検診に通っていても歯髄感染したことから再発防止を学びたい

相談者: れお07さん (26歳:男性)
投稿日時:2018-02-08 02:21:37
## 質問サマリ

@ なぜ2ヶ月に一度歯医者に通っていながらこうなってしまったのか
A 治療した歯の中に虫歯菌が入っているかどうかを見極める方法はあるか



## 経緯

高校生の頃矯正を機にまとめて治療してから(治療は全てセラミック詰め物)、自分は虫歯になりやすいのだと自覚し2ヶ月に1度は歯医者に通っているものです。

毎回問題ないと言われ、熱心にTePeとチェックアップ歯磨きし、フロスも使っていたのですがある日上右前歯に振動の伝達を感じ、そのときも診断は問題なし、2ヶ月経ち、いよいよご飯中断するレベルの圧迫痛?のようなものを感じロキソニンで抑え、収まってから再び歯医者へ行くとレントゲンを取り(5,6年ぶりでした)、そこでもう歯髄がほとんど壊死していると言われました。

電気の試験では60まで違和感を感じませんでした。
全て一つの歯医者さんでの出来事です。

理由は治療のスキマから虫歯菌が入り込んだとのことでした。
この掲示板の先生方にお伺いしたいのは2点です。



## 質問 詳細

@ なぜ2ヶ月に一度歯医者に通っていながらこうなってしまったのか

言われてみれば、問題の歯は冷たいものがしみていました。
飲み物を飲むときなどは無意識に舌で抑えていた自覚もあります。
しかしこれも過去に詰め物の熱伝導と説明され(おそらくセラミックのはずですが…)、納得していた記憶があります。

検診代わりにレントゲンを取っていればよかったのか?マイクロスコープとやらで詳しく見てもらっていればよかったのか?CT撮っていればよかったのか?しつこくしみると訴えつづければよかったのか?いまだに答えが出ません。
どうしたら防げたのでしょうか。


A 治療した歯の中に虫歯菌が入っているかどうかを見極める方法はあるか

他の歯は今のところ大丈夫ですが、正直今回のような形で虫歯菌に入り込まれたら、歯医者さんたちはどうやってそれを見極めるのだろう?と思います。

レントゲンも膿の袋が見えれば明らかですが(画像参照)、膿の袋ができる前にどうやってこれを見つけろというのでしょうか…。
今後も、見つかったときには「もう根まで感染しています」以外のシナリオが思い浮かびません。



もちろん大前提として予防し、それでも入ってきたらという話しなのですが。
とてもショックを受けていますが、今回のことを糧に再発防止をしたいと思っています。
ご協力いただけると嬉しいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-02-08 08:23:49
>理由は治療のスキマから虫歯菌が入り込んだとのことでした。

全く治療をしていない歯、もちろん全く虫歯になっていない歯でも、歯髄が失活してしまうことは、時折みられますね。


>今回のことを糧に再発防止をしたいと思っています。

個人的には「力のコントロールに問題がある」ように思います。

TCH是正指導を受けてみてはいかがでしょう。

参考:TCH、歯列接触癖



回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-02-08 08:30:31
ご相談ありがとうございます。

>@ なぜ2ヶ月に一度歯医者に通っていながらこうなってしまったのか

通院目的によって、期待はずれになることはあるからです。

例えば、学校で受けていた歯科検診のように、病気の早期発見早期治療が目的であれば、通院していくうちに病気が発見されてくりかえし治療をする結果となりえます。
結果的に悪化していきます。
この場合は、開けてびっくり、のハラハラしどうしとなりえます。

一方で、本当の予防医療として、一生はを残したい目的ならば、早期発見早期予防という医療介入になります。
その場合は、今までなぜ虫歯になどなったのか、という原因を突き止めることから始まります。
その原因を変える治療により、もう虫歯が起きないであろうという健康を獲得する予防医療を行い、その後に定期的に健康の確認をするだけの通院となります。

いつも結果は、問題ないし、削る治療はしなくていいし、これからも大丈夫そうな予測が出ました、とお互いに安心できることを目的としています。

>A 治療した歯の中に虫歯菌が入っているかどうかを見極める方法はあるか

どこか他の医院でもう治療が終わっている歯については、治療前と治療中の情報がなく、なかなか難しいことです。
方法としては、検査をくり返すしかありませんが、レントゲン、高画質の口腔内カラー写真、視診、触診、スタディー・モデル、う蝕検知液、ダイグノデント、生活調査、きちんとした記録、などでしょうか。

中に虫歯がある場合は、二つ考えられます。
一つは、治療の際に虫歯の取り残し。
もう一つは、おっしゃる通り、治療後に隙間からの虫歯の侵入、です。

取り残しの例はとてもたくさん見ています。
虫歯の取り残しなく治療することが、実はとても難しい治療であり、とても地味な全く目立たない基本となる前提条件ですが、どのような高度な治療もその基本ができないと砂上の楼閣であることを、皆様はほとんど知らないからです。

それが後からはっきりすることが多く、治療後しばらくは症状もなく分からないため、あとで発見されるからです。
安心できる治療とは、初めて削る1回目の治療から、そうなるかどうかの分かれ道となってしまうからです。

ちなみに当院にお見えになる患者さんは、ほとんど、全てと言って良いくらい前の治療のやり直しで大忙しとなっています。
今困っていたり、あるいは痛くはないけれど、今までの、くりかえしや、不安を解消したい、とか、一生歯を残したい、とかを希望されているからです。

後者は先ほどの検査でわかることもあります。

最も安心な方法は、治療がしっかり歯を守るため、つまり一生歯を残すための治療であったかどうか、を確認して予防方針を決めることです。
後者については、たとえ侵入しやすそうな治療であったとしても、前述した原因除去療法を受けていれば、そもそも虫歯の感染自体のリスクが低いので、それとも兼ね合いで診断できます。




タイトル 検診に通っていても歯髄感染したことから再発防止を学びたい
質問者 れお07さん
地域 東京23区
年齢 26歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 予防関連
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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