クラウンレングスニングせずにセメントで底上げ出来ませんか

相談者: ちか31さん (49歳:女性)
投稿日時:2018-05-10 12:20:55
お忙しい中、恐縮ですが質問させて下さい。
以前、クラウンレングスニングについて質問した者です。

歯茎をはがして歯槽骨を削るという手術がどうも気後れしてしまって・・。

まったくの素人考えなのですが、クラウンレングスニングする歯に、ドックベストやセメントを塗布し、象牙質が出来てくるのを待って歯を上げてフェルールを作って冠を被せるというような方法は無理でしょうか?

ドックベストは、塗布すると象牙質が自然に出来てくると聞いたのですが・・。
そんなことはないのでしょうか?


逆にクラウンレングスニングする歯にセメントで底上げするのはどうでしょうか?
クラウンレングスニングに恐怖を感じてしまっていて・・。

稚拙な素人考えかもしれませんがご教示頂 けたら幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-05-10 13:29:46
>ドックベストは、塗布すると象牙質が自然に出来てくると聞いたのですが・・。

できないと思います。
元々ある虫歯が硬くなり細菌がいなくなる事を目的にしていると思います。このコンセプトが正しいかどうか自体私には信じられませんが。

新たに象牙質ができるとすれば個人的にはノーベル賞ものだと思います。

フェルールの確保が難しいので矯正以外でクラウンレングスニングを勧められているのだと思います。
フェルールの目的は説明されましたか?

となると回答は二者択一かと思います。
さがら先生の回答のようなリスクを甘んじて受け入れるか、補綴物の脱落しやすさや歯根破折のリスクを甘んじて受け入れるかだと思います。

ちなみにクラウンレングスニングのリスクは歯冠歯根比が悪くなるという点があると思います。

女性は男性に比べて咬合力が小さい反面歯根長が短い傾向にあると思います。歯冠歯根比が悪くなればその歯の寿命は多少であっても短くはなると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちか31さん
返信日時:2018-05-10 15:22:29
>柴田先生

お忙しい中、丁寧にお答えくださりありがとうございます。

補綴物の脱落しやすさや歯根破折のリスクというのは

どの選択をとったときのものですか?

分かりが悪くてすみません。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-05-10 17:05:11
>ドックベストは、塗布すると象牙質が自然に出来てくると聞いたのですが・・。

このような事実ではないことが色々なメディアを通して流布されています。
こんな夢のようなことはありませんので、どうぞこのようなデマにはご注意ください。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-05-11 10:32:08
こんにちは。

死んだ歯(失活歯)の象牙質が出来上がってくることはありませんし、また死んだ歯がよみがえることもしませんので誤解ですね。

ネット上の言葉の一部を都合のよいように解釈したいというお気持ちはわからないでもないですが、残念ながら不可能なことは不可能です。

歯根歯茎側に延長する方法はセメントは物性が悪いのでせめて樹脂を使うということになってきますが、その樹脂でも吸水性があるため永久素材としては使えません。

そのため通常きちんとした治療を受けたいならば治療時の痛みや不快は我慢される必要があります。

治療中は治療によって痛むことや炎症が起きますが歯科の管理下にあるので適切な処置を受けることが出来投薬などで痛みを軽減することが可能なので管理下になくどんどん酷くなって手のうちようがなくなることを待つよりは、治療を積極的に受けることに価値を見出す決断をされることが望ましいと思います。

>歯茎をはがして歯槽骨を削るという手術がどうも

気後れしてしまって・・。


それはそうですよね。
痛むのは確実でしょうし、その代償に失うものもあるわけです。

ただ、朽ち果てていって不調を先延ばしにするよりもきちんとした治療を一旦受けておくということの必要性を理解できなければ前に進めないと思います。

歯科の管理下においての侵襲ですからそれほど怖がられる必要はないと思います。
覚悟を決めてよい治療を受けられるのか?不調に悩まされながら騙し騙しいくのか?はご自身が選択されるとよいでしょう。

いくら理想的な治療法があったとしても選択されない患者さんというのは案外多いのでその受け手となる色々な歯科医院が存在します。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-05-12 00:42:50
>>補綴物の脱落しやすさや歯根破折のリスクというのは

>どの選択をとったときのものですか?

クラウンレングスニングしないときです。




タイトル クラウンレングスニングせずにセメントで底上げ出来ませんか
質問者 ちか31さん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 材料・機材関連
クラウンレングスニング(歯冠長延長)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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