歯列矯正後の右上前歯の噛み合わせ

相談者: おいちもんさん (56歳:女性)
投稿日時:2017-06-15 12:55:27
3回目の質問です。
いつもお世話になります。

矯正が終わり、仮歯を最終補綴物に代える作業も終盤に差しかかっています。

左上1と2は、自分の歯で部分的に虫歯治療跡はありますが、食事の時に下の歯と当たって噛み切ることができます。
右上1と2は差し歯で、現在メタルボンドの補綴物を仮止めしています。

この二つの補綴物は下の歯と当たらず、噛み切ることができません。
特に右1番は頑張って下の歯を手前にずらしたとしても、下の歯と全く接触しません。

担当医は、補綴物の裏側を厚ぼったく修正すれば下の歯とかみ合うようにすることはできると言ってますが、このまま(つまり、補綴物では噛み切らない状態)の方がよいのでしょうか?

また、補綴物が前歯の場合、噛み合わせの確認はどのように行うのか教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-06-16 08:27:24
ご相談ありがとうございます。

>このまま(つまり、補綴物では噛み切らない状態)の方がよいのでしょうか?

歯の基本的な治療目的は、咀嚼機能の回復です。

前歯は咬断といって、前歯で食物を噛み切る機能が大事です。
もちろん見かけや、会話機能の回復も大事です。

歯は機能しないと、廃用性萎縮と言って退化というか抵抗力が激減します。
体は使える状態に戻すことと、使うことによって、健康が守られます。

ただし、使えないからと言って、にわかに歯がダメになることはありません。
治療前にどの目的かをよく確認しましょう。


>補綴物が前歯の場合、噛み合わせの確認はどのように行うのか教えてください。

噛み合わせの確認方法はたくさんあります。
ちなみに専門的に正しくは、補綴物は補綴装置と、噛み合わせは咬合と言います。

今回の場合であれば、模型検査法、治療用仮歯検査法、シムストックやオクルーザル・レジストレーション・ストリップスによる引き抜き試験、咬合接触像検査、咬合力検査、などが良いかもしれません。
それぞれ数字で検査結果が目に見えるようにでき、検査結果をプリントしてお渡しできます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おいちもんさん
返信日時:2017-06-16 13:22:11
さがら先生、ご回答ありがとうございます。

補綴物では噛み切らない状態」だと、前歯として機能しないため、この歯は退化する、つまり、にわかにではないけれどいずれはダメになる!ということであれば、絶対に噛み切れる状態にすべきですよね。

>今回の場合であれば、シムストックやオクルーザル・レジストレーション・ストリップスによる引き抜き試験、咬合接触像検査、咬合力検査、などが良いかもしれません。
>それぞれ数字で検査結果が目に見えるようにでき、検査結果をプリントしてお渡しできます。

とありますが、ここに書かれた方法は、特に前歯の場合だからというわけではなく、全ての歯についての理想的な方法ということですね。

さがら先生のところに行けばこれらの方法を行っていただけるという意味と思いますが、一般的には、いわゆる咬合紙を、下の歯を手前にずらした状態でかちかち噛むことで調べるという感じでしょうか。


他の先生からのご回答もお待ちしています。
よろしくお願いします。

 
 
 
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-06-19 16:53:27
こんにちは。

通常咬み切れるように作ります、その際早期接触は避けてイーブンに咬めるようにするのがいいと思います。

補綴物前歯の場合、噛み合わせの確認はどのように行うのか教えてください。

通常咬合紙を使います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おいちもんさん
返信日時:2017-06-20 10:07:53
山田先生、ご回答ありがとうございます。

「イーブンに咬める」とは、前歯の四本(左右の1と2)で均等に噛めるというような意味でしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-06-20 10:38:40
>「イーブンに咬める」とは、

基本的には中心咬合位で均等に当たる、下顎の前方運動で切歯が均等に当たることです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おいちもんさん
返信日時:2017-06-20 12:55:18
山田先生、ありがとうございました。



タイトル 歯列矯正後の右上前歯の噛み合わせ
質問者 おいちもんさん
地域 非公開
年齢 56歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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