銀歯の色が悪いと交換?手入れをしていても虫歯ができます

相談者: ともまーさん (39歳:女性)
投稿日時:2017-09-05 10:16:26
過去に何年も摂食障害だったためか、二年前から全体的に虫歯が絶えることがありません。

現在は奥歯左上7番(神経なし)が再度虫歯になり再治療中、奥歯右下6番7番の間に虫歯があるということで治療予定。
そして奥歯左上6番の銀歯も色が悪いから交換しましょうと言われました。

銀歯の色が悪いというのは銀歯に隠れて虫歯になっているということでしょうか。


虫歯が多発することで歯のお手入れは丁寧にしています。

@朝晩歯磨き+フロス+歯間ブラシ
A午前午後に指磨きマッサージ
B昼食後は歯磨きができないので重曹うがい
C週に一度は歯垢染色液でのチェック

それでも虫歯ができるので他にできることを教えてください。

あと、奥歯7番が将来なくなった場合はどうすればよいのか教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-05 11:12:52
こんにちは。

銀歯の色が悪いというのは銀歯に隠れて虫歯になっているということでしょうか。

担当の先生にご不明な点があれば直接お尋ねになったほうがよいでしょう。

銀歯の色が悪いという場合、虫歯が修復物の詰め物の下あるいは別の部位から発生していて歯の色自体が虫歯の可能性を疑う所見を呈している場合と、銀の修復物の物性が低く腐食や変質劣化が進行している所見がある場合と2通り考えられるのではないかと想像しますが、実際どうなのかは不明です。

ちゃんと診断した先生にお尋ねになることが基本でしょう。


>それでも虫歯ができるので他にできることを教えてください。

重曹嗽は口腔内を薬理的にアルカリ性にすることをおこなっているということになるのではないかと思います。

PH8.2ですから酸性に傾き易い口腔内を一時的に弱アルカリ性の重曹で中和しようということを期待しておこなわれているのではないでしょうか?

本来は人間の唾液がしっかり出ていて口腔内のPH調整が上手くされているべきですが、それが出来にくい方、例えば口腔閉鎖不全の方や唾液が出にくい方(ストレスや頭頚部の血流障害、薬物的な副作用、自律神経が乱れている方、十分な咀嚼が出来ない方などなど)などの方にとって手軽にPH調整できると考えての民間療法的なものだと思っています。

であれば酸蝕症には効果があるかもしれませんが、虫歯には効果をさほど期待出来ないかもしれません。

アルカリ性に振れば蛋白変性作用があるので口腔細菌を落としやすくなると考えることが出来るならば重曹嗽と歯磨きをセットでおこなったほうが効果的であるように思いますがいかがでしょう?


本来は口腔閉鎖が十分に出来ていて唾液で歯面が潤っていて繊維質の豊富なものを食べることである程度の歯面の汚れが落とされ歯磨きがより単純化するのかもしれません。

案外、食事内容を確認してみることも効果があるかもしれませんね。
(炭水化物主体で咬断する必要がない軟性食品をあまり多く摂らないほうがよいかもしれません)

また嗜好品は要注意ですから酸性度の強いものはよく咬むことが必要かもしれません。(味覚異常がなければ唾液で中和されるはずです)

お口に虫歯を繰り返す方のパターンとして粉食特にパンなどが好きな方や始終なにか口に入れている方、炭酸やお酢かんきつ類、乳酸菌飲料、ポカリスエットなどのスポーツ飲料を常飲する方、甘いものや濃い味のものが好きな方などを思い浮かべることが出来るかもしれません。

バランスをかくお食事ではよい身体つくりは出来ません(唾液の質も悪化しそうです)。

また僅かなことでストレスを感じやすい方
(ストレスは唾液の質を悪化させます。
また呼吸も浅くなり口呼吸になりやすいようです)

歯並びが悪いとかみ合わせのバランスも悪くなり食事をよく咬もうと思っても(思わないでしょうが)上手く咬めないので胃腸に負担を生じるという場合もあるでしょう。

睡眠時に口唇閉鎖が出来ていなければ虫歯になりやすいように感じます。
(呼吸路の関係で無理な方はおられます)
また、栄養障害があると色々な面で不具合が生じやすくなりそうです。


全国には虫歯が出来やすい方の虫歯を出来にくくするための予防歯科という分野を一生懸命おこなっている歯科医院はあります。

予防の分野は歯科でも医科でも保険適用外になりますから割と費用が掛かることが普及の妨げになっていると思いますが、自己流でされていて虫歯の再発を繰り返しているというならば一度そういう医院で客観的に評価指導してもらうことが負のサイクルを断ち切ることにつながりその後の人生を変えてくれるかもしれません。

ご自身で歯垢染色液でチェックしていてももしかしたら磨きのこしを発見できていないのかもしれません。
(自分で御口の中の細かい部分を評価することは非常に困難だと思います)

一度予防歯科の専門家に相談されるとよいかもしれません。


奥歯7番が将来なくなった場合はどうすればよいのか教えてください。

短縮歯列という考え方もあります。

放置しておいてもよい場合もあるでしょうし、延長ブリッジで左右咀嚼能力を均等化しておくことに意義を認めるケースもあるでしょうし、義歯を薦められる場合もあるでしょう。

御口全体、顔のバランス、咀嚼能力など様々なものを歯科医は考えて治療法を薦めると思いますから何かあれば主治医にご相談ください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ともまーさん
返信日時:2017-09-11 11:00:19
船橋先生 詳細でわかりやすい回答ありがとうございました。

歯医者に行くと緊張するのとあまりしつこく聞くとクレーマーのように思われるのではないかと思い聞きたいことが聞けず帰ってしまうばかりなので船橋先生の回答がとても嬉しかったです。

次回の受診日が来週になるのでそこで虫歯かどうかが明らかになりすが、とりあえず今できることで日々の手入れは怠ることなく頑張ろうと思います。

今は歯のお掃除に2か月に一度の頻度で通っていますが、これを月に一度に変更するとフッ素を塗ってもらったり歯石をのぞいてもらうこと等でさらに虫歯のリスクは減らせるのでしょうか。

それとも一カ月、二カ月の差ではたいした効果はないのでしょうか。



タイトル 銀歯の色が悪いと交換?手入れをしていても虫歯ができます
質問者 ともまーさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
虫歯その他
保険のクラウン(奥歯:銀歯)
クラウンの作り直し・再治療
クラウンの変色・着色・色の問題
回答者




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