インプラントの自家骨移植で骨が定着しない原因と割合
相談者:
びび2255さん (37歳:女性)
投稿日時:2018-11-20 22:18:50
お世話になります。
右上第2歯を歯科矯正中のう歯により失ってしまいました。
その後、その部分にインプラントをと思いCTを撮ってもらうと、ほとんど上顎の骨がなかったため、右下奥歯から自家骨移植して金属プレートで5ヶ月固定しました。
いざプレートをとってみると肉芽ばかりで骨が作られていませんでした。
担当医は時々骨が定着しない人もいると言っていましたが、自分の骨が定着しないのには何か原因があるのではないかと不安に思いました。
自家骨移植する際、担当医が他の医師と(移植する骨の量について)
「これじゃあ少ないですかね?」
と言っていたのが気になって仕方ありません。
また、その他に自分に潜在的な骨の病気があるのではないかと
不安になりました。
回答いただく先生方の経験で、自家骨移植で骨が定着しなかった患者さんはどのくらいの頻度でいらっしゃいますか?
また、その原因は何だと思われますか?
担当医から今後の予定を立てましょうと言われましたが、ここまでの痛みと金額、医師への不安感でもうインプラントは辞めたほうが良いのではないかと弱気になっております。
ぜひ先生方の経験談と今後のアドバイスをいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
右上第2歯を歯科矯正中のう歯により失ってしまいました。
その後、その部分にインプラントをと思いCTを撮ってもらうと、ほとんど上顎の骨がなかったため、右下奥歯から自家骨移植して金属プレートで5ヶ月固定しました。
いざプレートをとってみると肉芽ばかりで骨が作られていませんでした。
担当医は時々骨が定着しない人もいると言っていましたが、自分の骨が定着しないのには何か原因があるのではないかと不安に思いました。
自家骨移植する際、担当医が他の医師と(移植する骨の量について)
「これじゃあ少ないですかね?」
と言っていたのが気になって仕方ありません。
また、その他に自分に潜在的な骨の病気があるのではないかと
不安になりました。
回答いただく先生方の経験で、自家骨移植で骨が定着しなかった患者さんはどのくらいの頻度でいらっしゃいますか?
また、その原因は何だと思われますか?
担当医から今後の予定を立てましょうと言われましたが、ここまでの痛みと金額、医師への不安感でもうインプラントは辞めたほうが良いのではないかと弱気になっております。
ぜひ先生方の経験談と今後のアドバイスをいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
回答1
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2018-11-21 07:04:20
びび2255 さんこんにちは。
右上第2番の歯を歯科矯正中失い、その部分にインプラントをと思いCTを撮ってもらうとほとんど上顎の骨がなかったため、右下奥歯から自家骨移植して5ヶ月固定したが、残念ながら骨が作られていなかったのですね。
担当医は時々骨が定着しない人もいると言っていたが、自分の骨が定着しないのには何か原因があるのではないかと不安に思っているのですね。
骨移植は、移植材の種類によって量は変わりますが一般的に移植した骨が多少吸収します。
また、その他に嚢胞で抜歯したようなので、嚢胞が残っている場合は骨ができにくいい事もあるかもしれませんね。
骨移植のタイミングとしては、インプラントを埋入する前に骨移植をする場合とインプラントを埋入する時に同時に骨移植をする場合があります。
骨移植を伴うインプラント治療は難易度が高いですから、インプラント専門医など経験豊富な先生などに相談されるといいと思います。
インプラント学会では、このような悩みを抱えた患者さんの為にインプラント相談医がいますので、お近くの相談医に相談されるのも1つのほほうかもしれません。
参考までに。
右上第2番の歯を歯科矯正中失い、その部分にインプラントをと思いCTを撮ってもらうとほとんど上顎の骨がなかったため、右下奥歯から自家骨移植して5ヶ月固定したが、残念ながら骨が作られていなかったのですね。
担当医は時々骨が定着しない人もいると言っていたが、自分の骨が定着しないのには何か原因があるのではないかと不安に思っているのですね。
骨移植は、移植材の種類によって量は変わりますが一般的に移植した骨が多少吸収します。
また、その他に嚢胞で抜歯したようなので、嚢胞が残っている場合は骨ができにくいい事もあるかもしれませんね。
骨移植のタイミングとしては、インプラントを埋入する前に骨移植をする場合とインプラントを埋入する時に同時に骨移植をする場合があります。
骨移植を伴うインプラント治療は難易度が高いですから、インプラント専門医など経験豊富な先生などに相談されるといいと思います。
インプラント学会では、このような悩みを抱えた患者さんの為にインプラント相談医がいますので、お近くの相談医に相談されるのも1つのほほうかもしれません。
参考までに。
相談者からの返信
相談者:
びび2255さん
返信日時:2018-11-21 07:53:13
加藤先生 丁寧なご返信ありがとうございます。
元々右上第2番の歯の奥に膿疱があり、副鼻腔炎を起こしてしまうもしれない、という配慮からかかりつけ医が近くの歯口科に紹介状を書いてくれました。
その治療の続きでインプラント治療をという運びでした。
膿疱も歯茎を切開し、除去してもらいました。(除去できたと願いたいです)
今回の骨が定着していなかった時も歯茎を切開しているので膿疱の有無は確認していると思いますが。
私が治療したところは病院に併設されている歯口科でした。
担当医はインプラント専門医かは不明ですが、腸骨からの骨移植もした経験があり、インプラント検討会議を全医師で行います。
と言われたので任せてしまった部分があります。
加藤先生のご経験上、骨移植、定着しなかった患者さんはいらっしゃいますか?
ご経験でも他の方の経験談でも良いです、可能な限り教えていただけると幸いです。
今後はインプラント相談医にまず相談してみたいと思います。
元々右上第2番の歯の奥に膿疱があり、副鼻腔炎を起こしてしまうもしれない、という配慮からかかりつけ医が近くの歯口科に紹介状を書いてくれました。
その治療の続きでインプラント治療をという運びでした。
膿疱も歯茎を切開し、除去してもらいました。(除去できたと願いたいです)
今回の骨が定着していなかった時も歯茎を切開しているので膿疱の有無は確認していると思いますが。
私が治療したところは病院に併設されている歯口科でした。
担当医はインプラント専門医かは不明ですが、腸骨からの骨移植もした経験があり、インプラント検討会議を全医師で行います。
と言われたので任せてしまった部分があります。
加藤先生のご経験上、骨移植、定着しなかった患者さんはいらっしゃいますか?
ご経験でも他の方の経験談でも良いです、可能な限り教えていただけると幸いです。
今後はインプラント相談医にまず相談してみたいと思います。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-11-21 08:47:14
ご相談ありがとうございます。
自家骨移植は高度な治療です。
慎重な上にも慎重に進めないとなりません。
それには基本的な外科医療の知識と技術が欠かせません。
またインプラントはあくまでも途中の手段であり、歯を作り快適な咀嚼ができる、健康な日常生活を取り戻すことが究極的な目標です。
それには補綴治療の知識と高度な技術が必要です。
歯科医師だけではできません。
訓練されたスタッフによるせめて約40種類の検査・診断の準備があってこそ、補綴治療計画も立てられ、見通しが出てインフォームド・コンセントが成立するからです。
また再発予防の用心も必要で、予防の知識と歯科衛生士の教育訓練も必須です。
その上で行えばあまり心配はありません。
>肉芽ばかりで骨が作られていませんでした。
典型的な基本的な失敗です。
それを防ぐことが治療計画だからです。
やり直しはさらに難しくなるからです。
>ここまでの痛み
骨移植はたくさん行っていますが、痛みがひどく出たことは一度もありませんでした。
2・3日痛かった人たちは半分くらいいましたが、鎮痛剤で乗り越えられました。
全く痛くない人たちもいました。
しかし、当然リスクはあります。
大きな移植になればなるほど、腫れます。
でも腫れが大きくても1週間くらいで引きます。
小さい腫れならば他人には気づかれません。
大きな骨移植では、骨を採取した部分からの内出血があり、打ち身のような色が出ますが、だんだん薄くなり黄色になって2週間くらいには消えます。
>担当医は時々骨が定着しない人もいると言っていましたが、
確かにあり得ます。
それだけ難しい治療だからです。
したがって、用心すれば成功します。
>自分の骨が定着しないのには何か原因があるのではないか
お体に問題があれば、術前の検査で治療を諦めているはずです。
したがって、ご自身に問題はなく、治療側の問題です。
いくら大きな病院であっても、またいろいろな専門家の会議をしても、執刀する歯科医師は一人だけです。
その医師の基礎実力がでる手術です。
>骨移植、定着しなかった患者さんはいらっしゃいますか?
おります。
経験の少ない初めの頃は失敗したからです。
もちろん失敗の想定はしておりましたから、その対応は準備しておりました。
もちろん痛みもなく、フォローしてインプラントで食事が無事できています。
大きな治療は慎重にしていただきましょう。
自家骨移植は高度な治療です。
慎重な上にも慎重に進めないとなりません。
それには基本的な外科医療の知識と技術が欠かせません。
またインプラントはあくまでも途中の手段であり、歯を作り快適な咀嚼ができる、健康な日常生活を取り戻すことが究極的な目標です。
それには補綴治療の知識と高度な技術が必要です。
歯科医師だけではできません。
訓練されたスタッフによるせめて約40種類の検査・診断の準備があってこそ、補綴治療計画も立てられ、見通しが出てインフォームド・コンセントが成立するからです。
また再発予防の用心も必要で、予防の知識と歯科衛生士の教育訓練も必須です。
その上で行えばあまり心配はありません。
>肉芽ばかりで骨が作られていませんでした。
典型的な基本的な失敗です。
それを防ぐことが治療計画だからです。
やり直しはさらに難しくなるからです。
>ここまでの痛み
骨移植はたくさん行っていますが、痛みがひどく出たことは一度もありませんでした。
2・3日痛かった人たちは半分くらいいましたが、鎮痛剤で乗り越えられました。
全く痛くない人たちもいました。
しかし、当然リスクはあります。
大きな移植になればなるほど、腫れます。
でも腫れが大きくても1週間くらいで引きます。
小さい腫れならば他人には気づかれません。
大きな骨移植では、骨を採取した部分からの内出血があり、打ち身のような色が出ますが、だんだん薄くなり黄色になって2週間くらいには消えます。
>担当医は時々骨が定着しない人もいると言っていましたが、
確かにあり得ます。
それだけ難しい治療だからです。
したがって、用心すれば成功します。
>自分の骨が定着しないのには何か原因があるのではないか
お体に問題があれば、術前の検査で治療を諦めているはずです。
したがって、ご自身に問題はなく、治療側の問題です。
いくら大きな病院であっても、またいろいろな専門家の会議をしても、執刀する歯科医師は一人だけです。
その医師の基礎実力がでる手術です。
>骨移植、定着しなかった患者さんはいらっしゃいますか?
おります。
経験の少ない初めの頃は失敗したからです。
もちろん失敗の想定はしておりましたから、その対応は準備しておりました。
もちろん痛みもなく、フォローしてインプラントで食事が無事できています。
大きな治療は慎重にしていただきましょう。
相談者からの返信
相談者:
びび2255さん
返信日時:2018-11-21 09:20:27
さがら先生 ご丁寧な返信、ありがとうございます。
先生のお話ですと、
肉芽ができている=基本的な失敗という見解ですね。
私ももしかしたら、と考えていた次第です。
と言いますのも、病院内の歯口科ですからかかりつけ医のクリニックよりも時間に追われているようで、数カ所の麻酔もこちらの呼吸が整う前にすぐ「麻酔でーす」とズブズブ刺していく状態でして、この治療が終わったら違う医師に相談しようと思っていたところでした。
現在金属プレートを抜いて2日目ですが、見事に右の顔面、目の下から右側の鼻、頬がボコッと腫れており、マスクなしでは外出できません。
前回の骨移植の際も「腫れます」と言われていましたが、1週間腫れっぱなしで、首の下まで内出血し、鎮痛剤も1日4回内服(限度は1日3回まで)を3日続けました。
精神的に何もやる気が起きませんでした。
インプラントができない場合、ブリッジと言われていたのですが、何もない歯を削ってまで歯をつけたほうが良いのか、1本だけをインプラントにした方がいいのではないかと考えていたのに、このような経験で非常に残念です。
今後、お金も時間も確かに必要ですが、治療に前向きになれるような医師に会えるといいなと強く思いました。
ありがとうございました。
先生のお話ですと、
肉芽ができている=基本的な失敗という見解ですね。
私ももしかしたら、と考えていた次第です。
と言いますのも、病院内の歯口科ですからかかりつけ医のクリニックよりも時間に追われているようで、数カ所の麻酔もこちらの呼吸が整う前にすぐ「麻酔でーす」とズブズブ刺していく状態でして、この治療が終わったら違う医師に相談しようと思っていたところでした。
現在金属プレートを抜いて2日目ですが、見事に右の顔面、目の下から右側の鼻、頬がボコッと腫れており、マスクなしでは外出できません。
前回の骨移植の際も「腫れます」と言われていましたが、1週間腫れっぱなしで、首の下まで内出血し、鎮痛剤も1日4回内服(限度は1日3回まで)を3日続けました。
精神的に何もやる気が起きませんでした。
インプラントができない場合、ブリッジと言われていたのですが、何もない歯を削ってまで歯をつけたほうが良いのか、1本だけをインプラントにした方がいいのではないかと考えていたのに、このような経験で非常に残念です。
今後、お金も時間も確かに必要ですが、治療に前向きになれるような医師に会えるといいなと強く思いました。
ありがとうございました。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-11-21 12:08:26
感想程度のコメントとしてください。
膿胞は歯根嚢疱だと思いますが、感染すると内部に膿が溜まりますから、確かに膿胞状になります。
疑問なのはなぜ除去時に人工骨移植をしなかったのかということです。
自家骨移植は嚢疱が大きければ、それだけ大きな骨を必要となりますから、私は技術的な未熟さもありますから、自家骨移植を嚢疱除去後にしたことはありません。
嚢疱が小さくて周囲の骨がしっかりしていれば、多くの場合すぐに骨ができてくるものです。
但し、嚢疱除去時に、表と裏の歯肉で(この場合唇側、舌側)袋ができてしまうくらいの(嚢疱が大きくて)状態ですと、その部の骨の再生は非常に難しくなります。
周囲に骨の壁が少なく基底部にしか充分な骨がないわけですから、骨伝導、骨誘導という考え方からでは難しくなるわけです。
自家骨移植は、ブロック状のものを固定しても、条件が良いときでも、30%くらい吸収するものです。
嚢疱は袋ですが、上皮成分があるからで、上2番の部位は胎生初期に顔面の突起が癒合する場所で、骨の中に上皮成分が残っていて、大きな嚢疱ができやすいのだと言われています。
それから嚢疱除去時に、十分な掻爬をしないと上皮成分が残り、嚢疱再発の可能性があるとも言われています。
上皮成分があると、骨形成には、邪魔者となる可能性があります。
今回のような、ケースでは、経験上では、困難をきわめるもののかんじです。
時間の記述がないので、判然としない面があります。
、
膿胞は歯根嚢疱だと思いますが、感染すると内部に膿が溜まりますから、確かに膿胞状になります。
疑問なのはなぜ除去時に人工骨移植をしなかったのかということです。
自家骨移植は嚢疱が大きければ、それだけ大きな骨を必要となりますから、私は技術的な未熟さもありますから、自家骨移植を嚢疱除去後にしたことはありません。
嚢疱が小さくて周囲の骨がしっかりしていれば、多くの場合すぐに骨ができてくるものです。
但し、嚢疱除去時に、表と裏の歯肉で(この場合唇側、舌側)袋ができてしまうくらいの(嚢疱が大きくて)状態ですと、その部の骨の再生は非常に難しくなります。
周囲に骨の壁が少なく基底部にしか充分な骨がないわけですから、骨伝導、骨誘導という考え方からでは難しくなるわけです。
自家骨移植は、ブロック状のものを固定しても、条件が良いときでも、30%くらい吸収するものです。
嚢疱は袋ですが、上皮成分があるからで、上2番の部位は胎生初期に顔面の突起が癒合する場所で、骨の中に上皮成分が残っていて、大きな嚢疱ができやすいのだと言われています。
それから嚢疱除去時に、十分な掻爬をしないと上皮成分が残り、嚢疱再発の可能性があるとも言われています。
上皮成分があると、骨形成には、邪魔者となる可能性があります。
今回のような、ケースでは、経験上では、困難をきわめるもののかんじです。
時間の記述がないので、判然としない面があります。
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回答4
回答5
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-11-22 09:02:08
嚢疱摘出にあたっては、開窓療法があって、骨の回復が大幅に期待できるものです。
お稲荷さんの皮のような状況になっては、骨ができにくくなります。
インプラントは抜歯前から準備したいのです。
沢山の人に知ってもらいたいので、付け加えさせてもらいました。
お稲荷さんの皮のような状況になっては、骨ができにくくなります。
インプラントは抜歯前から準備したいのです。
沢山の人に知ってもらいたいので、付け加えさせてもらいました。
相談者からの返信
相談者:
びび2255さん
返信日時:2018-11-23 15:27:39
松山先生 加藤先生
ご丁寧に返答していただきありがとうございます。
右上第2番の歯のう歯は一度グラスファイバーで芯を立てて治療しました。
数年後治療した歯茎が紫色になり、居住地が変わったため、治療してもらった歯医者ではなく現在のかかりつけ医に相談しました。
そうしましたら、膿疱ができている可能性があり、しかも鼻腔にまで達するような膿疱ができている可能性があるためクリニックではなく口腔外科で治療をと勧められたのが約2年前でした。
今回の治療はスクリューで砕いた骨を移植しましたが、次回は反対側の顎の骨からブロックで骨をとってきて、ネジで固定する方法もありますと言われました。
インプラントの希望がなければブリッジをと勧められました。
初めに骨移植する際に骨が定着しない場合もありますという
説明はありましたが、ブロックで移植するか、砕いた骨を移植するかの選択は求められなかったと思います。
骨移植する際の方法はインプラント検討会議(医師間の)で決まったのかもしれません。
今更ですが、何度も手術を受けるのは大変なので成功率が高い方法で骨移植して欲しかったと思います。
今の気持ちとしましては、インプラントはやめようかなという気持ちですが、インプラント以外となりますと、やはりブリッジしか選択肢はないのでしょうか?
と言いますのも、元々自分の歯であったときも右上第2番の歯は他の歯より短く仮歯で過ごした約1年半の間も仮歯が取れることなく過ごせました。
さらに元々食べ物を細かく切って奥歯で食べる習慣ですので前歯で噛みちぎるということはないのですが、担当医はブリッジを勧めます。
私としては何も問題のない歯を削ってまでブリッジをしなくてはいけないのか、なぜ仮歯で過ごしてはいけないのか、理由がわかりません。
度々の質問で申し訳ないのですが、教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
ご丁寧に返答していただきありがとうございます。
右上第2番の歯のう歯は一度グラスファイバーで芯を立てて治療しました。
数年後治療した歯茎が紫色になり、居住地が変わったため、治療してもらった歯医者ではなく現在のかかりつけ医に相談しました。
そうしましたら、膿疱ができている可能性があり、しかも鼻腔にまで達するような膿疱ができている可能性があるためクリニックではなく口腔外科で治療をと勧められたのが約2年前でした。
今回の治療はスクリューで砕いた骨を移植しましたが、次回は反対側の顎の骨からブロックで骨をとってきて、ネジで固定する方法もありますと言われました。
インプラントの希望がなければブリッジをと勧められました。
初めに骨移植する際に骨が定着しない場合もありますという
説明はありましたが、ブロックで移植するか、砕いた骨を移植するかの選択は求められなかったと思います。
骨移植する際の方法はインプラント検討会議(医師間の)で決まったのかもしれません。
今更ですが、何度も手術を受けるのは大変なので成功率が高い方法で骨移植して欲しかったと思います。
今の気持ちとしましては、インプラントはやめようかなという気持ちですが、インプラント以外となりますと、やはりブリッジしか選択肢はないのでしょうか?
と言いますのも、元々自分の歯であったときも右上第2番の歯は他の歯より短く仮歯で過ごした約1年半の間も仮歯が取れることなく過ごせました。
さらに元々食べ物を細かく切って奥歯で食べる習慣ですので前歯で噛みちぎるということはないのですが、担当医はブリッジを勧めます。
私としては何も問題のない歯を削ってまでブリッジをしなくてはいけないのか、なぜ仮歯で過ごしてはいけないのか、理由がわかりません。
度々の質問で申し訳ないのですが、教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
回答6
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-11-23 17:39:14
自家骨移植は、骨造成のゴールドスタンダードでとして最善ではないかとされています。
条件が良ければの話で、人工骨と混ぜて使う方法もあります。
ブロックでなければ、削合とか、特殊ドリルで穴堀式に採取することができます。
自家骨移植ということに目を奪われていて、肝心なスタートが問題であった事に気づいて欲しいと思います。
鼻腔底云々であれば大きな嚢疱でしょう。
骨の回復をのぞむなら、開窓療法をしてもらいたかったのです。
ほねのできかたが全然異なり目を見張る程のものなのです。
前に書いたとうり除去術では、大きな嚢疱では、歯肉がお稲荷さんの袋みたいになってしまっては、難しくなります。
自家骨と言えどもです。
開窓療法でなくてもある程度基底のほねが回復してから望ましいのです。
それ故、常々、インプラントは抜歯のときから始まりますと
しているのは、このようなことなのです。
抜歯原因に歯根周囲に、すなわち、骨に問題を生じていた場合の骨造成はすんなりといかないことが、殆どです。
結論的には、条件が悪すぎるような気がしてこれからもすんなりゆくようには思えません。
欠損部補綴はご自分の希望とうりにすればよいと思います。
条件が良ければ、接着性ブリッジで歯を削らなくてできるかもしれません。
以上、感想的なものとしてもらいます。
条件が良ければの話で、人工骨と混ぜて使う方法もあります。
ブロックでなければ、削合とか、特殊ドリルで穴堀式に採取することができます。
自家骨移植ということに目を奪われていて、肝心なスタートが問題であった事に気づいて欲しいと思います。
鼻腔底云々であれば大きな嚢疱でしょう。
骨の回復をのぞむなら、開窓療法をしてもらいたかったのです。
ほねのできかたが全然異なり目を見張る程のものなのです。
前に書いたとうり除去術では、大きな嚢疱では、歯肉がお稲荷さんの袋みたいになってしまっては、難しくなります。
自家骨と言えどもです。
開窓療法でなくてもある程度基底のほねが回復してから望ましいのです。
それ故、常々、インプラントは抜歯のときから始まりますと
しているのは、このようなことなのです。
抜歯原因に歯根周囲に、すなわち、骨に問題を生じていた場合の骨造成はすんなりといかないことが、殆どです。
結論的には、条件が悪すぎるような気がしてこれからもすんなりゆくようには思えません。
欠損部補綴はご自分の希望とうりにすればよいと思います。
条件が良ければ、接着性ブリッジで歯を削らなくてできるかもしれません。
以上、感想的なものとしてもらいます。
相談者からの返信
相談者:
びび2255さん
返信日時:2018-11-26 16:37:04
松山先生 最後までコメントありがとうございました。
他の先生方もご丁寧に教えていただきありがとうございました。
なんでもそうですが、自分の身に関わることはよく調べて、このような掲示板を利用してたくさんの方の意見を聞いてから決断したいと強く思いました。
管理人さん
このような場所を設けていただきありがとうございました。
他の先生方もご丁寧に教えていただきありがとうございました。
なんでもそうですが、自分の身に関わることはよく調べて、このような掲示板を利用してたくさんの方の意見を聞いてから決断したいと強く思いました。
管理人さん
このような場所を設けていただきありがとうございました。
回答7
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-11-26 17:38:18
ネットの情報は、自虐とか謙遜ではありませんが、私の情報も含めて、鵜呑みにしないようにしてください。
タイトル | インプラントの自家骨移植で骨が定着しない原因と割合 |
---|---|
質問者 | びび2255さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラントその他 口腔外科関連 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。