前歯を抜歯予定、ファイバー固定ブリッジとヒューマンブリッジについて
相談者:
ちゃんもさん (49歳:女性)
投稿日時:2017-12-10 17:09:32
上の前歯の抜歯をしないといけないようで、かかりつけの先生からはうちでは前歯のインプラントはやらないから、ブリッジになります、と言われました。
横の歯を削ることに抵抗がありましたし、インプラントができるのか、できないのかも知りたかったので、インプラント専門の病院に相談をしてみました。
インプラントは可能ようで、丁寧な説明もしていただいたのですが、インプラントの耐用年数など考えると不安もあります。
自分なりに色々と調べていくと、接着性ブリッジというものがあることを知りました。
ただ、接着性ブリッジは取れてしまう心配もあるということでした。
さらに調べていくとファイバー固定ブリッジ、ヒューマンブリッジという種類のブリッジがあることもわかってきました。
これらの方法についてどう思われますか、ご意見を聞かせてください。
横の歯を削ることに抵抗がありましたし、インプラントができるのか、できないのかも知りたかったので、インプラント専門の病院に相談をしてみました。
インプラントは可能ようで、丁寧な説明もしていただいたのですが、インプラントの耐用年数など考えると不安もあります。
自分なりに色々と調べていくと、接着性ブリッジというものがあることを知りました。
ただ、接着性ブリッジは取れてしまう心配もあるということでした。
さらに調べていくとファイバー固定ブリッジ、ヒューマンブリッジという種類のブリッジがあることもわかってきました。
これらの方法についてどう思われますか、ご意見を聞かせてください。
[過去のご相談]
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2017-12-11 10:08:43
>インプラントの耐用年数など考えると不安もあります。
耐用年数で考えればインプラントが一番長く、安心して使えると思いますよ。
現在の形のインプラントが始まって30年以上経ちます。
僕自身、インプラント治療をはじめて15年くらいですが、当時行ったインプラントでも問題なく使えているものが90%以上です。
もちろんメインテナンスは必要ですが「インプラントだからメインテナンスが必要」と言うわけではなく、「残った歯を健康な状態に保つためのメインテナンス」の方がはるかに重要でインプラントのメインテナンスは「おまけ」みたいなものです。
>ファイバー固定ブリッジ、ヒューマンブリッジ
ファイバー固定ブリッジにしても10数年前に登場したもの。
ヒューマンブリッジに関してはごく一部の先生しか行っていないもので、インプラントほどの長期予後は報告がありません。
耐用年数で考えればインプラントが一番長く、安心して使えると思いますよ。
現在の形のインプラントが始まって30年以上経ちます。
僕自身、インプラント治療をはじめて15年くらいですが、当時行ったインプラントでも問題なく使えているものが90%以上です。
もちろんメインテナンスは必要ですが「インプラントだからメインテナンスが必要」と言うわけではなく、「残った歯を健康な状態に保つためのメインテナンス」の方がはるかに重要でインプラントのメインテナンスは「おまけ」みたいなものです。
>ファイバー固定ブリッジ、ヒューマンブリッジ
ファイバー固定ブリッジにしても10数年前に登場したもの。
ヒューマンブリッジに関してはごく一部の先生しか行っていないもので、インプラントほどの長期予後は報告がありません。
相談者からの返信
相談者:
ちゃんもさん
返信日時:2017-12-11 18:12:14
櫻井先生、回答をいただきありがとうございました。
前歯の差し歯にしてある部分が痛み出したので、かかりつけの病院へ行ったところ、痛みに耐えるか抜歯するしかない。。。といった感じの答えが返ってきました。
抜歯をしたとしても、その病院ではインプラントはやっていないので、比較検討のために別のインプラント専門の病院で診てもらいました。
痛みの原因が特定できず、根っこに病巣があるようにも見えるし、そしてヒビが入っている可能性も指摘されました。
(どちらも確定ではない)
つまり、今現在は抜歯か、歯を残していく方向で何らかの治療をするのかで迷っています。
そんな中でファイバー固定ブリッジ、ヒューマンブリッジを知ったので質問させていただきました。
ちなみに、インプラントにして10年、15年と使えたとして、そのあとはどの部分がダメになって、どのように再治療するのでしょうか?
前歯の差し歯にしてある部分が痛み出したので、かかりつけの病院へ行ったところ、痛みに耐えるか抜歯するしかない。。。といった感じの答えが返ってきました。
抜歯をしたとしても、その病院ではインプラントはやっていないので、比較検討のために別のインプラント専門の病院で診てもらいました。
痛みの原因が特定できず、根っこに病巣があるようにも見えるし、そしてヒビが入っている可能性も指摘されました。
(どちらも確定ではない)
つまり、今現在は抜歯か、歯を残していく方向で何らかの治療をするのかで迷っています。
そんな中でファイバー固定ブリッジ、ヒューマンブリッジを知ったので質問させていただきました。
ちなみに、インプラントにして10年、15年と使えたとして、そのあとはどの部分がダメになって、どのように再治療するのでしょうか?
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2017-12-11 19:04:01
インプラントのトラブルは構造的に大きく分けると二つになります。
1 インプラント体(骨に入っている部分)のトラブル
a 手術がうまくいっていない(術者サイドの問題)
これは比較的早期(2年以内くらい)にトラブルになります
b メインテナンスが悪い(患者サイドの問題)
5年くらいメインテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」と言う状態になります
いずれにしてもインプラント体の不具合が出た場合には「やりなおし」になります。
上記二つに不具合が無ければ20年、30年と使える可能性が高くなります。
2 上部構造(差し歯)のトラブル
これはインプラントに限らず、ブリッジや普通の差し歯と同じと考えられます。
ぶつけて欠けた
歯ぎしり食いしばりで欠けたりすり減りが起きた
→ 差し歯の作り直し
留めていたスクリューが緩んだり、セメントが壊れて取れた
→ 留め直し
です。
1 インプラント体(骨に入っている部分)のトラブル
a 手術がうまくいっていない(術者サイドの問題)
これは比較的早期(2年以内くらい)にトラブルになります
b メインテナンスが悪い(患者サイドの問題)
5年くらいメインテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」と言う状態になります
いずれにしてもインプラント体の不具合が出た場合には「やりなおし」になります。
上記二つに不具合が無ければ20年、30年と使える可能性が高くなります。
2 上部構造(差し歯)のトラブル
これはインプラントに限らず、ブリッジや普通の差し歯と同じと考えられます。
ぶつけて欠けた
歯ぎしり食いしばりで欠けたりすり減りが起きた
→ 差し歯の作り直し
留めていたスクリューが緩んだり、セメントが壊れて取れた
→ 留め直し
です。
相談者からの返信
相談者:
ちゃんもさん
返信日時:2017-12-12 09:13:53
回答3
K DENTAL CLINIC(神戸市中央区)の金田です。
回答日時:2017-12-12 09:43:32
ちゃんもさん
はじめまして、おはようございます。
上の前歯を抜歯した場合の治療法について迷われているのですね。
ブリッジもインプラントも永久に使えるものではありません。
もちろん、ちゃんとした技術をもつ歯科医師が適切に施術することで長くお使いいただけるものですし、メンテナンスもしっかりと受けていれば寿命も長くなります。
ただ、もしダメになった後のことを考えておくのであればインプラントの方が逃げ道があるかと思います。
というのももしブリッジがダメになったら土台として使った歯が抜歯になってしまうかもしれませんが、インプラントが仮にダメになってももう一度インプラントをやり直すことができることもありますし、次はインプラントができない状態になったとしてもその時にブリッジを選択することもできます。
歯を削ると削ったところは二度ともとに戻すことができませんのでそういう意味ではインプラントの方が良いのかもしれません。
ただし、インプラントを長期的にもたせることができるような状態であればです。骨の量だけでなく、咬合状態・歯周状態・生活習慣等を総合的に加味しての診断が大事かと思います。
はじめまして、おはようございます。
上の前歯を抜歯した場合の治療法について迷われているのですね。
ブリッジもインプラントも永久に使えるものではありません。
もちろん、ちゃんとした技術をもつ歯科医師が適切に施術することで長くお使いいただけるものですし、メンテナンスもしっかりと受けていれば寿命も長くなります。
ただ、もしダメになった後のことを考えておくのであればインプラントの方が逃げ道があるかと思います。
というのももしブリッジがダメになったら土台として使った歯が抜歯になってしまうかもしれませんが、インプラントが仮にダメになってももう一度インプラントをやり直すことができることもありますし、次はインプラントができない状態になったとしてもその時にブリッジを選択することもできます。
歯を削ると削ったところは二度ともとに戻すことができませんのでそういう意味ではインプラントの方が良いのかもしれません。
ただし、インプラントを長期的にもたせることができるような状態であればです。骨の量だけでなく、咬合状態・歯周状態・生活習慣等を総合的に加味しての診断が大事かと思います。
相談者からの返信
相談者:
ちゃんもさん
返信日時:2017-12-13 18:36:15
タイトル | 前歯を抜歯予定、ファイバー固定ブリッジとヒューマンブリッジについて |
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質問者 | ちゃんもさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が抜けた・抜く予定 その他 インプラント治療法 ブリッジ治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。