顕微鏡使用の歯科では詰め物の接着剤の状態を検診でチェックする?
相談者:
pikarunoさん (46歳:男性)
投稿日時:2017-05-16 15:38:20
保険外診療でマイクロスコープを使用されている先生方に質問です。
2次カリエスを防ぐために詰め物(コンポジットレジン、セラミック、ハイブリッド等)と天然歯の間をマイクロスコープを使って隙間が少なくなるように治療なされているのだと思っております。
ただ、治療直後に隙間と小さくしても、徐々に接着剤が溶け出すため5年くらいしか持たないという話も聞いたことがあります。
1.治療した歯のメインテナンスとしての定期検査を受ける際に、接着剤が減って来ているかどうか、マイクロスコープを使ってチェックしていただけるものなのでしょうか?
(医院によるのかもしれませんが。)
2.また、接着剤が減ってきていることが定期検査で確認できた場合は、その部分に接着剤を盛り足すなどして補修する手法はあるのでしょうか?
3.現時点の技術では、ゴールドインレー(マジックマージンを使用)した場合に比べると、その他の素材では、詰め物と天然歯との間の隙間が大きくなるのはものなのでしょうか?
雑多な質問で恐縮ではございますが、ご回答いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
2次カリエスを防ぐために詰め物(コンポジットレジン、セラミック、ハイブリッド等)と天然歯の間をマイクロスコープを使って隙間が少なくなるように治療なされているのだと思っております。
ただ、治療直後に隙間と小さくしても、徐々に接着剤が溶け出すため5年くらいしか持たないという話も聞いたことがあります。
1.治療した歯のメインテナンスとしての定期検査を受ける際に、接着剤が減って来ているかどうか、マイクロスコープを使ってチェックしていただけるものなのでしょうか?
(医院によるのかもしれませんが。)
2.また、接着剤が減ってきていることが定期検査で確認できた場合は、その部分に接着剤を盛り足すなどして補修する手法はあるのでしょうか?
3.現時点の技術では、ゴールドインレー(マジックマージンを使用)した場合に比べると、その他の素材では、詰め物と天然歯との間の隙間が大きくなるのはものなのでしょうか?
雑多な質問で恐縮ではございますが、ご回答いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答1
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2017-05-16 21:51:05
>1.治療した歯のメインテナンスとしての定期検査を受ける際に、接着剤が減って来ているかどうか、マイクロスコープを使ってチェックしていただけるものなのでしょうか?
(医院によるのかもしれませんが。)
A:我々の医院で行なっている自費メインテナンスではマイクロスコープを用いて過去の治療部位のチェック体制を取っていますが、当然このようなことは保険ではできないでしょうね。
また、同じようにマイクロスコープを使っているようないいんだとしてもその医院の治療クオリティが高いとはいえません。
そのような医院は、治療前の問題点指摘の際にはマイクロスコープを用いて指摘しますが治療後は見せなかったりします。
>2.また、接着剤が減ってきていることが定期検査で確認できた場合は、その部分に接着剤を盛り足すなどして補修する手法はあるのでしょうか?
A:今の接着剤は水に溶けることはないです。
また、元々のフィットがよければセメント層はかなり薄いです。
例えばウチの医院のセラミックは先日実際に外してセメントの厚みを測ったところ20μmでした
この程度でしたらほとんど問題は起きませんが、クオリティの低い治療を行なっている医院の場合、その厚みは100μmほどなので、それではお話にならないです
>3.現時点の技術では、ゴールドインレー(マジックマージンを使用)した場合に比べると、その他の素材では、詰め物と天然歯との間の隙間が大きくなるのはものなのでしょうか?
A:それはその通りです。
ゴールドインレーで精度の高いものを作ればその通りになります。
でも、精度高く作ったセラミックでも十分問題なく暮らすことはできますし、極論を言えばダイレクトボンディング治療などではもっと隙間ない治療が可能です
参考まで
(医院によるのかもしれませんが。)
A:我々の医院で行なっている自費メインテナンスではマイクロスコープを用いて過去の治療部位のチェック体制を取っていますが、当然このようなことは保険ではできないでしょうね。
また、同じようにマイクロスコープを使っているようないいんだとしてもその医院の治療クオリティが高いとはいえません。
そのような医院は、治療前の問題点指摘の際にはマイクロスコープを用いて指摘しますが治療後は見せなかったりします。
>2.また、接着剤が減ってきていることが定期検査で確認できた場合は、その部分に接着剤を盛り足すなどして補修する手法はあるのでしょうか?
A:今の接着剤は水に溶けることはないです。
また、元々のフィットがよければセメント層はかなり薄いです。
例えばウチの医院のセラミックは先日実際に外してセメントの厚みを測ったところ20μmでした
この程度でしたらほとんど問題は起きませんが、クオリティの低い治療を行なっている医院の場合、その厚みは100μmほどなので、それではお話にならないです
>3.現時点の技術では、ゴールドインレー(マジックマージンを使用)した場合に比べると、その他の素材では、詰め物と天然歯との間の隙間が大きくなるのはものなのでしょうか?
A:それはその通りです。
ゴールドインレーで精度の高いものを作ればその通りになります。
でも、精度高く作ったセラミックでも十分問題なく暮らすことはできますし、極論を言えばダイレクトボンディング治療などではもっと隙間ない治療が可能です
参考まで
相談者からの返信
相談者:
pikarunoさん
返信日時:2017-05-17 16:33:13
高田先生、お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。
1のご回答について
先生の医院では、メインテナンスについてもマイクロスコープを用いて過去の治療部位のチェックを行われているのですね。
本当に素晴らしいです。
2のご回答について
先生の医院では、セラミックのフィット時のクオリティも医院に比べて5分の1なのですね。
素晴らしいです。
ちなみに接着剤=セメント
という認識でよろしかったでしょうか?
3のご回答について
ゴールドインレーで精度の高いものを作った場合の優位性については承知いたしました。
※別の投稿でゴールドクラウン、ガルバニッククラウンの質問をさせていただきます。
4.追加の質問
2次カリエス起因ではなく、衝撃等でダイレクトボンディングの歯が小さく欠けてしまった場合でも、欠けてない部分も含めて一旦全部取り外してから、新しくコンポジットレジン等で治療し直すものなのでしょうか?
全部取り外す場合に、天然歯を削る量が最小になるとなると良いなという思いがございます。
お忙しい中、大変恐縮ではございますが、ご回答いただけたら幸いでございます。
1のご回答について
先生の医院では、メインテナンスについてもマイクロスコープを用いて過去の治療部位のチェックを行われているのですね。
本当に素晴らしいです。
2のご回答について
先生の医院では、セラミックのフィット時のクオリティも医院に比べて5分の1なのですね。
素晴らしいです。
ちなみに接着剤=セメント
という認識でよろしかったでしょうか?
3のご回答について
ゴールドインレーで精度の高いものを作った場合の優位性については承知いたしました。
※別の投稿でゴールドクラウン、ガルバニッククラウンの質問をさせていただきます。
4.追加の質問
2次カリエス起因ではなく、衝撃等でダイレクトボンディングの歯が小さく欠けてしまった場合でも、欠けてない部分も含めて一旦全部取り外してから、新しくコンポジットレジン等で治療し直すものなのでしょうか?
全部取り外す場合に、天然歯を削る量が最小になるとなると良いなという思いがございます。
お忙しい中、大変恐縮ではございますが、ご回答いただけたら幸いでございます。
タイトル | 顕微鏡使用の歯科では詰め物の接着剤の状態を検診でチェックする? |
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質問者 | pikarunoさん |
地域 | 神奈川 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 自営業・フリーランス |
カテゴリ |
詰め物、インレーその他 補綴関連 マイクロスコープ 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。