唇で前歯を後ろに押す癖もTCHになりますか

相談者: 12月のまりおさん (24歳:男性)
投稿日時:2018-05-17 00:26:54
こんにちは。前回の質問では大変参考になりました。
ありがとうございました。


今回は表題の癖が知覚過敏の原因になるのかご教授願いたいと存じます。
症状としては右上の1・2番と、左上の1番が冷たいものを口にすると痛みます。

先日知覚過敏を治療するため、歯科医院に2回ほど通いました。
私は前歯が透けていて、インターネットで調べたところ酸蝕歯が原因で知覚過敏なのかと思っていました。

しかし、歯科医の先生は原因は別のところにあるとお考えでした。
食習慣や左上1番の歯がほんの少し欠けているところを見ると、歯ぎしりや食いしばりが原因ですが、軽く歯ぎしりしているところを見る限り、前歯に圧がかかるような歯並びではないので、どのように圧がかかっているのかまで原因は分からないと言われました。

その場では僕もどのように圧をかけていたのか分からなかったのですが、(主に寝ている間)唇で前歯を後ろに押す癖があることを思いだしました。


基本的にTCHは歯どうしの接触で起こるものだとネット検索や、こちらの掲示板で拝見したのですが、僕のような癖でもTCH,知覚過敏に繋がるようなものなのでしょうか。

長文で恐縮なのですが、どうかご回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-05-17 07:50:16
12月のまりお さん、こんにちは。

>唇で前歯を後ろに押す癖もTCHになりますか

歯どうしの接触でないのでしたら、その状態はTCHとは称しません。


>基本的にTCHは歯どうしの接触で起こるものだとネット検索や、こちらの掲示板で拝見した

何かしら、文言の解釈に誤解があるように思います。

TCHは、単に歯どうしの接触で「起こるもの」ではなく、上下の歯どうしを "持続的に" 接触させる「癖」のことを指します。

下記のリンク先を再読してください。


>(主に寝ている間)唇で前歯を後ろに押す癖があることを思いだしました。

歯根膜への持続的な微弱力の伝達という意味では、似たような事象が発現しているのかもしれませんね。

良くない癖を自覚しているのでしたら、是正に向けての努力を勧めます。

参考:TCH、歯列接触癖



1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-05-17 09:20:52
こんにちは。そういうのは不良習癖といいます。

歯にかかる力のバランスが悪いと歯並びに現れてくるでしょう。

歯科医は歯並びや歯の位置、傾きをみて歯にかかる力の方向性を考えていると思いますから歯に余計な圧がかかっているだろうと考えられたのであれば、歯並びに現れているのかもしれませんね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-05-17 17:34:21
『何故、そのような癖が生じたのか?』は一度考えてみる価値があるように思えます。
かかりつけの先生が時間をかけて診られたら、何らかの発見をされるような気はします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 12月のまりおさん
返信日時:2018-05-18 00:44:48
先生方

ご回答ありがとうございます。
唇で歯を後ろに押すのはTCHでなく、不良習癖というのですね。


なぜこの癖が生じてしまったのかは分かります。

私はアデノイドで、上顎前突気味なので、(今はしていませんが)昔に上前歯を引っ込めたいということで下の前歯や唇で押したりする癖がありました。

その癖の名残で今も寝ている間に唇で圧をかけてしまっています。(歯列矯正すればよかったじゃないかと突っ込むところですが今までところは諸事情でできていません)


歯並びのことはまた別件で伺うとして、やはりこの癖もTCHと同じような事象が起こり、知覚過敏の原因となりうるのですね。

通った歯科医の先生には、この癖が意識的にどうにかできるものではないからか、

「寝ている間の歯ぎしりや食いしばりなどの癖は治せません。
マウスピースなどをしても圧がかかることには変わりないので無理です」

と断言されました。


小林先生の言う是正に向けての努力というのはどのようなことをしたらよいのでしょうか。
ご教授お願いしたいです。
よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-05-18 07:31:09
12月のまりお さん、ご返信ありがとうございます。

>是正に向けての努力というのはどのようなことをしたらよいのでしょうか。

生活習慣を見直し、習癖を是正しようとする訳ですから、自分流で対応しようとするのではなく、12月のまりお さんの実態に合わせた指導をしていただき、それを実践すること、また、自分流になっていないかどうかチェックしていただく為に定期的に通院し続けることが良いように思います。

力のコントロールや栄養のコントロールについての是正指導も受けられる、ちゃんと予防に取り組んでいる施設で、よく指導していただくのが大事かと思います。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-05-18 09:01:45
睡眠時の舌のポジションを治す装置としてはフランスの先生が提供しているものや、歯科医技工士に作製を依頼するTPCという装置等々色々な装置があります。

保険適用可能かは微妙ですが、装置のコンセプトはたいてい同じで舌の位置の改善による睡眠時の気道の確保だと思います。


色々な事を色々な先生が考えて患者さんの悩みを改善しようとしていますから探してみてください。
TCHと同じように認知行動療法の一種でそのための補助具という位置づけのものです。




タイトル 唇で前歯を後ろに押す癖もTCHになりますか
質問者 12月のまりおさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 舌の病気・異常
その他(その他)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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