アマルガムを説明無しにレジンに交換されショック

相談者: さくら号さん (28歳:女性)
投稿日時:2018-02-02 09:41:04
先日、インフォームドコンセント無しに銀歯の詰め替えを行われた件について投稿した者です。
先生方から助言をいただきましたが、まだ気持ちに納得がいかず、つらいので再度質問をさせてください。

昨日マウスピース作成のため受診した際、前回の銀歯の詰め替え治療の詳細について聞きました。
すると

「詰め替えは虫歯治療と同じ歯で ついでだったからやっただけ。
もし虫歯が無くて詰め替え希望だけだったら保険診療では引き受けてませんでした。
まだ別の歯にアマルガムはあるけど、この詰め替えをしたかったら自由診療になります。
問題の起ってない歯の治療は保険ではできないので。」

と言われました。

(問題の起ってない歯 と言われましたが、半年前の定期健診では今回詰め替えられた銀歯、まだ詰め替えてない銀歯とも、状態は似た感じで、どちらかというと劣化が気になるのはまだ詰め替えてない銀歯の方と言われていました)
こちらから詰め替えたいと希望を言ったことは一度もありません。

つまり、保険適用で治療できなかったという事は、治療が必要な劣化は無かった という事であったように思います。
また、削ってみて中に虫歯は無かったそうです。


歯チャンネルで相談して、必要な治療だったんだ、と自分を納得させようと思っていた矢先に、このような言い方をされ再度ショックを受けました。
じゃあまだ詰め替えの必要はなかったんじゃ?という思いが大きくなってしまいました。
また勝手に保険で詰め替えられたことにより、自由診療で精密な詰め替えを行う機会も奪われました。



質問@
一番ショックなのは、詰め替えにより少なからず健康な歯を削られたことです。

通常、アマルガムからレジンへ詰め替えを行うときはどのくらい歯を削ることになりますか?
(内部に虫歯が無かった場合の単純な詰め替えでも、先生の技量によってはエナメル質までだったのが、詰め替えにより象牙質まで達してしまう事なども起こりえるのでしょうか?)

眠れないほど辛い気持ちをずっと引きずるほど気にすることではないでしょうか…?
ちなみにルーペは使用していたと思います。



質問A
次にショックなのはアマルガムを入れたままにしていればあと10年もったかもしれないのに、レジンだと耐用年数が下がってしまったのではないかと思う事です。

担当の先生は『古い銀歯は取り替える』という考えがあるようです。
この考えになにか根拠はあるのでしょうか?
審美的な面以外で、まだ使えるアマルガムから新しい材料にすることによるメリットがあるのでしょうか?



質問B
削った範囲はエナメル質、象牙質どこまで削りましたか?と質問することは珍しい事ですか?
(変な質問をして印象に残りたくないのですが、気になっています)



質問C
カルテには、例えばC2の虫歯治療をした〜等のみではなく、この範囲(幅・深さの詳細)までこういう手順で治療した、と事細かに記録するのが普通ですか?
数ヶ月〜数年など期間のあいた後に、以前の治療について質問しても、覚えていませんと言われるのか、そういった心配はしなくていいのか教えて欲しいです。


ウジウジした質問になって申し訳ありません。
助言いただけると嬉しく思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-02-02 13:02:01
さくら号 さんこんにちは

>通常、アマルガムからレジンへ詰め替えを行うときはどのくらい歯を削ることになりますか?

殆ど削らなくても詰替は可能ですよ!


>レジンだと耐用年数が下がってしまったのではないかと思う事です。

最近のレジンは物性が上がっているのできちんと処置すれば長期に渡って安定しています。


>まだ使えるアマルガムから新しい材料にすることによるメリットがあるのでしょうか?

個人的には、アマルガムを口腔内に残さないほうが良いと思っているので積極的にやりかえています。


>質問することは珍しい事ですか?

どこまでと言われてもなかなか言葉では表現しにくいと思います。
ざっくりと”かなり大きい虫歯だったので神経の近くまで削りました”といった説明はあるかもしれませんが。

私の場合には、マイクロスコープで画像を見ていただいて説明をするのでこういった質問はありません。


>こういう手順で治療した、と事細かに記録するのが普通ですか?

流石に、幅・深さの詳細 までは書かないと思いますが、使った材料や簡単な手順などについては記載します。
もちろんかなり詳細に記載するケースもあります。 

自費の治療などでかなり詳細に書かれている先生はもちろんいらしゃいます。


お話を伺っていると、自由診療の専門医などでマイクロスコープなどでじっくりと時間をかけて丁寧に治療をしていただけけるような医院さんがあっているように思われます。

保険診療では、どうしても時間などに制約がありますのでどうしても説明が足りないと感じたり雑に感じたりするかもしれませんが、やむを得ない場合も多々あるかと思います。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくら号さん
返信日時:2018-02-02 14:53:39
水川先生
お返事ありがとうございます。

>最近のレジンは物性が上がっているのできちんと処置すれば長期に渡って安定しています。

長期とは何年くらいを言われているのでしょうか?


>個人的には、アマルガム口腔内に残さないほうが良いと思っているので積極的にやりかえています。

なぜそう思っているのか具体的に教えてもらえないでしょうか?
過去の先生方の意見のスレッドを見ると、積極的にやりかえる理由がわからないのですが…


>流石に、幅・深さの詳細 までは書かないと思いますが、使った材料や簡単な手順などについては記載します。
>もちろんかなり詳細に記載するケースもあります。

カルテに記入する内容に決まりがあるわけではないのですね。
ありがとうございます。


あと、誤解をされているように感じたのですが、私は絶対に保険診療がいいと決めているわけではなく、カウンセリングや治療方法を重視して自由診療を選択することもあります。

今回の「虫歯治療」に関してはよく考えた上で保険を選択し、満足もしています。
何の予定もなく希望していなかった銀歯の詰め替えを勝手にされたことにショックを感じているだけです。

保険であろうと、5秒でいいので、一言

「アマルガムの詰替も一緒にやりますね」

と言ってもらえれば、拒否なり心の準備なりができたのに と思います。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-02-02 15:22:35
こんにちは。

アマルガムの場合は歯と化学的に接着させていませんから、単純に穴を開けて充填して入れてあるだけですから除去時に歯を削る必要はないと思います。

ただ、水銀を使用した充填物で劣化もしていき更に気化もしているので除去時に水銀を吸わさないように歯質のほうを意図的に削って取る方法もあります。

そういう歯科医院ではスタッフの安全のために防毒マスクをしたりディスポのガウンで防御した上で除去に入り、更にビタミン点滴なども行ったりしていると思いますから一目でわかるでしょうから、今回は歯質は削らずに一般的な除去がされているのではないでしょうか。


すでにアマルガムは、日本でも使用禁止になっていると思います。

無機水銀の害についてはどこまで気にするか?で危険度についての認識が異なって来るでしょうからなんとも言えませんが、今はアマルガムの使用は禁止されています。


細菌にとって有害なものは人体にとっても有害でしょうが、常に濃度の問題になり、問題を生じにくい人もいれば問題を生じていると感じる人もいます。

色々ですからなんとも言えませんが、体によくない素材は出来るだけお口にいれ続けておかないようにしていこうという方向性にはなっています。



質問1
余り気にされなくてもよいのではないでしょうか?
もっと大切な事を勉強してみるとまた別の見方が出来てくるのではないでしょうか?


質問2
根拠は体にとって有害だと考えられるようになってきているからでしょう。
今は害のある素材で細菌を繁殖させないようにするという方法よりも接着という方法のほうが評価が高いです。
コンポジットレジン修復のほうがよいでしょう。


質問3

既に削ってあった穴に積めればいいだけです。
新鮮面をだしたほうがよく接着するのでどうせやり変えるならばきちんとした方法がよいでしょうから一層削ってあるかもしれませんが、大局に支障はないです。


質問4

カルテにはc病名とどの部位の(面)の治療かを記載することになっています。
手順は、保険治療時に記載が必要な内容が書かれます。
5年間の保管が義務づけられています。

保険治療が嫌だったならばいつでも自費治療でやり直してもらえるでしょう。
そういった場合でも保険治療費の返還はありませんが、転院も自由ですし、自費治療でやり直すことも自由に可能です。


担当医との信頼関係が破綻しているならば転院され相性のよい歯科医院を探されたほうがよいかもしれませんね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-02-02 16:45:43
さくら号さん

こんにちは。
受けた治療に納得がいかず悩まれているのですね。

ご質問の件ですが、

質問@
⇒どのくらい削ることになるのかは担当医によって変わると思います。
アマルガムの欠点として周囲の健全歯質も黒く変色してしまいます。
その変色した歯質も削ってしまう先生もいるようです。

個人的にはう蝕検知液を用いたり、直接歯質の硬さを触って確かめ、むし歯でなければ患者様がよほど強く希望されない場合はほぼアマルガムの部分だけを削ります。
黒く変色している部分もあえて削ったりはしないです。

ただ、その担当の先生がどのくらい削ったかはご本人にしかわからないでしょう。



質問A
⇒そうですね。アマルガム自体が有害であるという考えもありますから、そういう意味では「有害かもしれない物質」を除去できたという点ではメリットはあると思います。

ただ、反面治療を受けてからいままでむし歯が再発していなかったことを考えますと、アマルガムの長所でもある「むし歯が再発しにくい」状態から別の詰め物にしてしまったという点では治療の精度によってはデメリットになってしまった可能性もあります。

レジン修復も適切に行えばむし歯の再発のリスクも抑えることはできますが、アマルガムと比べるとどうでしょうか。というところでしょうか。



質問B
⇒質問することは変ではないと思いますよ。
自分の体の一部がどうなったか知りたくなるのは当然の心理です。



質問C
⇒カルテへの記載内容は歯、部位、所見、用いた材料とシェード(色)くらいでしょうか。
所見は義務ではなく、記載することが望ましいだけですので、詳細まで書いている先生も居れば、特に異常があったときのみ記載している先生も居るかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくら号さん
返信日時:2018-02-02 18:38:14
船橋先生
お返事ありがとうございます。

アマルガムの場合は歯と化学的に接着させていませんから単純に穴を開けて充填して入れてあるだけですから、除去時に歯を削る必要はないと思います。

これは知りませんでした。
接着と一緒に多少なりとも削る必要があると思っていたので、非常に勉強になりました。


>今は害のある素材で細菌を繁殖させないようにするという方法よりも接着という方法のほうが評価が高いです。
コンポジットレジン修復のほうがよいでしょう。

そういう考え方もあるのですね。
断言してもらえて、安心することができました。
ありがとうございます。


>今回は歯質は削らずに一般的な除去がされているのではないでしょうか。
>新鮮面をだしたほうがよく接着するので 一層削ってあるかもしれませんが、大局に支障はないです。

これは自由診療で精密に治療した場合だけでなく、一般的な保険診療の短時間の除去でも同じですか?
ほとんど削られていない、一層削ってある程度と思って良いのでしょうか?




金田先生
お返事ありがとうございます。

>アマルガムの長所でもある「むし歯が再発しにくい」状態から別の詰め物にしてしまったという点では治療の精度によってはデメリットになってしまった可能性もあります。
レジン修復も適切に行えばむし歯の再発のリスクも抑えることはできますが、アマルガムと比べるとどうでしょうか。というところでしょうか。

完全にデメリットになったのかは、レジン治療の精度によるところが大きいのですね。
レジン修復を適切に行ってもらっているとすれば、先生はレジンは最高何年もつとお考えになりますか?


また、保険診療だと治療の精度がどうだったのか実感しにくいのですが、例えば昔治療した後に歯が沁みたり何か挟まっているような感覚が続いたことがありました。これは治療の精度と関係がありますか?
(充填の上手い・下手により沁みやすさなど治療後の不具合に違いが出るのでしょうか?)
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-02-02 19:27:21
西山です

保険であろうと、5秒でいいので、一言
>「アマルガムの詰替も一緒にやりますね」
>と言ってもらえれば、拒否なり心の準備なりができたのに と思います。

これについては私も個人的には全く同感です.

処置が終わった後で,「ついでにやっておきました」はダメだと思います.

医師の裁量権というものがありますが,緊急性が無く,患者もきちんと意識があって自分で判断できる状況であれば,事前に説明をして確認をすべきであると思います.

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-02-02 21:34:04
はい。
今の時代は歯を削ることはあっという間に出来ます。

ですから新鮮面をだすように削るのはすぐに出来ます。
除去のついでに削れます。

ただ、だからと言って悪いことばかりではなく手順として必要だから削る訳です。
ミクロの厚みでも汚染歯質を残して接着治療されるよりはよっぽどよいでしょう。

きちんとした接着のためには一層除去すべき歯質はあるのが普通だと思いますから、過剰に気にされなくてもよいのではないでしょうか。
それよりもきちんとレジン充填治療をしてもらうほうが大切でしょう。




現在、コンポジットレジンは日進月歩で素晴らしい材料学的進化が見られています。
ですからこの前の治療がいつまでもつか等は誰も知らないでしょう。

一応メーカーが出している試験結果はあります。
かなり良くなっていますからご安心されておくとよいのではないでしょうか。

実際には種類も抱負なので、何を使ったか?どう使ったか?誰が治療したか?で大きく異なるのでなんとも言えないですし、技量で大きく結果が異なる治療法だとも言われています。
長期間問題がなければよいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくら号さん
返信日時:2018-02-05 17:55:31
西山先生

お返事ありがとうございます。
ちゃんとした根拠のある、共感するご意見をいただけて安心しました。



船橋先生
お返事ありがとうございます。

保険診療だったので、自由診療に比べ時間の関係等で必要より多く削られたのではないかと不安に思っていましたが、過剰に気にしないようにしようと思います。

レジン耐用年数についても詳しくありがとうございました。
転院するべきかも悩みましたが、マウスピース作成時の対応はとても良かったし、担当の歯科衛生士さんはすごく良い方で信頼しているので、今回のことは気にしすぎないようにして通院しようと思います。

船橋先生の助言がとても支えになりました。
ありがとうございました。



タイトル アマルガムを説明無しにレジンに交換されショック
質問者 さくら号さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
アマルガム
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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