[写真あり] どこに影があるか患者に分かるようCTで再撮影依頼できるか

相談者: ma_ruさん (43歳:女性)
投稿日時:2017-08-30 15:27:43
虫歯治療後にレントゲンに影があり右上3番に根尖性歯周炎との指摘でドクターからはこのままでもいいけど、自然治癒はしないから抜髄した方が良いと言われました。

・痛みや違和感などなし
・瘻孔あり
打診痛なし
・パルパー反応弱い

虫歯治療でお世話になったドクターの提案なので治療をしたいとは思うのもののレントゲンのどこに影があるのか素人の私には分かりませんでした。


口内全体をチェックするために撮られたレントゲン(パノラマ、口内法)なので根尖歯周炎を対象に撮影して頂けばもっと分かりやすく映るのではないかと考えたのですが再撮影を依頼することはできますでしょうか?
また治療後も炎症がなくなっているのか確認のレントゲンは通常撮影して頂けるのでしょうか?
それとも瘻孔がなくなれば治癒と判断されるのでしょうか?


ネット上では角度を変えて撮影する、ガッタパーチャポイントを瘻孔から挿入して撮影するなどの方法を見かけました。
ちなみにCT撮影をお願いしたところナンセンスだと断られました。

虫歯治療は症状が治まる、治療場所が目に見える、ということで治療に納得がしやすいですが今回のように自覚症状がなく、自身でレントゲンに影も認識できないと治療前と治療後を比較できす「治療して良かった」と思える自信がないのです。
抜髄なのでしっかり納得できる治療をしたいと思っています。

治療に関してはドクターに細かく聞くことができたのですがこのような再撮影の依頼は非常識なものなのかと不安もあり皆様のご意見をお伺いしたく投稿させて頂きました。

どうぞよろしくお願い致します。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-08-30 15:45:51
>ちなみにCT撮影をお願いしたところナンセンスだと断られました。

個人的にはCT撮影をする価値はあるように思います。

CTは我々プロの歯科医にとっては診断ツールですが、個人的にはその画像を通じて患者さんに状態をより理解してもらうための「コミュニケーションツール」としての役割もあると考えています。

ただ、このような場合のCT撮影は保険適応にならないので、担当の先生はOKしなかったのではないでしょうか。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-08-30 16:31:55
ご返答ありがとうございます。
医療知識のない患者に分かるような診断画像を求めるのは無茶な願いかと思っていましたので「コミュニケーションツール」という考え方に安堵いたしました。

最後の手段として他医院でのCT撮影(自由診療)も検討しようと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-08-30 17:03:05
そうですね。

確かにCTには「被ばく」と言うリスクもありますが、患者さんが状態が解らずに治療を躊躇してしまうのであれば、CT撮影をして十分な理解のもと、適切なタイミングで治療を受けられるベネフィットの方が重要だと考えます。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-08-31 12:35:48
CTの方ご意見ありがとうございます。
担当のドクターも「被ばく」のことについては触れていました。
CT撮影をしないのはCTは原因を探るものではなく現状の硬組織を診査する道具だということ。
CTでも100%把握することは不可能ともおしゃっていました。

治療前、治療後の比較のためにもできるかぎり今お世話になっている歯科レントゲンの再撮影を依頼したいのですがそちらの件に関してはNGでしょうか?

私としては全体チェックとして撮影されたレントゲンなので患部に焦点を当てて治療のために撮影頂くのは問題ないのではないかと思うのですが保険の都合などがあってダメなものなのでしょうか?
ドクターからは再撮影に関して返答を頂けませんでした。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-08-31 13:32:43
保険でのCT撮影にはルールが存在していて、パノラマやデンタルで判別できない疾患や病変があるものに適応できると思います。

今回は保険でのCT撮影が難しそうなので自費で主治医にお願いするか別の歯科医院で自費で撮影するかになると思います。

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相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-08-31 14:51:31
ご回答ありがとうございます。
CTについては最終手段で考えておりまして今回はレントゲンの再撮を依頼出来るか質問させて頂いておりました。

口内全体のチェックとしてパノラマ、口内法のレントゲンを撮影。
そのレントゲンから根尖性歯周炎を指摘されたのですが素人の私には影が判別できず、治療するならば炎症に対象を絞って患者の私にも納得できるレントゲンを再度撮影頂くことはできないものかと。


そもそも全体のレントゲンを撮影したらその後の治療は全てそのレントゲンのみで行われるのでしょうか?

個人的には全体チェックとは別に全根尖歯周炎の治療のために新たに撮影できるのはないかと思ったのです。
歯茎の中なので角度をかえるなどすれば添付の画像より分かりやすく撮影できる可能性はありませんでしょうか?

素人の私には影というより三番の根の先の周りは他の歯の根に比べるとうっすら白っぽく見えるような気がしています。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-08-31 15:45:24
>そもそも全体のレントゲンを撮影したらその後の治療は
>全てそのレントゲンのみで行われるのでしょうか?

それは担当の歯科医次第だと思います。

パノラマ写真だけで治療を進めていく歯科医もいれば、デンタルを撮る歯科医もいると思います。
(僕は多くの場合、CT撮影をしますが…)


>添付の画像より分かりやすく撮影できる可能性はありませんでしょうか?

個人的には「かなり良い写真」だと思います。
読像力の歯科医であれば、これで十分でしょう。

これ以上の情報を得たければCT撮影になると思います。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-08-31 16:22:54
>炎症に対象を絞って患者の私にも納得できるレントゲン
再度撮影頂くことはできないものかと。

個人的感想ですが、櫻井先生と同様に私もかなり分かりやすい写真だと感じました。

このお写真をma_ruさんにも分かりやすく再度説明することは可能だと思いますが、再撮影をしたとしてもより分かりやすい写真が撮れるとは考えにくいです。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-08-31 16:56:30
櫻井先生 掘先生

ご回答ありがとうございます。
レントゲンとしてはかなり分かりやすい画像なのですね。
お伺い出来て良かったです。
素人なので失礼なお願いをしてしまうところでした。
再撮影ではなく画像について詳しい説明をお願いしてみようと思います。

「治療して良かった」と思える治療を受けたいのでそれでも炎症部分が分からなかった場合は他院でのCT撮影を検討しようと思います。
回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-08-31 17:19:18
サイナストラクトが確認できるのですよね?
3番に根管治療が必要かどうかの検査でしたら、このエックス線写真で充分でCT撮影は不要だと思いますよ。
(個人的意見)

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-08-31 18:59:29
藤森先生
ご回答ありがとうございます
瘻孔のことを最近はサイナストラクトと言うのですね。
またひとつ勉強になりました。
3番と4番の間、歯茎の一番上にサイナストラクトを確認出来ています。
レントゲンの方、個人的なご意見ということですが大変参考になりました。



3名もの先生からご回答を頂きとても前向きな気持ちになれました。
皆様の回答を踏まえてドクターとの信頼関係を築きつつ自身も納得できる治療を受けられるようにベストを尽くしたいと思います。
ありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-09-01 14:03:55
はじめまして。

ちなみに「歯根嚢胞」の病名であればCTは保険適応になる場合があります。
根尖性歯周炎から歯根肉芽腫歯根嚢胞という順に病変は変化していくため、単純X線では鑑別できないこともあり、CTが適応となります。

ご参考まで。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-09-01 16:31:48
金田先生
はじめまして。
歯根肉芽腫歯根嚢胞と進行して行くのですね。
調べたところ治療も根尖性歯周炎に比べると大変そうでした。

病状が深刻な場合には保険適用な場合もあると聞いて患者としては心強いです。
でも保険でCT撮影になるような事のないように心がけなければと思いました。

ご回答ありがとうございました。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2017-09-03 12:24:43
ma_ruさん、こんにちは

現時点ではCTは必要ないでしょう。
必要以上の被曝をすることになるのでお勧めできません。

歯髄が壊死し、根尖レントゲン透過像が見られる場合歯根嚢胞であったとしても、まず最初に行われる治療は、壊死歯髄の感染根管処置になります。

この治療は正しく行われれば非常に成功率が高いので、第1選択肢となります。

この治療法で治らなかった場合、なぜ治らなかったのか、また、次の治療計画のために、この時点ではじめてCTの撮影となります。

その上で、外科的根管治療がなど、次のステップに移っていくことになります。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma_ruさん
返信日時:2017-09-04 11:33:59
小牧先生

根管処理が正しく行われれば非常に成功率が高いとお伺いでき心強いです。
レントゲンについては来週、担当のドクターに詳しく説明して頂けることになりました。

これまで医科でのMRIや超音波、レントゲンなどで病巣や影を指摘された際は自分でも理解できたのですが口内のレントゲンはどこに影があるのか全く理解できなかったことが不安でした。
改めて頂いたレントゲンをみても素人の私には影だらけに見え、、
ドクターの説明でしっかり理解して納得して治療できればと思っています。

CTは治療のための検査という意識ではなく自身が病巣を確認したいために検討していました。
歯科医師の方々の目には影が明確なことと思うのですが知識のない私には病巣を確認することができずそのまま治療をすることに不安を感じているからです。

個人的には自身で病巣をしっかり確認して納得した治療を受けられるのであれば多少の被ばくは覚悟しようと。

でも来週のレントゲン説明で納得できるのが一番なので皆さんからの回答を胸にしっかりドクターの話を聞いて来ます。

ご回答ありがとうございました。
助言 助言1
助言者: ネッドさん
助言日時:2017-09-04 14:28:01
通りすがりの素人です
自身でしっかり確認したい気持ちは良くわかりますがレントゲンやCTから病変を読み取るのは「読影学」を学んだ専門家が行う分野です。
医科や歯科は関係なく、ポッキリ折れた骨折や造影剤で浮かび上がる動脈瘤等は誰が見ても明らかですが腫瘍、膿瘍炎症の具合等は訓練を受けた人でなければ読み取るのは難しい場合が少なくないと思います。

※ もし御興味があるのでしたら「読影学」や「画像診断」に関する専門書が多数出ていますのでご一読されると良いでしょう


今回のケースは一刻を争って治療を要する事は無いのかもしれませんが今後年齢を重ねると御自身や御家族が悪性腫瘍の疑いと診断される事があるかもしれません。
その部位や状態によっては御自身で確認するのが困難であるにも関わらず極力早期治療を迫られる場合があり、躊躇しているとその間に治療が出来る状態ではなくなってしまい残念な結果になってしまう可能性もあります。

制度的にも技術的にも難しい事にこだわり過ぎずに少なくとも2名の専門家の診断が一致した場合は専門家の診断を信用するのが現実的かと思います。
理想は日頃から信用出来る専門家を見い出してかかりつけにしておく事ですが。
回答 回答9
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-09-04 16:58:23
ネッドさんがコメントされた通りかもしれませんね。
本当は患者さんご自身の目で確かめていただければすっきりとするのですが。
もしかすると担当医に読み方を教われば分かるかもしれません。




タイトル [写真あり] どこに影があるか患者に分かるようCTで再撮影依頼できるか
質問者 ma_ruさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
その他(診断)
その他(写真あり)
レントゲン写真
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
根の病気・異常その他
CT
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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