抜歯して2年半経過し、かつ上顎洞が近接した部分への移植について
相談者:
gogo7188さん (32歳:女性)
投稿日時:2018-01-29 21:01:54
こんにちは、はじめて書き込みさせて頂きます。
2年半前に右上6番7番が上顎洞炎を伴う虫歯となり、右上6番を抜歯、7番の神経を抜きました。
その後、矯正を考えていることもあり、現在は、5,6,7番に樹脂製の仮のブリッジが入っています。
しかし、ここ2年程右鼻が詰まる軽度の副鼻腔炎を年3、4回発症しており、さらに最近右上7番に痛みが出たことから、以前とは別の医院を受診したところ、鼻との関連は分かりませんが、7番の根に病巣が出来ていることがわかりました。
そのため、将来的に矯正と並行して右上7番の歯根治療を専門医のもとで再度やり直すことになっています。
なお現在は、矯正歯科での本格的な検査の前に、事前に親知らずを抜歯するよう言われている状態です。
すみません前置きが長くなりましたが、
*******
<1> 2年半前に抜歯した部分に、親知らずを移植できる可能性はあるのでしょうか。
移植側に炎症があると難しいと聞いたのですが、一般的にどういう状態にあると炎症があると判断されるのでしょうか。
<2> 6番は元々抜歯時に上顎洞と貫通するなど、上顎洞と近い状態です。
一般的にこのような状態では移植は難しいのでしょうか。
また、仮に移植出来る場合、インプラントのように骨造成を行うこともあるのでしょうか。
<3> 移植する際には移植する歯の根に合わせて、歯槽骨を削ることがあると聞きました。
仮に移植が失敗して歯が抜けてしまった場合、空いてしまった穴は埋まるのでしょうか。
*******
矯正歯科からは、インプラントでなければブリッジということで話を聞いていますが、鼻の経過も気になるのでインプラントは考えていません。
しかし5番(神経あり)にも元々虫歯があったため、5番7番共にほとんど自分の歯のボリュームがないことから、ブリッジの将来的な寿命も長く無いのであれば、移植で少しでも時間稼ぎが出来ないものかと気になっています。
親知らずを抜歯する場合も口腔外科に行くので、そこで詳細を聞けたらと思っていますが、仮にブリッジで行く場合も最大限の情報をもって判断出来たと後悔のないようにしたく、こちらに書き込みさせて頂きました。
長文失礼しました、何卒よろしくお願い致します。
2年半前に右上6番7番が上顎洞炎を伴う虫歯となり、右上6番を抜歯、7番の神経を抜きました。
その後、矯正を考えていることもあり、現在は、5,6,7番に樹脂製の仮のブリッジが入っています。
しかし、ここ2年程右鼻が詰まる軽度の副鼻腔炎を年3、4回発症しており、さらに最近右上7番に痛みが出たことから、以前とは別の医院を受診したところ、鼻との関連は分かりませんが、7番の根に病巣が出来ていることがわかりました。
そのため、将来的に矯正と並行して右上7番の歯根治療を専門医のもとで再度やり直すことになっています。
なお現在は、矯正歯科での本格的な検査の前に、事前に親知らずを抜歯するよう言われている状態です。
すみません前置きが長くなりましたが、
*******
<1> 2年半前に抜歯した部分に、親知らずを移植できる可能性はあるのでしょうか。
移植側に炎症があると難しいと聞いたのですが、一般的にどういう状態にあると炎症があると判断されるのでしょうか。
<2> 6番は元々抜歯時に上顎洞と貫通するなど、上顎洞と近い状態です。
一般的にこのような状態では移植は難しいのでしょうか。
また、仮に移植出来る場合、インプラントのように骨造成を行うこともあるのでしょうか。
<3> 移植する際には移植する歯の根に合わせて、歯槽骨を削ることがあると聞きました。
仮に移植が失敗して歯が抜けてしまった場合、空いてしまった穴は埋まるのでしょうか。
*******
矯正歯科からは、インプラントでなければブリッジということで話を聞いていますが、鼻の経過も気になるのでインプラントは考えていません。
しかし5番(神経あり)にも元々虫歯があったため、5番7番共にほとんど自分の歯のボリュームがないことから、ブリッジの将来的な寿命も長く無いのであれば、移植で少しでも時間稼ぎが出来ないものかと気になっています。
親知らずを抜歯する場合も口腔外科に行くので、そこで詳細を聞けたらと思っていますが、仮にブリッジで行く場合も最大限の情報をもって判断出来たと後悔のないようにしたく、こちらに書き込みさせて頂きました。
長文失礼しました、何卒よろしくお願い致します。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-01-30 07:41:06
ご相談ありがとうございます。
><1> 2年半前に抜歯した部分に、親知らずを移植できる可能性はあるのでしょうか。
あります。
>移植側に炎症があると難しいと聞いたのですが、一般的にどういう状態にあると炎症があると判断されるのでしょうか。
難しい場合は、炎症の4症状以外に、レントゲン検査で異常が想定される状態です。
><2> 6番は元々抜歯時に上顎洞と貫通するなど、上顎洞と近い状態です。一般的にこのような状態では移植は難しいのでしょうか。
その通りです。
>また、仮に移植出来る場合、インプラントのように骨造成を行うこともあるのでしょうか。
その通りです。
インプラントと変わらない手術であり、かつ、インプラントより難しさと副鼻腔への予後不良のリスクが増えます。
><3> 移植する際には移植する歯の根に合わせて、歯槽骨を削ることがあると聞きました。
>仮に移植が失敗して歯が抜けてしまった場合、空いてしまった穴は埋まるのでしょうか。
普通は抜歯後と同じ経過をたどり穴は埋まります。
しかし、今回は難しい状況のようですから、失敗したら穴は埋まらず、口と鼻とに抜ける通り道ができて塞がらない合併症を残すことも想定されます。
その後始末は大変です。
><1> 2年半前に抜歯した部分に、親知らずを移植できる可能性はあるのでしょうか。
あります。
>移植側に炎症があると難しいと聞いたのですが、一般的にどういう状態にあると炎症があると判断されるのでしょうか。
難しい場合は、炎症の4症状以外に、レントゲン検査で異常が想定される状態です。
><2> 6番は元々抜歯時に上顎洞と貫通するなど、上顎洞と近い状態です。一般的にこのような状態では移植は難しいのでしょうか。
その通りです。
>また、仮に移植出来る場合、インプラントのように骨造成を行うこともあるのでしょうか。
その通りです。
インプラントと変わらない手術であり、かつ、インプラントより難しさと副鼻腔への予後不良のリスクが増えます。
><3> 移植する際には移植する歯の根に合わせて、歯槽骨を削ることがあると聞きました。
>仮に移植が失敗して歯が抜けてしまった場合、空いてしまった穴は埋まるのでしょうか。
普通は抜歯後と同じ経過をたどり穴は埋まります。
しかし、今回は難しい状況のようですから、失敗したら穴は埋まらず、口と鼻とに抜ける通り道ができて塞がらない合併症を残すことも想定されます。
その後始末は大変です。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2018-01-30 07:48:44
gogo7188 さんこんにちは。
2年半前に右上6番7番が上顎洞炎を伴う虫歯となり、右上6番を抜歯、7番の神経を抜き、現在は5,6,7番に樹脂製の仮のブリッジが入っているのですね。
しかし、ここ2年程右鼻が詰まる軽度の副鼻腔炎を年3、4回発症しており、さらに最近右上7番に痛みが出たことから、以前とは別の医院を受診したところ、鼻との関連は分かりませんが、7番の根に病巣が出来ていることがわかったのですね。
>1 2年半前に抜歯した部分に、親知らずを移植できる可能性はあるのでしょうか。
>移植側に炎症があると難しいと聞いたのですが、一般的にどういう状態にあると炎症があると判断されるのでしょうか。
CTで精査するともう少し炎症の原因が分かるかもしれませんね。
自由診療であれば移植は出来ると思いますが、行っている歯科医院は少ないと思います。
>2 6番は元々抜歯時に上顎洞と貫通するなど、上顎洞と近い状態です。
>一般的にこのような状態では移植は難しいのでしょうか。
>また、仮に移植出来る場合、インプラントのように骨造成を行うこともあるのでしょうか。
ソケットリフトを併用してすることは私はあります。
インプラントと異なり、歯には歯根膜があるので骨移植は行わなくても大丈夫だと個人的には考えて処置しています。
>3 移植する際には移植する歯の根に合わせて、歯槽骨を削ることがあると聞きました。仮に移植が失敗して歯が抜けてしまった場合、空いてしまった穴は埋まるのでしょうか。
埋まるとは思います。
もしも埋まらない場合には歯茎を捻転させて閉じる方法などがあります。
また、矯正治療で8番を7番部位に、7番を6番部位に移動させる方法もあるかと思います。
参考までに。
2年半前に右上6番7番が上顎洞炎を伴う虫歯となり、右上6番を抜歯、7番の神経を抜き、現在は5,6,7番に樹脂製の仮のブリッジが入っているのですね。
しかし、ここ2年程右鼻が詰まる軽度の副鼻腔炎を年3、4回発症しており、さらに最近右上7番に痛みが出たことから、以前とは別の医院を受診したところ、鼻との関連は分かりませんが、7番の根に病巣が出来ていることがわかったのですね。
>1 2年半前に抜歯した部分に、親知らずを移植できる可能性はあるのでしょうか。
>移植側に炎症があると難しいと聞いたのですが、一般的にどういう状態にあると炎症があると判断されるのでしょうか。
CTで精査するともう少し炎症の原因が分かるかもしれませんね。
自由診療であれば移植は出来ると思いますが、行っている歯科医院は少ないと思います。
>2 6番は元々抜歯時に上顎洞と貫通するなど、上顎洞と近い状態です。
>一般的にこのような状態では移植は難しいのでしょうか。
>また、仮に移植出来る場合、インプラントのように骨造成を行うこともあるのでしょうか。
ソケットリフトを併用してすることは私はあります。
インプラントと異なり、歯には歯根膜があるので骨移植は行わなくても大丈夫だと個人的には考えて処置しています。
>3 移植する際には移植する歯の根に合わせて、歯槽骨を削ることがあると聞きました。仮に移植が失敗して歯が抜けてしまった場合、空いてしまった穴は埋まるのでしょうか。
埋まるとは思います。
もしも埋まらない場合には歯茎を捻転させて閉じる方法などがあります。
また、矯正治療で8番を7番部位に、7番を6番部位に移動させる方法もあるかと思います。
参考までに。
相談者からの返信
相談者:
gogo7188さん
返信日時:2018-01-31 00:47:19
さがら先生>
ご丁寧にご回答頂きましてありがとうございます。
インプラント=人工物、移植なら自分の歯だから鼻に悪影響が出る可能性は低いのでは、、と勝手なイメージをもっていたので、そうではないというお話を聞けて良かったです。
特に<3>などリスクの話を聞けて本当に良かったです。
加藤先生>
ご丁寧にご回答頂きましてありがとうございます。
伺ったような処置方法があると知れて良かったです。
矯正とは別のかかりつけの予約まで少しだけ日数があるので、それまでに行ける範囲にそういった先生がいらっしゃるか調べつつ、多少リスクがあっても可能性があったときに処置を受けたいと自分が思うのか、もう少し考えてみようと思います。
さがら先生、加藤先生>
2年半前の長期にわたる歯根治療、そして抜歯後、もともと悪い噛み合わせがさらに変わったり歯が倒れてしまったり、顎関節に不具合が出て来たりと、もちろん治療だけが原因ではないかもしれませんが、悪い意味で口まわりでたくさん変化がありました。
あのとき知識があれば、もっと聞ける力があれば、違った選択肢に出会える可能性もあったのではないだろうか、諸症状を回避出来たのではないかと、たくさんたくさん後悔した2年半でした。
頂いた回答と情報を大事にして、やっと行き着いたかかりつけの先生にも相談しながら、今回はしっかり決めたいと思います。残りの歯も大事にします。
本当にありがとうございました。
ご丁寧にご回答頂きましてありがとうございます。
インプラント=人工物、移植なら自分の歯だから鼻に悪影響が出る可能性は低いのでは、、と勝手なイメージをもっていたので、そうではないというお話を聞けて良かったです。
特に<3>などリスクの話を聞けて本当に良かったです。
加藤先生>
ご丁寧にご回答頂きましてありがとうございます。
伺ったような処置方法があると知れて良かったです。
矯正とは別のかかりつけの予約まで少しだけ日数があるので、それまでに行ける範囲にそういった先生がいらっしゃるか調べつつ、多少リスクがあっても可能性があったときに処置を受けたいと自分が思うのか、もう少し考えてみようと思います。
さがら先生、加藤先生>
2年半前の長期にわたる歯根治療、そして抜歯後、もともと悪い噛み合わせがさらに変わったり歯が倒れてしまったり、顎関節に不具合が出て来たりと、もちろん治療だけが原因ではないかもしれませんが、悪い意味で口まわりでたくさん変化がありました。
あのとき知識があれば、もっと聞ける力があれば、違った選択肢に出会える可能性もあったのではないだろうか、諸症状を回避出来たのではないかと、たくさんたくさん後悔した2年半でした。
頂いた回答と情報を大事にして、やっと行き着いたかかりつけの先生にも相談しながら、今回はしっかり決めたいと思います。残りの歯も大事にします。
本当にありがとうございました。
タイトル | 抜歯して2年半経過し、かつ上顎洞が近接した部分への移植について |
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質問者 | gogo7188さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
親知らずの移植 上顎洞炎(蓄膿症) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。