犬歯のすり減りで犬歯誘導できない場合の治療

相談者: ユノCHANさん (38歳:女性)
投稿日時:2018-10-01 09:17:20
犬歯のすり減りで、犬歯誘導ができていない場合についてです。

歯を削らないで足す治療は一般的ではないのでしょうか?
インターネットだとそのような治療を提案している医院もあるようです。
提案されないのはやはり外れやすいというデメリットがのみが考えられますでしょうか?


また、矯正・歯を削った上で足すという選択肢についてです。
それぞれのメリット・デメリットは、どのように考えられますでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-10-01 09:28:10
果たして、犬歯誘導にする必要性があるのかどうかを診てもらってください。

犬歯誘導は『結果』だと思いますよ。(個人的意見)

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-10-01 10:08:59
こんにちは。

一般的に良い歯並び噛み合わせの条件というものがあり、本来は矯正治療を行ってそれを早期に(できるだけ成長期に)獲得させておくことが望ましいとされているのですが、日本の場合矯正治療は保険適用されませんから矯正治療の機会を得る人は少ないので、何もしないで理想的な噛み合わせを自然に獲得出来ている人は少ないと思います。

理想的な歯列で、理想的な噛み合わせの位置で、理想的な前歯ガイドを天然に獲得される方は元々少ないのであまり気にされなくても良いように思います。


もしも健康な歯で天然の形態をできるだけ維持しつつ加齢によるダメージを回避していきたいとお考えならば、一度矯正治療を受けられきちんとした位置に歯を再配列してもらっておく事が望ましいでしょう。

歯根の位置や平行性バランス等まで変えることが出來骨や顎の骨の一部での再生や新生を促す事が可能になります。
そういう矯正治療は審美目的ではない矯正治療という事になるでしょう。


また、お口の中の歯をグルグル削り取って人工物にほとんど全てを置き換える場合はそういう咬合様式を修復物で与える事を考えてみる事になりますし、そうなってはじめて与える事ができる事になります。

1本2本のような中途半端な治療時にはそういうものを与えようと思っても与えられない場合がほとんどです。

という事で犬歯ガイドにだけ拘ると言うのは愚の骨頂という事になります。


噛み合わせはバランスですからそこだけに樹脂を盛ってもまた削れますから。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-10-01 10:30:07
ユノCHAN さん。

こんにちは。

犬歯誘導についてのご質問ですね。

藤森先生、船橋先生がおっしゃっているようにまずは犬歯誘導にする必要があるのか、を診断してもらう必要があると思います。


その上での回答ですが

>削らないで足す治療
>削った上で足す

これは対合歯とのクリアランスや誘導したい角度によって選択される要素だと思われますので一概に削った、削らないのみでメリット、デメリットが決まることではないと思います。

また、矯正については専門外なのであくまで想像ですが、すり減った犬歯の誘導路を修正するために矯正による歯の移動をコントロールすることは困難なように思います。

犬歯の舌面の誘導に使える膨らみや斜面は限られていますし、削れた長さを補完するために挺出させれば歯頸ラインも乱れます。


ご参考になれば幸いです。




タイトル 犬歯のすり減りで犬歯誘導できない場合の治療
質問者 ユノCHANさん
地域 埼玉
年齢 38歳
性別 女性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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