声のかすれや咳、誤嚥が続き歯科材料が原因と考えている

相談者: M.YAMAさん (41歳:男性)
投稿日時:2017-10-26 20:52:38
【症状と治療】

声のかすれや咳、誤嚥が1年以上続き、歯科材料が原因と考え治療をしています。
歯科材料を原因と考えたのは下記のような理由からです。

@たくさんの検査をしたが、他に全く異常がないこと
A口の左上で金属・薬品のような味がし、周辺が麻痺していること
Bマウスピース装着により症状が改善したこと

※症状や検査の詳細は前回の質問(↓)にあります。
歯科材料のアレルギーなのか? 金属・薬品の味、麻痺と湿疹など


【現在の状態】

原因箇所と考えていた左上5、6をセラミックに、7をプラスチックに交換しましたが、味には変化がありましたが、ここを中心にした麻痺・痺れは続いています。

ティッシュなどで押さえておくと症状は緩和しますが、これを外すと麻痺は唇、喉、耳、目まで広がっていきます。
1本目の5は治療後2ヵ月近くになりますが、5、6は根本が赤く、叩くと痛みます。



【質問】

現在歯科大の総合診療では金属以外の歯科材料のアレルギー検査を勧められています。

セラミックにしたうち左上5は既に抜かれていた神経部分の掃除もしましたが、これらの治療の中で使用されていると考えられる歯科材料を教えていただけないでしょうか?

@セラミック、プラスチックの治療に使うもの(神経部分や接着用のものも含め)
A仮詰めで使うもの(白い石灰のような見た目のもの)

などです。
アレルギー検査は始まってしまうと途中で材料を追加できませんから、漏れをなくしたいと思っています。


※治療が長引き「厄介な患者」と思われ始めている節があり、ある程度「原因の可能性がある」裏付けが得られるまでは治療中の歯科には話しなくないという事情があります。

仮詰めのときのものも含め、ちゃんと全て教えてもらえるか不安があります。
勝手な判断で「これは関係ないはずだ」とされるのが心配です(そういう態度の先生は多かったです)。



【私の考え】

歯科大では「ガッタパーチャ」「キャナルス」「レジン」「セメント」などを伺いましたが、調べてみると「シーラー」「シルバーポイント」「ビダペックス」「カルシペックス」「FR」「Kri1」…など、色々でてきます。

症状が一番悪化したのが「質問A」の石灰のような見た目の仮の蓋をしているときでした。
神経の詰め物水酸化カルシウムを主成分にしたものがあるようですが、これらが似た成分の材料だとしたら、これが漏れ出していることで症状が続いている可能性があると考えています。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-27 08:01:08
こんにちは。

マウスピースで症状が改善したということですが、それは歯科修復素材を口腔から遮蔽する目的で使用されたのでしょうか?
それともスプリントとしてでしょうか?


声のカスレや誤嚥はストレスからの機能低下によって引き起こされることが多いと考えます。

口呼吸があれば(夜間口を少しでも開けて寝ていると)アレルギー体質にもなります。
ワルダエルリンパ輪というものが口腔や気管の免疫の要になっているのですが、そこに呼吸路の悪化から慢性炎症像を認めるようになれば免疫応答が過敏になることが知られています。


こういう人はたいてい舌が低位になっていて機能不全も起きています。
誤嚥も生じやすくなっています。

また気道が敏感になるので(乾燥により)声もかすれます。
異常な筋肉の緊張も生じるでしょうからそれによっても声が出にくいということが起こるかもしれません。


またヒステリック症状になったり鬱症状のように、精神的にも過敏になりやすく不定愁訴を抱えることが多々あります。

普通の治療が普通でなくなるので(過敏になるため)難症例化して医師や歯科医の手に負えないということになっていきます。

そういうことは臨床でよく経験されていますから、そういう研究会もあるくらいです(医科歯科連携の研究会です)


改善法は地道です。
あいうべ体操(唾液がよく出るようになる体操)から開始して口にテープを貼って睡眠。
呼吸が深くできるようになるために頸部や上腕を主体に(もちろん身体全体や足から治す場合もありますが)効果的な運動を行うことが重要です。
自律神経失調症に対する運動指導とよく似ています。

腎臓も弱っている場合もあるでしょうし、扁桃に慢性炎症があればIgA腎症との関連から透析に至る場合もあるようです。



もしもあなたがご自身が受けた治療の内容特に材料に疑いを抱かれていてどうしても材料を知りたいとこだわられるならば、ネットで検索したりされず直接主治医に書き出してもらうことが一番確実でしょう。

普通の治療材料が身体に合わなくなれば治療法が限定され良い治療を受けにくくなるでしょう。

身体のほうを変えるほうが良い結果になる場合が多いでしょうが、行う方法は地道ですからご自身が変わることは大変だと思えば、アレルギー検査を各種行い材料を特定し除去し続けるしかないでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-27 08:13:47
A 水硬性セメントでしょうか?キャビトン、キャビトンEX.ハイシール、キャビシールなどの商品名ですね。

亜鉛含有のものがありますので、亜鉛アレルギーだと使えない可能性があると思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-10-27 12:08:55
シルバーポイントは使わないでしょうね。
キャナルスとFRはシーラーの商品名。

ビタペックスはヨードホルム含有の水酸化カルシウム系の根管充填材

カルシペックスは水酸化カルシウム系の根管治療薬。

だと思います。
ガッタパーチャに亜鉛は含まれていると思います。




タイトル 声のかすれや咳、誤嚥が続き歯科材料が原因と考えている
質問者 M.YAMAさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯科金属アレルギー
歯科用材料によるアレルギー
歯科と全身疾患その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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