左下6番のインプラントの上部構造。何を入れるのが適している?

相談者: たんたさん (45歳:女性)
投稿日時:2017-03-14 07:32:14
左下6番のインプラントに何を入れるのが適しているか知りたいです。

対合歯銀歯です。
今まで噛み合わせを指摘されたことはありません。

自身はインプラントには丈夫なジルコニアを検討していたのですが、担当医師によると、堅すぎて顎関節症になると言われました。
そうなることはよくある事だともおしゃってました。

歯科医師のおすすめはハイブリッドセラミックで使用していると欠けてしまうが、それは歯同士があたっているのだから、かけてもそのまま使用し続ければよいと言われました。

噛み合わせや他の歯全体を考えた時、先生だったら何をおすすめ
するか教えてほしいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-03-14 08:07:35
たんた さん、こんにちは。

インプラント治療の際の上部構造について迷っているのですね。

基本的なことになりますが、歯の番号だけで論じるのではなく、当該部の歯の関係のみならず、他の歯や、骨格など、口腔内のみならず、全身の実際の状態をも診査したうえでプランニングすべきものと考えます。

「自身はインプラントには丈夫なジルコニアを検討していた」とのことですが、そもそも歯根破折抜歯に至ったのでしたら、堅い素材で修復を試みると、却って他の歯に何らかの影響を与えてしまうかもしれません。

担当医とディスカッションを重ねてみましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-03-14 08:23:58
ご相談ありがとうございます。

噛み合わせや他の歯全体を考えた時、先生だったら何をおすすめするか

インプラント治療は日常的に行われるようになりましたが、ご質問のように、どの素材を使ったら良いのか、は大問題のままで、実は未だに学問的に答えは出ていません。

インプラントの部分だけを頑丈にすることはいくらでもできます。
しかし、歯の治療の成功とは、歯の無いところにはを入れるだけではなく、これ以上歯を失わないことも忘れてはなりません。

つまり、インプラントだけが頑丈すぎると、他の歯や歯の根や顎や体など、皆さんにとって思いも掛けない事件が待っているからです。

そのため、用心する場合は、インプラントではなく、入れ歯の選択肢もあり得るくらいです。
入れ歯は100年くらい研究が重ねられた信頼できる方法だからです。

もっとも、よく噛めて快適で歯がもう失われないという、良い入れ歯はインプラント治療よりも、高度で難しい治療とも言えます。

どうしてもインプラントにしたい場合は、被せ物の素材をエナメル質と同じかやや弱めのものを選択して妥協するしかありません。

その場合も必ず、全体の噛み合わせの検査・診断を徹底的に行い、治療後にどうなりそうかの予測を立てることが絶対に不可欠となります。

もちろん、被せ物が入った後にも、まったく同じ検査をして、計画通りの噛み合わせになっているかどうかの診断が大事です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-03-14 15:07:54
先生ごとで好みの分かれるところですから、正解はないと思いますよ。
私は現在はハイブリッドは好みませんが、インプラントを始めた当初は使っていた時期もありますし、ジルコニアも場面によってはありかも知れないと最近考えることもあります。

現在はオールセラミッククラウンを使用しますが、理由としては硬すぎず軟らか過ぎないのと、プラークがつきにくい、審美性に優れるからです。

硬すぎる人工歯を使えば、歯根が割れたり対合歯が割れたり顎関節を痛めたりするでしょうし、軟らか過ぎる歯を使えば磨り減った分だけ歯が延びてきて隙間を埋めることになりますので(厳密に言うと隙間自体が開かない)、元に戻すのが難しくなる様に個人的には感じます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たんたさん
返信日時:2017-03-15 21:10:37
先生方、回答ありがとうございます。

丈夫な素材の上部構造が、却って口腔内のトラブルになりかねない理由が理解できました。

硬すぎず、柔らかすぎない素材の方が他の歯に優しいのですね。


さがら先生のおっしゃる、歯の治療の成功はこれ以上歯を失わない。
これはまさに私の歯科治療の一番の希望です。

よく担当医とも相談したいと思います。



タイトル 左下6番のインプラントの上部構造。何を入れるのが適している?
質問者 たんたさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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