを参考にしない方がいいですよ。

>一般的ではないこと、わかりました。

シーラーはガッタパチャーを歯にくっ付ける為の接着剤であり何らかのシーラーを使う必要があります。

MTA系シーラーは今の所、保険適応になっていないので日本では使われていないだけで海外の大学病院でも普通に使われていますよ。

また保険医療機関が保険外材料を使用しようとすると全て自費治療になりますが、MTAシーラーの成績が他のシーラーに比べ優れているとは今のことろいえません。


MTA代金は3万円と紹介されています。
>私のようにガッタパーチャと併用する人にも一律3万円です。

自費治療であれば各歯科医院での治療費設定なのでその歯科医院の料金になると思います。

日本で販売しているMTA系シーラーは逆に従来のシーラーより炎症性が強いとの文献もあるので、私は海外で昔から販売されている比較的信頼性のあるMTA系シーラーを使用していますが、コストでいえば1回数百円なので別段特別な料金設定はしていません。

(私はエポキシ系、MTA系のもを使い分けていますが差は殆ど感じませんね)

治療費に関してはN1969 さんが選んで受けた歯科医院ですのでそこに関しては何とも言いようがありません。


>時がたってから再治療になって、MTAが実は入っていないことは、治療中にわかるのですか?

分からないと思います。


>きちんと吟味しないままホームページにお金をかけた一等地にあるクリニックで治療を開始し、落ち着いて眺めてみると、いろいろ不信感を感じてはいるものの、担当ドクターにこんな質問をすれば、さらに、悪い結果をもたらしそうで聞けません。

逆にいえば何を満たせば安心なのですか?

今は歯内療法ブームですから、専門医も自称専門医から歯内療法学会の専門医、海外で歯内療法専門医のライセンスを取った専門医まで色々です。

またHPは患者さんを集める為のツールであり、お金をかければ上位検索や目に触れやすくなります。

毎回書きますが、根管治療で後悔したくなければ自費専門で歯内療法だけを行う歯科医院で治療を受けられた方が専門性が高い治療を受けられます。

歯内療法において、この設備がないとダメ、この材料でないとダメというものはかなり限られた範囲のものです。

最新の材料が最も良い結果を及ぼす訳でもありませんし、後になってダメだったということもあります。

少なくともMTA系シーラーがマストアイテムだとは私は思いませんがシーラーは気にすべき問題ではないと思いますよ。


おだいじに

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助言 助言2
助言者: N1969さん
助言日時:2017-01-23 21:22:02
井野先生、長いお返事をありがとうございます。

現クリニックは、自由診療根管治療しかやらない、歯内療法学会の専門医です。

誤解があるようですが、費用については、いくらだから文句がある、ということは全くございません。
料金設定は、おっしゃるとおりご自由だからです。

質問でそれを明記したのは、回答への参考になるとおもったからです。

先生のお答えですが、MTA系のシーラーでガッタパーチャを入れる、とするならば、メリットがあるかはわからないが、再治療を困難にするものではないと判断してよろしいのでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-01-23 21:33:26
根尖部にもう少し到達してみたいというような場合の再治療であれば、残っていればセメントゆえに硬くて、難儀するかもしれません。

ハンドルネームが変わったみたいですが、同一人ではあるのはわかります。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-01-23 21:46:16
>再治療を困難にするものではないと判断してよろしいのでしょうか?

個人的にはですが、ガッタパチャーが入っていれば取るのは問題なく出来ると思います。


> 現クリニックは、自由診療根管治療しかやらない、歯内療法学会の専門医です。

であれば質問は担当の先生にした方がいいと思いますよ、自費治療でそれなりの費用を支払っている訳ですから。
 
長々質問されるのは迷惑かもしれませんが、気になることを先生に聞くのはした方がいいと思います。

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タイトル 根管充填剤にガッタパーチャとMTAを使うメリット・デメリットは?
質問者 Y1001さん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療関連
歯科治療用の薬
根管充填
回答者




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