先端まで根管充填されていないMB冠付け替えは再根管治療が必要か
相談者:
コロママさん (34歳:女性)
投稿日時:2018-01-18 21:25:20
前回はありがとうございました。
今回も宜しくお願い致します。
右上の奥から2番目の歯なのですが、10年前に根管治療をしてメタルボンドが入ってます。
現在、歯と歯ぐきに段差があり黒い線のようになり、やりかえが必要か悩んでいます。
以前、レントゲンで病巣はないが、薬が完全に根の先まで詰まってないと言われました。
このような場合、再度根管治療が必要になりますでしょうか?
やりかえにはかなりリスクがあると思った方がよいでしょうか?
今回も宜しくお願い致します。
右上の奥から2番目の歯なのですが、10年前に根管治療をしてメタルボンドが入ってます。
現在、歯と歯ぐきに段差があり黒い線のようになり、やりかえが必要か悩んでいます。
以前、レントゲンで病巣はないが、薬が完全に根の先まで詰まってないと言われました。
このような場合、再度根管治療が必要になりますでしょうか?
やりかえにはかなりリスクがあると思った方がよいでしょうか?
[過去のご相談]
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-01-19 10:13:38
>薬が完全に根の先まで詰まってないと言われました。このような場合、再度根幹治療が必要になりますでしょうか?
僕は10年前の治療でレントゲン(可能であればCT)で病変が確認できないのであれば(たとえ薬が完全に詰まっていないとしても)再根管治療するリスクのほうが高いと判断することが多いです。
>やりかえにはかなりリスクがあると思った方がよいでしょうか?
多少なりとも「歯は削る」ですからね。
「削る必要がある」または「削った方がメリットが大きい」と言う事であれば再根管治療を行ったほうが良いと思いますが、そうでなければ「やらない方が良い」と言う事もあると思います。
>現在、歯と歯ぐきに段差があり黒い線のようになり、やりかえが必要か
これも虫歯や歯周病のリスクによって判断は変わります。
ちょっとくらい段差があっても日頃のセルフケアがしっかりできている人であれば問題なく経過することもありますし、セルフケアができておらず、常にプラークがたまっているような人の場合にはやり直しをした方が良い場合もあります。
担当の先生としっかり相談されてみてください。
僕は10年前の治療でレントゲン(可能であればCT)で病変が確認できないのであれば(たとえ薬が完全に詰まっていないとしても)再根管治療するリスクのほうが高いと判断することが多いです。
>やりかえにはかなりリスクがあると思った方がよいでしょうか?
多少なりとも「歯は削る」ですからね。
「削る必要がある」または「削った方がメリットが大きい」と言う事であれば再根管治療を行ったほうが良いと思いますが、そうでなければ「やらない方が良い」と言う事もあると思います。
>現在、歯と歯ぐきに段差があり黒い線のようになり、やりかえが必要か
これも虫歯や歯周病のリスクによって判断は変わります。
ちょっとくらい段差があっても日頃のセルフケアがしっかりできている人であれば問題なく経過することもありますし、セルフケアができておらず、常にプラークがたまっているような人の場合にはやり直しをした方が良い場合もあります。
担当の先生としっかり相談されてみてください。
回答2
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2018-01-19 10:24:34
コロママ さんこんにちは
>このような場合、再度根幹治療が必要になりますでしょうか?
症状やレントゲンの透過像がないのであれば、あえて手をつけない場合が多いですね。
個人的には、コアのやり直しが必要でマイクロスコープなどで直接根管充填材が確認できて、緊密に充填されていなかったり、黒く感染しているような状況が確認できて将来問題が起きる可能性が高そうな場合には再根管治療をしますね。
>やりかえにはかなりリスクがあると思った方がよいでしょうか?
もちろん、リスクが全くないということは無いのですが、どういった手順で、どのような先生が治療されるかにも左右されますね。
例えばですが、ラバーダムもしない、マイクロスコープなどもない状況で根管治療に精通していないような先生が処置されるのであれば、リスクは当然高くなると思います。
>このような場合、再度根幹治療が必要になりますでしょうか?
症状やレントゲンの透過像がないのであれば、あえて手をつけない場合が多いですね。
個人的には、コアのやり直しが必要でマイクロスコープなどで直接根管充填材が確認できて、緊密に充填されていなかったり、黒く感染しているような状況が確認できて将来問題が起きる可能性が高そうな場合には再根管治療をしますね。
>やりかえにはかなりリスクがあると思った方がよいでしょうか?
もちろん、リスクが全くないということは無いのですが、どういった手順で、どのような先生が治療されるかにも左右されますね。
例えばですが、ラバーダムもしない、マイクロスコープなどもない状況で根管治療に精通していないような先生が処置されるのであれば、リスクは当然高くなると思います。
相談者からの返信
相談者:
コロママさん
返信日時:2018-01-20 21:27:08
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-01-24 11:32:17
>中がむし歯かどうかは経験のある先生なら予測がつくものでしょうか?
わかる場合もあります。
ルーペやマイクロスコープなどで拡大すればより精密にわかります。
>現在はメタルボンドで金属コアが入っております。
>やりかえる場合はジルコニアを希望するのですが、根管治療が必要なければ今の金属コア使い被せものだけジルコニアにしたいと思ってます。
>土台が金属コアだと、また歯ぐきは黒くなりますでしょうか?
いや。
それだけでは歯茎は黒くならないと思います。
ただ、メタルコアは光をまったく通さないので、歯茎が「黒っぽく(暗く)見える」と言うことはあるかもしれません。
わかる場合もあります。
ルーペやマイクロスコープなどで拡大すればより精密にわかります。
>現在はメタルボンドで金属コアが入っております。
>やりかえる場合はジルコニアを希望するのですが、根管治療が必要なければ今の金属コア使い被せものだけジルコニアにしたいと思ってます。
>土台が金属コアだと、また歯ぐきは黒くなりますでしょうか?
いや。
それだけでは歯茎は黒くならないと思います。
ただ、メタルコアは光をまったく通さないので、歯茎が「黒っぽく(暗く)見える」と言うことはあるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
コロママさん
返信日時:2018-01-27 09:45:09
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-01-27 10:44:53
>下の噛み合う歯がセラミックなのですが、上の歯がジルコニアで下の歯がセラミックだと噛み合わせがよくないでしょうか?
個人的には「特に気にする必要はない」と思いますが、その条件としては「力のコントロール(TCH是正など)をしっかりする」が必要だと思います。
>インプラント専門医ですと、大変失礼ですが、神経治療や被せ物はあまり上手くなかったりされますか?
どうでしょうね?
インプラント専門医でも根管治療の得意な先生もいらっしゃるかもしれません。
(確かにインプラント治療と根管治療はどちらも専門性が高いので、両方を極めるのは大変だと思いますが…)
僕も10年前は年間100本のインプラント治療を行っていましたが、根管治療などの上達、歯科衛生士による口腔管理の向上により抜歯本数が減り、インプラント治療の数が激減しました。
個人的には「特に気にする必要はない」と思いますが、その条件としては「力のコントロール(TCH是正など)をしっかりする」が必要だと思います。
>インプラント専門医ですと、大変失礼ですが、神経治療や被せ物はあまり上手くなかったりされますか?
どうでしょうね?
インプラント専門医でも根管治療の得意な先生もいらっしゃるかもしれません。
(確かにインプラント治療と根管治療はどちらも専門性が高いので、両方を極めるのは大変だと思いますが…)
僕も10年前は年間100本のインプラント治療を行っていましたが、根管治療などの上達、歯科衛生士による口腔管理の向上により抜歯本数が減り、インプラント治療の数が激減しました。
相談者からの返信
相談者:
コロママさん
返信日時:2018-01-27 11:39:25
お忙しい中返信下さいましてありがとうございました。
勉強になりました。
勉強になりました。
タイトル | 先端まで根管充填されていないMB冠付け替えは再根管治療が必要か |
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質問者 | コロママさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の失敗・再治療 メタルボンド クラウンの作り直し・再治療 根管治療関連 根管充填 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。