装着したクラウンが噛み合わない
相談者:
itatiさん (64歳:男性)
投稿日時:2018-12-16 11:14:29
右の上下5の虫歯を治療中の者です。
現在は仮歯の冠が入っていますが、5日前に下を本歯のプラスティック冠に置き換えました。
本歯は根が短いため4との2連冠になっています。
型取はかみ合わせなどを調べながら、かなり時間をかけて細かく行ったようです。
ところが出来上がった歯を入れてみると少し低いのです。
接着する前にも咬合紙を何度も噛んで確認し接着しました。
しかし後で噛み合せてみると間がすいている感じで、左の歯が早期接触してカチカチ音がするのです。
食事は顎をずらせばそれ程問題はありません。
先生も
「噛みあわせが少し変わります」
とか
「すこし右のアタリが弱いと思いますが、これは上の5を入れる時に調節します」
との事でした。
歯と言うのは静かに噛み合せた時に、左右同時にピタリと合うのが自然だと以前聞きました。
確かに仮歯の時はレジンを盛り咬合紙を噛んだりして、左右差が無いようにピタリと合わさっていました。
しかし細かく確認をして型取りした冠が噛み合わない感じで少し戸惑っています。
私は右側は上下6、7がありません。
左も上下7がありません。
そのせいなのかなとも思ったりしていますが…。
次回診察の時に報告しようと思いますが、この時低い歯を少し高くして欲しいとか、上の5を入れる時に少し強めに当たるようにして欲しいと頼むのはダメでしょうか。
現在は仮歯の冠が入っていますが、5日前に下を本歯のプラスティック冠に置き換えました。
本歯は根が短いため4との2連冠になっています。
型取はかみ合わせなどを調べながら、かなり時間をかけて細かく行ったようです。
ところが出来上がった歯を入れてみると少し低いのです。
接着する前にも咬合紙を何度も噛んで確認し接着しました。
しかし後で噛み合せてみると間がすいている感じで、左の歯が早期接触してカチカチ音がするのです。
食事は顎をずらせばそれ程問題はありません。
先生も
「噛みあわせが少し変わります」
とか
「すこし右のアタリが弱いと思いますが、これは上の5を入れる時に調節します」
との事でした。
歯と言うのは静かに噛み合せた時に、左右同時にピタリと合うのが自然だと以前聞きました。
確かに仮歯の時はレジンを盛り咬合紙を噛んだりして、左右差が無いようにピタリと合わさっていました。
しかし細かく確認をして型取りした冠が噛み合わない感じで少し戸惑っています。
私は右側は上下6、7がありません。
左も上下7がありません。
そのせいなのかなとも思ったりしていますが…。
次回診察の時に報告しようと思いますが、この時低い歯を少し高くして欲しいとか、上の5を入れる時に少し強めに当たるようにして欲しいと頼むのはダメでしょうか。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-12-16 12:13:35
こんにちは。
歯科医が対向の冠で噛ますようにすると説明しているのであればとりあえずそのようにされるのではないでしょうか?
それが良いのか?悪いのか?についてはわかりませんが、診断した歯科医にも噛み合わせが低いことはわかっているような内容ですね。
歯科医が対向の冠で噛ますようにすると説明しているのであればとりあえずそのようにされるのではないでしょうか?
それが良いのか?悪いのか?についてはわかりませんが、診断した歯科医にも噛み合わせが低いことはわかっているような内容ですね。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-12-19 08:50:19
ご相談ありがとうございます。
>この時低い歯を少し高くして欲しいとか、
上の5を入れる時に少し強めに当たるようにして欲しいと頼むのはダメでしょうか。
ダメとも言いきれませんが、とてもリスクがあります。
その方針が良い結果のゴールを出せるかどうかの見通しが、患者さんの感覚だけに頼るしかないからです。
ゴールの設定
仮に高くする場合、あらかじめ何ミリくらいかをきちんと設計して決めなければなりませんが、患者さんには具体的に、何ミリ高くして〜、とは決められません。
感覚とは、なんとなく感じる、というだけだからです。
設定の根拠が、患者さんの体調によっては明日には変化してしまうかもしれない、感覚だけならばやってみなければわからない、という運まかせみたいに不確実だからです。
つまり治ったというゴールが定まらないため、治療がいつ終わるか分からなくなったり、くり返し削ることで歯がどんどんダメになったりと今より悪化するリスクがあるからです。
設計
例えば大工さんが、テーブルの高さを決めるときには材木の長さを何センチ何ミリときっちり決めてのこぎりで切ります。
でも使う人は、肘の高さがこの辺だから、この辺の高さがいいんだけどな〜、使ってみないとわからないな〜、使って合わなければまた捨てなくちゃな〜、って思うだけです。
そこで学んでいる経験の多い大工さんは、その人の肘までの高さを測定してテーブルの高さを何ミリと設計を決めてから作りますね。
できあがると、ぴったりです〜、とても使いやすくなりました〜、と感じて喜んでもらえます。
治療計画
治療計画は患者さんの希望や感想を聞き、相談しながら決めることはとても大事です。
もちろん歯科医師のこんな感じでいいんじゃないかな〜、という個人的な感覚だけでも片手落ちだから不正確です。
ただし本当に治したいという医療ならば、患者さんも歯科医師も勘や感覚だけに頼るのではなく、医学的な検査をして、健康な基準に向けて健康回復するという、専門家の診断による設計も重要です。
検査
大きな病院でも、ほんとうに治したいならば毎回検査をしますね。
患者さんの感覚は、歯科医師にとってお話を聞かないとわかりません。
いっぽう、検査や診断は、専門家の仕事なので、患者さんにはできません。
なので、両方組み合わせることが、治すコツとなります。
それには噛む位置を探すいろいろな検査があります。
よく相談しましょう。
>この時低い歯を少し高くして欲しいとか、
上の5を入れる時に少し強めに当たるようにして欲しいと頼むのはダメでしょうか。
ダメとも言いきれませんが、とてもリスクがあります。
その方針が良い結果のゴールを出せるかどうかの見通しが、患者さんの感覚だけに頼るしかないからです。
ゴールの設定
仮に高くする場合、あらかじめ何ミリくらいかをきちんと設計して決めなければなりませんが、患者さんには具体的に、何ミリ高くして〜、とは決められません。
感覚とは、なんとなく感じる、というだけだからです。
設定の根拠が、患者さんの体調によっては明日には変化してしまうかもしれない、感覚だけならばやってみなければわからない、という運まかせみたいに不確実だからです。
つまり治ったというゴールが定まらないため、治療がいつ終わるか分からなくなったり、くり返し削ることで歯がどんどんダメになったりと今より悪化するリスクがあるからです。
設計
例えば大工さんが、テーブルの高さを決めるときには材木の長さを何センチ何ミリときっちり決めてのこぎりで切ります。
でも使う人は、肘の高さがこの辺だから、この辺の高さがいいんだけどな〜、使ってみないとわからないな〜、使って合わなければまた捨てなくちゃな〜、って思うだけです。
そこで学んでいる経験の多い大工さんは、その人の肘までの高さを測定してテーブルの高さを何ミリと設計を決めてから作りますね。
できあがると、ぴったりです〜、とても使いやすくなりました〜、と感じて喜んでもらえます。
治療計画
治療計画は患者さんの希望や感想を聞き、相談しながら決めることはとても大事です。
もちろん歯科医師のこんな感じでいいんじゃないかな〜、という個人的な感覚だけでも片手落ちだから不正確です。
ただし本当に治したいという医療ならば、患者さんも歯科医師も勘や感覚だけに頼るのではなく、医学的な検査をして、健康な基準に向けて健康回復するという、専門家の診断による設計も重要です。
検査
大きな病院でも、ほんとうに治したいならば毎回検査をしますね。
患者さんの感覚は、歯科医師にとってお話を聞かないとわかりません。
いっぽう、検査や診断は、専門家の仕事なので、患者さんにはできません。
なので、両方組み合わせることが、治すコツとなります。
それには噛む位置を探すいろいろな検査があります。
よく相談しましょう。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-12-19 12:45:38
こんにちは。
装着した歯が低い感じがするという事ですね。
以前仮歯を入れた時具合が良かったという事なので低い可能性は高いと?思います。
主治医に現在の状態を伝えて改善してもらうのがいいように思います。
装着した歯が低い感じがするという事ですね。
以前仮歯を入れた時具合が良かったという事なので低い可能性は高いと?思います。
主治医に現在の状態を伝えて改善してもらうのがいいように思います。
相談者からの返信
相談者:
itatiさん
返信日時:2018-12-23 14:22:16
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-12-23 15:24:54
相談者からの返信
相談者:
itatiさん
返信日時:2018-12-27 14:41:29
先日、クリニックへ行って来ました。
色々とアドバイスを戴いたので、山田先生のアドバイスから自分の現在の状態「4番、5番が低いのでは…」と率直に話してみました。
主治医は
「では細かくチェックしてみます」
と咬合紙で4番、5番の噛み合わせを細かくチェックして
「まあ、こんなもんでしょう」
でした。
どうやら状況は分かっているようなので、ふなちゃん先生のアドバイス通り、任せる事にしました。
その日は型取りをせずに、右上5番の仮歯の修正でした。型取りは次回らしいです。ところが修正した仮歯を噛むと、左右ピタリと入っていました。
なぜ低くしたのか理由を聞いてみますと
「上の5番はプラスティック冠をいれますが、ただ金属冠と違って咬合面を厚めに作る必要があります。
そのマージンを取るために、下の5番を少し低く作りました
」との事でした。
4番を弱めにしたのは、私の歯は5番で噛んでいるかららしいです。
藤森先生やさがら先生のお話しのように確かに調整は難しいようで、専門的な診査をしながら治療を進めていたようです。
色々とアドバイスを戴いたので、山田先生のアドバイスから自分の現在の状態「4番、5番が低いのでは…」と率直に話してみました。
主治医は
「では細かくチェックしてみます」
と咬合紙で4番、5番の噛み合わせを細かくチェックして
「まあ、こんなもんでしょう」
でした。
どうやら状況は分かっているようなので、ふなちゃん先生のアドバイス通り、任せる事にしました。
その日は型取りをせずに、右上5番の仮歯の修正でした。型取りは次回らしいです。ところが修正した仮歯を噛むと、左右ピタリと入っていました。
なぜ低くしたのか理由を聞いてみますと
「上の5番はプラスティック冠をいれますが、ただ金属冠と違って咬合面を厚めに作る必要があります。
そのマージンを取るために、下の5番を少し低く作りました
」との事でした。
4番を弱めにしたのは、私の歯は5番で噛んでいるかららしいです。
藤森先生やさがら先生のお話しのように確かに調整は難しいようで、専門的な診査をしながら治療を進めていたようです。
回答5
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-12-28 14:02:12
>右側は上下6、7がありません
ということは、下顎の奥の方で右側が持ち上がり、下顎が少なからず偏位しているはずです。
わかりにくいとは、おもいますが、5番の奥歯がないことに加えて、偏位の為に5番には強い負担がかかるようになります。
本来ならば奥歯の部分で何らかの形で咬合支持を施さなければいけないのですが、実際には、厳密な意味でのしっかりした咬合支持は難しい面があります。
従って、現状では、妥協した状態になっているわけです。
その状態で、充分な咬合力負担をさせようとすると、5番にとっては負担過重となってしまい簡単な言い方にすると、早期脱落に繋がりかねません。
以上の事から、十分な咬合高径のある冠を入れることは、良し悪しを勘案しなければなりませんが、難しいことになります。
ということは、下顎の奥の方で右側が持ち上がり、下顎が少なからず偏位しているはずです。
わかりにくいとは、おもいますが、5番の奥歯がないことに加えて、偏位の為に5番には強い負担がかかるようになります。
本来ならば奥歯の部分で何らかの形で咬合支持を施さなければいけないのですが、実際には、厳密な意味でのしっかりした咬合支持は難しい面があります。
従って、現状では、妥協した状態になっているわけです。
その状態で、充分な咬合力負担をさせようとすると、5番にとっては負担過重となってしまい簡単な言い方にすると、早期脱落に繋がりかねません。
以上の事から、十分な咬合高径のある冠を入れることは、良し悪しを勘案しなければなりませんが、難しいことになります。
タイトル | 装着したクラウンが噛み合わない |
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質問者 | itatiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 64歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)その他 クラウン(被せ物)の隙間・適合 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。