右上6番、劣化している銀歯を新しく詰めなおすべきかどうか

相談者: ゆりかもめ2018さん (45歳:女性)
投稿日時:2018-10-26 10:53:21
こんにちは。
以前、右上奥歯根幹治療について相談させていただきました。

その後、根幹治療は終了し、引っ越しに伴い別の医院で治療後の歯にセラミックのクラウンを被せることになりました。

その医院で、クラウンをかぶせる隣の歯(右上6番)の銀歯が劣化してきているのでやり直した方がよいという提案がありました。

銀歯を撮影した写真を見せていただくと、確かに劣化により表面の凹凸が目立っています。

先生曰く、

@この凹凸をそのままにし隣の歯にセラミックのクラウンをかぶせると、フロスが引っ掛かりやすくく神経のない歯との間に汚れが詰まりやすくなる。

Aせっかく、セラミックのクラウンを作って被せるのだから隣同士になる銀歯との間も適切なものにしたい(凹凸のあるままだとそれができない)。

とおっしゃいました。

しかし、私としては、虫歯だと判断されていない歯の銀歯をやり直すのは健康な歯を余計に削ることになるのではないかと不安です。

その銀歯自体は、記憶があいまいなのですが5年から10年ほど前に治療をしたものです。


お聞きしたいのは、

(1)この場合の銀歯のやり直しは、通常よくあるものですか。

(2)また、銀歯をやり直すとして、次に詰めるものは保険適用内の銀歯と、自由診療となるゴールドどちらが将来的に歯の健康を保つために適切でしょうか。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-10-26 13:33:10
うちでは銀歯のやり直しってのが メッチャ多いのですが、一見外から見ても悪くなさそうなのに、中を見てびっくり!!! ってことが非常に多いです。

銀歯自体の寿命は平均して5〜7年と言われていますが、実際に外して中を見るとグチャグチャに虫歯になっていることが多いです。

それはつまり、前の歯科医師が虫歯を取りきっていないことが考えられます。

残念ながら、保険適用の安い銀歯と、自由診療の高いセラミック
心理的にも物理的にも自由診療に比べるとクオリティが低くなりがちな銀歯。

内部の虫歯の除去も徹底されていないことが多いので、何年か経過したら内部で虫歯が進行していることが多いです。

時間と費用はかかりますが、ちゃんと直しておいた方が後々の後悔は避けることができます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆりかもめ2018さん
返信日時:2018-10-27 07:47:56
タカタ先生、お忙しい中ご回答ありがとございました。
また、平岡先生、ご回答を支持していただきありがとうございます。

それでは、銀歯はやり直す方向で検討してみます。

引き続き、Aの銀歯をやり直した後の、詰め物についてご意見をお待ちしております。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-10-27 12:32:30
ご相談ありがとうございます。

>Aの銀歯をやり直した後の、詰め物について

材料はお好みで選ぶこともできます。


ただし、そもそも治療目的を整理すると、材料だけで決められるのでしょうか。

目的には、2つあります。

1.穴埋めが目的、あるいはセラミックや銀歯という物を買う、
2.医療なので、材料が判断のトップに来るのではなく、健康回復が目的

2.ならば、将来どうなれば嬉しいのか、という目的を明確にして、その実現を目指すことが大事になります。


健康回復とは、よく噛め、生涯に渡ってできるだけ長く歯が残せることです。
その前提条件を揃えることが医療の第一段階となります。


またどうして虫歯などになったのか?!という原因も検査して変えておかないと長期の健康は得られません。
これは原因除去療法となります。


したがって根本的な解決を目指す治療ならば、目標や原因への対策を盛り込んだ具体的な治療計画となり、設計や治療時期やタイミングもすべてが含まれる総合的な考えとなります。


ちなみに当院でも銀歯のやり直しを無数にしていますが、高田先生の回答どおり、なんと殆どが内部の虫歯を取り残してました。
それは虫歯の検査をしていないからです。

神経を抜く抜髄)ことなく救えたはずの虫歯はそれこそもっと多いと想像できます。

それは虫歯の穴埋めに銀歯を使ったという、1.の目的なら、当時はそれでも良かったと思います。

でも健康回復とは、未来に目を向けた考えですから、過去との決別くらいはしておかなければなりません。
大変です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆりかもめ2018さん
返信日時:2018-10-27 13:42:57
さがら先生、お忙しい中ご回答ありがとうございます。

私の治療目的は、先生の示した目的からすると、2の健康回復に近いものです。

ですので、今回銀歯をやり直した後は、できるだけやり直しをせずに、自分の歯で人生を全うしたいというのが、一番の目的です。

その目的を達成するために、どうするべきか、考えた上での素材選択がベストですね。


以前は、歯に対する意識が低いときもありましたが、現在は定期的な健診、クリーニング、日々のブラッシング、お菓子の量の調整等で、過去との決別はできつつあると考えています。

先生のアドバイスをもとに慎重に選択を行いたいと思います。



タイトル 右上6番、劣化している銀歯を新しく詰めなおすべきかどうか
質問者 ゆりかもめ2018さん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 保険のインレー(銀・金属)
お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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