右上5〜7番、ブリッジの素材について
相談者:
まんまんまんさん (45歳:女性)
投稿日時:2017-03-06 14:02:50
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2017-03-06 15:52:13
>ホワイトゴールドというのが白金加金のことでしょうか?
おそらくそういう意味だとは思いますが…。
(歯科用語でホワイトゴールドとは言わないのですが…)
真意は担当の先生に聞かれてみてください。
>口の中に違う金属が入るのは良くないのでしょうか?
理論上は「ガルバニー電流が発生するのでよろしくない」とは言われていますが、個人的にガルバニー電流でトラブルが出た事はほとんどありません。
過去にお一人だけ「味覚が変わった」とおっしゃられた方がいらっしゃいます。
(料亭の板前さんで味にとても敏感な方でした)
参考⇒ガルバニー電流
おそらくそういう意味だとは思いますが…。
(歯科用語でホワイトゴールドとは言わないのですが…)
真意は担当の先生に聞かれてみてください。
>口の中に違う金属が入るのは良くないのでしょうか?
理論上は「ガルバニー電流が発生するのでよろしくない」とは言われていますが、個人的にガルバニー電流でトラブルが出た事はほとんどありません。
過去にお一人だけ「味覚が変わった」とおっしゃられた方がいらっしゃいます。
(料亭の板前さんで味にとても敏感な方でした)
参考⇒ガルバニー電流
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-06 16:29:10
こんにちは。
>ホワイトゴールドというのが白金加金のことでしょうか?
正しい名前かどうかはわかりませんが、おそらく低カラット金合金のことだと思います。
>口の中に違う金属が入るのは良くないのでしょうか?
よくあることなので個人的には心配ないと思います、これを言い出すとすべて同じメーカーの同じ金属に入れ替えなければならないと思います、そのようなことは不可能でしょう。
今は日本では駆逐されましたが、アマルガムでもそのようなことは起こっていなかったと思います。
>ホワイトゴールドというのが白金加金のことでしょうか?
正しい名前かどうかはわかりませんが、おそらく低カラット金合金のことだと思います。
>口の中に違う金属が入るのは良くないのでしょうか?
よくあることなので個人的には心配ないと思います、これを言い出すとすべて同じメーカーの同じ金属に入れ替えなければならないと思います、そのようなことは不可能でしょう。
今は日本では駆逐されましたが、アマルガムでもそのようなことは起こっていなかったと思います。
回答3
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-06 17:31:34
よく宝飾店で「ホワイトゴールド」と表現している商品は、金銀パラジウム合金であることが多いようです。
興味があったので東急ハンズの人に聞いてみたところ、若干成分比率が違って、歯科用の金銀パラジウム合金のほうが「黒っぽいけど硬い」合成になっているようです。
金銀パラジウム合金は一般的に「保険の銀歯」で使われる合金で、金の含有量は12%ほどです。
銀合金に比べて変色が少なく、耐久性に優れている、なかなか素晴らしい材料です。
このように「ホワイトゴールド」は、歯科業界の中ではあまり一般的ではない「商品名」なので、質問者様が見かけた商品が、何を表しているかは不明です。
自分の体に入れるのでしたら、担当医に確認をとることをお勧めします。
よく技術屋さんや、細工師さんなど、「材料に詳しい」人から、研磨の道具についてや、材料の成分、物性など、鋭い質問をいただく場合がございます。
記憶力には限界があるので、即答はできないかもしれませんが、治療法が確定するまえにお答えするのが適切であると思います。
カルバニー電流に関しては、他の回答者様と同意見なので割愛しますね!
興味があったので東急ハンズの人に聞いてみたところ、若干成分比率が違って、歯科用の金銀パラジウム合金のほうが「黒っぽいけど硬い」合成になっているようです。
金銀パラジウム合金は一般的に「保険の銀歯」で使われる合金で、金の含有量は12%ほどです。
銀合金に比べて変色が少なく、耐久性に優れている、なかなか素晴らしい材料です。
このように「ホワイトゴールド」は、歯科業界の中ではあまり一般的ではない「商品名」なので、質問者様が見かけた商品が、何を表しているかは不明です。
自分の体に入れるのでしたら、担当医に確認をとることをお勧めします。
よく技術屋さんや、細工師さんなど、「材料に詳しい」人から、研磨の道具についてや、材料の成分、物性など、鋭い質問をいただく場合がございます。
記憶力には限界があるので、即答はできないかもしれませんが、治療法が確定するまえにお答えするのが適切であると思います。
カルバニー電流に関しては、他の回答者様と同意見なので割愛しますね!
相談者からの返信
相談者:
まんまんまんさん
返信日時:2017-03-06 21:39:10
櫻井先生、山田先生、中田先生
お忙しい中ご返答ありがとうございます。
ホワイトゴールドとは一般にはない用語なのですね。
担当の先生からは、保険内の銀歯か保険外の銀歯をのみ説明があったのですが、医院のホームページにゴールド、ホワイトゴールドの記載があり、できれば銀歯以外がいいなと思いました。
白金加金であれば決めようと思ったのですが、、、
ゴールドより価格が安いので違うのかも。。
ゴールド、低カラット金合金、金銀パラジウム合金ではどちらがいいでしょうか?
再度の質問になり申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。
ガルバニー電流については、先生方の仰る通り気にしなくてもいいのかなと思いました。
櫻井先生、参考資料読ませて頂き勉強になりました。
中田先生、問い合わせ頂きありがとうございました。
お忙しい中ご返答ありがとうございます。
ホワイトゴールドとは一般にはない用語なのですね。
担当の先生からは、保険内の銀歯か保険外の銀歯をのみ説明があったのですが、医院のホームページにゴールド、ホワイトゴールドの記載があり、できれば銀歯以外がいいなと思いました。
白金加金であれば決めようと思ったのですが、、、
ゴールドより価格が安いので違うのかも。。
ゴールド、低カラット金合金、金銀パラジウム合金ではどちらがいいでしょうか?
再度の質問になり申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。
ガルバニー電流については、先生方の仰る通り気にしなくてもいいのかなと思いました。
櫻井先生、参考資料読ませて頂き勉強になりました。
中田先生、問い合わせ頂きありがとうございました。
回答4
回答5
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-06 22:29:41
材料のことは、私が学生の頃に聞いた話なので、たまたまの雑学が役に立ってよかったです!
金銀パラジウム合金はネットでは色々悪口言われていますけれど、実はコスパと性能が(保険だから)とてもよくて、頼もしい材料です。
二次カリエスのなりやすさも、金銀パラジウムだから特別に劣っている、ということはありません。
ゴールドはとても良い材料と言われています…が、研究で他の材料よりも性能が良かったことが証明された、という話は聞いたとこありません。
ただし実感として、10年以上経過している金銀パラジウムとゴールドをそれぞれ除去したとき、ゴールドのほうが中がきれいであることが多いなと感じています。データになっていませんし、今後もならないと思いますので、悪しからず。
40年ほど前は金歯を見えるところに入れて自慢するのがステイタスでした。
いまではそういうことはかなり少なくなりましたが、たまにリクエストがあります。
低カラット金合金・白金加金は、取り扱ったことがありませんのでご容赦ください。
金銀パラジウム合金はネットでは色々悪口言われていますけれど、実はコスパと性能が(保険だから)とてもよくて、頼もしい材料です。
二次カリエスのなりやすさも、金銀パラジウムだから特別に劣っている、ということはありません。
ゴールドはとても良い材料と言われています…が、研究で他の材料よりも性能が良かったことが証明された、という話は聞いたとこありません。
ただし実感として、10年以上経過している金銀パラジウムとゴールドをそれぞれ除去したとき、ゴールドのほうが中がきれいであることが多いなと感じています。データになっていませんし、今後もならないと思いますので、悪しからず。
40年ほど前は金歯を見えるところに入れて自慢するのがステイタスでした。
いまではそういうことはかなり少なくなりましたが、たまにリクエストがあります。
低カラット金合金・白金加金は、取り扱ったことがありませんのでご容赦ください。
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2017-03-07 10:03:36
個人的には「金銀パラジウム合金を推奨する理由」が見つかりません。
勤務医時代に多くの「歯科用金属アレルギー」の患者さんを診てきたからです。
そもそも、金銀パラジウム合金とは…
「戦後米軍の統治下であった、敗戦国日本が、吉田内閣時代に、金パラは1961年に国民皆保険が導入された際に、まだ戦後の貧しかった経済状況下でやむなく導入されたいわくつきの代用合金である。
当初、国は銅亜鉛合金を保険診療に導入しようとした。
それに対し日本補綴歯科学会はそれには反対したが、当時の厳しい経済状況に鑑み、貴金属に替わる安価な代用金属として開発された金パラを最低限許容できる金属としてとりあえずやむなく認めたものである。
ただし、同時に、代用合金の金パラをできるだけ早期に金合金に移行するようにという条件付きであったというが、半世紀以上、学会の勧告は完全に無視されたままである。」
と言う経緯があります。
また、欧米(特にドイツ)では「妊産婦への使用禁止金属」に指定されています。
海外の歯科用金属には「パラジウムフリー」であることが推奨されています。
たまたま宝飾関係のサイトにも同じようなことが書かれえていたので参考にされてください。
http://apre-with.co.jp/blog/2016/05/26/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A85%E9%A0%85%E7%9B%AE/
コストと引き換えで健康被害が出るとすれば、使うべきではないと考えます。
ゴールドであれば18〜20Kのものが良いように思います。
コストで考えると最近では生体親和性の高いコバルトークロム合金(ウィロボンドなどと言う名称)も候補に挙げられるかもしれません。
勤務医時代に多くの「歯科用金属アレルギー」の患者さんを診てきたからです。
そもそも、金銀パラジウム合金とは…
「戦後米軍の統治下であった、敗戦国日本が、吉田内閣時代に、金パラは1961年に国民皆保険が導入された際に、まだ戦後の貧しかった経済状況下でやむなく導入されたいわくつきの代用合金である。
当初、国は銅亜鉛合金を保険診療に導入しようとした。
それに対し日本補綴歯科学会はそれには反対したが、当時の厳しい経済状況に鑑み、貴金属に替わる安価な代用金属として開発された金パラを最低限許容できる金属としてとりあえずやむなく認めたものである。
ただし、同時に、代用合金の金パラをできるだけ早期に金合金に移行するようにという条件付きであったというが、半世紀以上、学会の勧告は完全に無視されたままである。」
と言う経緯があります。
また、欧米(特にドイツ)では「妊産婦への使用禁止金属」に指定されています。
海外の歯科用金属には「パラジウムフリー」であることが推奨されています。
たまたま宝飾関係のサイトにも同じようなことが書かれえていたので参考にされてください。
http://apre-with.co.jp/blog/2016/05/26/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A85%E9%A0%85%E7%9B%AE/
コストと引き換えで健康被害が出るとすれば、使うべきではないと考えます。
ゴールドであれば18〜20Kのものが良いように思います。
コストで考えると最近では生体親和性の高いコバルトークロム合金(ウィロボンドなどと言う名称)も候補に挙げられるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
まんまんまんさん
返信日時:2017-03-07 19:48:56
櫻井先生、中田先生、山田先生、ご返答ありがとうございます。
短時間ですが担当医の先生からお話し頂きました。
先生は、保険外の銀歯で見えやすい所は白くするのがいいと仰っていました。
理由は、適合性は保険外の技工士さんなので大丈夫。
金属アレルギーがなければ保険の銀歯で大丈夫。
噛み合わせる下の歯が銀歯のブリッジになっているので、違う金属はあまりオススメできないとのことでした。
ジルコニアというものもあるらしいのですが、今回は金属用の型取りをしたので選択肢は銀歯か金とのことでした。
今回は、金のブリッジで見えやすい所は白くして、噛み合わせる下のブリッジをその後ジルコニアにするのがベストでしょうか?
他にも治療しなければいけないの歯があり長期間かかると思いますが、、
大事な大事なことなので決めれず、1日だけ考える時間を頂きました。
どうぞ先生方のご教示宜しくお願いいたします。
短時間ですが担当医の先生からお話し頂きました。
先生は、保険外の銀歯で見えやすい所は白くするのがいいと仰っていました。
理由は、適合性は保険外の技工士さんなので大丈夫。
金属アレルギーがなければ保険の銀歯で大丈夫。
噛み合わせる下の歯が銀歯のブリッジになっているので、違う金属はあまりオススメできないとのことでした。
ジルコニアというものもあるらしいのですが、今回は金属用の型取りをしたので選択肢は銀歯か金とのことでした。
今回は、金のブリッジで見えやすい所は白くして、噛み合わせる下のブリッジをその後ジルコニアにするのがベストでしょうか?
他にも治療しなければいけないの歯があり長期間かかると思いますが、、
大事な大事なことなので決めれず、1日だけ考える時間を頂きました。
どうぞ先生方のご教示宜しくお願いいたします。
回答7
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-07 22:27:57
>1日だけ考える時間を頂きました。
ずいぶん急がされましたね、個人的にはもっと時間をもらうべきだと思います。
ずいぶん急がされましたね、個人的にはもっと時間をもらうべきだと思います。
相談者からの返信
相談者:
まんまんまんさん
返信日時:2017-03-07 23:26:21
回答8
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-08 00:07:09
>仮歯をしてからあまり時間を開けない方がいいからということで、2週間後に予約になりました。
仮歯の作り方によって違ってきますが、どうなんでしょう。
>仮歯の状態でもう少し期間をあけても大丈夫なのでしょうか?
通常仮歯はある程度の期間そのまま使えるように作ると思います。
仮歯の作り方によって違ってきますが、どうなんでしょう。
>仮歯の状態でもう少し期間をあけても大丈夫なのでしょうか?
通常仮歯はある程度の期間そのまま使えるように作ると思います。
相談者からの返信
相談者:
まんまんまんさん
返信日時:2017-03-08 19:37:05
タイトル | 右上5〜7番、ブリッジの素材について |
---|---|
質問者 | まんまんまんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ブリッジ治療法 お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。