抜髄した歯が変色する確率と予防方法について

相談者: ma_ruさん (43歳:女性)
投稿日時:2017-09-18 22:08:07
右上3番に根尖性歯周炎があり抜髄することになりました。
その際、ドクターから虫歯もなく何の損傷もない歯なので抜髄して元の歯は活かす方法もあるが、変色するのでクラウンにするのも良いと言われました。

個人的には損傷の無い歯を全部削ってクラウンにすることには抵抗があること、前歯だと今後の歯茎下がりでクラウンの付け根が出てくることも心配で、こちらのサイトなどを参考にいきなりクラウンではなくまずは元の歯を活かす、変色したらブリーチングをする、それでも変色が酷くどうしても気になる場合はダイレクトボンディングラミネートベニア

最終手段としてクラウンが良さそうだと考えているのですが、ここで疑問が出てきて質問を投稿させて頂きました。



***

抜髄した歯はどのくらいの確率で変色するのでしょうか?
また出来るだけ変色させないよう出来る事はありますでしょうか?
(例えば神経のない歯は白くなりにくいという情報があったので抜髄の際に予めブリーチングも行うなど)

もう1点、抜髄予定の隣、2番の歯は神経が石灰化しているのですが石灰化した場合も歯は変色するのでしょうか?

ご回答どうぞよろしくお願い致します。


追伸)
先日こちらで根尖性歯周のレントゲンについて投稿した件。
櫻井先生をはじめたくさんの方からご回答を頂き本当にありがとうございました。

担当のドクターからも話を聞き今週、納得の上で抜髄することとなりました。
投稿は書き込み期間が終了していたため、この場をお借りしてお礼申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-09-19 03:25:22
根管治療には間違いないのですが、抜髄ではなくて感染根管治療になると思います。
抜髄より多少成功率が下がると思います。

抜髄時に歯髄の取り残しがあったり根管からの出血が多いと変色の原因になるような個人的見解です。
だから髄角と呼ばれる残置しやすい部分をきっちりとる必要があると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-09-19 16:23:46
柴田先生
ご回答ありがとうございます。


治療の精度によっても変わってくるのですね。
神経が石灰化した歯の場合はどうなりますでしょうか?
予防策などもありましたら実践したいと思っています。


また治療名についても教えて頂きありがとうございます。
根尖性歯周炎では症状の情報は多くあったものの治療に関して知りたい情報をあまり得ることができず、感染根管治療という名称を知ることができ助かりました。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-20 11:51:29
こんにちは。

数年単位の短期間での変色は治療時にしっかり有機物を取り除いておいてもらうことで防げると思いますが、数十年単位の長期にわたるとほぼ100%色味の変化があるでしょう。

それは生きている歯と死んでいる歯の違いということになります。


歯の色に問題が生じたらまずインナーブリーチなどで漂白することを考えられればよいと思います。
それでトラブルが生じないようにしっかりとした根管充填をおこなってもらっておくのがよいので、根管治療の上手い歯科医院で治療を受けておかれることが予後をよくするということになると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-09-20 13:21:40
ご返答ありがとうございます。
(先月も歯周病の件でのご返答ありがとうございました。)


昨日、抜髄を行って来ました。
1週間後にファイバーコア(ポスト?)を入れるため、まだ抜髄のための穴は仮蓋でこの間にも予防対策でブリーチをすべきかと思いましが、担当医の方からは薬が強すぎて歯にダメージを与える、最悪、抜歯につながる可能性もあると言われ諦めました。



十数年単位では100%変色が起こるとのことですが根管充填材によって変色への影響の違いも出ますでしょうか?

今回のような場合は樹脂(ガッタパーチャ)やセメントになるかと思うのですがMTAセメントでは変色が起こるという歯科医院のブログを見ました。

また神経が壊死して石灰化した歯が変色するかについては情報が全く見つからなかったのですが、かなりレアなケースで回答が難しい内容となりますでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-20 15:50:15
>神経が壊死して石灰化した歯が変色するかについては

石灰化して根管治療に用いる器具が根尖に上手く到達しなかったので、治療を途中で諦めたといわれたのでしょうか?

歯の神経の入っている空間はかなり複雑な構造をしていますから説明がどうであったか?はよくわかりませんが、主に歯髄腔上部の有機質の取り残しが比較的短期変色の原因になると思いますから、根尖まで上手く治療できなかったとしても感染がなければ短期的な問題になることはないかもしれません。

長期的にどういう場合でも健康な歯と比較し明度は落ちるでしょうし、渇変しやすくなるでしょう。
歯の根の上部だけ問題を生じた時にインナーブリーチを行い漂白をおこなうことがよくされます。


根管治療時にはブリーチング剤に似たもので薬液洗浄されていますので、予防的におこなう必要はないのではないでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-09-20 16:45:58
説明不足ですみません。
石灰化した右上2番は今炎症も何もなく神経は壊死しているが治療の必要はないということで、何も治療はしていません。
(今までも治療したことがない歯です)

同じ壊死でも石灰化とそうでない神経とでは違いかあるのか疑問に思ったので調べたのですが、情報が見つからず今回、治療の件と合わせて質問させて頂きました。


根管治療時にはブリーチング剤に似たもので薬液洗浄が行われているとのこと、初めて知りました。
ありがとうございました。



タイトル 抜髄した歯が変色する確率と予防方法について
質問者 ma_ruさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の変色・着色
ホワイトニング治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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