[写真あり] 上前歯の根が短く抜けるリスクがあるが出っ歯の矯正がしたい
相談者:
かきぴさん (23歳:女性)
投稿日時:2018-12-19 21:16:54
こんにちは。
私は生まれつき左右上1番の両前歯の根が短く、普通の人の半分以下の長さしかありません。
ですが、出っ歯を治したく随分前から矯正を考えています。
数々の大学病院から矯正専門歯科をまわりましたが、歯の根が短く矯正を断られる病院もありました。
大学病院では、上顎の両前歯は装置を付けると抜けてしまう可能性が高いので、最初から健康な歯を抜歯するのではなく(普通なら4番の歯を抜くと説明を受けました)、根が短くリスクのある上顎両前歯を抜きその脇の歯たちを中心に寄せる形の矯正を提案されました。
上顎両前歯を抜いた後は仮歯などを付けながら装置をつけ、見た感じはなるべく悪くならないようにして下さるとのことです。
ですが、上顎前歯の脇の歯(上左右2番と言うのでしょうか)も根が短く、その歯も装置を付け動かすと抜ける可能性があるとのこと。
もし抜けてしまった場合は矯正後、前歯のインプラントを提案されましたが、矯正後の骨の状態によってインプラントができるかどうか判断すると言われました。
矯正後に精密検査をしないとインプラントができるかどうかわからないとのことでした。
インプラントを必ずしもできるという保証がないまま矯正を始めてしまうのが怖いです。
前歯のインプラントもあまり聞いた事がないので不安です。
歴史も浅いと聞きました。
またその時の状況によってはブリッジなども、と説明を受けました。
最初から上顎両前歯を抜いてしまうのが勿体無いと思ったので、セラミックなどの審美でも良いのかなと考えたのですが、見てくれだけ今よりは綺麗になっても出っ歯なのは変わらずだなと思っています。
また、外科手術を提案された大学病院もありました。上顎の骨を切り、前歯が出ている分を後ろに移動させ、矯正装置での移動距離をなるべく少なくして根が短い歯への負担を軽減させるとの事でした。
それとは逆に下顎の骨を切り何かを入れ上顎が出ている分下顎を前に出す、という事も提案されました。
ただ正直リスクが大きすぎて怖く、踏みとどまっています。
何か良い方法はないでしょうか。
前歯の短い患者さんを受け持っていた、受け持っている矯正歯科の先生はいらっしゃるでしょうか。
ご意見伺えると幸いです。
お忙しい中大変恐れ入りますが、どうかよろしくお願い致します。
画像1
私は生まれつき左右上1番の両前歯の根が短く、普通の人の半分以下の長さしかありません。
ですが、出っ歯を治したく随分前から矯正を考えています。
数々の大学病院から矯正専門歯科をまわりましたが、歯の根が短く矯正を断られる病院もありました。
大学病院では、上顎の両前歯は装置を付けると抜けてしまう可能性が高いので、最初から健康な歯を抜歯するのではなく(普通なら4番の歯を抜くと説明を受けました)、根が短くリスクのある上顎両前歯を抜きその脇の歯たちを中心に寄せる形の矯正を提案されました。
上顎両前歯を抜いた後は仮歯などを付けながら装置をつけ、見た感じはなるべく悪くならないようにして下さるとのことです。
ですが、上顎前歯の脇の歯(上左右2番と言うのでしょうか)も根が短く、その歯も装置を付け動かすと抜ける可能性があるとのこと。
もし抜けてしまった場合は矯正後、前歯のインプラントを提案されましたが、矯正後の骨の状態によってインプラントができるかどうか判断すると言われました。
矯正後に精密検査をしないとインプラントができるかどうかわからないとのことでした。
インプラントを必ずしもできるという保証がないまま矯正を始めてしまうのが怖いです。
前歯のインプラントもあまり聞いた事がないので不安です。
歴史も浅いと聞きました。
またその時の状況によってはブリッジなども、と説明を受けました。
最初から上顎両前歯を抜いてしまうのが勿体無いと思ったので、セラミックなどの審美でも良いのかなと考えたのですが、見てくれだけ今よりは綺麗になっても出っ歯なのは変わらずだなと思っています。
また、外科手術を提案された大学病院もありました。上顎の骨を切り、前歯が出ている分を後ろに移動させ、矯正装置での移動距離をなるべく少なくして根が短い歯への負担を軽減させるとの事でした。
それとは逆に下顎の骨を切り何かを入れ上顎が出ている分下顎を前に出す、という事も提案されました。
ただ正直リスクが大きすぎて怖く、踏みとどまっています。
何か良い方法はないでしょうか。
前歯の短い患者さんを受け持っていた、受け持っている矯正歯科の先生はいらっしゃるでしょうか。
ご意見伺えると幸いです。
お忙しい中大変恐れ入りますが、どうかよろしくお願い致します。
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回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-12-20 00:23:47
こんにちは。
前突が酷いとパノラマ写真では根は短く映るのですが、どの程度の短さなのかわかっていますか?
今はCTが開業医では普及しているので、長さを測定してもらうとよいかもしれません。
その上で考えてもらうとよいかもしれませんね。
矯正治療には様々なリスクがつきものですから、しっかり治療前に色々情報を得た上で治療計画を立てるのが、歯科医にとってもリスク回避になりますから調べてもらうとよいでしょう。
前突が酷いとパノラマ写真では根は短く映るのですが、どの程度の短さなのかわかっていますか?
今はCTが開業医では普及しているので、長さを測定してもらうとよいかもしれません。
その上で考えてもらうとよいかもしれませんね。
矯正治療には様々なリスクがつきものですから、しっかり治療前に色々情報を得た上で治療計画を立てるのが、歯科医にとってもリスク回避になりますから調べてもらうとよいでしょう。
相談者からの返信
相談者:
かきぴさん
返信日時:2018-12-21 23:45:39
Dr.ふなちゃん先生
こんにちは。
CTで長さを測定したこともあるのですが、やはり私の前歯の歯の根は通常の長さの半分以下とのことでした。
リスクが大きいので治療まで踏み出せずにいますが、どの方法が最善なのか、何とか良い方法が見つからないか引き続き模索していきます。
お忙しい中ご回答本当にありがとうございます。
こんにちは。
CTで長さを測定したこともあるのですが、やはり私の前歯の歯の根は通常の長さの半分以下とのことでした。
リスクが大きいので治療まで踏み出せずにいますが、どの方法が最善なのか、何とか良い方法が見つからないか引き続き模索していきます。
お忙しい中ご回答本当にありがとうございます。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-12-22 15:21:56
CTで測定されていて半分以下の長さということであれば、側切歯のほうが長いのでしょう。
であれば大学病院が提示した治療計画に従ったほうがよいのかもしれません。
矯正治療によって必ず歯根はより短くなり、根尖は丸まるだろうと予測して、また移動方向に対する骨量も考慮して治療計画を立ててくれるはずです。
通常よりリスクが高くトラブルになる可能性があるならば、一般開業医では治療を引き受けてくれないかもしれません。
>上顎前歯の脇の歯(上左右2番と言うのでしょうか)も根が短く、その歯も装置を付け動かすと抜ける可能性があるとのこと。
側切歯も同じように短いのでしょうか?
どちらを残して治療を進めたほうがよいのか?という見極めは、重要になってきそうですね。
リスクが高い治療になることはどの歯科医院も伝えているようですから、それを許容してまで治療を受けるか?はご自身がよく説明を求めて判断してください。
歯冠修復(4本便宜抜髄を伴った)で出っ歯の改善を行うとすれば、出っ歯の歯茎の部分は変わらないので頭だけを変えることになるし、上下のかみ合わせを大きく変えられないので、現段階で歯冠部の方向のみを歯冠修復物で変えたときに、下の歯はどこに対向するのか?というのをよく考えて治療を進めなければ、歯冠修復物のもちも短くなるので、トラブルを生じやすいということになるかもしれません。
下顎と臼歯部は矯正治療を行うなどの併用型というのも、考えてもらうとよいかもしれませんね。
大学病院が複数の科があるので、一応総合的に考えてくれるだろうという施設になっていますから、矯正歯科の先生にリスク回避のために、歯冠修復物を併用したタイプの矯正治療法についても検討してもらうとよいのかもしれませんね。
>前歯のインプラントもあまり聞いた事がないので不安です。
>歴史も浅いと聞きました。
>またその時の状況によってはブリッジなども、と説明を受けました。
前歯のインプラントはケースはすでに多くあるでしょう。
どんどん進化中の治療法なので歴史は止まっていないという感じです。
海外では歯肉色にコーティングした前歯用インプラントもあったりしますし、いざとなれば何等かの方法で前歯が歯抜けという状態は回避できるといっていると理解されたらよいでしょう。
ブリッジというのも前歯を失った人は多くしています。(外傷や破折歯による歯の欠損修復で)
リスクが通常の方より高いので、治療に関するリスクを理解して許容されますか?と尋ねられているのでしょう。
理解できず許容できないという場合は、残念ですがどこでも治療はしてもらえないということでしょうから、他の人より条件が悪いのだということを十分理解されて治療をするのか?しないのか?を選択してください。
であれば大学病院が提示した治療計画に従ったほうがよいのかもしれません。
矯正治療によって必ず歯根はより短くなり、根尖は丸まるだろうと予測して、また移動方向に対する骨量も考慮して治療計画を立ててくれるはずです。
通常よりリスクが高くトラブルになる可能性があるならば、一般開業医では治療を引き受けてくれないかもしれません。
>上顎前歯の脇の歯(上左右2番と言うのでしょうか)も根が短く、その歯も装置を付け動かすと抜ける可能性があるとのこと。
側切歯も同じように短いのでしょうか?
どちらを残して治療を進めたほうがよいのか?という見極めは、重要になってきそうですね。
リスクが高い治療になることはどの歯科医院も伝えているようですから、それを許容してまで治療を受けるか?はご自身がよく説明を求めて判断してください。
歯冠修復(4本便宜抜髄を伴った)で出っ歯の改善を行うとすれば、出っ歯の歯茎の部分は変わらないので頭だけを変えることになるし、上下のかみ合わせを大きく変えられないので、現段階で歯冠部の方向のみを歯冠修復物で変えたときに、下の歯はどこに対向するのか?というのをよく考えて治療を進めなければ、歯冠修復物のもちも短くなるので、トラブルを生じやすいということになるかもしれません。
下顎と臼歯部は矯正治療を行うなどの併用型というのも、考えてもらうとよいかもしれませんね。
大学病院が複数の科があるので、一応総合的に考えてくれるだろうという施設になっていますから、矯正歯科の先生にリスク回避のために、歯冠修復物を併用したタイプの矯正治療法についても検討してもらうとよいのかもしれませんね。
>前歯のインプラントもあまり聞いた事がないので不安です。
>歴史も浅いと聞きました。
>またその時の状況によってはブリッジなども、と説明を受けました。
前歯のインプラントはケースはすでに多くあるでしょう。
どんどん進化中の治療法なので歴史は止まっていないという感じです。
海外では歯肉色にコーティングした前歯用インプラントもあったりしますし、いざとなれば何等かの方法で前歯が歯抜けという状態は回避できるといっていると理解されたらよいでしょう。
ブリッジというのも前歯を失った人は多くしています。(外傷や破折歯による歯の欠損修復で)
リスクが通常の方より高いので、治療に関するリスクを理解して許容されますか?と尋ねられているのでしょう。
理解できず許容できないという場合は、残念ですがどこでも治療はしてもらえないということでしょうから、他の人より条件が悪いのだということを十分理解されて治療をするのか?しないのか?を選択してください。
相談者からの返信
相談者:
かきぴさん
返信日時:2018-12-27 22:52:16
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-12-28 08:27:42
ご相談ありがとうございます。
歯根吸収を予防する方法としては、矯正治療にコルチコトミーとオステオトミーと矯正用インプラントを併用することで効果が上がると言われています。
この方法は、本式の訓練を受けた歯科医師だけが唯一、安全に治療できます。
また矯正治療全般に言えることですが、
矯正治療中の虫歯予防・歯周病予防という治療計画が欠かせません。
特にコルチコトミーを併用する場合はとりわけ、予防プログラムが必須です。
ただ単純に、歯磨きを頑張れ、クリーニングに来てね、では予防になりません。
気をつけましょう。
きちんと予防医療を受けておかないと、矯正治療が終わった後で、歯がグラグラになったり、表面の色がまだら模様の汚れた歯になってしまったり、差し歯になったり、歯そのものを失うことも少なくありません。
よく調べましょう。
歯根吸収を予防する方法としては、矯正治療にコルチコトミーとオステオトミーと矯正用インプラントを併用することで効果が上がると言われています。
この方法は、本式の訓練を受けた歯科医師だけが唯一、安全に治療できます。
また矯正治療全般に言えることですが、
矯正治療中の虫歯予防・歯周病予防という治療計画が欠かせません。
特にコルチコトミーを併用する場合はとりわけ、予防プログラムが必須です。
ただ単純に、歯磨きを頑張れ、クリーニングに来てね、では予防になりません。
気をつけましょう。
きちんと予防医療を受けておかないと、矯正治療が終わった後で、歯がグラグラになったり、表面の色がまだら模様の汚れた歯になってしまったり、差し歯になったり、歯そのものを失うことも少なくありません。
よく調べましょう。
タイトル | [写真あり] 上前歯の根が短く抜けるリスクがあるが出っ歯の矯正がしたい |
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質問者 | かきぴさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 23歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 その他(写真あり) 根の病気・異常その他 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。