[写真あり] 5歳、反対咬合か切端咬合かの判断が微妙な矯正治療の要否

相談者: coronさん (5歳:女性)
投稿日時:2017-10-15 16:20:54
今年の12月で6歳になる娘の相談です。

若干受け口気味で、噛んだ時に上下の前歯の先端どうしが当たり、横から見ると下の前歯の方が少し前に出ています。
ちなみにまだ一本も永久歯に生え変わっておらず、全て乳歯です。

家族には受け口や反対咬合が一人もおらず、遺伝的な要素はないと思います。

かかりつけの歯科医からは様子を見ましょうと言われていますが、反対咬合の治療は早めに治療を開始したほうが良いという情報を聞き、どうすべきか迷っています。

こういった場合、すぐ治療を始めたほうが良いのか、生え変わりの際に自然に治る可能性がどの程度あるのか、ご意見をお伺いできれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-10-15 16:30:45
前歯4歯のみでなく犬歯を含めた6歯が反対咬合ですので、経験的に永久歯に生え変わってからも下顎前突となるか可能性が大きいと思われます。
反対咬合の早期治療の是非についてはいくつかの意見があります。(私個人は早期治療を勧めます)

同年齢の子に比べて、下顎が大きいゆえの受け口なのか、上顎が小さい(成長が遅れている)ゆえなのかの診断は重要に思えます。
後は実際に通院される歯科医院での意見に従われたら良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-15 16:48:41
藤森先生も書かれているように、何故受け口なのかという診断は大事だと思います。

この年齢であれば、ムーシールドという夜はめて寝るタイプの矯正装置を個人的には使うことがあります。

http://www.rmmc.co.jp/early_treatment/muh_shield/

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: coronさん
返信日時:2017-10-15 19:07:13
藤森先生、柴田先生、ありがとうございます。

個人的にもムーシールドで治れば良いなと考えておりました。
いただいたご意見を踏まえて、もう一度かかりつけ医に相談したいと思います。
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-10-16 11:31:30
あまり関係ないですが、私個人はムーシールド肯定派ではありませんから。
念のため。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-10-16 15:26:08
この時期に歯を動かすということの意義は、下顎の歯が上顎の歯より前に出ていることによって、上顎骨の成長を抑制する恐れがあるため、これを防ぐということです。
上顎の歯が下顎の歯より前にあれば、逆に上顎骨が下顎骨の成長を抑制する、とも考えられます。

ただ、まだ現在は乳歯ですので、積極的に乳歯を動かすということをしないため、ムーシールドを使う程度にとどめておくということです。
ムーシールド自体には、上顎骨の成長を促進作用や下顎骨の抑制作用はなく、あくまで単に上顎の前歯を前方に動かすだけです。

反対咬合の成因を考えれば、上顎骨の劣成長や下顎骨の過成長が挙げられますので、、こういったことを改善しようとすれば、上顎骨の前方牽引のような処置になります。
成長を相手にする治療ですから、長期間装置を装着する必要があります。

反対咬合の治療は、成長と共にやってくる下顎骨の成長に対してどう対処するかということになってまいります。
現実問題として、これを抑えるということはできませんので、上顎骨を何とか大きくしようということを行うものです。

しかし、言うほどコントロールができるというわけではないため、成長終了時に手術を伴った治療が必要になる方もいらっしゃいます。

現在5歳であることを考慮すれば、10年以上にわたる成長の観察を行った末に手術を行うということもないとは言えず、あまり今からがんばってしまうと、息が続かなくなる恐れもあります。
その意味もあって、「様子を見ましょう」ということになるわけです。


>生え変わりの際に自然に治る可能性がどの程度あるのか

早期接触があって反対咬合になっているのであれば、可能性としてはあります。
ただ、犬歯が前方に出ていますので、あまり期待できないように思われます。




タイトル [写真あり] 5歳、反対咬合か切端咬合かの判断が微妙な矯正治療の要否
質問者 coronさん
地域 非公開
年齢 5歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 小児矯正(子供の矯正)
歯の生えかわり(生え変わり)
子供の歯並び
その他(写真あり)
子供の歯列矯正
下顎前突(受け口)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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