矯正で全体的に骨が無くなっている場合の歯槽骨の再生について

相談者: らあそんさん (28歳:女性)
投稿日時:2018-04-13 03:52:28
こんにちは。
私は今、歯槽骨が全体的に無くなっていることで悩んでいます。
60、70代のレベルで、歯が10年くらいたつと抜けるかもしれないと診断されました。

その原因は歯周病ではなく、10年前に受け口抜歯矯正を行ったための咬合性外傷です。
また矯正の後戻りで奥歯の上下がすいて噛み合わない状態で、この噛み合わせの異常も原因と思われます。

今は奥歯に被せ物をして高さを出して噛み合う治療を考えており、前歯をつなげて抜けにくくする治療も提案していただきました。

しかし骨の再生ができれば歯がもつと思い、もし可能ならばこの治療をしたいと考えています。
歯槽骨が全体的に無い場合は骨の再生治療はできるのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-04-13 04:11:54
個人的には少し診断に疑問があります。
歯槽骨の吸収の原因の多くは歯周病だと思います。
咬合性外傷はあくまで修飾因子であると思います。

つまり咬合性外傷によっておきる歯槽骨吸収は、原因の咬合関係が解消されれば元に戻ると思います。

例えば

>矯正の後戻りで奥歯の上下がすいて噛み合わない状態

この部分はかみ合わない訳ですから、咬合性外傷が原因だと歯槽骨の吸収は起きないはずだと思います。
奥歯の歯槽骨も無くなっていますか?

歯周病にも「若年性歯周炎」とか「侵襲性歯周炎」という名前のついた広範囲にかつ急激に歯槽骨が吸収するタイプがありますので、きちんとした診査診断が必要だと思います、

http://www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_perio_plan2015.pdf

この中に咬合性外傷と侵襲性歯周炎の記述があると思います、参考にされてください、

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らあそんさん
返信日時:2018-04-13 04:39:24
奥歯歯槽骨について…全体的に無くなっているとの診断でしたが、奥歯は前歯より酷くなかったかもしれません。

侵襲性歯周炎かどうかも確認してみます。
詳しく教えて頂きありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-04-13 09:38:47
こんにちは。
大学病院のような複数の専門医がいる病院でもご相談されるとよいのではないでしょうか?

処置の前にまず診断が大切です。

歯の全周の骨を失っているのか?歯根が吸収しているのか?動揺の程度はどのくらいか?歯冠を延長することが望ましい治療なのか?(歯根歯冠比は悪化します)炎症は起きているのか?等々、もっと細かい情報が必要でしょう。

説明が理解出来ていないのかもしれませんし、省かれているのかもしれませんが、10年たつと抜けるかもしれないといえば40代目前の年齢で歯周病があれば、普通の人(矯正をしたことがない人)でも抜け始める年齢に差し掛かっていると思います。

矯正の後戻りは再矯正でなおした方がよい場合もあるでしょうから、複数の科からの提案の方がよい場合もあるでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らあそんさん
返信日時:2018-04-13 18:42:01
御回答ありがとうございます。

大学病院にかかっているので、詳しく話を聞いて治療に専念したいと思います。



タイトル 矯正で全体的に骨が無くなっている場合の歯槽骨の再生について
質問者 らあそんさん
地域 大阪
年齢 28歳
性別 女性
職業 無職
カテゴリ 口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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